From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はグリップに関連して、
“ボールが曲がることとグリップの関係”
についてお話しします。
ここまで読んでいただいても分かるように、
極端に左や右に曲がる人は、もともとグリップに問題あることが多いのです。
そのことについて、お話ししたいと思います。
■そのグリップ、本当にスクエアですか?
私がグリップについてレッスンでアドバイスさせていただくと、
「最初に練習するサンドウェッジやピッチングウェッジで
いつもどおりのグリップで握れているかどうかを確認しましょう」
とアドバイスしています。
特にスライスに悩んでいる人は、本人は「スクエア」で
握っているつもりでも、その人の身体的特徴によって、
結果として「ウィーク」に持ってしまっている可能性があるのです。
そういう人はストロング気味に持ったほうがいいですし、
逆に左に行く人は今よりもほんの少しだけウィーク気味に持つだけで、
スライスが止まることもあります。
こうしたちょっとした手当てのほうが
曲がりを止めようとするより継続性がある場合もあります。
グリップというのは、身体が自分の慣れた一番初めになれた形に
戻ろうとするので、そのつと確認したほうがよいでしょう。
グリップを確認するクラブはドライバーでもかまいませんが、
その日最初に練習するクラブ、具体的にはサンドウェッジや
ピッチングウェッジで確認するのがスムーズだと思います。
ラウンドの前であれば、
ますは朝の練習場で打つときにグリップをチェックします。
この時に鏡があれば理想ですが、なければ左手のこぶしを見て、
こぶしが何個見えているかを確認します。
そして、その日の出球がいつもと違うということはないかを確かめましょう。
■親指と人差し指が作るラインの確認も忘れずに
もう一つ、大切なグリップのチェックポイントとして、
どのグリップを選択したとしても、左右のラインを平行になっているかどうかを
確認する必要があります。
この確認には、親指と人差し指が作るしわを見るとわかります。
たとえば、左手の親指と人差し指のしわがちゃんと右肩の方向を向いているのに、
右手が自分のあごを向いているなど、左右のラインが崩れていると、
結果的にスイングのフェースの向きを狂わせる原因になります。
このようになってしまう原因としては、
どちらかの手に力が入りすぎていることが考えられます。
具体例としては、右に力が入りすぎると右肩が上に上がって、
左右の平行が崩れますし、左に力が入りすぎると、
左手だけが自然とストロンググリップに近い形になってきます。
右に力が入りすぎていると右に曲がりやすいスライスのグリップになりますし、
左に力が入っているとフックが出やすくなります。
ですから、どのグリップを選択したとしても、
親指と人差し指が作るしわを確認して、左右並行に持つことを忘れないでください。
■力が入っていないかどうかも確認
まずはご自身で確認して、平行になっていないときは、
どちらかの手に力が入っていないかを確かめてみることをオススメします。
また、昔のレッスン指導書には「雑巾を絞るようにグリップをする」
とよく書いてあったものですが、この言い方を真に受けて、
左右のラインがクロスしたような形になっていることがあります。
スクエアグリップであれ、ストロンググリップであれ、
左右が並行になっていることが基本です。
プロにも「癖のあるグリップ」をしている人は多々いますが、
左右のラインが平行になっていない人はいないと思います。
プロの真似はできないとしても、
プロでもやらないようなことをやらないほうが無難です。
左右の腕のラインを平行になっているかどうかを確認してはじめて、
ボールを打つ準備ができたと言えます。
簡単にできるので、練習の前やラウンドの前に必ず確認するようにしましょう。
またメールします。
小原大二郎