最近のブログ

[特別号]なぜ、タイガーは優勝できたのか?

2019.04.23
ezure

From:江連忠
神戸の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

今回は、
 

 「なぜ、タイガーは優勝できたのか?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

これをお読みのあなたもご存知の通り、
先週のマスターズで、タイガー・ウッズが優勝しました。

もうあれから1週間が過ぎましたが、せっかくなので
なぜ今年タイガーが復活して優勝できたのか、
私なりの感想を少し、話してみたいと思っています。

43歳での優勝は歴代2位

ご存知の通り、今回の14年ぶりのマスターズ優勝は
タイガー・ウッズ「43歳」での優勝です。

あのジャック・ニクラウスが1986年に
「46歳2か月23日」で優勝した
大会最年長記録に次ぐものでした。

今回は優勝は、アメリカや日本のみならず、
世界中のゴルフファンが喜んでいると思います。

もちろん私も寝ずに、文字通りテレビにくぎ付けになって、
タイガーの応援をしていました。
 

今回のタイガー・ウッズのスイングを見て、
やはり一番に挙げたいのは
 

 「非常にバランスのよいスイング」
 

をしていた点です。
 

今までのようにパワーで押し通すことをせず、
あるいは自分の力でねじ伏せる、という雰囲気でもなく。。。

非常にバランスの良いフィニッシュで、
ボールをコントロールしていました。
 

おおまかな違いとしては、足の線が若干クローズになって
腰・肩・腕・目線などは、スクエアになっていました。

それはやはり、ドライバーでドローを打つにしても
フェードを打つにしても、本当に非常にニュートラルなアドレス、
というふうに、私には見えました。

1953年のベン・ホーガンにも通じる…

ご存知の通り、私もベン・ホーガンのスイングを
長年研究しているわけですが、

ベン・ホーガンが好調で「メジャー三冠」を達成した
1953年あたりのティーショットの打ち方、ドライバーの打ち方に
近いものが、今回のタイガーには見て取れました。
 

とはいえ実際、試合に勝つということは
ティーショットだけでは達成できません。

ショートゲーム、パッティング、メンタル、体調。。。

そして運といったものも、当然必要になってきます。

そういったものが全て、自分のほうに向いていかないと
こういう特に大きい試合では優勝することは
なかなか難しいものです。
 

ですが特に、今回の最終日は天候を考慮して
イン・アウトを3人で回るという異例の事態になったこともあり
(通常マスターズの決勝は2サム&全組1番スタート)

実際目の前の相手と一緒にラウンドすることで
 

 ・相手のプレーを見て、自分のゲームをしっかり組み立てる

 ・いい意味で、相手にプレッシャーをかける
 

ということが出来たのではないかと思います。

5番ホールで毎日ボギーを打っても勝てる力

今回のタイガーは、同じホール(5番ホール)で
毎日ボギーを打ちました。

それでも試合に勝てたというのは
本当に珍しいことではないかと思います。
 

5番ホールでは毎回ボギーを打つわけですが、
加えてタイガー・ウッズはこの大会の初日、2日目と
ロングホールではあまりバーディーを取っていませんでした。

ですが3日目と4日目には
バーディーの取れていなかったそのロングホールで
きっちりと取りこぼしなく行くことができたので。。。

それも優勝に結び付いた要因だと思います。
 

ともあれ、1番ホールのティーショットから非常に
スムーズなスイングができていると思いました。

特に、アイアンショットのバランス感覚は
素晴らしいものがあったんじゃないかと思います。

マスターズのコース
「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」は
傾斜地から打つショットが非常に多く、
 

 ・いろいろな傾斜地から
  狭いターゲットに打たなければならない

 ・かつ、スピンをコントロールしなければならない
 

のですが、それをタイガーはきっちりと
バランス良くやりきっていました。

特に最終日のバランスの良さは
(フランチェスコ・モリナリのバランスに匹敵するくらいのもので)
見ていて感動するものがありました。

15番ホール以降は完璧なゴルフ

それと決勝ラウンドでは、
タイガーに非常に運があったというか
ラッキーなことが起こっていました。
 

11番のティーショットでは、
決勝の2日間で右の林に行ったものの、
セカンドショットでグリーンを狙える位置に。

そしてしっかりそこからグリーンを捉えて
パーで上がることができました。
 

13番のパー5も多少引っ掛け気味だったり
木に当たったりしていたものの、二日間ともバーディー。

14番も、ティーショットが初日、二日目と左に出ていたのが、
最終日では、きっちりフェアウェイを捉えて。。。

バーディーこそ取れず、パーだったものの、
良いアイアンショットを打っていました。
 

15番以降は、本当に完ぺきなゴルフと言うか、
ゲームプラン通りのものができたと思います。
 

15番ではティーショットを若干フェード系に打って、
セカンドショットは安全なグリーンのセンター。

ピンを全く狙わずにきっちりとグリーンを捉えて
2パットでバーディー。

チャンスホールである16番ホールも
やはり本当に計算された球を打ち、
しかもそこから傾斜を使って、OKにつけるという。。。

本当に見ていて鳥肌が立つようなゴルフでした。
 

17番と18番は、ティーショットが打ち上げで
距離も出さなければいけないところ。

ターゲットも絞りにくく、難しいところです。

17番はおそらく、タイガー・ウッズでも
ティーショットを20年数年ほど打っている中で、
フェアウェイヒット率は、それほど高いホールではないと思うのです。

(逆に18番は打ち出しが狭く、フェアウェイヒット率は高いと思いますが)

17番ホールは、右にも左にもよく曲げているところを見ましたが、
そこでしっかりとフェアウェイを捉えて、後のセカンドショットを
見事にグリーン左3~3m半くらいに付けて。。。

本当に、初日・2日目・3日目と肝心なところのティーショットが
そこそこフェアウェイを捉えていました。

最終日に限って言えば、非常に高い確率でフェアウェイをキープし、
その後にグリーンをヒットする。

本当に我慢強いというか、
飛距離ではなくて技術、頭脳、経験が勝っていたのも
今回のタイガーは、見ていて面白かったなと思います。

今年のタイガーは、来るぞ…

あと、いくつか挙げたいところはあるのですけれども。。。
 

戻って最終日の9番ホールではピンが例年通りというか、
左の真ん中の段にあり、

それをセカンドショットでフライヤーしたのか
ちょっと体が止まって球が飛びすぎたのか、
20m近く奥に行ってしまい。。。

その一番奥のところから、次のパットをOKに付けたのは、
まさに奇跡ですね。

見ていて、ここでボギーを打ってしまったら
非常に流れが悪くなるところを
きっちり2パットでいった。

あのあたりを見ていて、
 

 「今年のタイガーは、やはり最後まで来るぞ」
 

と、ドキドキしながら見ていました。

最終日、次の10番のティーショットは
スプーンで打って右に行ってしまったものの、

それ以降は本当に我慢強いというか自分のことを
しっかりマネジメントしながら行って
最後の優勝に結び付ける。。。

本当に映画をずっと見ているような気持ちで
観ていました。
 

今回の初日からのタイガーのゴルフ、
タイガーのスイング、タイガーだけのところを編集して
またいろいろ研究をしていきたいと思っています。
 

今回のタイガーの優勝で、ゴルフ界が更に活性化されて
今後のメジャーが楽しみになってきたなと思います。
 

5月には、8月から5月に日程が移動された全米プロがあります。

こちらにもどんな状態でタイガーが仕上げていくのか、
あるいは、PGAがどんなコースにセッティングするのか楽しみです。

続く6月のペブルビーチの全米オープンも
非常にこれで楽しみになりました。

今年中にタイガーがメジャーで勝つチャンスが
もう一回あると思うので、
今年一年間タイガーから目が離せないと思います。

これからのタイガーは、全ゴルファーの参考になる

あなたもご存知の通り、私もいろいろな教材を
こちらで発売させていただいています。

基本私のスイング理論は、
ベン・ホーガンのスイングがやはりメインです。

ベン・ホーガンのスイングはどのコーチも勉強して
いろいろな理論を作っていくわけです。
 

今までのタイガー・ウッズのスイングは
パワー、柔軟性といい。。。

やはりアマチュアの人が真似できないところが
非常にあったと思います。
 

ですが、今回からのタイガー・ウッズのスイングは、
滑らかさも、バランスも、リズムも含めて。。。

アマチュアの方も取り入れやすくなっている、
非常に「基本に忠実なスイング」になってきました。

それはあたかも、私が日々オススメしている
ベン・ホーガン、サム・スニードといった。。。

非常に滑らかで躍動感があり、年齢を重ねてもできる、
芸術性があるスイングになっているなと感じました。
 

タイガー・ウッズの今のスイングは、
あなたのゴルフの勉強になると思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

私が詳しく解説しているベン・ホーガンのスイングとともに
今年のタイガーのスイングも、
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

追伸:このメルマガ読者限定のご案内
(明日4/24まで)

そのタイガーの優勝を祝して
私の教材「ザ・エフォートレスパワー」を
ご紹介しています。

案内は昨日までだったんですが、
このメールマガジンの読者限定で
明日いっぱいまで延長します。

今のうちに、下記よりチェックしておいて下さい。

コチラをクリック
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昔の正解が「今」の正解とは限らない

2019.04.22
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、
小原大二郎です。

今回は特に

「プロに教わらずにゴルフを頑張っている方」に
対して特にお話ししたい内容です。

具体的には、「あなたがプロから教わった内容は、
今のあなたにとっては間違いかもしれない」という
お話なのですが、

今現在ゴルフ上達に励む方に
とっても役に立つ話かもしれません。

では、まず最初に…

ゴルフは年齢や習熟度で
求められる内容が変わる

例えばビジネスゾーン小学生の生徒さんに
説明して理解してマスターしてもらうのには
とても労力がかかりますし、

まず、本人に理解できるだけの
能力があるかどうかというところも問題になります。

ですから、形だけ、これは
『力いっぱい振らない練習だからね』と
概要だけを教えて、

将来的にその子がある程度成長した時点で、
もう一度、理屈を教えるようにしています。

ところが大人の生徒さんであれば、
最初からビジネスゾーンの理解もできるので、
ちゃんとマスターできるまでレッスンします。

今私が見させていただいている
方の中にはもう10年近くレッスン
させていただいている方がいます。

ですから、その生徒さんが何が苦手で、
この部分はこの時期に学んでもらおうと
ある程度自由が効くんですね。

そうすることで目標スコアまでの
道筋が明確になりますし、
本人にとってもすごく実践が楽になります。

あなたの情報、更新されていますか?

私自身は独学を100%否定するつもりは毛頭ありません。

世の中の全ての事がそうですが、
何にでも「メリットもありデメリットもある」し、
それもその人の捉え方なので、

ある人から見たら「メリット」でも
他の人から見たら「デメリット」という部分も
あるのは事実です。

ただ、「独学」に固執しすぎてしまうと
「他からの情報をシャットアウト」してしまう面があります。

私が独学ゴルファーの方に感じるのは
「昔、プロがそう言ったから」とそれを頑なに信じて、
その通りにスイングしていらっしゃる方が多いという点です。

人間、生きていれば体格も変われば
体力も筋力も変わります。

なので、過去の成功例がいつまでも
使えるとは限りません。

その上、上達すればその人にとっての
「合格レベル」は変わります。

最初はビジネスゾーンのスイングの
真似が出来て合格だったものが、

いつの間にか「フェースの角度」や
「スイングの始動」などの細かい条件も
考えていかねばなりません。

習うのではなく感覚を借りよう

なんでもそうなのですが、ポイントだけでも
良いのでプロの知恵が基礎にあると
上達スピードが全く変わってきます。

人間誰でもそうだと思うのですが、
どうしても一人でやっていると
「我流に走ってしまう」という部分がありますので、

人からの情報を得ることにより、
第三者的な感覚を自分にフィードバックしてもらうことで
より早く目的を達成出来ます。

なので、スポット的に行くでも構いません。

もし、あなたが上達に悩んでいるのなら、
一度だけで良いのでプロに見てもらってください。

見方が変われば、気付くことも変わります。

是非、参考にしていただければと思います。

<本日のオススメ>

タイガー・ウッズが
優勝した本当の理由…

もし、あなたが50代以降なら
この方法を使わない限り、
飛ばすことは難しいでしょう。

今日までならその秘密を
知ることが出来ます。

お急ぎください。

詳細はコチラをクリック!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【ビデオ】ドローが飛ぶ本当の理由

2019.04.21
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「ドローが飛ぶ本当の理由」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

飛ばしたいならドローだと言われますが、
その本当の理由を知ってますか。

実は、ドローが飛ぶ理由は。。。

(続きはビデオにて)

ドローが飛ぶ本当の理由

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf190421/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

ドローが飛ぶのは、しなりやすいから

実はドローが飛ぶのは、
体もシャフトもしなりやすいからです。

体がしなってそれを一気にしなり戻すことで
シャフトもしなり、さらにしなり戻りが集中的に行われて
ボールは強く打ち抜かれます。

ドローを打つなら、ヘッドの軌道はインサイド・アウトです。

そして、トップから手元がインサイドに落ちるほど、
左肩甲骨は胸の方向へスライドする形でより大きくしなります。

大きくしなってそれがしなり戻ればエネルギーをじっくり溜めて
それを一気に解放することになるので、
ボールヒットで大きな力を出すことができます。

その他のドローが飛ぶ理由としては、
少ないバックスピンがあります。

さらにアイアンでは、普段すくい打ち傾向だと
ドローでロフトが立つことが効いて飛距離が伸びます。

そもそもドローとは

ところでドローはターゲットの少し右に出て、
ターゲットに戻ってくるボールです。

その曲がりの程度はほとんど感じないぐらいで、
落ちぎわに左に曲がるぐらいの球筋のことを言います。

飛び出してすぐに明らかに曲がりが見えるようなら
ドローとは言わず、フックと言いいます。

これは私なりの分類で、
左に出て左に曲がることをフックと言うケースもあります。

ドローなら飛びますが、フックだと危ないだけで
キャリーが減ってランが増えて飛距離としては基本的に伸びません。

そのあたりの事情を見てみましょう。

飛距離が最大となる飛び方をシミュレーションした結果が
ダンロップから発表されていて、ヘッドスピード40m/sなら
打ち出し角度25度前後、バックスピン1500回転/分です。

ところが、一般ゴルファーの平均は打ち出し角度は13度前後で、
バックスピンは2300回転以上となっていて理想とはかけ離れています。

そのため、高打ち出し、低バックスピンを狙うことで飛距離は伸びます。

ドローではフェースは軌道に対して閉じている形ですから、
フェースは立ちロフトが減ります。

出球の方向はドライバーでは
ボールヒットでのフェースの向きに80%程度依存しますから、
ロフトが減ると出球の高さは落ちることになりますが、バックスピンは減ります。

ドロー程度のフェースの閉じ具合なら、
この出球の高さとバックスピンのどちらが効くかは
バックスピンが減る影響の方が飛距離に大きく影響します。

フックぐらいになるとバックスピンが減ると言うよりも
出球の高さが低くなり、飛距離への貢献度がほぼなくなり
逆に飛距離が落ちたり大きなトラブルになったりします。

また、スライスではバックスピンが多過ぎて
飛距離を無駄にしてしまいます。

トップから上半身の力で打ちにいったり、
腰を回そうとすると手元がボール方向へ出ます。

手元がボール方向へ出るとなると、
手元はインパクト面に対して浮いた状態となります。

これはまさにボールヒットで上から下に抜ける、
アウトサイド・インの軌道です。

第一にアウトサイド・インでは、
左肩甲骨のしなりがつくりにくく飛びません。

さらに、アウトサイド・インでは軌道に対しては
フェースが開いてヒットする傾向となり、スライスとなり
ロフトは大きくなってバックスピンが増えて飛ばなくなります。

トップからは上半身から打ちにいったり腰を回そうとしないで、
まずは両脚で地面を踏もうとしながら手元とクラブを真下に落とすことを
強く意識してドローで飛ばしましょう。

ダッグフックや引っ掛けでは飛ばない

フックは目に見えるぐらい、
左にはっきりと曲がるボールです。

フックするぐらい曲がると曲がりすぎでエネルギーロスが大きく、
飛距離としては伸びません。

ターゲットよりも大きく左に曲がるボールはダックフック、
出球が左でさらに左に曲がることを引っ掛けフックと呼んでいます。

このダッグフックや引っ掛けでは、
あまりにも曲がりでのエネルギーロスが大きいため飛びません。

フェードではどうか

ほとんど真っ直ぐに出て、落ちぎわで右に曲がるボールのことを
フェードと呼びます。

目に見えるぐらい大きく右に曲がるなら、スライスです。

フェードでは、手打ちによるスライスではなく、
フェースの向きもほとんどターゲットを向いて
軌道がボールヒット近くで少しだけ左に傾きます。

ヘッドの軌道はボールヒット直前まではほとんど真っ直ぐにきて、
まさにボールヒットの瞬間に少しだけ左にシフトする感じです。

このボールヒットでのヘッドの左シフトは、
手打ちではなく脚の動きによるものです。

脚をしっかり使って、ボールヒットに向かって
左脚を蹴るように伸ばして左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むと、
左サイドには大きなスペースができます。

そうすると、ボールヒット近辺では左に空いたスペースに向かって
ヘッドが動きやすくなり、ほんの少しだけ左にシフトします。

これならバックスピンは減りませんが、
しっかりしなりを使ったスイングですので、
飛距離としてはドローまでは伸びないとしてもまあまあ飛びます。

インサイド・アウト軌道でドローとなる理由

インサイド・アウト軌道でドローとなる理由を
少し詳しく見てみましょう。

ヘッドの向きは、軌道方向に多少引っ張られます。

そのためセットアップでヘッドをターゲットに向けたとしても、
インサイド・アウト軌道だと
ヘッドはターゲットの右を向いてヒットしやすくなります。

先ほどお伝えしたように、出球の方向はドライバーでは
ボールヒットでのフェースの向きに80%程度依存します。

そして、軌道に対してヘッドが左を向いてヒットすれば、
ボールには左回転がかかって左に曲がります。

セットアップでヘッドがターゲット方向を向いていて軌道が右向きだと、
ヘッドがターゲットの右を向いていながらも軌道に対しては
左を向く状態でヒットしやすくなります。

結果として、インサイド・アウト軌道ではターゲットの右に出て
左に曲がる軌道のボールが出やすくなります。

ドローと呼ばれる程度のコントロール可能なわずかな左曲がりでは、
ボールヒット直前のテレビの一コマである30分の1秒で
シャフトの幅2~3本程度の右向き軌道です。

この程度のインサイド・アウト軌道なら、
ボールの落ちぎわでほんの少し左に曲るドローとなります。

それ以上インパクト面からの変化が大きいスイングでは、
ボールの到達点のコントロールはかなり困難となります。

手元を落とすドリル

ダウンスイング開始で手元を下に落として、
上半身から打ちにいったり腰を力で回そうとしないためのドリルとして
「ダウンスイングコック入れ」があります。

「ダウンスイングコック入れ」のやり方を見てみましょう。

まずは、サンド・ウェッジで飛距離を半分ぐらいに落としてショットします。

普段サンド・ウェッジの飛距離設定が80yのゴルファーなら、
40yに寄せるぐらいの大きさで振ります。

トップでだいたいシャフトが垂直になる程度が目安です。

シャフトが垂直だとまさに真下に落としやすくなります。

この大きさのショットをする中で、ダウンスイング序盤で
トップよりも親指側に折れるコックをさらに深くしようとしてショットします。

ただこれだけで良いです。

とにかく、ダウンスイング序盤でコックを深くすることだけを考えます。

そうすると、上半身から打ちにいくことなんてできませんね。

さらに、ダウンスイング序盤で力で腰を回そうなんてできません。

ダウンスイング序盤ではまずは両脚で地面を踏もうとして、
トップで右斜め上にあがってきた重い内臓と腕とクラブを
下に落とそうとすれば良いです。

重力だけで腰はセットアップの向きまで勝手に戻ります。

全ショット「ダウンスイングコック入れ」で良い

「ダウンスイングコック入れ」は
サンド・ウェッジでできるようになったら、
9番アイアンでも試してみます。

この場合はシャフトが垂直ではなくても、とにかく楽なトップから
さらにコックを深くすることだけを考えれば良いです。

案外、普段がんばって振っていたときよりも、
飛距離が伸びていたりします。

それは、普段すくい打ちだとリリースが早すぎているのですが、
「ダウンスイングコック入れ」でリリースが遅くなり、
ロフトが立って正常な状態でヒットできるからです。

さらに、しなりも多くなることで
すくい打ちで手で打ちにいっている状態から、
しなりを使ったスイングができるからです。

そうなるとダフリにくくもなります。

一挙両得と言うか楽にトップをつくれて、飛んで、ダフらない、
なんと一挙三得?なんてことにもなります。

いずれにしても楽なトップからコックを深くしようとするだけで
飛距離が伸びたり、伸びないとしても飛距離が同じなら、
あなたならどちらのスイングを選びますか。

案外「ダウンスイングコック入れ」でドライバーも含めて、
全てのショットをやっても良かったりするんじゃないかと
思ったりしませんか。
 

では、また。
 

<本日のオススメ>

【祝!タイガー・ウッズ マスターズ優勝記念】

全盛期のタイガーのスウィングは
天才過ぎて誰にも真似出来ませんでした。

しかし、彼も43歳。

全盛期に比べて関節の可動域や筋力も
低下しているため…

今のスウィングを見る限りでは、
ようやく一般人にも真似出来る
スウィングになりました。

それがまさに「エフォートレス」な
スウィングなんです。

続きはコチラをクリック!

本数限定。まもなく終了

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タイガー・ウッズ、進化のワケ

2019.04.20
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

おはようございます、
服部コースケです。

ブッチ・ハーモン
レッド・ベター

言わずと知れた
トップゴルファーを支えるコーチですね。

アメリカでは、
毎年「GOLF DIGEST誌」の中で、
その年のゴルフインストラクターの
ランキングを発表しています。

このランキングは、
コーチやインストラクターからの
投票で決まります。

毎年、そのランキングの上位に、
必ずと言っていいほど選ばれる
2人のコーチ

私も彼らの姿は
とても刺激になり、
勉強になっています。

ゴルフコーチが有名になったのは、
タイガー・ウッズが
ブッチ・ハーモンにゴルフを習って
決定的に上達したことからです。

先日のマスターズでは
奇跡の復活優勝で、

お母さんや子供さんと
喜びを分かち合う姿に
ちょっと感動しました。

タイガー・ウッズがマスターズで、
最年少で初優勝をしてから
もう22年も経ったんですね。

当時21歳だった彼は
「親父に習ったスイングでマスターズを勝った」と

お父さんと抱き合い
歓喜していたのを思い出しました。

しかしタイガーは
「このスイングでは、自分はもう勝てない」
とも思ったそうです。

そこで当時のコーチ、
ブッチ・ハーモンとともに
1からスイングを作り直したのです。

勝ちに甘んじることなく
常に上を目指していたんですね。

実際に
「変化のない状況に退屈し、
 完璧なスイングに強いこだわりを持っているから」
と、タイガー・ウッズは言っています。

その結果、
2,000年代から10連勝する
最強のスイングが完成したわけです。

クラブの進化とタイガー・ウッズの進化

2000年代というのは
ヘッドが小さくて
シャフトが短いものが主流でした。

それが数年で、
ヘッドが大型化して
シャフトも軽量長尺化しました。

今まで通りのスイングでは
振り遅れることが多発してしまっていたんですね。

タイガー・ウッズは
そのスイングを修正しようとしていました。

しかし、

新しいクラブを使い始めた
多くの選手たちの飛距離は、
飛躍的に伸び始めて
タイガー・ウッズに追い付いてきたのです。

だからタイガー・ウッズもクラブを変えて、
アドバンテージを守ろうと考えました。

体は年齢とともに変わってきますし、
道具も年々変わっていきます。

タイガー・ウッズはそんな変化に負けず、
何度もスイング改造に取り組み
今のスイングを手に入れました。

飛距離を伸ばすX-Factorの秘密

2000年代のタイガー・ウッズは
「シッティング・ダウン」という

ダウンスイングの時に
椅子に腰かけるように
沈みこむ動作をするスイングが特徴でした。

上体をひねり下半身でブロック
捻転差を作り出すことで
飛距離を伸ばしていました。

この体の捻転差が「X-Factor」です。

トップポジションを頭の真上から見たら、
両肩のラインと腰のラインが、
ちょうどアルファベットの「X」
の文字のようにクロスしているから
「X-Factor」と呼ばれるようになったコレ。

ジムマクリーンが
使い始めた概念ですね。

「腰と肩の回転、この差が45度くらいと回すのがいいよ。」
と、言われているのを知っている方も多いでしょう。

トップの位置で
腰がアドレスから45度回転して
肩は90度回転する。

これで、X-Factor は
45度となるわけなのですが・・・

実際には、その差は少なくなっていきます。

人の体は、
腰を回さないと肩が回らなくなるので
捻転差が少なくなります。

だからこそ
ダウンスイングで
角度差をキープすることが大事なんです。

その角度が大きい、小さいにかかわらず
インパクト以降に肩が追いついてきます。

まさにタイガー・ウッズの
「シッティング・ダウン」です。

現在のタイガー・ウッズは
膝や腰への負担が少ないスイングとなりました。

しかし、
インパクトからフォローにかけてのスイングの加速は、
全盛期と比べても見劣りしないですよね。

ドライバーの平均飛距離だって303ヤード。

凄いですよね。

ゴルフ道具の進化
年を重ねて変化していく体

様々な変化を受け入れて
常に新しい完璧なスイングを目指し
進化していくタイガー・ウッズ

私たちも彼のように
常に進化していくゴルファーでいたいですね。

服部コースケ

<本日のオススメ>
タイガー・ウッズ復活記念!

ここ2,3年のタイガー・ウッズのスイングの特徴
“体の負担を減らしながらも飛距離は落ちない”

まさに理想のスイングですね。

私達が彼のようなスイングを手に入れることは出来るのか…

答えはここにありました。

http://g-live.info/click/edrtw_1904/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【ビデオ】行きたい場所へ飛ぶかはメンタル次第

2019.04.19
obara小原

From:小原大二郎
千葉のゴルフ場より、、、

おはようございます、
小原大二郎です。

この一週間でずいぶん暖かくなりましたね。

タイガーもマスターズ優勝を果たしましたし、
皆様のゴルフ熱もメラメラと
燃え上がっているのではないでしょうか。

43歳でのマスターズ優勝は、
46歳で優勝したジャック・ニクラスにつぐ
快挙となりました。

実際に試合で勝つというためには
スイング以外にも様々なテクニックが必要
です。

フィジカル…
メンタル…
運…

これらを全て兼ね備え、
43歳で優勝というのはとてつもなく凄いことです。

いつもスイングについてお伝えすることが多いので
今日は、メンタルの視点で皆さんに
動画をお届けします。

これを見ていただければ
ボールが行きたくないところに行ってしまう
その理由がわかるでしょう。

字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックし、[日本語]を選択すると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[なし] を選択します。

 

今回大事なのが
「脳はポジティブなイメージもネガティブなイメージも
同じように判断する」
という点です。

「いつも行きたくない方向に
ボールが吸い込まれていく、、、」

そんな経験がある方は、
目線がそちらに行っているなど、
警戒の意識が強すぎるかもしれません。

「あそこに飛ばすぞ!!」
という意識を強く持つようにして
打ってみましょう。

それでは、
またメールします。

小原大二郎
 

<今日のオススメ>
11年ぶりの優勝を成し遂げた
タイガー・ウッズ

なぜ、タイガーは優勝できたのか?
その秘密を公開しています…

詳しくはコチラ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加