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シャフトが硬いと右に出やすいって本当?

2022.09.22
tokutake

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
 

今日なんですが、あなたに
 

 「シャフトが硬いと右に出やすいって本当?」
 

という話をさせていただきます。
 

ボールが右に行ってしまって困っているあなた。

あなたのシャフトは硬めですか?
それとも柔らかめですか?

質問をいただきました

> ヘッドスピードとシャフトの硬さの関連性を教えてください。
> シャフトが硬いと右に出易いような気がするのですが?

 

ご質問、どうもありがとうございます。
 

まず、ヘッドスピードとシャフトの硬さに
関係があるかどうかということについてですが。。。
 

 「関係は無い」
 

誤解を恐れずに言えば、
それが本当のところだったりします。
 

 「え、でも徳嵩さん。お店に行くと
  Sシャフトはヘッドスピード○○m/sとか
  書いてあったりするじゃないですか」

 

はい、確かにいわゆる量販店のようなところで
クラブを買い求めると、そのような目安を
説明としてされることが多いかと思います。
 

ですが、自分たちがフィッティングを行う場合は
 

 その人が打ちたいタイミングで戻ってくるシャフト
 

基本的にこの基準によって、
どの硬さにするかを選んでいます。

シャフトが硬いと、本当に右に出るのか?

この質問者様の場合、シャフトが硬いと
右に出るような気がするということを
実際におっしゃっているんですが、

その逆に、シャフトが硬いと左に飛ぶという方も
実際にはいらっしゃいます。
 

そうなっているのは、
お客様のインパクトのタイミングと
ズレが生じているからです。
 

ちなみに自分自身はどちらかと言うと
結構しなりの感じやすいシャフトのほうが
タイミングを取りやすいタイプのゴルファーです。

ですのでヘッドスピードがある程度あっても
硬さがRでも合うこともありますし、

その逆に、しなりがないほうがタイミングが合う方なら
多少ヘッドスピードがなかったとしても
Sシャフトという可能性もあるわけです。
 

あくまでその人のインパクトのタイミングによって
硬さというフレックスを選ぶのがベストです。
 

ということで、今回の質問にあるようなシャフトが硬い場合でも、
もしくは戻りが早くて捕まるというシャフトで打ったとしても。。。
 

右に飛ぶということはあり得るというのが、
今回の質問に対する回答になります。

繰り返しの話になりますが

以前からこの場でお話ししているように
シャフトの硬さを示す「R」や「S」「X」といったものには
他の工業製品にあるような統一の規格が存在しません。

いわゆる「JIS規格」ののようなものがないので、
メーカーで独自にそのルールを決めていいという状況が
ずっと続いています。

同じメーカーさんの中でも、種類が違えば
硬さだけではなくシャフトが戻ってくるタイミングも
変わってくることのほうが多いのです。
 

そうした面もあって
「ヘッドスピードとシャフトの硬さに完全な関連性はない」
というのが、回答になってきます。
 

 「でも徳嵩さん。じゃあそもそもゴルフクラブを
  どうやって選べばいいんですか?」

 

そんなふうに感じられた方も多いと思いますし、
そもそもそうした判断基準を提供しているのは
私たち売る側なわけです。

もちろんヘッドスピードはある程度の選択の目安にはなりますが、
そこから入ってしまうと、あなたに本当に合っているものを
選びづらくなってしまいます。
 

これだけ多くの商品がある中で、
自分にあった商品を選ぶということであれば。。。

理想のスイングづくりを念頭に置きつつ
信頼のおけるフィッターに頼るのが
やはり一番の最善策であると考えます。

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それでは、また次回。

徳嵩力一
 

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スイング中の目線の注意点:フルスイング編

2022.09.21
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます。
近藤です。

 
先週はアプローチやパッティングなど
ショートゲームにおける目線の動きについて
お話ししました。

先週の内容はこちら

ショートゲームのために抑えるべき本能

 
目線が余計な動きをしないよう
グッとこらえることで、軸のブレを防ぎ
重要なショートゲームでのミスを防ぐための内容
でしたが、

 
本日はより高い飛距離を打つ必要がある場面、
肩―肩のスイングやスリークウォーター、フルスイングの場面における
目線の動き
についてお話していきます。

大きなスイングでは完全固定はNG?

ショートゲームの範囲であれば、頭を目線ごと固定し
ブレのないショットを打つことが重要でしたが、

フルスイングなどの大きなスイングになると、
逆に頭を固定したままだと肩や体の回転が不十分となり、
いわゆる「手上げ」の原因となってしまいます。

 
そのため頭の角度は人体の構造上、体と共に少し動きますが、
目線の動きは基本的に前回のショートゲームと同様に、

インパクト直後までボール付近を見る

フォローでターゲット方向へ向ける

という流れになります。

 
この一連の流れを動画にまとめましたので、ぜひご覧ください!

動画はこちら

いかがでしたか?

 
大きく振るときも小さく振るときも、
大事なのは視線を安定させ軸がぶれないようにすることです。

 
一見簡単で、誰でも「まぁ自分は大丈夫だろう」と考えがちなことですが、
特に力んでいたり焦ったりしている場面では目線とともに
軸もブレてしまい、ミスを引き起こしてしまいがち
なのです。

 
リラックスし、常に軸をブレらさずにスイングができるように
日々の練習からスイングと目線の動きを体で覚える事が肝心です。

 
そのためにも、本日のドリルと先週のドリルを反芻し
ショートゲーム、直距離の両面でのミスを減らせるスイングを身に付け
ベストスコアを目指してください!

 
近藤


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わかる?アドレスの正しい手の位置

2022.09.20
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「わかる?アドレスの正しい手の位置」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

よく、ゴルフの入門書などを見ていると。。。

身体の真ん中? 左太ももの前?

レッスン書に、手の位置についての説明があると

 「アドレス時の手は、身体の真ん中」

 「手は、左太ももの前」
 

といった具合に、本によって言っていることが違うのを
あなたは目にしたことがあるかもしれません。
 

これについて、あなたはどれが本当だと思いますか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

はい、実は手の位置については

打ちたい球によって自然に決まるもの

どういうことかというと
単純な話ですが、長い番手のクラブでは
手の位置は身体の真ん中近くになるものです。

これはクラブが長くなるほど球の位置が左になって
遠心力もシャフトのしなりも大きくなるからです。
 

一方、短い番手のクラブであれば、
ハンドファーストに構えることになりますので
当然、手は長い番手よりも左によって来ます。
 

そして、球を曲げたいときのことを
ちょっと考えてみましょう。
 

ドローを打ちたいという時であれば
フェースを閉じてインパクトをしたいので
手元の位置は身体の左寄りになるでしょうし、

反対にフェードを打ちたい時であれば
フェースを開いてインパクトしたいので
手元は身体の真ん中よりになるはずです。
 

つまりは、
 

 アドレスの手元の位置というのは
 「ここじゃないとダメ」というものはない

 

ということなのです。

言葉は「絶対的」ではない

とはいえ実際には、そうしたレッスン書や
プロたちの教えなどを聞いていると

「手は身体の真ん中」といった具合に
教えられていることは少なくないわけです。
 

ですが、そうした言葉もあくまで
「感覚的」にそう言っているだけであって、
 

それが「絶対」ではないのです。
 

ということで、言われるがままに
手が真ん中に来るように構えるのではなく、
 

 打ちたい球に対して構えた時の
 自然な手の位置を知ること

 

これが一番大切なのです。
 

 「江連さん、言いたいことはわかりました。
  でも、その手元の位置はどうやって見つけるんですか?」
 

はい、その手元の位置を見つけるために重要なことは
 

 左右の手の長さを揃えて構えること
 

これが大前提になります。
 

右手だけが長くなったり、左手が長くなったりすると
当たり前ですが、手が自然な位置に収まらないからです。
 

 手の位置は、打ちたい球によって自然に決まるもの
 

ぜひ、このように覚えておいてください。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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傾斜地で差をつけるスイングのコツ

2022.09.19
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

練習場で練習を重ねていざコースへ。

しかし練習場と比べ、
コースでは平らな所って
ほとんどありませんよね。

むしろ「傾斜が常にある」状態が続きます。

傾斜には大きく4つあります。

・つま先上がり
・つま先下がり
・左足上がり
・左足下がり

また、これらの傾斜が
組み合わさっている場合もあります。

というように、
練習場の平らなところからのショットに比べ、

コースに行った時には
複雑な傾斜が待ち受けています。

このように傾斜地からのショットは、
練習場とコースでのスイングの差に悩まされる
ひとつの要因ですよね。


練習場とコースの違い



ただこのような傾斜地からでも
しっかりとヒットしていくために
コツコツとスイングの基礎作りを行っていくことで、

傾斜地からのショットにも対応でき、
スコアを作っていくことができるようになります。

そこで本日は、傾斜地でボールを正しくヒットできない、
傾斜地に行くとミスショットが出てしまうという方へ
アドバイスをさせていただきたいと思います。

コースに行ったときに
なぜミスが出てしまうのか?

練習場のような平らなところでは
ある程度ちゃんと当たるのに、

コースに行くと傾斜地では
なかなか上手く当たらないというふうに
悩まれている方はとても多いですよね。

コースに行った際に傾斜があっても
平らな床と同じように正しく打つことができるのか?

具体的に何の動きを直していけば
傾斜地でのミート率を向上させることができるのか?

正しい腰の回転



まず、意識していやっていただきたい練習が
肩から肩の練習になります。

常に両方の足の裏がベタ足のスイングで、
肩から肩のスイング幅。

そしてバックスイングでは、
しっかりと背中をターゲット方向へ向け、
フォローでは胸がターゲットを向く。

まずは、これをしっかりと意識して
練習を行ってください。

そして、重要なのが腰の動きです。

コースの傾斜地からのショットで、

バックスイングをあげた際に
腰が右斜め上に切り上がるような、

リバースピボットと言われるスイングを
されている方をお見かけします。

このようなスイングになってしまいますと
地面に対しての回転軸が歪んでしまいますので、

コースでの傾斜地からのショットが非常に弱くなり

練習場では良いショットが打てるのに
コースに行くと、なかなか上手く打てない

というような悩みを抱えてしまいます。

腰のレベル回転が意識しやすい具体的なポイントとして、
おへそ、もしくはベルトのバックルが地面に対して
水平に回転することを心がけてください。

せっかくバックスイングで正しいレベル回転ができても、
フォローで左の腰が跳ね上がってしまっては
正しいバックスイングも台無しになってしまいます。

バックスイングでは
右腰を下げるようなイメージで、

また反対側のフォローでは
左腰を下げるようなイメージで、

腰の回転を意識できるといいですね。

質の高い練習にするために



ボールを打ったあとには、
自分はどのような動きはしていたのか
スイングを振り返ることがとても大切です。

ボールの行方だけを気にしてしまうのではなく
腰の動きはどうだったか?イメージした動きができたか?

練習で大事なことは
いい球が出たかどうかではなく、

正しい動きを意識して打つことができたかどうか
ということが練習の質を高める上で大事になります。

腰のレベル回転を心がけてスイングを行い、

ボールを見送った後、
腰がレベルに回転できたかなということを振り返ります。

意識したらすぐに体に身につくわけではないですが、
意識し続けること、そして練習を続けていくことで、
必ず理想の動きを習得することができます。

練習場で練習する際には、

腰を水平に回転することを意識してスイング。

そして打ったあとには振り返り。

これを繰り返していただくことで、
効率的な質の高い練習にすることができます。

練習場の平らなところでは上手く打てるのに
コースの傾斜地からのショットで失敗してしまう場合には
意識して練習に取り組んでいただけたらと思います。

傾斜に強くなって、
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【ビデオ】バックスイングで最高のしなり→飛距離UP

2022.09.18
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「バックスイングで最高のしなり→飛距離UP」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

最高のバックスイングを作ることができれば、
体とシャフトにゆっくりしなりのエネルギーを溜めて
ヘッドを爆発的に走らせて、ボールを遠くまで飛ばせます。

では、その具体的なやり方とは。。。?

(続きはビデオにて)

バックスイングで最高のしなり→飛距離UP


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf220918/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

バックスイングに問題のある人は多い

バックスイングでいろいろな問題を
抱えているゴルファーは多いです。

特に脚を使い切っていないことでのターン不足を補って
トップまでいくために、右肘を曲げたり右横へシフトするとか
インサイドにヘッドを引くなどの動きです。

そして、左脚が腰の回転を邪魔していると、
手の動きでのバックスイングが多くなります。

それらをひとつずつ修正しなくても
一気に正しいバックスイングの動きを経験できる、
どこでもクラブなしでできるドリルがあります。

右股関節にぶら下がる

それは、ゴルフでの前傾をした形から
本気で右股関節にフックが付いているイメージで、
腰から首の付け根以外の左脚や両腕の力を抜いてみましょう。

そうすると、腰は右に45度以上ターンしていて、
しかも、それまでの前傾角度を維持したままになっています。

さらに、右脚は重さに耐えるために
伸ばしている自分を発見できます。

この形のまま、クラブを持って腕だけを使って
トップのポジションをつくってみます。

そうすると、楽に正しく最高のトップを
作れていることがわかります。

そこで、クラブを持たないで
この右股関節にぶら下がる動きを10回やってみます。

クラブを持っても

そして、今度はクラブを最初から持って
同じイメージで両腕はクラブが置いていかれない
ギリギリの力を出すだけで動いてみます。

特にバックスイング開始で左脚の力をゼロにして
重りにすることを強く意識してみましょう。

片脚の重さは全体重の17%ぐらいで
左脚は地面に接しているとしてもその半分の重さを使えるとしたら、
体重70kgなら約6kgもの重さがぶら下がったような感じになります。

そして、体幹の重さも半分以上はぶら下がるとしたら
胴体は全体重の46%ぐらいなので、
16kgぐらいの重りがプラスされます。

合計で22kgもの重さが脚の動きに加勢して、
腰を右にターンさせてくれます。

それなら、右脚を伸ばす力に左脚と胴体の重さがプラスされて、
両腕やクラブを楽々トップまで運ぶ勢いを得ることができます。

まさに、体の重さを使って右膝も伸ばし切ってバックスイングすると、
スタンスの幅を肩幅ぐらいまで広げて前傾しているなら
手元は胸の高さぐらいまではあがります。

コックも入れる

そこで、手元は体幹の右ターンで円軌道を描く中で、
ヘッドを真っ直ぐ振り出し後方へ動かしてみましょう。

そうすると、コックも入ってきて
ヘッドはあがってシャフトは垂直の手前ぐらいまできます。

そこまでの勢いでシャフトが垂直を超えたら、
さらにクラブの重さがトップへ向かう力にプラスされて
楽々トップに達します。

右股関節にぶら下がるイメージのバックスイングで、
今までいろいろ邪魔していた部分をしっかり認識しましょう。

そうやってバックスイングで体の重さをプラスして
ヘッドの勢いをつけることができれば、
リラックスできて体をしなやかな状態のまま
ダウンスイングに進むことができます。

手あげではヘッドも開く

そして、特に右肘を曲げるとヘッドは開く動きになります。

というのも、ストレートパンチを出してみるとわかりますが、
腕は伸ばすと内側へ捻れ曲げると外側へ捻れ、
まさに右腕を曲げるとヘッドを右に回して開くことになります。

これでは、ヘッドを開いた分だけインパクトまでに
前腕を左に捻ってヘッドを閉じる動きをおこなうことになります。

大型ヘッドドライバーでは、ヘッドの開閉が大きいと
ツアープレーヤーですら安定したインパクトを得られず、
小型のヘッドを選択せざるを得ないなんてことにもなります。

アイアンは調子良いのにドライバーがいまいちとか、
ドライバーが上手く打てるとアイアンが引っ掛かるなどに悩んでいるなら
ヘッドの開閉が多すぎる可能性が高いです。

全てのクラブに同じ動きで対応するなら、
バックスイングでヘッドはむしろ閉じ気味にしたほうがお得です。

むしろ閉じたヘッドを開きながらインパクトに向かわせることで、
手の動きでのヘッドのリリースを抑えることができます。

ヘッドを閉じようとしてみると、
腕はどんな動きになるでしょうか。

右腕を伸ばして左に捻る動きになり、
これはまさにヘッドを手で振る動きです。

体をしならせるためには

ヘッドは振ろうとしないで、グリップエンドを動かそうとする中で、
体幹の回転に置いていかれたヘッドが上半身をしならせて
そのしなり戻りでインパクトが理想です。

そして、ヘッドを置いてくることはまさにヘッドを開く動きです。

それなら、ダウンスイング序盤では軌道に対して
ヘッドは閉じ気味にすることで、
インパクトに向かってはヘッドを開く動きであるヘッドを
置いてくることでしなりをつくれます。

ヘッドを置いてくると、その分だけ左肩甲骨は胸の方向へスライドし、
しなり戻りではその左肩甲骨が元のポジションである
背中側へ戻ることになります。

そのときに、右腕が支点としてシャフトを支え、
左腕がグリップエンド側を引きあげるテコの動きで
クラブは振られます。

そして、ヘッドから足元まではサンド・ウェッジでは3mぐらいあり、
ドライバーではさらに離れています。

同じ硬さの材料でできているなら、
できるだけ長く動かすことでしなやかに使えます。

そのため、ヘッドから一番遠い脚から動けば、
体やシャフトは勝手にしなってエネルギーを溜めてくれます。

バックスイングから下半身を先行させ、
ヘッドがまだトップに向かう切り返しでヘッドと真逆方向に
下半身を動かしてヘッドを置いてくれば最高のしなりがはじまります。

そうやって体とシャフトにゆっくりしなりのエネルギーを溜めて、
インパクトでそれを一気にしなり戻せば
ヘッドは爆発的に走ってボールを遠くまで飛ばせます。

手で振ることをゼロにしてまさに体でクラブを振れるためにも、
バックスイングで手ではなく脚と体の重さ使って動きましょう。

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