From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「ゴルフライブコンペで改めて思ったこと」
という話をしたいと思います。
今回のメールが、今年最後になります。
(今年一年お読みいただき、どうもありがとうございます!)
ちなみに、冒頭のタイトルの引き算の式に
今回の主張の全てが詰まっています。
先週のゴルフライブコンペで
先週、ゴルフライブコンペに同行させていただきました。
参加者は60名ほどだったんですが、その約3分の1ぐらいの方には、
すでにフィッティングなどをさせていただいていた方でした。
そしてラウンド中は、私は主にモンゴプロたちと一緒に
コースの中でお客様のプレーを見させていただいていました。
そこで感じたのは。。。
「やっぱりクラブで損をしてしまっている方は多いな」
ということです。
すみません。正直な気持ちを言わせていただくと、
「もったいないなー」と思うことが、本当に多かったです。
もちろん、クラブだけではないところもありますが、
たとえば平均スコア110ぐらいのゴルファーの方であれば、
・スイングで5打
・マネジメントで5打
・クラブで10打
ぐらいは損をしているんじゃないかと。
つまり、クラブを変えるだけでも
100が切れる可能性があるということです。
そこにマネジメント、スイングを変えて、合計10打。
つまり、ちょっとしたことを変えるだけで
今のままでも90近くも出せるということ。
「ええー、徳嵩さん、さすがにそれは言いすぎでしょう。。。」
まあ、自分はフィッターなので、クラブで10打というのは
クラブフィッター目線で贔屓目すぎかもとは一瞬思ったんですが(笑)
でも、
「今のままでもスコア90を出せる人、やっぱりけっこういるな」
と、今回のコンペで改めて思ったのです。
ではなぜ、クラブの比重が「10打」なのか?
この場でも何度かお伝えしているように
クラブが変わることでスイングが変わります。
このメールマガジンをお読みの真面目な方であれば
「やっぱりスイングの方が重要度は上なんじゃないの?」
とおっしゃるかもしれません。
ですが、その今のスイングの不具合が
クラブによって引き起こされているのだとすれば。。。
クラブを変えただけで、スイングの5打、
それが無理でも2~3打ぐらいは稼げてしまう可能性だって
十分にあると、自分は思っています。
そして、クラブ(セッティング)を変えることでも
あなたのマネジメントは変わります。
たとえば今までは距離に対して「飛ぶかもしれない」クラブで
無理くり打っていたとしましょう(たとえばスプーンとか)。
でも、パー5でがむしゃらに2オンを狙っても乗らなかったのが
そこそこ打てるウッドが入ったことで3オンがラクラク狙えるとか、
クラブセッティングでスコアの変化を生み出すことは、
十分に可能です。
自分の中でラクに打てるクラブ、クラブセッティングがあれば、
マネジメントにも余裕が出てきます。
こうした可能性を秘めているのが、ゴルフクラブなんです。
(でもやっぱり贔屓目ですかね? 笑)
自分にはまだ早い?
ここだけで正直に白状しますが、
最近もフィッティングをさせていただいて感じるのは、
「こんなにいいスイングをしていらっしゃるのに、
どうして今まで100が切れなかったのかな。。。」
そんなふうに思わずにはいられないシチュエーションが
数え切れないほどあるのです。
そしてそれが、クラブによって引き起こされているようにも
見えてしまうのです。
これはあくまで予想ですが、
おそらくスコア110ぐらいの人というのは、
「ゴルフはやっぱり、クラブじゃなくて腕だよな」
「今のスコア(平均110ぐらい)で
フィッティングなんて、まだ早いんじゃないかな」
と、どこかで思っているのではないでしょうか?
私もお客様とやりとりをしていて感じるのは、
「やっぱりスイングが先だ」という考えを持っている方が
圧倒的に多いということです。
最近も「卵が先か、鶏が先か?」の議論だと
ある人にも言ったことあるのですが、
どちらが先、後ということは、ないのかなと思います。
ただ、私が言いたいのは、
「クラブを変えたら、100切れるかもしれないですよ」
「無駄だなんて思わずに、フィティングに来てほしいな」
ということです。
もちろん、練習しない人はうまくならないのですが、
このゴルフライブの読者さんであれば、
ちゃんと練習はしていらっしゃるはずです。
だからこそ自分は「こんなにいいスイングで。。。」とか、
「もったいないなあ。。。」と思ってしまうわけですし。
練習をしているのなら、今、あなたが持っているクラブで
正しいスイングの動きを身につけようとしているはずです。
ですが、正しい動きをすると当たらないクラブを
たまたま使っていたとしたら。。。
クラブが合っていなければ、たとえレッスンを受けていたとしても
「あれ、レッスンしたら当たらなくなった」
「なんだろう、レッスンやってもうまくならないな」
ということになってしまう可能性があるわけです。
これも繰り返しになりますが、自分に合ったクラブ、
正しいアドレスが出来るクラブをお持ちであれば、
そうした回り道をすることはありません。
同じ練習時間、練習量を投下するのなら、
・正しい打ち方をすると当たらなくなるクラブ
・正しい打ち方をすればちゃんと当たるクラブ
どちらがいいか?
答えは。。。言うまでもないですよね?
今年も一年、お世話になりました
先日のコンペでは
「いつもメルマガ見てます」
というお声がけをたくさんいただきました。
「徳嵩さんの記事が一番おもしろいです」
と言ってくださった方もいらっしゃいました。
(お世辞でも嬉しいです! どうもありがとうございます)
自分はフィッターなので、レッスンがメインの他のプロとは
違った内容、視点からお伝えしていることで、
かえって新鮮に感じられるのかもしれませんね。
こうして発信して話を聞いてくださる方がたくさんいるというのは、
本当にありがたいことだなと思います。
いつもどうもありがとうございます!
年明けのメールマガジン配信は5日(木)を予定しています。
どうぞお楽しみに。
それでは、また次回。
良いお年をお迎え下さい!
徳嵩力一