From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
今回は「スコアのまとめ方4箇条」ということで、
あなたにスコアアップのヒントをお話ししてみたいと思います。
もしあなたが、
「アンダーパーで回りたい!」
こんな目標を現実的に立てているのであれば、
ここでお伝えすることはお役にたてないと思います。
ですがもし、100を切りたい、90を切りたいというのが
目標であるのなら、ここでお話しすることはお役に立てるはずです。
前提となるもの。。。
まず気をつけていただきたいのは、
ギャンブルではなく、あなたの身の丈に合ったプレーを重ねることです。
そうすることによって、何が問題なのかがより明確となりますし、
次のプレーのための反省が正しく出来ます。
そして、どんな練習をすると最も効率が良いのかなどの、
本当の課題が見えてきます。
これが、最短で上達する秘訣です。
でもこんなふうに言うと、あまりに当たり前すぎて
全く真新しさがないように感じるかもしれません。
ですが上達の道のりに必要なものというのは、
結局のところ、以下の5つになります。
(0)ショートゲームを磨く
(1)ミスしたら、1打払う。
(2)ショートホール以外のティーショットはフェアウエーの中にあればいい。
(3)フェアウエーからはグリーンに乗ればいい。
(4)グリーンにボールがあれば2パットでいい。
こんなふうに言うと、、、
「え、こんなの消極的で、スコアなんか作れないんじゃない?」
そんなふうに思われるかもしれませんね。
でもあなた! それが大きな問題なのかもしれません。
さて、話は戻って、、、
ここでお伝えしている(0)とは一体、何でしょうか?
これは、スコアのまとめ方というよりは、どちらかというと
最低限やる必要のあることと言ったほうがいいかもしれません。
スコアのまとめかたうんぬんを言う以前の、最重要課題です。
というのも、ゴルフというのはほとんどの場合、
ショットの半分以上は、100ヤード以下の距離でのプレーなんです。
よく言われることですが、100ヤード以下の練習時間が
全体の半分以上にできれば、良い練習をしていると言えますね。
(1)ミスしたら、1打払う
さて、ラウンド中の心がけとしての
「スコアのまとめ方4箇条」に話を戻しましょう。
ミスを帳消しにしようとしてはいけません。
しっかり1打使ってミスしなかった場合の場所までボールを運びましょう。
たとえば、ミドルホールのティーグラウンドからティーショットをして、
そのボールが林の中に入ったとしましょう。
その時、ホールにできるだけ近づこうとして狭い木の間を狙うのか?
とりあえず自分の実力でほぼ確実に出せる所に出すのか?
そのような状況があると思います。
ここで、狭い木を通して「最高のティーショットのはずだった場所」
を狙うのは、実はとても危険です。
「ミスをしなかった=フェアウエー」なのですから、
1打で絶対フェアウエーにボールを置ける所に狙いを設定します。
ミスはミスとして受け入れて、1打を支払う事を考えましょう。
また、OB等の場合は、すでにペナルティーなどを支払っているので、
精算は終わったと思って、新たな気持でプレーしましょう。
2打取られたから、取り返さなければなどと、
考えないようにできるようになりたいものですね。
(2)ティーショットはフェアウエーの中にあればいい
※ショートホールは除く
ショートホール以外でのティーショットは、
とにかく飛ばすことを考えてしまいがちですね。
ですが、スコアをよくしたいのなら、
距離よりもフェアウエーにあることを優先してください。
ドラコンでもそうですが、フェアウエーにボールがなければ、
そもそも「ノーカウント」です。
ここで言えることは、本当の飛距離というのは、
「フェアウエーにボールが残る場合の飛距離の事」なのです。
ドラコンのような競技であっても、
単に飛んだ距離が飛距離というわけではないのです。
この事は、どうか肝に銘じて覚えておいてください。
ですから、飛距離を伸ばすというのは、ただ飛ばせばいいというのではなく、
フェアウエーに残るようにコントロールできている範囲ではじめて、
「飛距離アップ」ということが言えるのです。
ということは、飛ばせば飛ばすほと左右へのブレを小さくしなければ、
飛距離が伸びたことにはならないのです。
特に、ロングホールではティショットは飛ばしあっこという、
「ショータイム」のような雰囲気がありますが、そこは冷静に考えてください。
70台前半で回れるまでは、2オン狙いで大叩きにはまる可能性と、
3オン狙いで安全にパーオン狙いでは、平均点は3オン狙いの方が良いのです。
アンダーパーで回ろうとする時以外は、
ロングホールはむしろ優しいホールとなります。
なぜなら、3駄目が100ヤード以下とするために、
飛距離はそれほど必要無いからです。
ティーショットでフェアウエーをはずしたら、
ティーショットがうまくいったらそこにあるであろう距離のあたりの、
フェアウエーに置くことを考えます。
何度も言わせて頂きますが、欲張って距離を稼ごうとしてはいいけません。
ドライバーが曲がってフェアウエーにほとんど置けないなら、
スプーンやアイアンでティーショットしましょう。
でも、、、わかっています。
これができるためには、かなりの決心がいるんですね、これが。
(3)フェアウエーからはグリーンに乗ればいい
アンダーパーで回ろうとする時以外は、ピンを狙うのではなく、
とにかくグリーンにボールがあればいいとしましよう。
2段グリーンなどでは、ピンのある段に載せようとしたくなりますが、
設計者の罠にはまらないように、グリーンセンターを狙います。
狙いはグリーンセンターだけど、
ピンの反対側には絶対曲げない打ち方を選択します。
曲がらなくてもグリーンセンター。
曲がってくれたら曲がった分だけ、ピン方向に近づきます。
そんな曲がりのコントロールができないようなら、
「ピン狙い」というのは、余計に危険きわまりない行為ですね。
そういえば、ピンが奥にあるからといって、
ピンをねらってグリーン奥に外してしまったら、、、
そんな場合はほとんどが下りで、グリーンエッジ近くのピンに
アプローチしなければならないので、かなり難しいショットが必要となります。
(4)グリーンにボールがあれば2パットでいい
グリーンでは2パットが基本です。
パッティングの成功確率として、
アメリカのPGAの試合での平均として、こんな数字があります。
・2.2mが50%
・1.2mで74%
・2.7m~4mでは、なぜかあまり変化なく30%近辺。
セッティングなどの違いがあるとしても、
トーナメントプロですら、2mぐらいの比較的近いと思える距離であっても、
結構外しているという感じを受けます。
2mぐらいだと、絶対入れたいと思ったりしますが、
2パットでいいと考えましょう。
「え、ファーストパットで1m以内とかに
付けられないとしたら、どう考えればいいの?」
そんなふうに思うかもしれませんが、
それはミスですので、1打払いましょう。
ですから、無理やり1m以上のパットを入れようとしないで、
そこから2パットでいいと考えます。
おまけ
参考までに、、、
・100を切りたければ、大叩きを減らす。
・90を切りたければ、スライスを直す。
・80を切りたければ、やっぱりちょいと飛距離が必要になります。
それまでより20ヤードぐらい、でしょうか。
・75以下になるためには、ショートゲームを徹底的に磨きます。
ただし、どれも100ヤード以下の練習(時間とか球数)が
半分以上あればの話ですが。
ちょっと今日は骨太すぎることを言ってしまったかもしれません。
でもこれが、私がゴルフにかかわってきて言える「真実」です。
では、また。
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