From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
ちょっと前のメールで、
“続けることが才能だ”という話をしました。
いつものメールよりも反応がよくて、返信もたくさんいただきました。
※ちなみに・・・いただいたメールは読ませていただいています。
ご返信ができていない方、この場でお詫び申し上げます。
■コメントより
せっかくなので、いただいたコメントをちょっと紹介しますね。
—
Sさんより
メルマガいつも楽しく拝読しております。
「続けることが才能」という羽生名人のお言葉、確かにそうだなと思います。
私は40少し手前に仕事仲間からゴルフに誘われて始めました。
今年還暦。仕事もゴルフも元気に続けさせてもらっているのはありがたい限りです。
自営ですので、せめて65、できれば70ぐらいまでは
今の仕事ができればと思っておりますが・・・
ゴルフは20年ぐらい続けているわけですが、
「まだまだなのだなあ」と思うことがたくさんあります。
でも、これは逆にいうと、自分が一生懸命やっていないからなのかもしれない
とも感じております。
そして、何から手をつければいいのか、迷っているのかもしれません。
60過ぎのゴルファーでも、今から始められることはあるんでしょうか?
—
Sさん、どうもありがとうございます!
60歳を過ぎても元気にゴルフを続けていらっしゃるという言葉を聞いて、
私もとてもうれしいです。
■何をすればいいのか
私はいつも言っていますが、ゴルフは最終的には
「スイングの追求」
これに尽きるのではないかと思っています。
その時点での「理想のスイング」というのはあるでしょうが、
Sさんのように60代になってくると、自分の今の身体に合わせたスイングを
追求していく必要があるということです。
スイングと自分自身の身体は切っても切れない関係にあります。
プロはそれこそ十人十色、いろいろなスイングをしているように見ますし、
中には、見ていて「不恰好なスイングだな」と感じるプロもいるかもしれません。
でもそれは自分のスイングを追求した結果、そのようになったもので、
そのスイングがあなたにとっての理想というわけではありません。
■どうすればスイングを作れるか?
どうすれば、自分にあったスイングが作れるか?
その質問にあえて答えるのだとすれば、
唯一、確実な答えが「続けること」じゃないかと思います。
プロ、アマチュアを問わず、自分のゴルフを追求している人は、
20年、30年、40年、、、と同じことを続けています。
正直言って、アマチュアで100切り90切り、シングル、、、
そんなふうに結果を出している人よりも素質のある人が、
100を切れていない人の中にはたくさんいらっしゃるはずなのです。
それはなぜかというと、結局は自分のスイングを追求できているかどうか、
そこにかかっているのではないでしょうか?
だから、他の人がうらやむような結果を出しているのでしょう。
もし、10年後もあなたが自分のスイングを追求しつづけているとしたら、、、
それは今よりもきっと、ゴルフで結果を出しているだろうし、
ゴルフからたくさんの喜びや楽しみを見出しているのではないかと思います。
これを忘れていると、年齢を重ねてスコアを維持するのが難しくなって、
いわゆる「付け焼刃的な」方向に逃げ出してしまうかもしれません。
■今のスイングと付き合い続けたいか?
そこで何が重要になってくるかというと、
「スイングを選ぶこと」
これを間違えてしまうと、長く続けることなんで絶対にできません。
理由は簡単です。
誰も、同じスイングでいつづけることはできません。
大筋は変えずに、ある程度のマイナーチェンジをする必要があるのです。
スイングの根本以外の何かで一時的にしのぐこともできるかもしれません。
しかし、それで10年、20年をしのぐことはできません。
もしかしたら、自分が選んだそのスイングは
あなたにとって「好き」なものではないかもしれません。
プロゴルファーの中にも、
「実は自分のスイングはあまり好きじゃないんです」
こんなふうに公言している人もいるぐらいです。
でも、そんなスイングでも戦っているんですね。
それは、それが一番自分にとって結果が出せるスイングであることを
長年の練習と経験によって知っているからなのでしょう。
しかし、そのスイングもいつか必ず、マイナーチェンジを加える時が来ます。
その時に自問自答するための究極の質問は、
「自分はこのスイングでこれからも戦えるのか?」
です。
折にふれて、この質問を自分に投げかけてみてください。
そして自分で答えを出すのが難しいと感じたら、
あなたの周りにいるコーチに相談してみるのもいいと思います。
またメールします。
小原大二郎