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フェアウェイバンカーでダフってしまう人へ

2015.11.24
kajikawa

From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、

皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!

前回のメルマガでは、
残り100ヤード以上から打つエクスプロージョンについて
お話ししたのですが、

実は前々回のバンカーのメールマガジンで、
以下のような質問をいただきましたので、

今日はそれについて回答させていただきたいと思います。

ちなみに、いただいたのはこの様な質問です。

フェアウェイバンカーで左足が食い込みダフリがち

> 私は普通の練習でもベアーグラウンドからが多いです。
> ですが、フェアウェイバンカーからのクリーンショットは左足が
> どうしても地面に食い込みダフリがちになります。
>
> かなりキチンと砂に食い込ませているにも拘らずです。
> その為、最初から90%以上の体重を左足にかけ
> スイング中左足の砂へのめり込み、及、クラブの最下点の位置を
> 変えないように努力して打っています。
>
> この打ち方でキャリー160ヤードは打てますがスイングが
> 肩ー肩なので出玉の角度が鋭角になり顎が高いと使えません。
> 普通のスイングをすると、どうしても左足がめり込みます。
>
> フェアウェイバンカーから打つ場合、
> 靴は何処まで砂にめり込ませるのか、
> 感覚でも良いので教えて戴ければ嬉しいのですがーーー。

とってもいい質問ですね。
では、回答させていただきます。

自分なりの方法を持つのは大事

この方は非常に熱心にゴルフに向き合っている方だなぁと思いました。

まず素晴らしいのは自分なりの方法をもっている事です。

フェアウェーバンカーからダフってしまうので
いかにダフらないようにするかという事で、

「砂に左足をめり込ませ、左脚に体重をかけ、
体重移動しないでスウィングする」

という方法ですね。
確かにダフり対策にはなっていると思います。
質問にあるように、

・飛距離が出しずらい

・ボールが上がりにくい

というのも分かります。

質問は「靴をどの位めり込ませるか?」という事ですが
まず、僕はフェアウェーバンカーからでもフェアウェーから
打つ時と同じように打つということを推奨しています。

靴をめり込ませる目安

しかし、確かにフェアウェーバンカーは足元が不安定ですね。
ですから僕も靴は砂にめり込ませてアドレスします。

あまりめり込ませないで打ってしまうと
足元が不安定でいいショットが打ちずらくなります。

もちろんダフりも出やすくなります。

また、めり込ませすぎると脚が動きずらくなります。
脚が止まると僕の場合は引っ掛けが多くなります。

めり込ませる目安は、あくまでだいたい僕の目安ですが

・砂が少ない時は地面が固いので2mm~5mmくらい

・砂が多い時は3cm~4cmくらい

ですので砂がその中間の時は1cm~2cmくらいですね。

自分自身で
「足はすべらなそうだけど下半身の動きは使える」
というめり込ませ具合を感じられるようになったら。。。

それはもう、フェアウェーバンカーの足元マスターですね(笑)。

160ヤードを越えた距離でボールを上げるのは、
通常でも難しいです。

見事フェアウェーバンカーの足元マスターになって
左脚体重を脱却出来れば、
また少しゴルフの実力が上がると思います。

そうなったら、バンカーがもっともっと
面白くなるかもしれませんね。
参考にしてみてください。

それではまた、次回も楽しみにしていてください。

ーツアープロ 梶川剛奨

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小原大二郎 vs 有名プロ

2015.11.24
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はいただいた質問に答えてみたいと思います。

その質問というのが、ゴルフにとどまらず、
あらゆることに共通する問題なのではないかと思います。

こうした迷いというのは、どうしても起こるもので、
精神的にマイナスに働くことがあります。

ですが、、、それに対処する方法を知っておくだけで、
今後の上達のスピードが2~3倍は違ってくるはずです。

あのプロはこう言ってたけど、このプロは違うことを!?

実は先日、私が毎日お届けしているメールを読んでくださっている方から
こんなメールが届きました。

その内容はというと、細かいところは違うのですが、
だいたい以下の様な内容でした。

「小原さんの上達の方法はとても参考にしています。

しかし、この前ゴルフ雑誌の●●●●に載っていた内容で
有名プロの●●さんが真逆のことを言っていることがありました。

(中略)

●●さんも有名なプロなので、間違ったことは言ってないようにも
感じるのですが、どちらが正しいのでしょうか?」

ここでは私が説明していることと、ゴルフ雑誌で紹介されていた
プロゴルファーの方の説明に相違点をご説明いただきました。

読んだところ、確かに私が言っていたことと真逆のことを言っていました。
その違いについては、、、長くなるのでここでは割愛します。

「えー、そここそ、知りたい!」

そんなふうに思ったかもしれませんね。ですが、、、
そうした「相違点」をどうこう言うことは、あまり重要なことではないんです。

矛盾する理屈

この両者の相違、、、果たしてどちらかが正しくて、
どちらかが間違っているのでしょうか? その答えは、、、

「どちらも正しいし、どちらも間違っている」

なんですね。

実際、ゴルフの上達にためにコーチからアドバイスをもらったり、
いろいろなゴルフ雑誌、教材を見たりしていると、
一見して矛盾する話がたくさん出てきます。

グリップはスクエアグリップがいいという人もいますし、
ストロンググリップ(フックグリップ)のほうがいい人もいます。

前傾角度は直角の90度のほうがいいという人もいますし、
別に直角の90度でなくてもいいという考え方もあるでしょう。

こうしあ議論を真面目な人が聞くと、

「一体どちらが正しいんだ!?」

そんなふうに答えを出そうとしますが、、、
ほとんどの場合、どちらも合っているし、間違っているとも言えるのです。

ステージが違うから起こる

では、なぜそのような矛盾が起こるのでしょうか?
それはほとんどの場合、前提が違うことから起こります。

確かにプロゴルファーが言っていることというのは
説得力があるように聞こえることがあります。

しかし、プロのアドバイスというのはある意味、
行き着くところまで行ってしまった人のアドバイスであることが多いのです。

その場合、今自分がいるステージと、プロのいるステージが違う、、、
つまり、前提が違うということですね。

ですので、プロからのアドバイスを受ける場合、そのアドバイスが
アマチュアに向けたメッセージなのかを確認する必要があります。

しかし、、、そもそもの話ですが。。。

白か黒かがハッキリを分かれるものなんて、
世の中にはほとんどないのではないでしょうか???

ですから「矛盾することはたくさん存在する」そういう前提に立って
あらゆることを見るという態度が大切です。

そして、矛盾で迷ったときは、

「ここで語られている本質は何なんだろう?」

「そもそもの前提は何なんだろう?」

そんなふうに考えてみましょう。そして、

「今、この矛盾する2つのうち、どちらを採用するのか?」

を決めればいいのです。

こうした判断は、いわゆる真面目な人には気持ち悪いと感じるかもしれません。
しかしながら「そういうもんだ」という割り切りも大切です。

そもそもゴルフというのは、
もともと不確実な存在である人間が行うものなのですから。

またメールします。

小原大二郎

追伸:
理論に偏らず、すべてのゴルファーに共通することがあります。

それは、正しい姿勢です。

ゴルフスイングというのは正しい姿勢でもって
スイングをすることが大前提となります。

では、正しい姿勢とはなんなのか?
どうすれば正しい姿勢が手に入るのか?

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ゴルフで「自分がみじめだ」と感じた時は…

2015.11.23
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「ゴルフでみじめだと感じた時に」

をしたいと思います。

 「本当に自分は今よりうまくなるんだろうか」

 「こんなことをしていても無駄なんじゃないか」

そんな気分になってしまうという方にはぜひ
コレを読んでいただきたい内容です。

ところで、、、あなたはこんな文章を
お読みになったことはあるでしょうか?

中庸 第23章

小事を軽んじず 至誠を尽くせ。

小事に至誠を尽くせば 誠となる。

誠あるものは にじみ出る。

にじみ出れば表れる。

表れれば いよいよ著しく

著しければ 感動を呼ぶ。

感動は 変化を起こす。

変化は 万物を生育する。

天下において 至誠を尽くす者のみが

己と世を変えることが出来る。

これは儒教にける「四書」の一つである
「中庸」からの一節です。

現代語訳は、こんな感じですね。

(現代語訳)

小さなことも無視せずに最善を尽くさなければならない。

小さなことにも最善を尽くせば誠になる。

誠にいたれば、表面に染み出て、

表面に染み出れば見えるようになり、

表面に見えるようになると、たちどころに誠が明らかになって、

誠が明らかになれば、人を感動させて、

人を感動させれば、たちどころに世の中が動き出し、

人が動くことで、天下は至誠へ通じていく。

だから、ただ世の中で至誠を尽くす者のみが

己と世を変えることができる。

超訳・関西弁バージョン

数学者の故・森毅(もり・つよし)さんは生前、
「中庸は関西弁が似合う」とおっしゃっていました。

 「中庸いうんは信念のあるエエカゲンのことや」

ものごとはいいかげんでは困ります。

でも、エエカゲンというのは「ちょうどいい加減」のことで、
この絶妙なバランスが、関西弁とマッチしているのではないかと思います。

ということで、、ここで私が今回の中庸を関西弁で訳してみます。

(関西弁訳)

小さなことも無視せずに最善を尽くさんとあかん。

小さなことにも最善を尽くしたらホンマモンになる。

最善を尽くすことが大切なんや。

懸命に頑張っても、頑張っても

なかなか結果が出なくて心が折れたとき、

くやしい思いで胸が苦しいとき、

分かってもらえなくて悲しいとき、

みじめなとき、このことを思い出して欲しいわ!

仕事において、人間関係において、

日々の生活のなかで、誠を尽くす。

最善を尽くして苦しいことを乗り越え、

また乗り越えていくと魂は強くなり、輝くで-!

うまく伝わってくれたら嬉しいんやけど、どやろ?

「いいかげん」ではなく「エエカゲン」

これは別に仕事や日々の生活はもちろんのこと、
ゴルフもそうです。

あなたはもしかしたら、
すぐにゴルフが上手くなることを望んでいるかもしれません。

でも、大きなことばかり見て、小さな大切なことを見過ごして
やめてしまったら、出せる結果も出すことが出来ません。

小さいことなので、大きな結果は生みません。

でも、小さいことだからこそ、裏切らないとも言えます。

これをお読みのあなたには、
「ゴルフの誠」を尽くしていただきたいと思っています。

そうすることで、あなたのゴルフも輝きます。

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。

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ラウンド中にウンコは考えるな!

2015.11.22
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

こんにちは、服部コースケです。

いきなり下品なタイトルですみません。

今日はラウンド中のあなたのスコアを左右するのが
ショットにどれだけ集中できたか?

どうすればメンタルを
向上できるのか?

というポイントを紹介します。

特に、ラウンドの後半で崩れてしまうとか、
ラウンド中にイライラしたり、
落ち込んでしまうという方こそ、

メンタルアップが
スコアアップにもつながりますから
是非実践してみてください。

私自身もこの方法は非常に参考になりました。

まず、タイトルで紹介した、
ウンコ…についてですが(笑)

・ウンコというのは、
 uncontrollable - コントロールできないもののこと。

・ウンチもあって、
 unchangeable – 変えられないもののこと。

ラウンド中に、このウンチとウンコを
捨て去って、自分の今のショットに集中するのが
大事という考え方です。

今ここに集中する

他人のショットや、状況など関係ありませんね。

周りのゴルファーが想像以上にうまかったとか、
隣のホールに入れてしまって焦ったとか。

そんなことはもう変えられません。
ですから、その時、そのショットにどれだけ集中できるか。

すべてのショットで
あなたのショットの成功率を高めます。

例えば、面白いように
ナイスショットばかりで、

パターもバスバス入るようなラウンドでは
自然と今ここに集中できています。

しかし、一旦調子が悪くなったり
何かにイライラしてしまったりすると、
そうはいかなくなります。

ショット以外のことに気をとられて
集中しているつもりで、
実は集中できていないのです。

「なんでさっきのパター入らなかったんだ・・・」
「また、スライスしてしまうかも・・・」

そんなふうに、何か気を取られてしまいます。

自分の身体のスイングのための動作や、
スタンス、スイングのリズムや
セットアップの入り方、

ルーティンのずれが発生して、
ミスショットの可能性が高まります。

ショットがいい方向に進んでいるときは
気分も盛り上がり、
ニコニコとラウンドできます。

でも、状況が悪い時でも
ゴルフのモチベーションを維持できますか?

メンタルアップのためのショット通信簿の付け方

全ショットを5段階で評価しようというのが
このショット通信簿です。

どれだけいいショットを打てたか?
ナイスショットだったのか?
を記録するのではなく、

自分の目の前のショットにどれだけ集中したか
が評価基準なのだそうです。

宮里藍氏が2008年に取り組んでいたことでも
有名なのだそう。

スコアという観点で
ラウンドしなくて済むため、

よりリラックスして
自分に集中してラウンドする癖を
つけることにも役立ちそうですね。

ぜひ、実践してみてください。
私も今度のラウンドでやってみます。

実践された方は報告お待ちしていますね。

ー服部コースケ

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「心」多重人格でコース攻略

2015.11.22
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「心・多重人格でコース攻略」

というお話をさせていただきます。

3つのステップで、完璧な心を手に入れます。

ラウンドでは、成功確率が1割もないような
ショットを打てるような気がするあなたが、そこに居ます。

本当に打てそうな気がするのですから、不思議です。

そして、それが、ドツボにハマる大きな要因です。
そんな、不思議な人格ばかりを登場させない秘策が必要です。

また、弱気になって、短いパッティングを攻めきれず、
弱々しいストロークで、しっかり打てば曲がる前に入っていたパットも、
ホールの近くで曲げてしまうという、真反対とも言えるあなたも居ます。

他にもいろいろな人格が、実際のラウンドでは登場してきて、
スコアに大きく影響しています。

多重人格とは

よくあの人は車に乗ると、性格が変わるとか、
ゴルフで言うと、ラウンド中は別人、などと言われることがあります。

人格というのは「ひとりの人間としての個性」などとも言われます。

多重人格という言葉がありますが、本当にあるのでしょうか。

解離性同一性障害、境界性人格障害、統合失調症、
さらには、発達性障害、など。。。

複数の人格を表面化した場合の用語は多いです。

統合失調症、発達性障害は違うでしょ、と言われるかもしれません。
しかし、私にとっては、すごくショッキングな出来事があります。

私の家のご近所に、発達性障害の青年が住んでいます。

なんでもない時は、好青年で、にこにこしながら、
こんにちはと挨拶してくれます。
私も、こんにちはと答えてあげます。

しかし、調子が悪い時は、一人で誰かと喧嘩するように、
激しい口調で自分同士で口論をしながら、
時には殴る身振りまですることもあります。

まったく、別の人のがそこに居るように見えます。

このように、病気とまではいかなくても、
誰にでも人格が複数あるということは事実です。

また、そのことを認識して、コントロールすることで、
人生はもちろんですが、ゴルフのプレーにも光が指してきます。

インナーチャイルドとの会話

私は、以前、インナーチャイルドとの会話を
積極的に行ったことがありました。

それが、今の私を支えていてくれていると感じています。

そして、私の中のインナーチャイルドと、しっかり会話できた時には、
仕事でもスポーツでも、驚くべき結果を生んでいるという、
私自身の経験が貴重な財産です。

ここでインナーチャイルドのお話を始めてしまうと、
紙面がいくらあってもきりがないので、簡単にお伝えさせていただきます。

インナーチャイルドとは、子供の頃に傷つけられた自分の心のことです。

傷つけられたというと、なんだかマイナスイメージですが、
私は本当は、もっと明るいイメージを持っています。

本来の私は、いろいろなことに好奇心旺盛で、いつもわくわくしていて、
この世界の中のさまざまなことに驚き、感動し、
創造性を発揮して新しい世界を切り開くことが大好きです。

しかし、そんな夢みたいなことばかりでは、
世の中を渡りきることはできません。

本来の私を阻害するいろいろなことが、
あたりまえのように押し寄せてきます。

そうすると、私のインナーチャイルドは、
傷つき、悲しい思いをしてしまいます。

そんな私のインナーチャイルドを、無視したりしていては、
良いわけがありません。

私の中のインナーチャイルドと、
ちゃんと会話をして、共に生きていきます。

極限まで追い込まれた時、インナーチャイルドの存在が見えてきます。

そして、その土壇場状態を脱する、
大きな力になってくれるのもインナーチャイルドです。

実は、普段の何気ない生活の行動も、
インナーチャイルドの影響を大きく受けているのですが、
気づくこともなく生きています。

さて、私の回顧録のようなお話をしている場合ではありませんでした。

ラウンドでは

本題に戻って、多重人格を、どうやって、
ラウンドでのスコアアップに結びつけるのかというお話に戻ります。

大切なポイントは3つあります。

(1) 責任者を決める

(2) 成りきる

(3) 人格を捨てる

あなた本来の最高のパフォーマンスを出せるためには、
勝手にさまざまな人格が、その場を仕切ってしまうことを回避することにあります。

それぞれの人格には、得意不得意があり、
それぞれの状況では、最適な人格があります。

それを、冷静な頭で考え、適任者に働いてもらいます。

なんだか、変な話とも思えることでしょう。

しかし、あなたの中には人格は複数同居しているのですから、
それを利用しない手はありません。

事実は事実として、しっかり認識して、それを直視することです。

責任者を決める

責任者を決めるなどと言うと、変な感じですね。
基本的にラウンドでは「謙虚に攻める」ことが重要です。

成功確率が2割もないショットをできると思い込んで、
そんなショットをしようとしてしまう。

これは、攻めていることにはなりません。

攻めるということは、結果を出すということです。

登山でも、登頂目前で天候不順となり体力の限界になっていたなら、
今回は無理とあきらめて、次のチャンスまで生き続ける選択ができることが、
最高に勇気ある行動です。

今ある状況の中で、最高の結果を出すことです。

たとえば、こんな状況に遭遇したとします。

最終パー4まで来ていて、バーディーなら100切りの99。
ティーショットはフェアウエーバンカー。
グリーンセンターまで150y。

8番アイアンまでなら確率8割で出せそう。
6番以上では、普通に打ったら顎に当たって出そうにない。

そんな状況では、迷わず150y届くクラブとして、
7番とか6番アイアンを選択して、神様お願いです。

こんな時は、行け行けゴーゴーの人格でショットします。

ひょっとしたら、いつもあなたがやっているような?
確率8割にも満たないショットをできると
信じ切ることができるあなたに、登場していただきます。

しかし、そんなぎりぎりのラインに立たされていないなら、
戦略は変わります。

今日はもう100切りは無理という
すでに100を超えていた場合などです。

そんな時には、次のラウンドで最良のプレーができるために、
最良のプレーができるための練習をします。

今のプレーで、最小のスコアであがれそうな戦略を、冷静に選択します。

となると、この状況なら、8番よりさらに安全に出せそうな
SWやPWのクリーンヒット狙いで、多少ダフったとしても、
次に打ちやすいところを、積極的に狙うことを選択します。

それなら、100をまだ切れていない実力でも、
バンカーは脱出できて、残り100y以内、ひょっとすると、
80yぐらいのところにボールを運べる確率は8割以上だったりします。

え、そんなこと言われても、もし、あなたのショット精度が、
たとえグリーン80y手前のフェアウエーにうまく置けたとしても、
グリーンに乗せられる確率は5割ぐらい。となったらどうするか。

一瞬ですが、突然、弱気の人格が顔を出します。

しかし、すかさず、強気の人格がまた出てきます。
ならば、一か八かでバンカーから直接狙って、まぐれでも乗った方がいい。

ここから2オンしても、面白くもなんともない。
え~~~い、こうなったら直接グリーン狙いだ。
という思いも、心の中にはいっぱいになります。

そうして、レイアップなんて、ここから安全に2打で乗せればいいんだ、
なんて人格はどこえやらいってしまうことになります。

結局、終わってみれば、バンカーの中で2打もたたき、
やっとバンカーを出たかと思ったら、フェアウエーだったのに、
バンカーでの2打のショックっから立ち直れず、
そこからザックリで、ティーショットからオンするまでに5打も費やしてしまった。

な~んてことになる。

どっちみち、自分には8割成功できる確率のショットなんて、
30cmのパッティングぐらいしかないんだから、
そんなレイアップしたところで、またドツボにハマってなんとやら。

こんな複雑な気持ちにもなってしまいます。

これはほんの一例ですが、このように、いろいろな人格が、
勝手に出たり入ったりして、一貫性のある戦略ではなく、
行き当たりばったりの行動になることは多いのではないでしょうか。

私は、会社で仕事をしていて、つくづく感じたことがあります。

それは、多少悪い点が目についたシステムでも、
コンセプトに一貫性があった方が
最終的には良いシステムになるということです。

プロジェクトでも、やりはじめて、スケジュールが遅れると、
増員すればいいと安易に考え、増員するとか、
リーダーを入れ替えようとすることは多く見られます。

しかし、増員や、リーダーの入れ替えで、それまでのコンセプトが曲げられ、
別の考えが入ってくると、多くのことが見直されてしまいます。

それでは、せっかくそこまで積み上げてきた作業を、
捨てて、新しい作業をすることにもなります。

結局、増員したほどにはスケジュールは回復できず、
できたものも、使いにくいシステムになるという、
悲しい結末を迎えることにもなります。

さて、話を戻して、ラウンドです。

勝手にいろいろな人格が出たり入ったりするよりは、
第三者的な立場で、頭で戦略を考えることが一番です。

少し高いところから、あなたご自身を見つめる、
幽体離脱したイメージで、状況を判断します。

そして、決めた戦略に合致した人格を呼んできます。

成りきる

いったん、最適な人格を選んだら、後はその人格のあなたに成りきります。

そして、使うクラブを選択して、
すべての行動を、今決めた人格で実行します。

あなたご自身で選んだ人格を信頼して、後は任せます。

まだまだいろいろな人格が出てきて、
ちゃちゃを入れることもあるかもしれません。

しかし、そんな他の人格はロープの外に居てもらいます。

たとえ確率8割にも満たないショットを打つことを、
平気で選択できる人格を選んだとしても、その人にやりたいようにやらせてあげます。

みんなで静かに見守ってあげます。

人格を捨てる

クラブをバックから抜いて、
今からショットする1本を決めたら、やることは一つです。

いつもと同じセットアップルーティンを踏みます。

そこには、人格も入る隙はありません。

ターゲットを狙うマシンになるだけです。

感情は捨て、目の前の一球を、プログラムされたが如く、
イメージどおりに打ちぬくだけです。

ショットの後は

ショットが終わったら、何も期待しない、
あるがままを受け止める、心おだやかな人格に変身です。

何かを期待すると、怒りがこみ上げてきます。

なんでOBするかな?なんでチョロる?などなどの怒りです。

そう言えば、木に当たって、
さらに林の奥深くにボールが行ってしまうこともあります。
なんで、林の奥に行ってしまうんだ?とかもあります。

でも、OBになったり、チョロったりなどする確率が、
ゼロではないショットを打ったのなら、それはしかたのないことです。

何かうまく行くことを勝手に期待し、
そうならなかったことに対して怒っても、どうしょうもありません。

単なるあなたご自身が勝手に期待したこととは、
違う結果になっただけのことです。

ボールへの期待だけではなく、
他人への期待感で、勝手に怒ったりしていませんか。

ボールはあなたが期待したように動いてくれることは稀ですね。

パッティングでも、狙ったラインにばっちりいいタッチで打てたのに、
とても読み切れない芝の影響で、曲がって、
ホール・インできなかったとしても、それはしかたのなかったことです。

あなたが期待したように、ボールは必ず転がって行くわけではないですね。

あなたが持っていなかった情報もあります。

そんな知らなかった情報のことは無視して、
ボールに怒ってもしょうがないですね。

ボールにはボールの事情?があります。

ショット後の心持ちは、ちょっと補足的ですが、
ベースの人格として、普段の生活から冷静に高所から、
あなたご自身を見つめていられる人格で生きていきたいものです。

責任者を決め、成りきり、人格を捨てる。

この3ステップで、あなたのプレーは、別人のように、新たな境地に達します。

では、また。

追伸

私が開発したパター上達練習器具
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不意の優勝でしたが、調子から言ったら、
今シーズンまた勝ってもおかしくないです。

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明日までなので、お早めにどうぞ

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