From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はレッスンをさせていただいている方のお話です。
私はよく生徒さんのお仕事の話をうかがうのが好きなのですが、
そこからゴルフのいろいろなヒントをいただくことが多いのですが、、、
今日もそんな話です。
■与えられた場で結果を出す
「1つのところでちゃんとやれない人って、
結局他のところに行ってもダメなんですよね。。。」
ラウンドレッスンを終えた後、
生徒さんのFさんとレストランで世間話をしていて、
こんなことをおっしゃいました。
Fさんは40代後半の男性の方で、
ある会社の商品開発の責任者をされていらっしゃいます。
会社に入社する前から、商品開発の仕事がしたかったのに、
最初に配属されたのが営業の仕事で、それを5年間続けたそうです。
もともとのFさんの明るく開放的な性格も手伝って、
営業としてもいい成績を上げていたようで、
商品開発に配属希望を出した時に上司から強く引き止められたのだとか。
でも、自分がこの会社に入ったのは商品開発がやりたかったからだと
営業の上司と何度も話し合って、希望の部署に行くことができたそうです。
そして、Fさんは商品開発の部署でも実力を発揮して、
今では責任者として活躍されていらっしゃいます。
やっぱり仕事の出来る人というのは、どんな仕事をしても
それなりの結果を出すことが出来るのですね。
■ここは自分の場所じゃない・・・
その一方で、、、
Fさんと同じように、商品開発がしたかったのに営業に回された
同期の同僚がいたのだそうですが、その人は
「ここは自分に向いていない・・・」
「外に行けばもっと自分に向いてる『何か』が待っている・・・」
そんなふうにFさんに日々こぼしていて、
数年で会社をやめてしまったそうです。
「何か新しいものをつかむために、意識を外側に向けてしまう・・・」
これは現実逃避に似ています。
「魔法の薬を飲めば、問題が何もかも解決して、
自分は成功して幸せなれる」
そのFさんの同僚の方も、そんなふうに思っていたのかもしれません。
自分をより良くしてくれるもの、自分を成功させてくれるもの、
自分を楽しませてくれるもの、自分を幸せにしてくれるもの、、、
どんなことでも、外側にそんなものが待っているわけではありません。
それなのに、時に私たちは理想のものを求めて旅に出てしまいます。
■魔法の薬
多くの人は、この「魔法の薬」を外側に求めてしまいます。
今の状況から抜け出すために。
しかし、その魔法の薬は、自分の外側の世界には売ってはいません。
そしてもちろん、どこにも落ちてはいません。
外側に魔法の薬を求めても、決して見つかりません。
なぜなら、その魔法の薬は外側の世界にあるのではなく、
自分の内側の世界にあるからです。
「楽々スコアアップできる方法は?」
「簡単に飛ばせるようになるスイングは?」
「ショットが安定するドライバーはどれ?」
これはゴルフでも同じことが言えて、
外側に魔法を求めてしまうことがあります。
しかし、外に探しに行かなくても、そんなに遠くに旅に出なくても、
元々、その薬は自分の中にあるのです。
実際、先ほどのFさんも「営業の仕事をやっていたからこそ
それが商品開発に活かせたことがたくさんあった」とおっしゃっていました。
すでに持っているものだったのですね。
あなたが求めているゴルフスイング、スコアアップ、上達、、、
それらは全て、あなたの内側にあるのかもしれません。
すでに持っているかもしれないのです。
だったら、目の前のことをもっともっと大切にしましょう。
あなたは魔法の薬をすでに持っているのですから・・・
またメールします。
小原大二郎