From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフが上達しないひとが必ずといっていいほど抱えている
「ある病気」についてお話しします。
実はこの病気、とってもこわーい病気なんです。
でも安心して下さい。
知っておけば、かかることも少なくなりますから。
■レッスンでの一コマ
私がレッスンをしているとき、生徒さんから発せられる
「ある一言」が、とーっても気になることがあるんですね。
その言葉とは、、、
「知ってます」
この言葉です。たとえば、、、
「こういうスイングになってると、スライスしやすくなりますから」
「あ、それ、知ってます」
みたいなやりとりですね。
確かに、ゴルフ雑誌や教材を見れば、
スライスの原因とその対策みたいなことはしょっちゅう特集していますから、、、
実際、情報としてはとてもよく「知っている」のだと思います。
こうやって「知ってます」という言葉を口にする人というのは、
傾向として、常に新しい何かを求めている場合が多い気がします。
最新のスイング理論、今までに紹介されたことのない新しい練習法、
新しいゴルフクラブ、、、などなど。
■成長が止まる瞬間
そして、、、こういう人のもう一つの特徴としては、
「すでに知っていることをおろそかにしてしまう」
ということです。
すでに知っていることが「未消化」の状態になっているのに、
それでも「次の魔法」を探しに行ってしまうのです。
「オレは知ってる」
「これは前に聞いたことがある」
しかし、自分が知っているから、、、聞いたことがあるからという理由で、
それを「知っている」の一言で片付けてしまう。。。
ハッキリ言って、これは非常に危険な考えです。
当たり前のことですが、
「知っている」
「出来る」
この二つは全く似て非なるものです。
確かに、雑誌に書いてあること、教材に書いてあることを
読んだり見たりすれば、その内容を「知る」ことはできるでしょう。
しかし、それが知っているのにできていないのであれば、、、
まだまだ、練習しなければならないことはたくさんあり、
さらには、まだまだ成長できる余地がたくさんある、ということです。
■「知っている」彼らがなぜ、続けているのか?
極端な例で言えば、、、
たとえば「ビジネスゾーン」のことを知っている熟練のプロゴルファーが
長年やっているからということで、ビジネスゾーンの練習をやめるでしょうか?
絶対に、そんなことはありませんよね?
むしろ逆に、ビジネスゾーンの重要性を心の底から理解していれば、
どんなに自分がプロとして結果を出していようとも、
その練習をやめることは絶対にないと思います。
なかなか成果を上げれない人というのは、
次から次へと新しい情報を仕入れて、新しい情報に振り回されます。
「新しい情報を常に持っておかなきゃいけない」
「知識をたくさん増やさないといけない」
「できるだけ多くの方法を知らなければいけない」
こうした思い込みを持っている人が抱えている病気、、、
それが「知ってる病」です。
たとえば、スライスを直すための方法が1000通りぐらいあったとしましょう。
しかし、スライスを直すためには、この全ての方法を知っておく必要はありません。
そうではなくて、自分に合っている方法を2~3つほど選んで、
それをまずは2ヶ月、3ヶ月と続けてみることです。
そうやっていけば、よっぽどやり方を間違えてでもいない限り、
成果が出ないということはまずありません。
必要なのは、同じことを徹底して実践することです。
同じことを徹底して改善することです。
同じことを徹底的に磨くことです。
「知ってる」と思った瞬間に成長は止まります。
あなたがこの「知ってる病」にかかっていないか、
今一度確認してみて下さいね。
またメールします。
小原大二郎