From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日はあなたに、
「孟子に学ぶ・打たれ強いゴルファーの知恵」
について、お話ししたいと思います。
以前から私のメールマガジンをお読みの方ならご存知でしょうが
久しぶりの「中国古典シリーズ」のお話です。
孟子の話と聞いても、なじみが薄く感じるかもしれませんが、
内容はとても本質的なので、理解することは難しくありません。
その点は、どうぞご安心下さい。
もちろん、ゴルフに役立つ内容です。
過去の「中国古典編」バックナンバー
せっかくですので、以前に「中国古典編」として
取り上げた話を一部、こちらにご紹介しておきます。
お時間ありましたら、こちらもどうぞ。
ゴルフで「自分がみじめだ」と感じた時は…
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孔子・中庸に学ぶゴルフ上達の知恵
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天のまさに大任を降さんとするや
天の将に大任をこの人に降(おろ)さんとするや、
必ず先(ま)ずその心志(しんし)を苦しめ、
その筋骨(きんこつ)を労し、
その体膚(たいふ)を餓(う)えしめ、
その身を空乏(くうぼう)し、
そのなす所を払乱(ふつらん)せしむ。
心を動かして性に忍び、
その能くせざりし所を益(よ)くせしめんがためなり。
人恒(つね)に過(あやま)ちて、
然(しか)る後に能(よ)く改(あらた)む。
心を困(こん)し、慮(りょ)を衡(はか)りて、
而(しか)る後に作る。
色を徴(ちょう)し、声を発して、
而(しか)る後に喩(さと)る。
(『孟子』 告子章句下 十五)
現代語訳は、こんな感じです。
(現代語訳)
天が地上の人に大任を下そうとするときには、
必ずまずはその人の心を苦しめるものだ。
肉体を苦労させ、餓えに苦しませ、
しようとすることをしくじらせる。
こうやってその人の心をゆさぶって
忍耐強い性根を築かせ、
それまでできなかったことまでもできるように
力をつけさせるのだ。
人というものは大抵過ちを犯すものだが、
そうした後はじめて自分を改めることができるのだ。
心苦しみ、いろいろ思案をめぐらせて、
そうした後はじめて発奮することができるのだ。
苦悩が顔に表れ、声を発するようになって、
そうした後はじめて悟ることができるのだ。
苦しみは不可思議ではなく、啓示
ちなみに、これとほぼ似たようなことを
アイルランド出身の詩人・作家・劇作家であった
オスカー・ワイルドも、自著『獄中記』の中で言っています。
この二、三か月の間に、
わたしは、おそろしい困難と苦闘のすえ、
苦しみの底に隠されている教訓がいくらかわかるようになった。
牧師や、智慧なくして言葉を操る人々は、
時に、苦しみを不可思議として語る。
それは、本当は、啓示である。
人はそれまでまったく気づかなかった事柄に気づく。
歴史の全体が、異なった見地から見えてくる。
(オスカー・ワイルド『獄中記』)
「苦しみは不可思議ではなく、啓示」
これは全くもって、その通りだと思います。
ゴルフでも苦しめば苦しむほど、
ゴルファーとしてのあなたは磨かれます。
そして、それとともにあなたはより深く
「ゴルフの真髄」のようなものに
近づけるようになるわけです。
厳しいことですが、
苦しみや悲しみを乗り越えることなしに
ゴルフの真実を味わうことはできないと思います。
それは人生においても、同じように。。。
あなたは今、ゴルフにおける「啓示」を
きちんと受け取れているでしょうか?
もしそうなら、あなたのゴルフ人生は
今後明るいものとなるに間違いありません。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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