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200yより250yのほうがいい?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
今日は当たり前の事を話そうと思います。
当たり前だけど、多くの人が見落としてしまうポイントです。。。
先日、ゴルフ場のクラブハウスで休んでいたら、
ゴルフに来ていた男性が二人、
ドライバーについてなにやら話し込んでいました。
面白そうだったので、近くに座って話を聞いていました。

 
話を聞いてみると、最近ドライバーを変えて飛距離が250yに上がった、
おまえもこのドライバーを買うといいよ、という話だった。
最近はこのドライバーがいいらしい、
実はここのドライバーはイマイチ・・・みたいな話でした。

 
聞いていて、正直ちょっと違和感を感じました。
『ドライバーが250y飛ぶようになった』
『ドライバーが200y飛ばないから悪い』
実はこの数字はあまり意味がありません。
もちろん、ドライバーの飛距離が出るというのはゴルフにとって
大きなアドバンテージであることには変わりありません。
全く同じ状況からのドライバーショットで、
「Aのドライバーで打ったら250y」「Bのドライバーで打ったら200y」
だとすれば、もちろんAのドライバーのほうがいいに決まっています。

 
■いつでもそうではない・・・
しかし、ドライバーというのは一番ブレがあるクラブです。
場合によっては大きく曲げてしまうこともあります。

 

・250y飛んで木の近くのラフに入った→残り100yのセカンド
・200y飛んでフェアウェイキープ→残り150yのセカンド
あなたなら、セカンドショットでどちらのボールを打ちたいですか?
しかし、飛距離だけを見ていると、
「250y」「200y」だから、250yがいいとなってしまいます。
これは非常に危険です。
遠くに飛ばそうとすればするほど、ボールが曲がるリスクは上がります。
そうすると、フェアウェイキープ率は下がります。
飛距離うんぬんの問題ではなく、いつでも安定した飛距離が計算できること、
フェアウェイをキープして、安心してセカンドショットが打てること、
こちらのほうがゴルフのスコアアップでははるかに重要です。

 
■プロセスを見ましょう
ゴルフとは「プロセス」のスポーツです。
プロセスである以上、全体のプロセスを比べないことには、
どっちがいい方法だとかいう事は判断できません。
個別の結果だけを見ていても、正しい判断はできないのです。
ゴルファーとして見なければいけないのは、飛距離ではありません。
プロセス全体の結果なのです。
そして、プロセス全体の結果を見る指標として、最も役に立つのは、、、、
「スコア」です。
簡単、常識、当たり前なことだと思うかもしれません。
しかし、多くの人が飛距離にばかり目が奪われがちです。
ゴルフはスコアを競うスポーツであって、
何ヤード飛んだかのスポーツではありません。
忘れないで下さい。
ゴルフはプロセスです。プロセス全体で考えましょう。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

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短期間のスコアアップは可能か?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
『誰でもスグに飛距離アップ』
『あなたも夢のシングルになれる方法』
『今年こそ100を切る!』
こういった特集がゴルフの雑誌に載っていることが多いですね。
実際、スグにスコアアップができる方法はあるのでしょうか?
もしあなたがネットで検索してみれば、
スグにスコアアップできる方法はいくらでも見つかるでしょう。

 
多くの雑誌が、スグにスコアが上がる秘訣を売り物にしています。
しかし、雑誌に書いてあることを鵜呑みにするだけで、
ゼロからスグにスコアアップできた人というのは少ないのではないでしょうか?
スグに簡単にできる、というのを売り物にしています。
しかし、それを追いかけすぎて、そのスコアを維持している人というのは少ない。
それどころか、対症療法的なことばかりをしている人というのは、
ほとんどの場合、思うようなスコアアップが出来ずにいるのではないでしょうか?
たくさんの情報に振り回され、結局は何も実践できずに、
お金と時間だけを浪費していく・・・
そんなふうになってはいませんか?
スグにスコアを伸ばす方法はある。実際にあります。
しかし、それは自分が十分な練習時間を確保できる場合です。
さすがに、3ヶ月間ゴルフだけをしていていい環境にあれば、
シングルになれる可能性は十分にある。
ただし、やり方さえ間違えなければの話だが。
ただし、自分に今、十分な練習時間がない、全く練習していないなら、
スグに簡単にうまくなることは難しいと思います。
どんなにすばらしいノウハウ、練習をしても、
ゼロに何をかけても結局はゼロに変わりはないからです。

 
■『スグに簡単にスコアアップするには?』
こんなことを常に考えているのなら、その質問を変えてみましょう。
この質問をちょっと変えるだけで、
くだらない情報には振り回されなくなるはずです。
そして、着実に、スコアアップができるでしょう。
あなたは一人のゴルファーとして着実に成長し続けることができるだろう。

それは、、、
『スグに簡単に練習時間を生み出すには?』
『効果の高い練習方法を知るには?』
という質問です。
思い浮かべて下さい。この質問を年がら年中投げかけているのと、
『スグに簡単にうまくなるには?』という質問を年がら年中
投げかけているのとでは、大きな違いが生まれると思いませんか?
結局のところ、あなたのスコアは練習の量と練習の質によって決まります。
練習時間を捻出できれば、上達の可能性はあがります。
練習の質を高めれば、スグに簡単に結果が手に入るかもしれませ。
(あ、それは「何もしない」とは全く違うことですよ!)
個人的には、スポーツでも仕事でもそうかもしれませんが、
結果よりもプロセスに集中するほうが上手く行くことが多いです。
ある研究結果によると、「結果」をスグに欲しがる子どもと、
「結果」を先延ばしにできる(忍耐力のある)子どもでは、
成長してから大きな違いが生まれるそうです。
あらゆる面で 「結果」を我慢できる子どもの方がより成功するそうです。

 
■「スグに結果が欲しい!」はすぐに挫折する
現代は、スグに何でも手に入る時代です。
だから、結果をスグに求めてしまうクセ、
思考のパターンがついているのかもしれません。
だからこそ、結果を先延ばしにする意志の力が必要である。
『スグに簡単に練習時間を生み出すには?』
『効果の高い練習方法を知るには?』
こうしたプロセスを知るための質問に明確に答えられるなら、
あなたはスグにゴルフが上手くなるチャンスがたくさんあります。
一方、この質問の答えに困るなら、、、
あなたがスグにゴルフがうまくなることは不可能かもしれません。
不可能を追い求めて、時間をムダにしないでください。
必要なのは『どうすれば練習の質を上げられるか?』
『どうすれば練習時間を捻出できるか?』ということです。
すぐにこの質問に答えられないのなら、ゆっくりでもかまいません。
練習の質を上げること、時間をひねり出す方法を考えましょう。
うまくなっている人を見ると、突然、うまくなったようなイメージがありますが、
実際はそんな例はほとんどありません。
ほとんどの人は、何年間もの知恵と努力があって、
突然、何もかもが上手く行きだすのです。
「スグに結果が欲しい!」と思っていたら、
必ずいつかは挫折します。
もっと近道がある、という誘惑に負けるからです。
スグにうまくなる方法はあるか? ではありません。
スグに練習の量と質を上げる方法はあるか? が正しい質問です。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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幻想である

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
フゥー。ゴルフも忙しい時代になりました。
最近は、毎週のように雑誌などのメディアで
新しい上達のテクニック、技術が登場します。
雑誌に書いてあることは、超オモシロそうな
(簡単にうまくなりそうな)ものが毎週ないしは毎月登場しますよね。
そして、みんなあなたの注意をひこうとしている。。。
忙しい時代になりました。
しかし、ほとんどの人が気づいてない事、ほとんどの人が
見逃しているチャンスは、新しいスゴイ裏技とかじゃありません。
なんか新しいゴルフ理論とかでもありません。
それは簡単で明白なものです。

 
■「そんな事は知ってるわ!」でも・・・
私はよく思うのですが、
「ゴルフは明白なものほど見逃しやすい」
と思っています。
ゴルフを一度やったことがある人間にとって明白なもの、
つまり当たり前のようなこと。例えば、、、、
・自分に合ったグリップやアドレス担っているかを日々チェックする。・・・これは明白だ。

・ゴルフのことをよく分かっている人にレッスンを受ける。・・・これは明白だ。

・練習場では1球1球、本番をシミュレーションしながら打つ。・・・これも明白だ。

 
これらはゴルフを少しでもかじったことがある人にとっては明らかなことばかりで、
決して新しいことでもないし、なんかスゴイことでもありません。
しかし、「そんな事は知ってるわ」と言う前に、こう自分に聞いてみて下さい。
「これらの明らかなことを自分の今のゴルフで実施できているだろうか?」
もし答えが「イエス」であれば、、、恐らく、あなたは既に結果を出しているはず。
もし答えが「ノー」であれば、、、もしかしたら、、、もしかしたら、
あなたは幻想を追いかけているのかもしれません。

 
「幻想」とは、なんかスゴイ新しい事やみんなが知らない裏技みたいなのを手に入れて、
ある日突然、ゴルフがうまくなる・・・というような幻想です。
その前の日までは普通だったのに、その魔法を手にれて、一晩寝たら、
次の日には、魔法が効いていて、まさにその日から、、、
「人生が一変する・・・」
というような事を追いかけているのかもしれません。
言うまでもないですが、これは完全なる幻想です。
現実のゴルフというのは、あらゆる要素が組み合わさって成果が生まれています。
なので、魔法の1つを手に入れたところで、成果はそんなに変わらないのです。
なにかもの凄い大きな「魔法の方法」を手にれれば、
一気にあなたのゴルフが変わるという幻想は、あなたを危機に追いやる事になります。
なぜなら、その「魔法」探しの旅に出て、一生帰ってこれないからです。

 
■石臼が動き出す・・・
マンガやテレビの見過ぎなのかもしれません。
映画では、主人公が「魔法探しの旅」にでれば、それは必ず見つかります。
そして、「魔法」によって何もかもが解決してしまいます。
しかし、現実は違います。
現実は魔法なんて存在しないし、あなたの抱えるゴルフ上の問題を
一気に解決してしまうようなスゴイ事は起きません。
むしろ、現実に起きるのは小さな事ばかりです。
小さな練習、小さな改善、毎日、毎日、毎日、
飽きずにやり続ける事によって、大きな成果が出ます。
小さなことを毎日、毎日、毎日やることによって、
ある日、突然、大きな成果が出ている事に気づくのです。
何の本だったか忘れてしまいましたが、
「大きな石臼(いしうす)の話」を読んだことがあります。
大きな石臼を回すのに、人は何度も何度も、
いろんな方法で、石臼を押す。何度も何度も、、、、
するとある瞬間に、、、石臼が少しだけ動き出すのです・・・
少し動いた瞬間にも、押し続ける事で、石臼が少しずつ、動き出します。
さらに押し続ける。少し動き出す。
さらにさらに押し続ける。だんだん動き出す。
さらにさらにさらに押し続けることいで、だんだん石臼の動きの速さは早くなる・・・
そして、ある地点から、そんなに強く押さなくても、石臼は動き続けるのです・・・

 
さて、ここで問題。
どれが「魔法の一押し」だったのでしょうか?
最初の1回目か、最後の一押しか?
それとも、20回目?50回目????
ここまで読めば、この質問が愚かであることにあなたも気づくでしょう。
どれが「魔法の一押し」だったかなんてないのです。
全て必要だったのです。
ゴルフがうまくなる、大きな成果を出すには、魔法の一押しは必要ありません。
それよりも必要なのは、日々の小さな一押しです。
毎日、毎日、小さくても、明白な事をやり続ける。
これによって大きな成果が出始めるるのです。
これが確実に成果を出す方法だ。
それを踏まえて、もう一度、自分自身に問いかけてみて下さい。
「今の自分は、ゴルフがうまくなるのために当たり前のことができているか?」
幻想を追いかけてはいけません。
今のあなたに必要なのは「当たり前の小さな一歩」なのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

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どうせ叶わない目標設定はやめましょう

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
私はよくレッスンをしている方に、
「自分なりの目標を設定しましょうね」とお伝えしています。
あなたもゴルフの目標を立てたことがあるかもしれません。
もしあれば、ちょっと思い出してみて下さい。

 
達成した方。おめでとうございます!
きっとあなたは7日間シングルプログラムを地道に実践した方です。
その調子でいきましょう。

 
一方達成できなかった方。残念です・・・
でも、それはきっと、あなたが悪いのではなく、
目標の立て方が悪かった可能性があります。
(たまに「目標の内容を覚えていない」という方もいますが(汗)
そういう人はこのメルマガの読者にはいないと思うので割愛します)

 
実は私も目標が達成できない性格でした。
だいたいの達成率、10~20%。
でも、目標設定の方法を変えた途端、毎回80%以上の目標は達成しています。
(100%の目標達成は確かに素晴らしいことですが、
それは目標そのものがが小さすぎる可能性が大です。
80%以上目標達成すれば良い、という基準が私には合っているようです。)
誰でもできる、ゴルフの目標達成の方法の秘訣をお伝えしましょう。
これはお仕事にも通用する話かもしれません。

 
■秘訣1 3ヶ月目標に変える
多くの人は1年間をスパンにして達成したい事を目標として設定します。
しかし! 1年後というのは、短いようで長いです。
その結果・・・
「目標達成のための行動は明日からにしよう」
を繰り返すうちに、目標を忘れるというパターンが起こってしまいます。

 
これを防ぐには、初めから目標は短期スパンで設定しましょう。
とはいえ1ヶ月とかだと短すぎるので、3ヶ月後の目標にしましょう。
「だったら1年後の目標を3ヶ月でコマ切れにすればいいじゃないか」
という意見もありそうですが、それだといつもの目標設定と変わりません。
1年後の目標は捨てる。
直近3ヶ月に集中してみましょう。
私のプロジェクトでも「3ヵ月後にベストスコア更新」と言っているのは、
このへんの理由もあるのです。

 
■秘訣2 コントロール可能な目標にする
目標といえば、「100を切る」「90を切る」「シングルになる」
みたいなことを書き出す人が多いです。
これはあまりよくありません。
なぜなら、100切り、90切り、シングルというのは
結果でしかないからです。
たまたま調子がよかっただけかもしれません。
ラウンド中、風が吹いていなかっただけかもしれません。
目標を達成できるかできないかは、
外の環境によって大きく左右されてしまいます。

 
なので、設定する目標は外部環境に左右されない、
あなたがコントロール可能な目標にしましょう。
例えば、
「100y以内のアプローチで5m以内に寄せる確率を50%まで上げる」
という場合であれば、
・練習場に行って100m、50mの看板をターゲットに50球ずつ練習する

・アプローチで低い球、高い球を打ち分ける練習を30球ずつ練習する

・実際のラウンドでの成功率をノートにつけておく
などなど。
「100y以内のアプローチ成功確率50%」
はOKとして、それを達成するためにどのような行動をするのか?
その行動そのものを目標にする、ということです。

 
■秘訣3 本当に達成したいのか?を改めて考える
目標を達成できない最大の理由は、
「その目標を本気で達成したい」と思っていないことです。
「100切り」「90切り」「シングル」
確かに達成できればいい。それは誰もが思います。
でも、本気で達成したいかと聞かれれば・・・?
実は、本音では、大して達成したいと思っていなかったりします。
実は今のままの方が居心地が良いと本音では思っています。

 
この理由はシンプルで、この目標が「借り物の目標」だからです。
雑誌やDVDで見た目標を自分のものと勘違いしているのです。

 
これは別の話ですが、サラリーマンへのアンケートで、
「欲しい年収は?」と聞くと、8割の人が「1000万円」と答えるそうです。
「欲しい月収は?」と聞くと、7割が「100万円」と答えるのだとか。
その目標がいいか悪いかは置いておいて、
7割、8割の人が全く同じ目標って、
よくよく考えてみれば、これっておかしくありませんか?
周囲の目とかそういうのは関係なく、
あなたが本当に心の底から欲しいものってなんでしょうか?
それがあなたのゴルフスコアであるなら、
実際はどれぐらいのスコアがたたき出せれば、
スコアを維持できれば十分でしょうか?
これを考えるときっと、全く違う答えが出てくるはずです。

 
どうしょうか? 以上、3つの観点で目標を作ってみてください。
そうすれば、3ヶ月後、今までとは全く違う成果が出ているはずです。

 
■一度「ダマされて」みてください・・・
で、達成したら、また3ヶ月目標を作成してください。
きっとまた、70~80%ぐらいは達成できます。
これを何度か繰り返すと・・・
目標を達成するクセがつきます。
今までは目標達成できない自分が普通ですが、
目標を達成し続けると、目標達成できる自分が普通になります。
そうすると、この3つのポイントを無視して、1年目標を立てようが、
行動に基づかない目標を立てようが、ガンガン達成できるようになります。
いわば、目標達成して当たり前になります。

 

そうなればシメタもの。
好きなように目標を立てて、好きなように叶えることが可能になります。
とりあえずお試しを。

 
「本当か?」と思われるかもしれません。
疑う気持ちはわかります。
でも、どうせ今回も「いつも通りの目標」を立てても、
叶わないか、最悪忘れることは目に見えています。
いつものとおりやれば、いつもの通りの結果しか出ないことは自明の理です。
なので、たった3ヶ月で結構です。
ダマされたと思ってやってみてください。
そして達成したら、ぜひ私にメールを下さい。
あなたの喜びの声を、お待ちしています!

 
またメールします。
小原大二郎

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本気の素振り

2012.12.04
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はちょっとレベルの高い話になるかもしれませんが、
気軽にお付き合い下さい。

あるところに、ゴルフのシングルを目指す二人の男性がいました。
WさんとTさん。

Wさんは商社にお勤めで、Tさんはメーカーで働いていました。

同じく40代後半。HCは同じく16ぐらい。
ゴルフの才能も現状のスキルもほとんど同じです。

しかし、違いがひとつありました。

 
Wさんは毎日家に帰ってから500回素振りをします。
もう一人のTさんは毎日50回素振りをします。

さて、ここで問題。
どちらが先にシングルになることができたでしょうか?

素振り500回のWさん?

・・・だとしたら、「いいからとりあえず素振りしろ!」で楽だったんですが。

しかし、往々にしてTさんのような50回の人の方が上達が早く、
先にシングルになってしまいます。
それはなぜでしょうか?

考える時間です

本当に考えてくださいね。

答えは・・・

50回のTさんは、1回1回考えながら素振りをしていたからです。

500回のWさんは漫然と、ただ500回振っているだけでした。

あなたもゴルフをやっていればわかるかもしれませんが、
1回1回しっかりとフォームをチェックして
本番を想定しながら素振りをしていると、50回でもクタクタになります。

500回なんて到底無理だということを。

 

うまくなる人、ならない人の違い

ここで質問。
あなたは一回一回の素振り、一球一球のボールを本気で打っているでしょうか?

一振りの素振り、スイングの先に、どんな目標を描いているでしょうか?

毎日500回素振りして、安心してしまっていないでしょうか?

残念ながらそれでは上達は難しいかもしれません。

うまくなっている人とうまくならない人の練習には
大きな違いがあることを、まず理解する必要があります。

 
もちろん大きな違いは練習時間です。

ツアープロであれば、過ごす時間の8~9割が練習で、
1~2割ぐらいが本番の試合でしょうか。

センスや才能に恵まれたプロですらそうなんですから、
アマチュアにとっては本気で素振りをすることの重要性は、
プロ以上ということになります。

これは当たり前のことですが、
アマチュアゴルファーは圧倒的に練習の時間が少ないのです。

 
ここまで読んでみると

「そんな、本気の素振りなんて、出来ない。無理だ」

と思ったかもしれませんね。

そもそも趣味でゴルフをやっている方がほとんどなのですから、
ゴルフ以外の時間にも、絶えずゴルフのことを考えるなんて無理でしょう。

 

本気の素振りは無理?

確かに、ゴルファーの大半の人が、本気の素振りなんてできません。

やろうと思っても、今忙しい仕事のことが頭に浮かんできたり、
家族に「もういい加減にやめたら」なんて言われながらなんですからね。

そこまで根をつめずに、ゴルフは楽しくやりたい。

あなたもそうではないでしょうか???

つまり、ほとんどの人にとって、
本番さながらの本気の練習は無理なのです。

それが本当に出来ていれば今頃、あなたはプロゴルファーです。

本番でもないのに、本番と同じ緊張感を持てる
そのこと自体が才能であり、天才の証だと思います。

 
では、私たちには本気の素振りができないのでしょうか?

そんなことはありません。
少し考え方を変えれば、本気の素振りは出来ます。

 

「アマチュアにとっての本気の素振りとは?」

それはたったひとつ。
本番のラウンドを本気の素振りの時間にすることです。

つまり、1~2割の練習の時間で勉強・練習したことを、
8~9割の本番の時間で実践してみる。

本番で得た結果を見て、それから改善していく、ということですね。

先ほどのWさんのように、考えずにいくら素振りしてもうまくなりません。

実際のラウンドでボールを打って、ボールが曲がった、ラフに入った、
バンカーから1打で出なかった、4パットしてしまった。。。

こうした結果を知って、次こそは、と思うから上達するのです。

一回のラウンドでうまくいかなかったとしても、
そこから問題点や改善点が10個以上得られたら、
それを一つひとつつぶしていく練習を普段からすればいいのです。

プロゴルファーですら100%完璧なラウンドなんて
絶対にありえないわけですから。

それだけで数倍、数十倍の収穫です。

うまくなる人は自分でゴルフノート(ゴルフログ)をつけている人も多いですね。

プロを目指す、そのための時間が限られているのなら別ですが、
ゴルフは生涯楽しめるスポーツです。

最終的にスコアがアップすればいいんですから。

 

結局は仮説と検証

「そんなあ、毎回ラウンドなんてお金も時間もないから無理だよ」
ということをおっしゃる方もいるかもしれませんね。

最近は平日でかなり安く回れるゴルフ場も増えてきましたが、
それも無理なら、練習場でもラウンドと同じようなことはできます。

たとえば、
「このショットは必ずあの50mの看板の左に寄せる」
「次に打つ球はわざと左に曲げて100mのところに落とす」
こんな小さなゲームを一球一球やりながら練習をすれば、
実践の場と限りなく近くなります。

一緒に練習に行く仲間がいれば、
こういう小さなゲームをポイント制にしてやるのです。
(お昼ご飯をかけてやったら、本気度も増しますね)

 
私たちがすべきなのは、実際のラウンド(またはそれに近い状況)で
仮説検証を繰り返していく事です。

ちなみに最近話題の公務員のマラソンランナーの川内選手は、
練習時間が圧倒的に少ないにも関わらず、非常に強い。

それは、毎週のように試合に出て、実践を練習にしているからだそうです。

練習の時間がないからこその苦肉の策です。
でも、実は、理にかなっていることがわかります。

 
あ、ここまで書くと、
血眼になってラウンドしてしまう人がいるかもしれませんが、
もちろんゴルフは楽しみながらが基本ですよ。

またメールします。

小原大二郎

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