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ゴルフで言ってはいけない言葉とは?

2013.01.16
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフで言ってはいけない言葉についてお話しします。
その言葉とは、、、何だと思いますか?

■無意識に誰もが使ってしまっている。。。
その言葉とは、
「カッコいい」
です。

「カッコいいスイング」

「カッコいいショット」

「カッコいいゴルフクラブ」
ゴルファーだったら、こんなものに憧れてしまいますよね?
実際、プロゴルファーのスイングというのはキレイで、
誰にもカッコいいと思わせてしまうものがあります。

しかし、そうした「カッコいい」というのは結果でしかありません。
ゴルフで結果を出そうとして、そうなっているだけ。
自分にはこれしかない、と突き詰めることで、そうなっただけなのです。
そのゴルファー個人から自然と出てきたものですから、
言ってしまえば、それを目指したところで
あなたに合っているかどうかは全くの別問題なのです。

■100人が同じスイングなんてあり得ない
一人ひとり、年齢、身長や体重も違えば、
筋肉や身体の柔軟性、全てにおいて違っています。

よくよく考えてみればわかることなのですが、100人のゴルファーがいたとして、
「その100人全員が同じスイング」

「その100人全員が同じ弾道」

「その100人全員が同じゴルフクラブ、クラブセッティング」
そんなのは、ちょっと不自然だとは思いませんか?

ゴルフというのは基本。一人で戦うものです。
もちろん、仲の良いゴルフ仲間と4人で回ることもあるでしょうし、
友達と一緒に練習するとか、そういうことはあるかもしれませんが、
ゴルフは、練習もラウンドも、基本的に一人で戦っています。
みんなが同じスイング、同じスタイルで戦うとか、
チームで共通認識を持ってやるとか、そういうスポーツではありません。

それなのに、誰かと同じスタイルで戦おうとするのは、
場合によっては、ちょっと気持ち悪くも感じます。

■「だって、カッコいいもんはカッコいいから。。。」
こんなふうに言うと、そんな声も聞こえてきそうですね。
確かに突き詰めたものというのは、どんなスポーツでもそうかもしれませんが、
見ていて美しくて、それが不恰好ということはあまりありません。

でも、あくまで突き詰めてきたからこそ、そこにたどり着いているのであって、
なんというか、自然の法則にしたがっていくことで、
自然とそこにたどりつくような、そんな感じがします。
でも、プロのスイング、キレイなスイング、カッコいいスイングというのは、
どうしても気になってしまいますよね。

私も他のプロのスイングを見ていて、
「ああ、やるなあ」「キレイだなあ」と思ってしまうことはありますから。
であるならば、そう思ったときには、こうやって考えてみて下さい。
「そのスイングが出てくる元は何なのか?」

「プロはなぜ、そのようなショットを選んだのか?」

「どうしてそのようなクラブセッティングなのか?」
これはちょっと難しいかもしれませんが、
そうしたことにもちょっと目を向けてみることです。

上級者であればあるほど、こうした考えを自然としているものです。
たとえば、ある選手は身体が小さいのを補うために、
そのようなスイングを選んでいるのかもしれません。
あるいは、攻める上で方向性を重視したいがために、
あえてそのような持ち玉を選んでいるのかもしれません、
そうした細かい意図をくみながらスイングを見ることで、
違った考えが生まれてきます。

そして「だったら自分はこうしてみよう」という考えが出てきます。
100人が100人違うスイングだからといって、
何も参考にしなければ、何もできないからです。
そのための第一歩として、
「なぜこのようなゴルフをしているのか?」

「なぜこうしたスイングを選択しているのか?」

ものすごい細かいことかもしれませんが、こうした考え方一つで、
あなたのゴルフは変わってくるはずです。
無意識にカッコいいと思って終わりにせずに、
カッコいいと感じたら、まずはその「源泉」を探ってみることをオススメします。
またメールします。
小原大二郎

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ダウンスイング(肩から肩)におけるシャフトの位置

2013.01.15
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩におけるシャフトの位置”
について、お話ししていきます。

■ダウンスイングでの急激な変化に注意
シャフトの位置というのは、当然ダウンスイングの前のトップが
どのようになっていたかに大きく影響を受けます。
◇フラット(手の位置が右肩よりも下にある)

◇ノーマル(手の位置が右肩にある)

◇アップライト(手の位置が右肩よりも上にある)

シャフトの位置がたとえば正しく上がっているのに、
降りてくるときに手元が前に出てきてしまったり、
後ろにいってしまったりする人というのが実際にいます。
トップまでが正しくできているにもかかわらず、
ダウンスイングで急激にフラットになったり、
ダウンスイングで急激にアップライトになったりするのです。

その場合は、今まで見てきたダウンスイングのチェック項目が
うまくいっていない場合がほとんどです。
ですので、ここまでのチェック項目であった「前傾角度」
「切り返しの順番」「頭部の軸(左右)」「頭の動き(前後)」
「シャフトの位置」に問題がある可能性が高いです。
急にこのシャフトの位置がフラット、アップライトになる場合は、
今までの項目をもう一度チェックする必要があります。

■盲点はグリップの強さ
シャフトの位置が急に前に出てくる、後ろに行ってしまう一番の原因として
考えられるのがクラブを握るグリップの強さです。
グリップで急激に右手に力が入ったり、手を下ろしてくるときに
左右の手の握る強さのバランスが崩れたりといったことが起こると、
手もとの位置がずれてきます。

急激にダウンスイングで右手に急に力が入ったりして、
左右のグリップの強さが変わることによって手元の位置が崩れて、
シャフトの位置もずれてしまう、ということです。
そうならないためには、左右の力加減を変えないようにすることが
大切になってきますが、ここで重要になるのも確認の順番です。

左右の手の力加減を変えないように、切り返しの順番、
頭の位置などを確認しましょう。
右利きの人は急に右に力が入ってクラブの動かし方が変わることがあります。
また、シャフトの位置を前に押し出して、フラットになったり、
アップライトになってしまう人もけっこういらっしゃます。
これらの動作はシャフトの向き、シャフトの位置と連動しているのです。

どちらかというと、フラットよりはアップライトに
クラブが降りてくる人が多いと思います。
特に右手に力が入った状態で降りてくると、
アウトサイドインになってスライスになりがちです。
スライスに悩んでいる人はバックスイングも当然順番どおりに
見ていくのが大事ですが、このダウンスイングでも
正しいポジションを作ることが、正しいインパクトを迎えることにつながります。

次回も、ダウンスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

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ゴルフクラブを握らずに上達!?

2013.01.14
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフクラブを握らなくてもゴルフが上達してしまうという
なんとも不思議な方法についてお話したいと思います。
こんなことを書くと
「小原さん、本当にそんなことできるんですか?」
と言われそうですが、、、
まあ、実際にとても効果のある方法なので、お試し下さい。

■あのサッカーの本田選手も。。。
その方法は何かというと、、、
「ノート」
これです。
ノートを書くか書かないかで、
あなたのゴルフ上達の成果は全く変わってきます。

あなたもご存知かもしれませんが、
最近の例では、サッカー日本代表の本田圭佑(ほんだけいすけ)選手が
小学6年生のころからノートを100冊以上も書いていることが話題になりました。

なんでも本田選手の家はスポーツマンの家系だそうで、
・本田選手のおじいさんの弟さんにあたるのが本田大三郎さん
(東京オリンピックのカヌー代表)
・その本田大三郎さんの息子さんが本田多聞さん
(プロレスラー。レスリングで3度のオリンピックに出場)
このお二人が本田選手にスポーツ選手としての基本を教えてくれたそうです。

その指導の一つとして、サッカーの本田選手が小学生の時、
「どうすればプロの選手になれるのか?」
と聞かれて、本田大三郎さんは
「練習日誌をつけたら上手くなるスピードが倍になる」
と言って、練習日誌の書き方を教えたのだそうです。

それからの本田選手のサッカーでの活躍は、
あなたがサッカーをあまり知らなかったとしても
テレビやニュースなどでもご存知なのではないかと思います。

■書く内容は基本は自由に
本田選手の大叔父である大三郎さんは、その日記には食事・体重のほか、
トイレの回数まで書くように指示したそうです。
また、ノートに感情的なことを書くと自分の失敗を他人のせいにしてしまうので
書かないようにも教えたそうです。

私もこれまでにたくさんのアマチュアゴルファーを指導してきましたが、
大なり小なり、ノートやメモを書いている人というのは、
間違いなくゴルフの上達が早いです。

ノートに書く内容については、いろいろ考え方はあるでしょうが、
・自分の目標とその進捗

・ゴルフの練習内容

・最近のゴルフでの悩み

・ラウンドの結果

・ラウンドの反省点
などなど、基本的に私は何を書いてもいいと思います。

自分の心の動きなどを書いて、あとで見返してみると、
自分のゴルフを客観的に振り返ることができます。

■「自分がどうなっているのかを客観的に知る」のが目的
なぜこのようにノートを書くことが効果的かというと、
私がいつもあなたにお伝えしている、
「自分のゴルフがどうなっているか」
をハッキリと意識することができるからです。

自分が普段何気なく無意識にやっていることを
「書く」という作業で整理して、意識することができます。
これを書くという作業をなしにしてしまうと、
自分の目標と今の現状の把握もうまくできないでしょう。
あるいは、自分がどんな練習を日々行っているのかを
きちんと意識することも難しいでしょう。

さらには、一回一回のラウンドでの振り返りを書いておかないと、
よかったこと、悪かったこと、その反省点などもいつか忘れてしまいます。
ハッキリ言って、人間というのは
書かずに覚えておけるほどに頭はよくできていません。
ゴルフで成果の出せない人というのは、
何となく「うーん、どうしよっかな~」と考えるか、
あるいは何も考えていないから、上達も遅れてしまうのです。

でも、ちゃんと日々書くことをしていれば、
「明日は今日よりも、どうすればうまくできるか?」
ということをイヤでも考えるようになります。
このノート術、できれば手で書いたほうがベターです。
しかも、書くノートは安いメモ帳ではなく、少し値段の高いものを選ぶと、
それだけで書くモチベーションが上がるのでオススメです。

たかがノートとお思いかもしれませんが、
うまくなる人は必ず何かを書き残しています。
だまされたと思って、やってみてください。
またメールします。
小原大二郎

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迷ったらスイング

2013.01.13
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日はあるアマチュアゴルファーさんから練習法について
質問をされた時のことをお話しします。

ゴルフをレッスンさせていただいていると、
「この練習ってどうなんですか?」
みたいな質問をされることがとても多いのですが、
この話もその種類の話です。

■グループレッスンにて
先日、4名でのグループレッスンをしていた時のことです。
朝から夕方までのレッスンだったのですが、
レッスン中にその中の参加者の一人の方が質問に来ました。
「小原先生、先日からこんな練習方法を続けているんですけど、
プロの目から見て、どう思いますか?」
正直申し上げて、そういう練習方法を聞きに来る人というのは、
練習方法以前に、そもそもスイングやアドレスに問題があることが多いです。
たいていは練習方法を変えるだけでうまくなる、
と思っている方がほとんどなので、そのような場合はたいてい、
「そうした練習もいいですけど、まずはスイング作り、
特にアドレス作りも大切にしたほうがいいですよ」
そんなふうにお伝えすることが多いです。
しかし、その人は珍しくちょっと違ったんですね。
そもそもスイングもアドレスも筋がいいですし、
持ってきた練習も、その人に合ったもので、悪くなかったんです。
■「どこを目指しているんですか?」
スイングも練習も見せていただいて、
それほど修正するところもなかったのですが、
一つだけ質問をしてしまいました。
小原  「最終的にはどのへんを目指していらっしゃるんですか?」

生徒さん「シングルを目指しています。今はようやく100が切れたぐらいです。
でも、ゴルフは好きなので、一生続けていけたらいいなと思っています。
ゆくゆくはエージシュートができたら最高ですね」

小原  「なるほどお。。。」

生徒  「どうですかね?」

小原  「ええ、今の練習は決して悪くありません。
続ければうまくなる可能性は高いと思います。

でも、上手くいったあとで、でも、その練習を続けていて、
もし調子を落とすことがあるかもしれません。

もしそうなったら、そのやり方にこだわらずに、
別の方法に切り替える勇気を持つようにして下さい。
うまくいくと、たいていその方法に固執してしまうものですから」
 
目標もしっかりしていて、毎日練習をしていらっしゃるようなので、
私の提案としては、上手くいかなくなっても臨機応変に行けるように、
そうなっても心の準備をしておいてください、というものでした。
この生徒さんにもお伝えしたように、一度何かで上手くいってしまうと、
人間というのはなかなかその方法を変えようとはしなくなるものです。

特に、100を切ったばかりの人がシングルを目指すとなると、
これからもいくつかの壁(技術の壁、年齢の壁)にぶつかるはずです。
その壁に対して事前に心の準備ができているかどうかは、
ゴルフを長く続けていく上で、とても重要な要素なんですね。

■やはり迷ったらスイング
今回のケースの人であれば、もともと筋がいいということもあるので、
うまくいけば2~3ヶ月で90切りも達成できてしまうかもしれません。
ただし、その時に必ず気にかけておかなければならないのが、
「その練習が自分のスイングにどんな影響を与えているのか?」
このことです。

練習法のことだけを考えていると、
スイングそのものに意識がいかなくなります。
しかし、そこで常にスイングのことを気にかけていないと、
いつの間にか自分に合ったスイングから離れていってしまうことがあるんですね。
そしてスコアを崩して、深みにハマってしまう。。。

そんな時に、自分が今行なっている練習がスイングにどんな影響を与えているかを、
ちゃんと把握していると、その修正がしやすいのですね。
「ああ、この練習を続けているから、今自分のスイングはこうなっているのかもしれない」
そんなふうに、客観的に見ることができるようになるのです。
どんな練習でうまくなったとしても、結局はスイングに帰る。
迷ったら、スイングに帰る。

これを知っておくだけでも、
あなたのゴルフはだいぶ変わってくるのではないでしょうか?
またメールします。
小原大二郎

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ダウンスイング(肩から肩)におけるシャフトの向き

2013.01.12
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩におけるシャフトの向き”
について、お話ししていきます。

■シャフトの向きだけを直すのはNG
肩から肩のダウンスイングにおけるシャフトの向きは、
ここまでのダウンスイングの項目が一通り整っていることを前提とした話になります。
手首を肩にクラブを上げたときのグリップエンドの向きを練習することで、
正しいクラブの軌道をつくることができます。

しかし、ここでもやはり順番が大事で、シャフトの向きをまず修正するのではなく、
まずはこれまでの肩から肩のダウンスイングの4つのポイントを
しっかり復習しておきましょう。
それでも問題がないことが分かったら、手の動きで修正していきます。

シャフトの向きというのは、グリップエンドを
ターゲットラインに向けるのがオンプレーンです。
当然シャフトの向きがアンダーに入れば、クラブが寝た状態(アンダープレーン)で
入ってきたということですから、9ボールルールの右方向にボールが飛び出して、
ドロー

プッシュアウト

プッシュスライス
これらの弾道のいずれかになります。

 

一方、スティープ気味(スティーププレーン)になった場合は
9ボールルールの右方向にボールが飛び出しやすくなって、
プルフック

プル(引っ掛け)

フェード
これらのいずれかになります。

■スイングを直す順番が重要
気をつけなければいけないのは、ここまでのチェック項目であった
「前傾角度」

「切り返しの順番」

「頭部の軸(左右)」

「頭の動き(前後)」
これらにズレがないことが前提です。

その4つのところが間違っているのなら、手先の動きでひねって直す前に、
切り返す前の順番、頭の軸を修正した上で行いましょう。
ここでもやはり順番が大事ということです。
手先の動きでどうこうする前に、ダウンスイングの肩から肩の順番どおりに
おさらいをしましょう。

それでも問題ないのなら、手の動きで修正していきます。
グリップエンドを当然ながらターゲットラインに向けるのがオンプレーンです。
オンプレーン上にクラブを降ろすことで9ボールルールのBの方向に
ボールが飛び出すことになって、ストレートボールが打ちやすくなります。
もしこれからまっさらにノーマルなスイングを目指すのであれば、
オンプレーンを目指しましょう。

■フェードやドローを打ちたい中級者以上は臨機応変に
しかし、もしあなたが中級者以上で、
自分の球筋を目指したいということなら話は別です。
たとえばフェードボールを打つことを目標にするのなら、
シャフトの向きは若干スティープ気味にすることで
フェードボールが打ちやすくなります。

逆にドローボールが打ちたい場合は、若干アンダー気味に入っていくことで
ドローボールを打ちやすくなります。
自分のステージ、技量によってはプラスマイナスゼロの
オンプレーンが必ずしも全てではないということです。
ある一定の正しい範囲内において、極端になりすぎない程度に
自分の形を確立するのは間違いではありません。

たとえば自分でビデオを見て、スティープ気味になっているのなら、
ドローやストレートを打つよりもフェードを持ち玉にするのが
近道ということもあります。
自分の特徴や実力、目指す球筋によって決めていくようにしましょう。
次回も、ダウンスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

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