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「走りながら考える」は本当に善か?

2013.09.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は「走りながら考える」ということについて、
改めて考えてみたいと思います。

はじめに質問ですが、どちらかというとあなたは
「走りながら考える派」ですか?

それとも「ひとまず足を止めて考える派」ですか?

「走りながら考える」ということはよく言われることで、
それが善、美徳であるかのようにされていることも多いように感じます。

ですが結論から言うと、ゴルフの場合はふさわしい場合と、
そうでない場合の両方があるように思うのです。

典型的な「走りながら考える派」

私が以前教えていた方なのですが、Tさんという方がいます。

会社の社長さんでいらして、
だいたい110~120ぐらいで回るぐらいの実力です。

仕事柄、ゴルフをされる機会が多く、あんまり下手だと恥ずかしいということで、
何度かレッスンをさせていただきました。

Tさんはご商売をやられている方ということもあって、
いわゆる典型的な「走りながら考える派」でいらっしゃいました。

それまでに自分でも少し練習をされていたそうなんですが、
練習場でクラブを振りながら「こうかな?」「こんな感じかな?」。。。

そんなふうに練習をしていたそうです。

そしてラウンドでも「とりあえず前に打てばなんとかなるだろう」的な考え。
ライなども特に考えずに、とにかくクラブを振るような状態でした。

 「だって、考えてもわからないんだから、打つしかないでしょう?」

確かに「プレーファースト」という点から見れば、
ラウンドでぐだぐた考えずに打つことはとても大切です。^^

ですが、ご自身のゴルフについて、練習について
何も考えずにゴルフをするというのは。。。上達するという点では、問題です。

まず、まとまった「考える時間」を取ろう

練習時、ラウンド時にいろいろ考えながらやっても、
いい結果が出たりすることは極めて少ないのではないでしょうか?

出たとしても、せいぜい「まぐれ当たり」でいいショットが2、3出るだけ。

しかも、そのまぐれ当たりは、どのようにして出たものなのかが
全くわからないまま。。。それでは再現性が全くありません。

たとえば、ラウンドや練習で「トップボール」が頻発している人がいたとしましょう。

 「あ、今のボールはうまくいったな。。。」

 「あ、今のはあんまりだったな。。。」

一球一球のボールをこんな感じで考えていたところで、何も変わりません。

トップボールを出したくないのであれば、トップがどうして出てしまうのか、
どうすれば出なくなるのか? そうしたことがわかっていることが必要です。

そういう人は、練習でトップボールが出ないスイングの練習方法、
たとえばビジネスゾーンの練習がどういうものなのかをきちんとインプットしておく。

こうした時間を取ることが、どうしても必要になってきます。

考えたことを実現するのが練習、ラウンドの役割

練習をする、ラウンドをする、、、

たとえば右も左もわからなかったとしても、
そうした行動を起こすこと自体は、とても大切なことです。

しかし、うまくいく結果を再度何度も出しつづけること、
上達するという点では、「何も考えないまま」では何も実現できません。

しかも、その行動の時間が無駄になってしまうかもしれません。

であれば、行動の前に「何をすればいいのか?」ということについて、
ちゃんと考えておくことが必要です。

もちろん、考えても間違った行動をとってしまうことがあるかもしれません。
でも、それはそれでOKと考えます。

なぜなら、一度考えているわけですから、うまくいかなかった理由を自然に考えて、
次の行動への結びつけることができます。

確かに、実地で勘がものすごく働いて、上達する人というのもいらっしゃいます。
ですが、そうした方は普通ではない才能をお持ちの方です。

結局は、考えて成功、失敗という経験を何度もして、
それによって上達していくのが近道なのではないでしょうか。

まずは、考える。

そして、考えた練習、自分がやると決めた練習を、
ただ地道に練習場でやりつづける。

そこで身につけたものを、ラウンドでも実践してみる。
考えたことを実現するのが練習、ラウンドの役割、、、私はそう思います。

またメールします。

追伸:

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【ビデオ】アウトサイドインの軌道修正

2013.09.04
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

さて、本日はウィークリーレッスンをお送りします。

今日のテーマは・・・
アウトサイドインの軌道についてです。


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英単語の暗記とスイングの暗記

2013.09.03
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

日々メールを読んで頂いてありがとうございます。
今日は皆さんにクイズを出します。

どちらが私の選ぶ正解でしょうか?

あなたが上達するためには、
どちらを選択するべきでしょうか。

1:週に1度練習場に行って、スイングを確認しながら、球を沢山打つ
2:毎日30分、庭でフォームをチェックして素振りする

さあ、あなたならどちらを選びますか?

週1と毎日の差

勿論、正解はわかりますよね。
私が選ぶのは2番です。

普通のゴルファーは、毎日はさすがにクラブは持てないし、
そんなに仕事も暇じゃないんだ!

ということで、お叱りを受けるかもしれません。
すみません。

ですが、それだけゴルファーというのは、
気を抜くと、土曜日や日曜日だけ練習場で練習する、
というようなスタイルになりがちです。

なぜって?

週に1回程度なら、全然気も楽だし、
気分転換になるし、
打ちっぱなしにいくのは楽しいからです。

しかし、あなたが本気でゴルフをうまくなりたいなら、
週に1回の練習場よりも、週に7回のフォームチェックの素振りの方が上手くなるでしょう。

なぜって?

なぜなら、週に1回の練習では、
反復練習の良さが生かせないからです。

毎日素振りしている人は、
昨日の練習のことをしっかりと覚えていられるんです。

「あぁ、そうだ前のラウンドでやたらダフってしまったから、
 前傾姿勢を気にしてスイングしないと」

というような、注意点をきっちりと守ってスイング出来るんです。

しかし、週に1回ほどしか練習しない人は、
まさにその日の気分で練習していると言えます。

彼らは、その日にうまくいくかどうかを
チェックしに行っていて、その日の調子が
よければ、それでいいといった感じなのです。

自分を律して、しっかりと成長していくためには、
練習場で、今日も気持ちよく打つぞーといった感覚よりも、

ビジネスゾーンを庭でしっかりと確認するほうがためになるのです。

勉強の暗記とスイングの暗記

みなさん受験勉強は少なからず、したことがあると思いますが、
勉強には暗記しなければならない教科もありますよね。

例えば、英単語の暗記などは、
大変で、すぐ忘れてしまうものです。

あなたが、英単語を覚えるとき、
毎日コツコツ覚えていくか、

試験前日に詰め込むか、
どちらでしょうか。

成績は、ほぼ前者の方がいいですよね。

私が言いたいのは、スイングでもこれは、
同じだということです。

あなたが、日々いいスイングをするためには、
毎日身体にスイングを覚え込ませる必要があるのです。

英単語を覚えるつもりで、素振りする。

試してみて下さい。

また、メールします。

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1%の変化でゴルフが変わる

2013.09.02
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今から3年ほど前でしょうか・・・
実は私少し太っていた時期がありました。

お腹がポッコリと出てきて、
顔のまわりも丸くなっていました。

もちろんこの脂肪は、
ゆっくりと着実についてきました。

いきなりドカ食いをして
一日で太ったならすぐに対処しましたが、
徐々に増えていったので、、、
対処が遅れてしまいました。

トレーニングを少し怠けていたので、
ある日継続を心に誓ったんです。

太ってしまう時と同じで、
今日から腹筋などをしても
明日突然痩せているなんてことはありません。

そんなことは当然ですが。。。

身体は毎日少しずつ
変わっていくものですよね。

ところがこれは
メンタルの部分で言うと
そうともいきません。

少しずつ変化は起きる

例えばゴルフの話に戻すと・・・

何かいい練習方法を知ったり、
プロの華麗なプレーを見たり、
魅力的なゴルフ理論に出会ったりすると、
次の日から突然ゴルフが変わるものだと
期待してしまいます。

ですが、もちろん、
そんなことは起きません。

どんなにいい練習方法を知っても
そこで紹介されている内容を
毎日毎日実践していかないと
ゴルフは変わりません。

そして変化はある日突然、
急激に変わるのではなく
毎日少しずつ少しずつ
私たちが気が付かないくらいの
ペースで変わっていきます。

その少しの変化が体感できるくらいになった時、
はじめて、あ!よくなってると思うのです。

私がビジネスゾーンと出会った時、
ゴルフ人生が変わると思いました。

あなたもそう思っているかもしれません。

1%が与える変化

ですが、その変化は明日
目に見えるかと言われれば、
見えませんよね。

ですが1か月後、3か月後、
1年後になって振り返ると、
大きすぎる変化が起きています。

1日1%変わったとすると、
1年では3778%変わっていきます。

単純に37倍です。

実際には37倍上手くなったとか
具体的には言えませんが、
イメージとしてこう言えます。

これをみればわかると思いますが、
誰でもその変化には気づくけど、
1%の変化には誰も気づきません。

自分自身でさえも、です。

そしてもしその習慣を途中で断つと、
どんどん前の状態に戻っていきます。

誰も一朝一夕では
変わることは出来ません。

なのに少しサボると
一気に変化が壊れてしまう。

これが練習の難しいところです。

しかし、少しずつの変化を
積み重ねると
大きな変化になります。

大きな成長になります。

今日、変化が目に見えなくても
自分を信じて1%の成長を繰り返しましょう。

また、メールします。

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ハービー・ペニックに訊け「やりすぎという罠」

2013.09.01
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

今日のメールのタイトルを見て「おっ?」と思った方、、、
あなたは相当なゴルフマニアかもしれません。

 「ハービー・ペニック」

あなたはこの伝説の名コーチの名前をご存知でしょうか?

ハービー・ペニックってどんな人?


ハービー・ペニック(1904-1995)は、1923年にプロゴルファーの職を得てから
亡くなるまで、トッププロからアマチュアゴルファーまでを教えた、世界的な名コーチです。

このハービーさんは、トッププロもアマチュアも分けへだてなく
「1時間5ドル」という、あってないような報酬でレッスンをし続けました。

そして有名な話が、ハービーさんが60年以上にもわたって、
教えるときに感じたり気づいたことが書いてきたノートは門外不出とされ、
同じくゴルフコーチをしていた息子以外には愛弟子たちにも決して見せなかったそうです。

しかし、ハービーさんが87歳のとき、その門外不出のノートを出版しようと思い立ち、
そして出版されたのが、リトル・レッド・ブック(Little Red Book)という本です。

今では全世界で100万部以上読まれている「伝説のレッスン書」となりました。

中でも印象的なのは、晩年は耳が遠くて電話では直接話せないため、
奥さんを介して電話レッスンまで行ったことです。

自分はどんな状態であったとしても、何かの救いを求めて来てくれる人たちには、
お金も体調も関係なく、できるだけのことをしてあげたということだと感じています。

ハービーさんはすでに天国の人となってしまいましたが、
その教えはいつまでも私たちの心の中に響いています。

そして、何よりもありがたいことに、
前述の「Little Red Book」という貴重なメモを残されています。

ここでは、私が尊敬するハービーさんのメモをもとに、

 「ハービーさんだったら何とおっしゃるだろう?」

という、私の想像の中でのハービーさんのご意見を
私、大森との「対談形式」でお届けしようと考えています。

やりすぎという罠

(大)ハービーさん、お願いしたいことがあります。

(ハ)何じゃ、ゴルフを愛しているお前のことなら、
   わしもできるだけのことはやってあげるぞ。

(大)ハービーさんと対談して、
   それを現世のみなさんにも聞いてもらいたいのです。

(ハ)そんなことなら、おやすい御用じゃ。

(大)さっそくですが、私の生徒さんで非常に意欲的な人がいるんですが、
   がんばっている割にはうまくなれないんです。
   ついやりすぎてしまうというか。

(ハ)。。。。。

(大)どうしてやったらいいのでしょうか。

(ハ)。。。。。

※ハービーさんは思いをめぐらして大切な一言を考えていらっしゃるので、
 じっと我慢で待つことにしました。そして、50分ほど待っていると。。。

(ハ)極端にやらせすぎているんじゃないかな。

(大)え、どういうことですか。

(ハ)アスピリンだって、早く効けばいいと思って、
   新品のボトルの中身を、いっぺんに全部飲んだらどうなると思っとるんじゃ。

(大)死んじゃいますね。。。そうか、つい熱心にやっている人に対して、
   わたしもすぐに結果を求めてしまっていたんですね。
   少しづつ変えてあげれれるような冷静さを忘れていました。

(ハ)わかってるじゃないか。

わかっているようでハマる罠

(ハ)スイングだって同じじゃよ。
   コーチが陥る最も重大な罠は「教えすぎる事」じゃ。
   しかも、最近自分が得た情報をつい教えてしまう事なのじゃ。

(大)はい。

(ハ)でも、生徒さんには、たくさん目新しそうなことを、
   いろいろ伝えた方が満足してもらえると言うか、
   少なくともその場では生徒さんもコーチも、
   ハッピーな気分になれるんじゃ。

(大)そうですね。

(ハ)なので「罠」なのじゃ。
   そして、一人で練習するときも、同じ事が言えるぞ。

(大)もし、1時間のレッスンで、ほとんど何も言ってくれなくて、
   最後にたった一言だけ言われたら、
   「なんだこのコーチは」と思っちゃいますよね。

   でも、本当は今の自分にとって、直すべき最も重要な点をしっかり直すことができれば、
   その枝葉の多くの事が一気に良くなることが多いですよね。

   その根っこが何か、そこがわかることが一番重要ですね。
   そこをしっかり指摘して、一気に変えようとしないで、
   少しづつ直して挙げられることを考えるということですね。

(ハ)言われてみれば当たり前に聞こえるじゃろうが、
   実際にはこれがほとんどできないのが現実なんじゃ。

   そして、おぬしが言うように、たったひとつの事でも、
   それを大きく変え過ぎると、かえって直しづらくなることがあるんじゃ。
   そこをしっかり見きわめなければならないんじゃよ。

   ゴルフスイングというものは、かなり繊細なものなんじゃ。
   ちょっと変えただけで、ボールにうまく当たらなくなって、
   かえって手でいろいろい操作してしまい、わけがわからなくなるって事もあるんじゃ。

(大)なるほど。。。
   確かに、筋力トレーニングなんかでも、どんどん疲労が蓄積してしまうようなやり方だと、
   オーバートレーニングとなってしまいますね。

   そして、体がだるくてやる気も起きないために、
   トレーニング効果が半減するばかりか、体を壊してしまうこともありますね。

   焦らないで、様子を見ながら少しづつ負荷を上げる様にしたほうが、
   意欲も湧いて、結果としてより短い期間で筋力がついてくるんですよね。

(ハ)自分でスイングを良くしようと思って、一生懸命練習したり、
   習ったりしている時に、同じ「罠」にはまっていないか、
   一度じっくり他艦してみてはどうかな。

   練習の後に、その様子を他人の目で見なおして見るんじゃ。

   そうすれば、本当にやるべきことが何かが、はっきり見えてきたりするもんじゃぞ。
   いろんな人に習いすぎていたりすることも、やり過ぎというもんじゃ。

(大)そうですね。確かに、スイングはいきなり大きく変えようとしないで、
   最も根っこになる問題点を、少しづつ効き目を確認しながら、
   ちょうどいい具合に変えてゆくことが大切でした。

(ハ)そうじゃな。でも、当事者になると、意外とわからなくなってしまうもんじゃ。
   肝に銘じて生徒さんをしっかり見つめてあげるんじゃな。

(大)はい、今日はありがとうございました。

(ハ)では、またじゃ。

いかがだったでしょうか?

今回の企画は私の中でもちょっとしたチャレンジになっています。

ですのでぜひ、このメールを読んでのあなたの感想、
ご意見などを聞かせて下さい。

今回のものの評判がすこぶる悪いものでなければ、、、(笑)
次週もハービーさんとの対話を続ける予定です。

どうぞお楽しみに。

では、また。

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