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「ゴルフのセンスがない」ほうが幸せ?

2013.01.25
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、いわゆる「ゴルフのセンスがない」ほうが幸せ、という話をします。
「いや、自分にはゴルフの才能ないから」
そんな方にこそ、今日は読んでいただきたい内容です。
スポーツの上達を考える上では大切なことをお話しします。

■天性でやれてしまっている人。。。
特にプロゴルファーなどはそうなんですが、アマチュアでもいわゆる
 「天性」
のようなものでゴルフができてしまっている人というのも、
実は少なくなかったりします。
子どものころから、身体を動かすことに慣れていたり、
いわゆる野球などでバットを振り回すスポーツをしていたりして、
クラブを振るときに「カン」が働いてしまうような人ですね。
そういう「カン」を持っている人が、
これも持って生まれた「負けず嫌い」の気持ちでゴルフの練習をすると、
やり方は適当でも、ある程度のところまでいけてしまう。。。
多くはないかもしれませんが、そういう人も少なからずいらっしゃいます。
実際、そうした天性やカンをお持ちの方というのは、
努力で積み重ねている人がものすごい苦労をしているところを、
あっという間に乗り越えてしまいます。
そんな人を見ていると、
 「自分には到底無理だ。。。」
 「これで自分が努力してゴルフをやる意味なんてあるんだろうか。。。」
そんなふうに思ってしまう人もいらっしゃると思います。

■天性は再現性がない
私も大人になってからゴルフを始めた人間ですから、
そうしたアマチュアゴルファーの気持ちは、とてもよくわかります。
でも、ハッキリ申し上げて、そうした天性やカンだけでは
長いゴルフ人生を戦えないというのも、また事実です。
これは別にプロゴルファーだけではなくて、アマチュアも同様です。
そうした天性のカンをお持ちの方は、いい面ももちろんあるのですが、
何も考えていない分、欠点もあります。
その最大の欠点は、、、
 「一度忘れてしまうと再現するのが難しくなる」
ということです。

これはどういうことかというと、、、
いわゆるセンスがある人というのは、
そのセンスは意識して身につけたわけではないので、
何をすればうまくなるのか、うまくならないのかを知りません。
そうすると、たとえば何かのきっかけで上手く行かなくなったときに、
どうすればいいのかわからない、、、ということになってしまいます。
天性には再現性はないんですね。

■実はセンスがある人は「不幸」?
じゃあ、天性のある人であれ、ない人であれ、
 「正しい努力を継続すること」
これこそが、最終的には近道なのだと、私は思います。
センスだけでやっている人というのは、
いわゆる「努力のしかた」がわかりません。
でも、それこそセンスのカタマリのようなプロゴルファーでさえ、
普通の人では想像もできないような努力を重ねてプロになっています。
ハッキリ言って、センスだけでゴルフをするなんて、
うまくなる喜びを知らないわけですから、
それはゴルファーとしては「不幸」とも言えるのかもしれません。

しかし、正しい努力を知っていること、
ゴルフには何が大切で、何が大切でないかを知っていれば、、、
ゴルフのセンスがなかったとしても、
一つひとつの壁を乗り越えていくことができますし、
その壁に達成感を感じることもできるでしょう。
そういう意味では、センスがない人のほうが、
ゴルフをやることの喜びを知っている人、と言えるかもしれません。

センスがある人は確かに幸せです。
でも、もしあなたがセンスがなかったとしても、
センスがある人以上の喜びを、ゴルフは与えてくれるかもしれませんよ。

またメールします。

小原大二郎

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ダウンスイング(腰から腰)における胸の向き

2013.01.24
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

前回から、腰から腰のダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
 “肩から肩における胸の向き”
について、お話ししていきます。

■胸がどの方向を向いているか?
ダウンスイングで腰から腰の位置、おしりの位置にクラブが降りてきた時に、
胸がどの方向を向いているかということがとても大事になってきます。
胸の向きとしては、
 「クローズ」

 「スクエア」

 「オープン」
の3つの向きがあります。
正しいスクエアというのは、
胸の向きが右斜め45度を向いている状態のことを言います。
右斜め45度よりも右を向いているのがいわゆるクローズの状態、
左を向いているのがオープンの状態ということになります。
ここで、ダウンスイングの初期の切り返しの順番を
思い出してほしいのですが、切り返しではまず下半身から動いて、
次に上半身が動くのが理想の切り返しでした。
この下半身から上半身へのスムーズな連動が起これば、
この腰から腰のところに来ても、胸の向きが右斜め45度を向く
スクエアな状態で腰のところまで降りてくるはずなのです。

■胸の向きで飛び出しの方向が変わる
しかし、ここで必要以上に身体の捻転差の大きいスイングにしてしまうと、
極端に胸が右を向いたままの状態でダウンスイングを迎えてしまいます。
そうするとインサイドアウトのスイング軌道を描きやすくなり、
いわゆる9ボールの右方向にボールが飛び出して、
 ドロー

 プッシュアウト

 プッシュスライス
これらの弾道のいずれかになります。
逆に、ダウンスイングでクラブが腰の位置まで降りてきた際、
右斜め45度を向いているスクエアの状態よりも左を向いている状態は、
下半身リードではなく上半身リードの手打ちの状態になっているということです。
これはボールを打つ前にもかかわらずボールと正対してしまうような状態ですので、
そうするとインパクトでは更に左を向いた状態でボールを打つことになります。
したがってアウトサイドインのスイング軌道になりやすく、
9ボールルールの左方向にボールが飛び出しやすくなります。
つまり出球は、

 プルフック

 プル(引っ掛け)

 フェード
これらのいずれかになります。
胸の向きはオープンにしても、クローズにしても、
いずれもストレートボールを打つには適していないので注意が必要です。
ここで何度も申し上げているように、
初心者の方やこれからゴルフを本格的に始めるような方は、
スクエアなスイングを目指して練習してほしいと思っています。
もし、ダウンスイングの腰から腰のところに来た時点で
すでに胸の位置が開いてしまっているとすれば、
アウトサイドインを誘発しまいます。
その状態でいくらインパクトの瞬間に何かをしようとしても、
そのようなその場しのぎのやり方は再現性が低いと言えます。
胸の向きがスクエアよりも左を向いていたら、
インパクトのところだけを何とかしようとしても意味がありません。
次回も、この胸の向きについてはお話を続けたいと思います。

またメールします。

小原大二郎

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ゴルフがうまくなる一番の方法

2013.01.23
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は、ゴルフがうまくなる最良の方法についてお話しします。
最近レッスンをさせていただいたとある方を見て、
改めてこのことを実感してしまったので、
あなたにもシェアしたいと思います。


■久しぶりのレッスン

最近レッスンをさせていただいた方がいらっしゃいます。

その方、仮にSさんとしておきますが、
50歳代後半の男性で、スコアはだいたい95前後。

以前に1年ぐらいレッスンを見て、100切りを達成されて、
それからしばらくいらしていなかったんですが、
この前ひさしぶりに連絡がありました。

「ラウンドはしているんだけど、
以前のようにちょっとスコアが安定しなくなってきて。。。

100を打っちゃうこともけっこう多くなってきたんで、
ちょっと一度見ていただけますか?」

そんな連絡があって、レッスンをすることになりました。

レッスンはいつものゴルフ場でのラウンドレッスン。
ラウンドに同行して、レッスンを行うことにしました。

■何も考えずに打ってみる

こんな時に私がすることはただ一つ。

「スイングを見ること」
やっぱりこれが一番になります。

「とりあえず何も考えずにティーショットを打って下さい」

とりあえず、最初のホールのティーショットで、
スイングも撮影したりしますが、
まっさらな気持ちで打ってもらいます。

時間は経っていますが、以前に見させていただいていたこともあって、
何となく問題点は把握していたので、
おそらく原因はここかな、みたいなことは何となくわかりました。

ラウンド中にスイングをいじるのはあまり良くないのですが、
お互いによく知っているので、そのへんは遠慮なく直していきます。

「ああ、確かに以前に言われたことができなくなってますね~」

今回のレッスンで、Sさんはそんなことをおっしゃっていて、
かつてのいいスイングを何となく思い出していただけたようでした。

■やっぱりスコアの決め手はスイング

午前中はそんなこんなで修正を加えながらのレッスンだったので、
ハーフが54と、あまり振るわなかったのですが、

午前中にしたレッスンで、午後はSさんもカンが目覚めたらしく、
午後のハーフは46と、まずまずの結果に。

スコアはトータルで100ぴったりでしたが、

「小原先生、どうもありがとうございます。
おかげで次はもっといいスコアが出せそうです。

やっぱりレッスンは定期的にやったほうがいいですね。
また来月、連絡させてください。」

そんなふうに言っていただけました。

今回のSさんの例でもそうなんですが、

「やっぱりゴルフはスイングなんだな」

と、つくづく思います。

私のレッスンはビジネスゾーンから確実なスイングを
作り上げていくのですが、一度結果を出すとそのへんのことを
すっかり忘れてしまうようなんですね。

「わかっちゃいるけど、、、」

「それを継続するのって、なかなか難しい」

アマチュアの方の事情は、私もわかっているつもりですが、
やはり一時的なレッスンや練習ではなく、
定期的なレッスンや毎日の練習をオススメしているわけです。

定期的なスイングのメンテナンスが出来る仕組みをつくることが、
やはりスコアアップ、スコア維持の決め手なんですね。

もし、あなたが今ちょっとした伸び悩みを抱えているのであれば、
やっぱり一度、スイングがどうなっているのか、確認してみて下さいね。

特にビジネスゾーンのチェックを定期的に行うことが
上達の最短ルートであるということを確認しておきましょう。

またメールします。

小原大二郎

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スイングがうまくいかないときどうするか?

2013.01.22
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、スイングがうまくいかないときにどうするか? という話をします。

実は最近、ある方のレッスンを受け持ったのですが、
前に教わっていたコーチの方に、
「うまくいかない逆の方法」で教えられていたみたいなんですね。
なんていうか、下りのエスカレーターを駆け上がるような、
そんなつらい方法を選んでもらうような、、、そんな感じでした。
 
このことは、メールを読んでいるあなたにも役に立つことだと思うので、
そんな話をシェアしたいと思います。
 
■正直やりにくい。。。
その方、仮にMさんとしましょうか。
Mさんは定期的なレッスンというわけではなく、どちらかというと
ピンポイントの1回限りのレッスンということでいらっしゃいました。
現状、レッスンプロについているそうなんですが、
イマイチ結果が出ないということで、
別の生徒さんからの紹介でいらっしゃったんですね。
 
あなたにも理解していただけると思いますが、
正直、こういうレッスンって、ちょっとやりにくいんですよね。。。(汗)
その習っているコーチの流儀もあるでしょうし、
それに反するようなことを言うと、生徒さんも混乱してしまうので。。。
 
ただ、Mさんのスコアがよくならないという悩みは結構切実で、
それでお友達の方が
「だったら一度、小原プロのレッスンに見てもらったら?」
みたいな流れで、私のところに来たわけです。

 
■そもそもグリップに問題が。。。
まずはじめに、Mさんには何球か打っていただいたんですが、
確かにあまりいいボールが打てていませんでした。
レッスンを受けている割には、どちらかというと我流で身につけたような
アマチュアゴルファーの打ち方に近かったんですね。
 
そして、Mさんのスイングで一番違和感があったのが、、、
 
「グリップ」
 
だったんですね。
 
ちょっと普通に考えて、
「普通のゴルフコーチだったら、まずここを直すだろうなあ。。。」
と思ったので、思い切ってMさんに聞いてみました。
 
小原 「Mさん、そのグリップにしたのって、いつごろからですか」

Mさん「えーと、今のコーチに習いはじめてからですね。
コーチに『グリップはこの形がいいですよ』と言われて。。。」

小原 「え!? ああ、そうなんですか。。。」

Mさん「おかしいですか?」

小原 「うーん、試しにちょっとこんなグリップにして打ってみてもらえますか?」

 
■たった10秒で激変!
それで、私がお教えしたようなグリップにして何球か打ってもらったんですが、
たったそれだけで、前に打っていたボールと全然違う弾道に。。。
スライス系のボールだったのも、それだけで改善されてしまいました。
 
「ちょっとこんなふうにして打ってみてください」「はい」
というやり取りだけだったので、その間せいぜい10秒ぐらいだったと思います。

 
私もここまであっという間に変わってしまうとは思いませんでしたが、
一番びっくりしていたのがMさんで、
「え、なんで? たったこれだけで?」
と、そんなことを言いながら、
その後も何度もクラブの感触を確かめながら10数球打っていました。
 
Mさん「小原先生、これは一体どういうことなんですか?」

小原 「そうですねえ。。。今のMさんには、このグリップのほうが
合っていたということなのかもしれませんね」

Mさん「うーん、そうだったんですか。。。
今まであんなにダメだったのは、一体何だったんですかね?」

 
さすがにストレートに「グリップが悪かったんですよ」とは言えず(苦笑)、
その時には「今のMさんには」という言葉でお伝えしたのですが、、、
 
■やり方を疑え
これは何事においてもそうなのかもしれませんが、
 
「どうしても問題が解決しないときは、自分のやり方を疑え」
 
もちろん、Mさんの場合は教わっている人がいるわけですから、
少なくとも一定の期間は、その人の言うことを疑わずに
素直にやってみることが第一です。
しかし、長い間(たとえば半年とか1年とか)やっていても、
自分の上達が実感できないということなら、
やはりそのやり方を疑うことも考えていいのかもしれません。
 
ゴルフの基本はスイングで、そしてその大元になるのが、
「グリップ」

「アドレス」
です。
どんなにその後のバックスイングやダウンスイングが良くても、
大元が悪ければ全てが無駄になってしまうのです。
※もっとも、グリップとアドレスが悪くてスイングがいいというのは
ほとんどないんですけどね。。。
 
もしMさんが今回グリップをちょっと変えることをしなければ、
1年たっても、2年たっても、うまくならない今のままで、
ゴルフがいやになってやめていたかもしれません。
しかし、今回のMさんのように突破口が開ければ、
100を切る、90を切る、シングルになるという目標も
現実のものとなってくるかもしれないのです。
 
今回はたまたまコーチの方から微妙なグリップを教えられた例でしたが、
このことは何でも我流でやってしまう人にも当てはまります。
 
「どうしても問題が解決しないときは、自分のやり方を疑え」
 
疑うというと言い過ぎかもしれませんが、うまくいかないときは
今までのやり方を振り返ってみることをオススメします。
 
またメールします。
小原大二郎

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ダウンスイング(腰から腰)における前傾角度

2013.01.21
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
前回までは、肩から肩のダウンスイングについて
何回かにわたってお話ししてきました。
ここからは、肩から肩のダウンスイングの次の段階、
“腰から腰のダウンスイング”
について、お話ししていきます。

今日はその一番最初、
ダウンスイング(腰から腰)の前傾角度についてです。

■グリップの強さが左右均等かがポイント

バックスイングの時と同様、ダウンスイングにおいても
アドレス時の前傾角度が変わらないようにスイングをすることが大切になります。
ダウンスイング時に前傾角度が保たれずに起き上がってしまうことを
「伸び上がり」と言います。
また、逆に体が下に沈んでしまうことを「沈み込み」言います。
伸び上がったり、沈みこんだりしないようにしましょう。
インパクトの直前ではありますが、ここで伸び上がりや
沈み込みが起こると、ミスヒットを引き起こします。
伸び上がればトップしやすくなりますし、沈みこめば当然ダフりやすくなります。
伸び上がりや沈み込みが起こらないように意識しないといけないのですが、
その際のチェックポイントとしておしりの位置が前後に動いていないかを
チェックするのがわかりやすいです。
アドレスで構えたときのおしりの位置が、ダウンスイングのところで
前に出やすくなるのですが、そうすると体の前傾角度が全くなくなって、
棒立ち状態でインパクトを迎える人が少なくありません。

■再現性のあるスイングをするために
前傾角度というのはやはり、正しいインパクトを迎えるためには
とても大事になってきます。

繰り返しナイスショットを打つ、再現性のあるスイングをしていくためには、
やはり第一に前傾角度を終始変えないようにすることです。
そのためにも、お尻の位置が前に行ったり
後ろに行ったりしないように維持することが大切です。
ここでもしっかりとお尻の位置をアドレス時の位置と
変化させないように気をつけてください。
そのためにも重要なことは正しいアドレスをすることです。
背中を丸めて前傾するのではなく、
股関節から体を前傾させたアドレスをつくりましょう。
また、人によっては肩に力が入って猫背になってしまう人もいます。
猫背にならないように、なるべくアドレス時からのいい姿勢で保って、
ダウンスイングの腰の位置まで下ろしていきましょう。
次回も、腰から腰のダウンスイングについてお話しします。

またメールします。

小原大二郎

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