2018.03.18
From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「グリップが強すぎなら軍手が先生」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
私は講演会を行なった後に、懇親会を開催しています。
そして、お酒を飲みながら
さまざまなお話を交わさせていただいています。
そんなざっくばらんな会話の中で、
「グリップの強さ」についてご質問を受けたことがあります。
そこで私は「じゃあ、握手してみましょう」といって、
握手させていただきました。すると。。。
(続きはビデオにて)
と、本題に入る前に
業務連絡です。
私がおすすめしているパター
「BioMech AccuLock ACEパター」
(バイオメック・アキュロック・エースパター)
が、ゴルフライブさんに入荷したそうです。
本数限定で、残り数も少なくなっているそうなので、
まだ見ていない方はこちらから確認しておいて下さい。
↓
http://g-live.info/click/bio1803/
では、話を戻します。
グリップが強すぎていませんか? 軍手が先生です
スマホの方、動画が見れない方はこちら
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf180318/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
え、こんなにソフトでいいのですか?
そうしたら
「え、こんなにソフトでいいのですか?」
の第一声。
そうしたら「私も」「わたしも」という感じで、
押し寄せて来ていただいたのには、びっくりでした。
そう言えばグリップの強さは、
「小鳥が手の中から逃げない程度」とか言われたりします。
しかし、多くの方は言葉ではわかっているつもりでも、
実際感覚とはかなりのズレがあったりしています。
特にグリップの強さについてはいろいろな言い方や表現を使って、
さまざまな人たちがその強さを伝えようとしてきていますが、
なかなかうまく伝わりません。
そこで、私は握手させていただくことで、
私のいつもグリップを持つ力加減を感覚としてお伝えしています。
とは言え、実際にゴルフクラブを持ってスイングして
ボールを打つときの感覚を伝えることは握手ではできません。
ところが、実際にボールを打ちながら
正しいグリップの力感がわかってくる方法があります。
それは、両手に厚手の軍手をはめてショットすることです。
軍手をしたまま腰から下ぐらいの小さな振り幅だけではなく、
ドライバーで目一杯振ってみましょう。
そうすれば、軍手が先生となって
本来のグリップを支える力加減を教えてくれます。
イボイボなどの滑り止めが付いていない、
できるだけ厚みがある軍手が最高です。
また、寒い季節は両手に軍手を着けていると、
それなりに暖かくて快適です。
普段のグリップが悪いと
普段のグリップが悪い場合、
軍手でショットするとグリップが簡単にずれてしまいます。
そしていくら強くグリップを握り締めても、
ずれを止めることはできません。
というか手とグリップの間に
軍手の厚みでの隙間があること自体に違和感がありすぎて、
とてもショットできる感じがしないかもしれません。
また、グリップがウィークすぎて
ボールヒットで前腕を力で左に捻らなければならない形だと、
捻る力がうまくグリップに伝わらず、ボールはスライスしてしまいます。
ときどきお見受けすることですが、
グリップの右手親指の当たるところにグリップがすり減ったり、
削れるほどになっているという場合もあります。
本来は右手親指の触るところには、まったくまっさらなままの
グリップの表面が残っていなければなりません。
その右手親指の下が変化しているということは、
ボールヒットに向かって力で右前腕を左に捻って
フェースを閉じる動きを行なっていることになります。
「え、ボールヒットに向かって前腕を左に捻る力を出して
フェースを閉じなければスライスですよね?」
なんて言ってませんか。
もし、そう思っているなら大きな勘違いをしています。
さっそく厚手の軍手を先生にして、ショット練習しましょう。
正しいグリップとは
ここで、幾度かお伝えしていることですが、
ウイークなグリップとはどんなことになっているのか見てみましょう。
グリップを作って、ヘッドをボールの後ろに
フェースがターゲットを向くようにきちりセットします。
このときに、自分からグリップを見て、
左手の薬指の付け根である3つめのナックルが見えているなら、
左手はまあまあ正しいグリップと言えます。
そもそも良いグリップの左手のポジションというのは、
クラブが遠心力で引っ張られた状態で最小の力で
クラブを支えることができるために決まっています。
良い左手のグリップなら、誰かにヘッド側を引っ張ってもらったときに、
前腕を捻る力を入れなくてもフェースの向きを保持できます。
ウィークなグリップでは、実はとんでもないことが発生します。
セットアップではわずかな力で左前腕を左に捻ることで、
フェースをターゲットに向けることができます。
しかし、ボールヒットに向かってクラブが遠心力で引っ張られると、
グリップがウィークな場合大きな問題となります。
ウィークなグリップでは
フェースの向きをセットアップでの向きに保持しようとすると、
かなりの力で左前腕を左に捻ることになります。
その結果ウィークすぎるグリップでは、
ボールヒットに向かって力でクラブを左に捻らなければ
ボールは狙った球筋になりません。
ヘッドスピードが最高潮に達しようとしているボールヒットで、
フェースの向きを力で調整しなければならないということは
人間業とは思えません。
がんばってフェースの向きをある程度調整できたとしても
清々と振り切ることはできず、
持っているポテンシャルを使い切ることができません。
まずは厚手のイボイボのない軍手を両手にはめて、
腰から下ぐらいの振り幅のショットをやってみましょう。
そして、違和感がなくなってきたら
ドライバーでフルショットしてみましょう。
グリップが形や向き、力加減などが正しくなれば、
飛距離も思ったほど落ちないでボールが飛ぶことを実感できます。
手の中からクラブが離れて行かないように
支える力だけだせれば、それで良いのです。
上半身の動きは実はシンプル
ゴルフのように前傾して構えていると、
上半身はさぞかし複雑な動きになると思いがちです。
しかし、本来はそれほど複雑な動きにはなりません。
まっすぐに立って
上半身の動きだけやってみようとしてみてください。
しかし、案外どんな動きだったかわからなかったりしていませんか。
まっすぐに立ったまま、
いつものスイングでの上半身の動きを再現できないようだと、
スイングのイメージが弱すぎます。
では、どんな動きが上半身の本来のピュアな動きなのか見てみましょう。
まずはまっすぐに立ってクラブを持ってグリップを作ります。
そこから手首が親指側に折れるコックを入れ、
さらに右肘を曲げてみます。
左腕はできるだけ曲げないように、まっすぐにしたままです。
そうすると、右肘が曲がるほど
グリップは右肩の右斜め上にあがってきます。
そして、シャフトが地面と水平になった辺りが、
トップでの上半身の理想的な形となります。
トップが浅いとお悩みの場合でも、
ほぼ100%このトップでの理想的な上半身の形を作ることができます。
しかし、セットアップやバックスイングで
左肩甲骨周りや手首に余計な力が入っていたり、
右肘が体の右横にズレてしまうとシャフトが地面と平行まできません。
実は体が硬いからではなく、
余計な力がいろいろなところに入っているために
トップが浅くなっています。
ダウンスイングでは、まずは体の回転でヘッドが置いて行かれ、
その動きで曲がったコックが右手甲側に折れるヒンジに変化し、
右肘も伸びてきます。
最後に右手甲側に折れるヒンジが残り、
ボールヒットに向かってヒンジのリリースにパワーが集中されて
強烈にクラブが振られてヘッドがボールを打ち抜きます。
ここで良いショットのイメージとして大切なことは、
ヒンジは手首が折れることで曲がっているわけではないということです。
それではいったいヒンジとは、どうなっているのでしょうか。
ここに軍手でもまったく普通と同じように
ショットできるための秘密が隠されています。
そうです、右手甲側に折れるヒンジとは、
実は左肩甲骨の胸の方向へのスライドで、左腕が押し伸ばされてきて
右手が甲側に曲げさせられている動きです。
手首とか体の小さな部分の動きではなく、
肩甲骨という大きなパーツの動きですから、
手首から先は自ら動くというよりも力を支えるだけで良いです。
そのため、厚みのある軍手であっても、
軍手の生地が圧縮されるだけでまったく問題なくショットできます。
さらに隙間を埋めることを覚える
さらに軍手の厚さがあることで、手とグリップの間の隙間を
できるだけ埋めようとする習慣が身についてきます。
そすると、軍手を脱いで通常のゴルフ用手袋に変えたときに、
グリップと手の密着をしっかり意識することができるようになります。
良いグリップを作るときに大切なことの一つに、
手首から先には力を入れることで形を作らないことがあげられます。
力で作られた形は、スイング中にかならず崩れます。
しかし、石の間に砂が入って行くように、
隙間を埋めるように指グリップを包み込めば、
フルショットでもグリップはスイング中に形を保てます。
たとえば左手の親指と人差し指でできる左手のVの字を見てみましょう。
左手のVの字の付け根が盛りあがるように力が入っていると、
一見セットアップでは良いグリップの形だとしても、
スイングを始めるとグリップの形が崩れてしまいます。
同じように、指で握る力を出せば出すほど、
スイング中にグリップの形は崩れやすくなります。
そして、スイング中にグリップがずれると、
人は必ずセットアップで力を入れて握るようになります。
スイング中もズレるグリップに対応しようとして前腕などに力が入ることで、
クラブのリリースが早くなりすぎてエネルギーを溜めることができなくなります。
セットアップやスイング中に腕や肩、特に左肩甲骨周りに力が入るほど、
左肩甲骨がスライドできなくなります。
上半身のしなりの大部分は左肩甲骨ですから、
この左肩甲骨が動けなくなると下半身の動きで
上半身をうまくしならせてエネルギーを溜めることはできません。
結局、頑張ったつもりなのにボールが飛ばないという悲しい結果となります。
力で無理やりではなく、隙間を埋める感覚を大切にしましょう。
軍手がグリップも含め、スイングのための最高の手を作ってくれます。
では、また。
<本日のオススメ>
それは、今から3年ほど前の2015年5月…
三井住友VISA太平洋マスターズでの出来事。
2度目の御殿場制覇を狙う片山晋呉選手は
荒天の3日目、16番で3メートルの
パーパットをねじ込み単独首位に。
そのとき使用していたのが、BioMECH社の
『アキュロック・エースパター』だったのです。
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