From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日、ある生徒さんのラウンドレッスンを行ってきました。
その生徒さんはUさんといって、56歳の男性。
半年以上レッスンに来て頂いてる方です。
レッスンに来たばかりの頃は、
スコアは100がようやく切れるくらいでした。
ご本人の努力もあって、
先日ついに90を切り87というベストスコアをマークしました。
ご本人はもちろんですが、
私も本当にうれしかったですね。
ですが、、、
実はこの方に関して最近気になることがあるんです。
え!?その一打・・・
それは先日のラウンドレッスンのこと。
久しぶりのレッスンだったこともあって、
まずは最近の状態を見せてもらおうと思いました。
パー5のホールで、
まずはティーショットから見せてもらいました。
Uさんは緊張しながらも、
230yほど飛ばして、きちんとフェアウェイの真ん中につけました。
お、これは80台が出たのも頷けるなと、
安心してみていたんですね。
ですが、、、
問題は第二打目に現れました。
絶好の位置につけたので、Uさんは
バーディ狙いますよと、攻め気味のショットを打ちました。
そのショットは残念ながら、
力んでしまってかダフり気味で大きく右に飛んでしまいました。
あちゃーと思いながらも、
ここでUさんが自分でどう分析されるか、伺ったんですね。
そこでUさんがおっしゃった言葉・・・
「いやーやっちゃった・・・まあ仕方ないか」
ん!?あれ!?
どうもUさんからは悔しいとか、
どうすればよかったのかとか、そういう言葉が無かったんです。
以前は何でも聞いてきてくれたUさんだったので、
この変化には少し戸惑いました。
いくつかお話ししたいことはあったのですが、
ひとまず、そのままラウンドを続けてもらいました。
すると別の場面、、、
一つ前のホールでダボを叩いてしまったので、
今回は挽回しようと思ったのか、
すごく慎重なゴルフをしているUさんがいたんです。
そこでも、ティーショットはまずまず
いい位置につけたのですが、
二打目でまたダフりが出てしまったんですね。
するとUさんはすごく悔しそうに、
セカンドショットでダフりがよく出るんですけど、
何かいい練習法とかありますか?と聞いてくれたんです。
一打は一打
Uさんに限らず、
アマチュアの方のゴルフを見ていると
こういう場面によく出会います。
その時その時の状況や環境で、
一打の重さが変わってきてしまうんですね。
実はこの意識の持ち方は、
ゴルフのスコアアップにおいてすごく大きな問題です。
一打は一打です。
どの一打にも全く同じ価値があるはずですよね。
どういうことかというと、、、
例えば、
財布から1円玉が落ちてしまったとして、
それが自動販売機の下に転がり込んでしまったとしたら。。。
あなたは無理矢理潜って拾うでしょうか?
きっと多くの方は1円だからいいや、
とあきらめると思います。
でもそれがもし1万円札だったら?
ほとんどの方は、
きっとなんとしても拾いますよね^^;
お金はいくらだろうと等しく価値を持っています。
これがゴルフの一打にも言えると思います。
どんな場面でも、
どんな状況でも一打は一打。
一振り一振り、
すべてのスイングに意識を持つことが出来るかどうか。
これがスコアアップに大きく関係していきます。
ラウンドの後半には集中力が切れてしまったり、
すごく暑い日にはやる気が出なかったり。。。
大叩きが続いてしまうと投げやりになってしまったり、
友人に負けっ放しだとムキになってしまったり。。。
ゴルフには色々な要因が絡み合って、
あなたのスイングに見えない影響を与えてきます。
でも、どんな場面でも、
一打は一打という意識を常に持ってみてください。
意識をしないと、
一打ごとに価値を変えてしまいがちです。
コースでは、すべての一打が
平等の価値を持っていることを忘れてしまいがちです。
一打を大切にする意識が習慣になると、
あなたのゴルフは大きく成長するはずです。
これは意識をし始めないといつまでたっても変わりません。
(私がアマチュア時代も、
このことに気がつくまでは意識できませんでした。。。)
今日からでも出来る意識です。
ぜひ実践してみてくださいね。
また、メールします。
小原大二郎