From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日だけれども、あなたに
「あなたは信じる?クラブを計った測定値」
という話をしたいと思う。
先週のメールマガジンでは
「ヘッドスピードと振動数の関係」についての話をし、
測定値にこだわりすぎることの危険性を指摘した。
配信後、仕事先のスタジオでもこの件で
お客様からいろいろと質問を受けたのだけれども。。。
前回のメールマガジンはこちらから
※前回の内容を見ていない方はこちら
HS42なので振動数250位のシャフトが欲しい
↓
http://g-live.info/click/180322_nikkan/
でも、くれぐれも誤解しないでいただきたいのは。。。
「数値のことを検討するのが全て悪い」とか
そういうことを言いたいわけではない、ということだ。
かくいう自分も、今のフィッティングスタイルを確立する前までは、
いわゆる「数字先行」のタイプの人間だった。
測定値の数値を重視して
クラブの合う合わないを考えていたと思う。
というのも、振動数にしろ何にしろ、
具体的かつ客観的な数値を出しながら話すことで
お客様への説得力が増すからだ。
何を信じていいのかがわからなければ、
数値に頼るしかないのは、自然な流れとも言えるだろう。
それにそもそも、ユーザーのお客様の側が
測定された数値にこだわってしまう理由は、他にもある。
それは。。。
ぶっちゃけ「提供者側の責任」…
「クラブメーカー、提供者の側がお客様の側に
数値以外のクラブ選択の基準を、提示できていないこと」
実はこちらのほうがよっぽど罪深い、
根深い問題なのではないかと思う。
なので、もしあなたがクラブの測定値に
極端にこだわってしまっていたとしても。。。
あなたは決して、悪くない。
(これは本当に心から、そう思う)
いやむしろ、そんな環境から抜け出せていないことに
「申し訳ない」そんな思いすらあるぐらいだ。
前回のメールマガジンで取り上げた質問者様の
「My Attas GENERATIONⅡ5S」が、自分の信じる振動数なのに
どうもしっくり来ないという現象も。。。
最終的には「客観的な」数値の範囲でしか
クラブの提案ができないという、販売者側の責任とも言える。
実際に、そのようなクラブの提案が
今でも多くのショップで行われている現実がある、ということだ。
数値の確認は「答え合わせ」
とはいえ勘違いしないでいただきたいのは、
ウチのフィッティングチームでも
クラブの振動数を測らないわけではない。
振動数を測る装置もちゃんと工房にあるので、
都度、シャフトの振動数の数値はきちんと確認をしている。
シャフトの硬さを示す指標の一つとして
れっきとして存在しているわけだし、前にもお話をしたように
何より「メーカー間、メーカー内で硬さの基準が無い」ので。。。
※シャフトに表示された「フレックス」が当てにならないことについてはこちら
[ビデオ] 実は間違いだらけ!? シャフト選び
↓
http://g-live.info/click/180315_nikkan/
振動数は、客観的な数値として
提案の際には参考にさせていただいている。
それでも、振動数ありきでシャフトを選ぶことはしない。
あくまで合いそうなシャフトに当たりを付けた上で、
その後で振動数を測ってみて
「まあこの数値なら、提案して問題ないよね」
といった、いわゆる「事後の答え合わせ」として使っている程度だ。
数値で埋められないものを、何で埋めるか?
「じゃあ、徳嵩さんのフィッテングでは
数値以外の何を重視して、クラブを選んでいるんですか?」
という質問があるかもしれない。
それは、以前にもお話ししたように
「最初のカウンセリング」
これを最も重要視している。
※自分たちのフィッティングチームが
どれほどカウンセリングを重視しているかについてはこちら
すみません。グローブは外してください
↓
http://g-live.info/click/171214_nikkan/
以前にもお話ししたように、しっかりお話を聞いていると、
「こんなクラブが合うんだろうな。。。」ということは
自然と何となく分かってくる。
ただ、こういうやり方は手間も時間もかかるし、
何より商売として考えると非効率なので。。。
なかなか、広まらない。
でも、ゴルフクラブの業界を少しずつ変えていくには
愚直にこうした活動を続けながら、
こうやってメールマガジン上で
情報発信を続けるしかない。。。
今日もそんな使命感で、お客様と向き合っている。
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どうぞ安心してスタジオに来ていただきたい。
フィッティングは有料だけれども、
今日話したようなことを踏まえながら
じっくりとあなたのお話を聞かせていただくので。。。
来ていただいて損をしないことは、私は保証する。
↓
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それでは、また次回。
徳嵩力一
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