2023.04.16
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「ヘッドを開く3つの原因徹底撲滅」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
バックスイングしてきて
トップ近くでヘッドを軌道に対して開いていないと、
多くの絶大なメリットをゲットできます。
それは、どういうことかというと。。。
(続きはビデオにて)
ヘッドを開く3つの原因徹底撲滅
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
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スライス撲滅のマスターキー
例えばスライスで悩むゴルファーは多いです。
ゴルフをはじめたばかりのころは
まずスライス撲滅がスコアアップして100切りできるための
キーとなります。
そのスライスの最大要因が、ヘッドを軌道に対して開くことです。
ヘッドを開いてしまう根本原因をはっきり知ることで、
初心者時代からのスライス解消やさらには強いボールを打てたり
憧れのドローもゲットできます。
では、そのヘッドを開いてしまう罠には
どんなことがあるのか見てみましょう。
ヘッドを開く次の3つの原因を撲滅できると、
ショットはみるみる良いものになります。
(1) 左手のウィークグリップ
(2) 右肘を曲げる動作
(3) ヘッドのオフセットに従うトップ
最低でもこれだけのことは頭に入れてスイングしたいものです。
左手のウィークグリップ
まずは、「(1) 左手のウィークグリップ」について見てみます。
左腕でストレートパンチを出してみましょう。
そうすると、腕を内側へ捻って腕を突き出しています。
インパクトに向かって左腕は
遠心力で引っ張られると同じことが発生します。
そこで、ストレートパンチを出した形のまま
手元をグリップのところに持ってきてみましょう。
これが、本来の正しい左手のグリップの向きです。
右肘を曲げる
そして、「(2) 右肘を曲げる」についても
多くのゴルファーでやってしまっています。
バックスイングで手でクラブをトップに持っていこうとする気持ちから、
右肘を自ら出そうとする力で曲げているケースは多いです。
バックスイングでしっかり脚を使ってクラブを動かせていないと
下半身のターン不足で上半身は苦しくなるので、
つい手でクラブを持ちあげてトップに運ぼうとするものです。
そして、腕は伸ばすと内側へ捻れますから
曲げると外へ捻れるので、
右肘を曲げるに従ってヘッドは開いてきます。
バックスイングでは左脚を固めたりしないで
むしろ重りに使い左サイドを落としながら、
右膝は伸びるまでしっかり伸ばすことで
腰を脚の可動域限界までターンさせましょう。
そうすれば、右肘を自ら出そうとする力で曲げることもなく、
脚で動いたヘッドの勢いでトップまで運ぶことができます。
そして、右肘はヘッドの勢いでシャフトに押されて
曲げさせられるだけにしましょう。
ヘッドのオフセットに従うトップ
さらに、知らないうちにハマっているゴルファーも非常に多く、
ほとんどのゴルファーでは問題とも感じない怖いこと
「(3) ヘッドのオフセットに従うトップ」もあります。
真っ直ぐに立ってクラブを左右に振ってみましょう。
そうすると、右に振ったときにヘッドを先行させて
左腕を上で右腕を下に入れる形で前腕を右に捻って
ヘッドを軌道に対して開くと楽に振ることができます。
これは、振り幅はヘッドの移動量で感じ、
シャフトに対してヘッドの重心は離れていて振られる方向に向かって
ヘッドを先行させるほど大きく振った気がするからです。
そして、トップ近くで苦しいと感じるほど
ヘッドの重心を先行させようとして、
腕を捻る動きでヘッドを開くことになります。
そこで、ヘッドを軌道に向けたまま振ってみましょう。
そうすると、ちょっと窮屈で振りにくく感じるとしても
肩甲骨は大きくスライドしやすく、
前腕を捻るなどの腕の動きはなくなります。
結果としてより大きな筋肉群に絡む部分に
しなりのエネルギーをためやすくなってボールは飛びます。
ゴルフショップなどで左手首に板を固定して
左手甲側への折れを無理やり阻止する、
スライス防止器具などを見たことはあると思います。
これはトップまでにヘッドを開いていると左手を甲側に折る形になるので、
それを強制的に止めようとするものですが
この板ぐらいではなかなか止めることはできません。
3つのヘッドを開く要因をしっかり意識することで地道に根絶して、
気持ちよくボールを遠くまで精度良く飛ばしたいものです。
ヘッドを開いていることはこれでわかる
トップ近くで左手甲側へ折れるほど、
ヘッドは軌道に対して開いていることになります。
そして、トップ近くでヘッドの起動に対してヘッドは開くほど、
ダウンスイングでシャフトをしならせるときに
シャフトはヘッドの直角方向へのしなりが多くなります。
そのヘッドに対して直角な方向へのしなりは
しなり戻りではヘッドのトウを垂れさせる方向への動きとなって、
打点の狂いに直結します。
トウ・ダウンはヘッドの重心がシャフトから離れているオフセットのために、
ヘッドが遠心力で引っ張られることでも発生します。
この軌道に対して開いたヘッドでのしなり戻りと遠心力のダブルパンチで、
トウ・ダウンが発生します。
その結果、ヘッドスピードを速くしていった場合にシャフトを硬くしなければ
安定したショットを望めなくなる問題を引き起こします。
本来はしなやかなものほど同じ力でしならせるなら
より大きなエネルギーをためることができます。
同じ体力でボールを遠くまで飛ばしたいなら、
よりしなやかなシャフトを使いたいところです。
このトウ・ダウンはやさしく楽に飛ばせるための
しなやかなシャフトを選べなくしてしまう厄介な現象ですから、
できるだけ防止したいものです。
トップでヘッドを軌道方向へ向けておくとシャフトはヘッド方向へしなり、
しなり戻りでボールを打ち抜く方向に向かってヘッドは加速されます。
トウ・ダウンも遠心力による影響だけになって少なくなることで、
その分ヘッドの狙ったところにボールを当てやすくなります。
その結果ボールを強く叩けるばかりか打点の精度も良くなって、
まさに飛距離とショットの精度アップに直結します。
シャフトクロス問題
また、トップ近くで左手甲側へ折れるほど、
シャフトが地面に対して水平になったときに
ターゲット方向の右を向くシャフトクロスになりやすいものです。
シャフトクロスはトップに向かって右肘の外側を上にあげようとする動きで助長され、
それによっても左手は甲側へ折れやすくなりヘッドを開く動きが増強されます。
そこで、トップ近くでは左手の平側へ折るようにして、
ヘッドの開きを阻止しましょう。
これは、右手の平で言うなら
右手の平を振り出し後方へ向けるイメージです。
トップでヘッドを開くとパワー損失
特にトップ近くでヘッドを開いて腕を動かすほど
肩甲骨は動きにくくなります。
腕から先の筋肉に比べて肩甲骨周りには
大きな筋肉が盛りだくさんです。
腕でヘッドを開くことで楽に振れる感じはしたとしても、
上半身の中でも大きな筋肉群が絡む肩甲骨をしならせてにくいために
手でクラブを振る傾向となります。
それでは能力の限界までの飛距離は得られません。
若い男性の場合は腕力もあり、腕の力だけでもそこそこ飛ぶので
それで満足しているケースは多いです。
男子ツアー選手では両膝を地面について、
腕だけで振っても250yは飛ばせます。
ヘッドを開くことで楽にトップをつくったとしても、
肩甲骨周りの大きな筋肉群をしっかりしならせていないことは
飛距離を失うことになります。
正しく脚から動けたバックスイングで右腕の余計な動きを封印し、
トップでは左手甲側へ折れないことを強く意識しましょう。
最初は窮屈でボールを飛ばせない感じがするかもしれません。
しかし、腕の余計な動きを封印したことで
脚を使ったバックスイングをするようになってきて、
ダウンスイングでも脚をしっかり使えるようになります。
そうすると、バックスイングも楽になってきて、
スイング全体で脚を利用したパワフルな動きに変身です。
では、また。
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