From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「握力と飛びは関係あるの?」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
体操競技で筋力がいらない部分は握力だと言われたら、
あなたは「絶対嘘だ!」とお思いになるでしょうか?
ですが、あの「個人総合2連覇」を含む7つの
オリンピックメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得した
内村航平選手の握力を測定してみたところ。。。
(続きはビデオにて)
と、本題に入る前に
業務連絡です。
ご案内していた私のワンデーレッスンですが、
募集多数につき、受付を終了しております。
今後、メールマガジンでのご案内の予定は一切未定です。
予めご了承下さい。申し訳ございません。
その代わりというわけではないですが、
下記の「スペシャルセミナー」に
明日までなら人数限定でご案内が可能です。
本来はクローズ(非公開)なセミナーですが、
メールマガジンをお読みの熱心なあなたに
ご案内させていただきます。
今回のセミナーのテーマは
「これをやればプラス30y飛ぶ」です。
関東と関西での2会場で実施します。
3月8日(木)東京 15:00~
3月14日(水)神戸 15:00~
お申込み期限は本日3/4(日)までです。
詳細はこちらからご確認の上、お早めにどうぞ。
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※セミナー参加費 5,000円
※東京会場は懇親会があります。参加希望の場合は別途、
懇親会費(5,000円。参加は任意)がかかります
※神戸会場の懇親会の設定はありません
※どちらも定員に達し次第締め切ります
握力と飛びは関係あるの?
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf180304/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
なんとたった37kg…
内村航平選手の握力はなんと、
同年代の男性の平均をはるかに下回る
「37kg」しかなかったそうです。
あんなにも激しく鉄棒 などをグルグル回転する
競技の世界トップクラスなのに、
なぜ握力が必要ないのでしょうか。
それは、指を鉄棒に引っ掛けているだけだからです。
実はゴルフでもまったく同じです。
私は左手人差し指から中指までの手のひらにある骨を骨折して以来、
握力が40前後に激減してしまいました。
しかし、そのお陰で指でグリップを強く握ってクラブを振り回さない
スイングを確立する事ができました。
それはまさにテコの動きでクラブを振ることです。
ゴルフスイングのボールヒット直前での
クラブを振る動きの主な要素は、このテコの動きです。
腕を体幹の横に振る動きではありません。
さらには、体幹が回転することでクラブを振ることでもありません。
確かに体幹の回転によりクラブが振られる要素はそれなりにあります。
しかし、その回転でクラブが振られるよりも、
さらに大きくクラブというかヘッドを動かしているのがテコの動きです。
そんなこと意識していないとおっしゃっていることと思います。
そうですね、普段から腕を体の左右に振ることや、
体幹を捻ってクラブを体幹の周りで回転させていたら、
テコというイメージはまったくのゼロとなります。
そして、腕の左右への動きや、体幹を捻る力を使っている限りは、
グリップはきつく握らなければならなくなります。
その結果、力ずくでクラブを振り回すことになります。
テコとスイングの関係は以前にもお伝えしていますが、
まずは右腕がテコの支点となります。
そして、下半身の動きで上半身をしならせる段階では、
ヘッドが力点でシャフトを引っ張り、
グリップエンドが作用点となって左腕を引っ張ります。
左腕が引っ張られることで、
左肩甲骨が胸の方向へスライドされる形でしならせられます。
ボールヒットに向かって上半身がリリースされるときは、
しならされるときの逆になります。
グリップエンドが力点で、ヘッドが作用点となります。
上半身のリリースでは、左肩甲骨が元の位置に戻る動きである
背中側にスライドします。
そうすると、左肩甲骨は左腕を引っ張り、
テコの力点としてのグリップエンドが動きます。
左手と右手の間隔と右手とヘッドまでの距離の比に連動して、
左肩甲骨のスライド量はその何倍も増幅されて高速にヘッドが動きます。
そして、左手も右手も強くグリップを握っているわけではなく、
引っ掛けていたり、支えになっているだけです。
もし体操競技の鉄棒で力で鉄棒を持とうとしたら、
鉄棒の周りをグルグル回ることなどできません。
力ではなく、指を鉄棒に引っ掛けることで強烈な遠心力に耐えます。
ゴルフでも手はグリップを引っ掛けていたり、
支えになっているだけなら、
きな力を楽にクラブに伝えることができます。
テコをイメージして、楽々ボールを遠くまで飛ばしましょう。
グリップの形
今回はグリップを作るお話ではないので、
グリップの詳しい形については割愛させていただきますが、
多くの方のグリップはクラブを力で振り回しやすい形となっています。
そして、力ずくクラブを振り回す場合は、
人の動きのタイプに依存してグリップの握り方が変化します。
しかし、グリップは握るのではなく、力を入れずに持つだけです。
手首から先にはできるだけ力を入れないで、
手の平と指でグリップに吸い付くように密着させます。
それまで力ずくでクラブを振り回していた場合、
正しいグリップにするとこんなグリップの形では
クラブを振れないと感じるものです。
しかし、しならせてしなり戻るだけの動きにできれば問題なくなります。
逆に力でクラブを振り回しやすい形のグリップのままでは、
下半身の動きで上半身をしならせる動きは簡単にはできません。
まずはグリップを持つ手には、クラブを支えるギリギリの力を
入れるだけにしたいものです。
バックスイングでヘッドが一番最後に動く
バックスイングでヘッドが一番最後に動くように、
まずは脚の動きを使って動き始めてみましょう。
そうすることで、手に余計な力が入りにくくなります。
クラブを左手片手で持って、まっすぐ上に伸ばしてみます。
そうするとサンドウェッジでやっても、
足元からヘッドまでは3m近くの長さになります。
この足元からヘッドまでを一つの鞭としてイメージすれば、
鞭の先端としてのヘッドを高速に振る動きがイメージできます。
鞭ですから鞭の手元としての脚から、
鞭の先端のヘッドまでの途中が勝手に動き出すことはありません。
そして、足元から動いて鞭をしならせてしなり戻せば、
小さな力であってもじっくりしならせるなら
大きなエネルギーを溜めることができます。
そして、じっくりと溜めたしなりとしてのエネルギーを一気に吐き出せば、
ヘッドは急加速して速いスピードに達しながら
ボールを打ち抜くことができます。
加速しながらボールヒットすることで、当たり負けが少なく、
方向性が安定するとともに、ヘッドスピードに対して
より速い速度でボールが飛んで行きます。
小さな動きでテコを経験
クラブと手のテコの関係を感じて
実際にテコとして動けるようになるためには、
やはり最初は小さくゆっくり動く中でトライしましょう。
そして、サンドウェッジで15y程度ボールをキャリーさせる練習
(SW15yC)で、小さな動きの中で感覚と動きに磨きをかけます。
さらに、SW15yCのバックスイング開始で脚から動いて
足裏からヘッドまでが一つの鞭のように
ヘッドが一番最後に動くようにします。
そうすると、腕や手に余計な自ら動こうとする力が入りにくく、
下半身の動きで上半身がしなりやすい状態を作ることができます。
そのままバックスイングして行って右膝を伸ばす動きで脚を使い切ると、
SW15yCでの腰の幅程度のスタンスの幅での下半身の可動域では
手元は腰高さ辺りとなります。
ところが、それまで動いてきたヘッドの勢いがあるので、
手で上にあげる力を入れないでもヘッドはクラブと手元を引っ張りあげて
腰の少し上まであがってきます。
このヘッドが勝手にまだ上にあがろうとしている最中に、
両足で地面を踏もうとして下半身を先行させて動かせば、
上半身はしなり始めます。
このようにヘッドの勢いと下半身の先行と言う
真逆の方向への動きでしならせ始めることができたら、
後はしならせやすくなります。
しならせて勝手にしなり戻ること任せることで、
左肩甲骨が背中側にスライドする形でしなりが戻ります。
そうすれば、腕とシャフトによるテコの動きは自動的についてきます。
逆に言えば、このような自動的な左肩甲骨のしなり戻りに任せなければ、
テコの正しい動きはわからないということにもなります。
グリップを支える握力は必要がないということから出発して、
とうとうテコやしならせてしなり戻らせることまで出てきました。
思ってもいない展開になったとお感じのことと思いますが、
これらの関連性は力を効率良く使ってボールを遠くへ飛ばすためには
重要な関係です。
この関連性をいつもに心留めといて、
練習のときには思い出しながらショットしてみましょう。
ある日突然あなたのスイングが驚くほど楽に振れて、
ボールが遠くまで飛んで行くことを発見できます。
では、また。
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※本数限定なので早い者勝ちです