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なぜ我流スイングは「ダメ」なのか

2016.11.21
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「なぜ我流スイングは“ダメ”なのか」

について、お話ししたいと思います。

 「我流でも結果がよければいいじゃないか」

そんな言葉を聞くことがあります。
今日はそんな主張に対する、私の見解をお伝えします。

我流で結果を出すには?

もしかしたらあなたも
目にしたことがあるかもしれませんが、

 「スイングは我流だけれど、スコアが安定している」

そういう人が、ゴルファーの中にいらっしゃいます。

そういう方はたいてい、いわゆる
「癖のあるスイング」であることが多いと思います。

もちろん、そうした我流スイングが悪いとは言いません。

ですが、癖のあるスイングで安定して
満足するスコアを出すとしたら、
年間何ラウンドぐらい必要だと思いますか?

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

 (せっかくなので、ちょっと考えてみて下さい)

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

年間100ラウンド以上は必要

もちろんこれは人によって異なると思いますが、
年間100ラウンド以上は必要だと思います。

当たり前ですが、人一倍、時間とお金がかかります。

年間100ラウンド回れる環境がある方というのは、
かなり恵まれたほうの方ではないでしょうか?

さて、あなたはそうした環境にあるでしょうか?

このメールをお読みの方の中にはそういう方も
いらっしゃるでしょうが、おそらく多くの方は
そうしたことは難しいのではないかと思います。
 

しかも、我流スイング問題は
そうした環境うんぬんの話だけではないのです。
(これはこの後の話ともつながって来るのですが)

「我流スイングの方」というのは経験上、
ゴルフで何か秀でた点をお持ちでいらっしゃいます。

ですがその半面、

・ゴルフの理論的な背景を知らない

・自分の動きを言葉で表現できない

たいていの場合はこうした方が多いです。

そして実は、我流であることよりも、
こちらのほうが問題だと、個人的には思っています。

我流の人は、体系的な学習が苦手

我流の方というのは、何しろ球数を打って
いわゆるカンを養いながら上達してきたという経緯があります。

そのため、こちらが理論的にレッスンしても
なかなかそれを受け入れられない傾向があるのです。

もちろんこれは私の経験上でのことですので、
そうでない方もいらっしゃると思います。

ですがほとんどの場合は、
ワンポイント的なアドバイスを求めることが多く
体系的に学習することが苦手だという印象です。

私はこの場で何度も申し上げていますが、
プロ、アマ問わず「一流競技者」と呼ばれる
ゴルファーの条件一つとして

 「自分の動きを明確にイメージできること」

これが大切だと考えています。

そして、適切なイメージトレーニングを実行するには
下記の4つの条件が必要です。

1.自分の技能を漠然としたフィーリングに基づいて行うのではなく、
  その動きを言葉で表現できること。

2.自分の内面の言葉でイメージされた技能の調整を行えること。

 (背中をしっかり引ききるとか、
  腰を正しく切るためには太ももをどの様に捻ればよいか、
  などの運動のイメージを変化させ、調整することが出来ること)

3.技能のどのポイントが最も大切かがわかり、
  そこに意識を集中させることが出来ること。

4.その重要なポイントについて適切で明確なイメージが描けること。

以上の4点は、どこかで以前にお伝えしたかもしれませんが、
これらは全てゴルフの上達に必要な条件です。

本日、あなたにお伝えしたことをまとめると、

 「時間とお金に余裕がないと思うなら、
  クセの強い我流スイングはあきらめて、
  理論的にゴルフを学ぶことが、上達の早道」

というのが、私の今の見解です。

特に大人になってからゴルフを始めたゴルファーは
理論的に上達するほうが近道です。

追伸

ここで、あなたにご報告が2つあります。
 

1.新教材

私のゴルフ教材がゴルフライブさんから来月発売されます。
テーマは… 最近ビデオでも取り上げているあれです。
お楽しみに。
 

2.新レッスン企画

今度、ゴルフライブさんのほうで
私のレッスン企画を検討してくださっています。
開催は関西方面になりますが、期待していて下さい。
 

ゴルフライブのメールマガジンで案内があると思いますので、
どちらも楽しみにしていてください。
 
 

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。
 

<本日のオススメ>

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トランプ氏「成功の秘訣はゴルフ」

2016.11.21
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

安倍首相が先週の17日(日本時間18日)、
次期大統領のトランプ氏と会談しましたね。

会談後、安倍首相はトランプ氏にゴルフクラブ(ドライバー)を贈り、
トランプ氏からはゴルフシャツなどゴルフグッズをプレゼントされたそうです。

お二人とも大のゴルフ好きとして有名です。
トランプ氏は、ベストスコアは60台というから凄い!

外交では10分で挨拶程度
40分でも突っ込んだ話し合いは難しいでしょう。

そこで、まず「個人的な信頼関係を築く」という意味では
ゴルフという共通の趣味が大きな武器となったのではないでしょうか。

ではわたし達がゴルフで信頼関係を築いていくには
どのようなポイントがあるでしょうか?

今回の会談で色々と学びはあったので、その中からいくつかシェアしたいと思います。
(私は政治の専門家ではないので、ゴルフの視点からの学びをシェアしますね)

親交を深めるカギはゴルフ?!

よく生徒さんから
「接待ゴルフなどで相手に勝ってはいけないのか」
という質問をいただきます。

しかし私は全然そんなことないと思います。

手を抜いてプレーしたところで
強い信頼関係は生まれないし
今後の仕事にいい影響を与えるとは思えないからです。

私は普段のレッスンで生徒さんから本気で相談された時には
たとえ言いにくいことでも
自分の考えを率直に伝えるようにしています。

時にはゴルフとは関係ない、個人的な相談をされることもありますが
そのようなときはなおさらです。

もちろん当たり障りない対応をしても何の影響もないかもしれません。

しかし、それでは深い信頼関係を築けないと思うのです。

生徒さんのなかには
会社経営者や社会的な地位が高い方もいらっしゃいますが
そんな方は見え透いたお世辞には慣れています。

だからこそ、はっきり本音を言ってくれる人を求めています。
むやみにヨイショすることが相手への気配りではありません。

だから私は、
自分を信頼して相談して下さった方の気持ちに答える意味でも
言うべきことは、はっきりと言うようにしています。

それで生徒さんが怒るなどといったことはありません。
むしろ話し合が盛り上がったりするのです。

そうして生まれた絆は目先の損得よりも
大切なものになってきます。

ゴルフをするときは、誰もが本気でプレーしています。

「本気でやっていることには本気で応える」
この姿勢が信頼関係を結ぶうえで重要なポイントです。

わざと負けるような変な気の使い方をしたり、
お世辞を言ったりするのは逆に失礼ですし
相手もそんなことな望んでいません。

そもそも「接待ゴルフ」という考えではなく
「一緒にゴルフを楽しむ」という気持ちでプレーすれば
自然と信頼関係は生まれてくるのではないでしょうか?

「今日は僕の圧勝でしたね!」
「言ったな!次は絶対負けないからな!」

とプレー後に握手を交わせるような
そんか関係になれたら最高ですね。

トランプ氏とゴルフ

正直、トランプ氏が大統領になったほうがいいのか、
ヒラリー氏が大統領になったほうがいいのか、私には分かりません。

個人的にどちらが好きということもありません。

ですが、今回の会談についてゴルフの視点からみてみて
わたしが一番感じたこと。

ゴルフ外交という言葉があるように
ゴルフが生み出す信頼関係の強さはとても強力だな、と。

やっぱり、ゴルフでも仕事でも本音で向き合う事がすべてだな
という王道の気づきがありました。

今回はゴルフ好きのトランプ氏が
次期大統領になる機会にゴルフと信頼関係についてお話ししてみましが
あなたもゴルフで信頼関係が生まれたことありませんか?

またメールします。

小原大二郎

追伸・・・

わたしが監修した数多くのプログラムの中で
皆様から最も親しまれてきた「7日間シングルプログラム」が
このたびフル・バージョンアップいたしました。

このプログラムを通じて
みなさまとの信頼関係を築けたといっても過言ではありません。

実際に試されたお客様の声を読むだけでも
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「さすがにこの結果はまずいだろ…」

2016.11.20
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

「コースケ、スポーツマンじゃないの?」

つい先日学生時代の友人に言われた言葉です。

実はボウリング場での一コマなんですが、
私のあまりの不甲斐なさへの
友人からの鋭いツッコミです、、、

学生時代の友人と久々に飲みに行って
その流れでボウリングにいきました。

昔それなりにやっていたのでわりと自信があったのですが
久々にやってみたらさっぱりな感じでした、、、

ガーターこそ少なかったものの常に2,3本残ってしまい
一般男性の平均を遥かに下回っているだろうさみしいスコア。
それを見ての一言でした。

「スポーツの仕事をしているのに
さすがにこの結果はかっこ悪すぎる、、、」ということで

自分が投げ終わってから次に順番が回ってくるまでの時間を
フル活用して必死に考えました。

そしてふとひらめいたのです。ある攻略法を、、、

生徒さんの悩みは…

さかのぼること2週間前、レッスンの時に生徒さんから
「最近どうもテークバックが上手くできないんです。どうしたらいいですか?」

という質問を受けました。

「自分の中でどこが上手く行ってないんですか?」
と聞いてみると

「テークバックする時の感覚が毎回微妙に違うんですよね。
毎回同じ感覚にしたいと思ってるんですけど、、、」

実際本人の感覚的な部分なので、説明するのは難しいですよね。

何を隠そう、私も昔同じ悩みを抱えていました。

おそらく全ゴルファーが一度は抱える悩みなんじゃないでしょうか?
それほど繊細で難しいことだと今でも思います。

ゴルフとボウリングの共通点

実は私のボウリングが上手く行かなかった原因と
生徒さんのテークバックの悩みの原因は同じところのあるのです。

人間は静止している状態から始動する瞬間が一番不安定で、
一旦静止してしまうと筋肉が硬直してしまうんです。
身体に急に力を伝えるので力みやすく、乱れやすいんですね。

0(始動)

1(テークバック)

2(バックスイング)

とした場合、
1から2の時は体重の移動で自然と身体が流れるように
動いてくれるのですが、
0から1に行く時は無理やり力で動かす必要があります。

この初動が一番力を使うんです。

止まっているため、感覚がわからなくなり
1の動きが毎回微妙に変わってしまっていたんですね。

大切なのは自分だけの形をつくること

実は解決するのは意外に簡単なことです。

アドレス時も常に身体の何処かを動かしておくこと。
小さな動きでいいのでどこか体の部位を動かしましょう。

私の場合は小刻みに足踏みしています。

右左右左の順で動かしていき、そのまま間髪入れずに
1でテークバックし、2でトップに、3でインパクトのイメージ
でスイングしています。

私の場合は足ですが、他の部位でも大丈夫です。
ワッグルする人、人差し指でクラブをとんとん叩く人、
膝を軽く曲げる人。フォワードプレスをする人、

色々な方法があると思います。

大事なのはアドレス時に完全に静止する状態を作らないこと。
毎回同じ動きを同じタイミングで行い、その動きにつなげて
1、2の3のリズムで動き出すことです。

そのリズムさえ身体で感じられれば動作は安定してきます。

自分に合ったリズムさえ作ってしまえば、
ショットの安定感が増して、
飛距離も方向性も格段に上がりますよ。

ちなみに私がボウリングでどう立て直したかというと、
ゴルフと同じで小刻みに足踏みでリズムをとり、
その流れで一歩目を踏み出しました。

そうです。
ゴルフのテークバックと全く同じです。

その後はストライクもそれなりにとれたし、

ギリギリですけどスポーツマンのメンツは保てました(笑)


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「体」ストレッチングをやってみる

2016.11.20
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・ストレッチングをやってみる」

というお話をさせていただきます。

40歳の声を聞いたら、
絶対何らかのストレッチングをやるようにしましょう。

まだスコアで100も切っていないのだから、
まずはショット練習、なんて言ってませんか。

下手をすると、今のショット練習の時間が100だとすると、
50に減らしてでも残りの50でストレッチングをやったほうが
素早く上達できるかもです。

では、ストレッチングを始めるにあたって、
またはすでに行っているとしても、その基本的なことを知って行うか、
知らないで行うかでは雲泥の差になります。

今回は、頭でストレッチングのベーシックなことをお伝えしますが、
まずは、やる気が出たときのために、
最高の効率でストレッチングできる基礎をお伝えします。

ストレッチングの基礎

ストレッチングの基礎のまた基礎である大切な点は次に3つです。

(1)楽に伸びる範囲で行う

(2)2セット以上行う

(3)動的と静的を明確に使い分ける

楽に伸びる範囲で行う

ストレッチングは楽に伸びる範囲で行うようにします。

コンディショニングを目的としたストレッチングの目指すところは、
滞った体液を流れやすくするとか、ちょっと縮んだままだったり
硬くなった筋肉をほぐしてあげることになります。

使いすぎたり逆に使わないでいる筋肉はだんだん硬くなり、
血液やリンパ液の流れが悪くなってしまいます。

そして血液やリンパの流れが悪くなるとさらに筋肉は硬くなります。

要するに悪循環です。

また、寝ている間に動かしていない筋肉は硬くなります。

ですから、硬くなり始めた筋肉を軽く伸ばすことで、
血流やリンパの流れを改善して、筋肉が本来の状態になるようにしてあげることが
ストレッチングの一つの役割です。

ここで、がんばりすぎて一生懸命に伸ばすほどいいと思って、
痛いぐらいに筋肉を伸ばしてしまうと、とんでもないことになります。

痛みを感じると筋肉は収縮しようとしてしまい、清々と伸びなくなってしまい、
逆にコンディショニングとしてのストレッチング効果が激減します。

さらには筋肉を損傷してしまうことにもなります。

筋肉は丈夫なようで実はか弱いです。

筋肉はたくさんの筋繊維が集まっているので、
筋肉全体としては強い力を出せて、そんなに簡単には切れたりしないように感じます。

しかし、たくさん集まっているということは、
いろいろな状態の筋繊維が存在するということになります。

中にはできの悪い筋繊維もあるかもしれません。

そのため、筋肉を痛いと感じるほど伸ばしてしまうと、
弱っている筋繊維の幾つかは損傷しています。

損傷すると正常ならば損傷した部分はリンパなどで運び出され、
代わりに修復する材料が損傷した部分に運ばれてきて、むしろより強くなったりします。

しかし、血流やリンパの流れが悪いと、
損傷した組織がそこに残り、筋肉が硬くなってしまいます。

下手をすると炎症が発生してしまうこともあります。

そもそも筋肉が硬くなっていて血液やリンパが滞っているとしたら、
悪循環になります。

ポキパキ問題

それから、ちょっと余談ですが、
朝起きて屈伸運動で膝を抱えるように曲げて伸ばす運動をやっていると
ポキッとかパキッという音がすることがあります。

できれば音はしないほうがいいです。

あのポキやパキは関節内の気泡ができてそれが割れる時に鳴る音と言われています。

ポキパキ問題は何十年も前から医学会で論争になり、
やっと2015年にその真相が判明しました。

気泡が割れるなどの消滅するときにいろいろな音とともに超音波が出て、
その超音波の一部の周波数が骨の表面などを壊してしまうというメカニズムです。

ですから、指を鳴らすとか言いますが、わざわざ鳴らさないようにしましょう。

鳴らすことで損傷した骨が再生するときに膨らむので、
指の関節が太くなってしまいます。

同じことが首や他の関節でも発生します。

そもそも気泡ができる原因は関節がゆるんでいるとか、
筋肉が硬直していていることで関節が本来のポジションにないからです。

関節が本来のポジションにないと、関節が大きく動きすぎて
本来の動きの範囲を超えると関節内が広がって関節内の圧力が減り、
そこに気泡ができます。

筋肉が硬直して関節を引っ張っていると、関節のポジションがずれてきて、
その関節を曲げるなどを行った場合に正常な位置に戻るときに
過度に関節が動いてしまいます。

ということは、筋肉が硬直しないようにしておけば、
ポキパキにはなりにくいわけです。

ちょっと脱線してしまいましたが、筋肉を素早く正常にしたいなら
痛いほど伸ばさないようにしましょう。

可動域を本格的に広げたければ

ところでコンディショニング目的ではなく、可動域を広げる目的の場合は、
別のやり方でストレッチングする方法もあります。

それは、死ぬほど痛みを感じてでも強い力で1分以上伸ばすことです。

そんなに辛いことをする理由は、筋肉だけではなく
筋肉が骨とつながる部分にある腱も伸ばすことで可動域を大きくしたいからです。

そこまで痛いと筋肉は激しい筋力トレーニングを行ったときと同じで、
部分的に損傷します。

ですから、強い力でのストレッチングは毎日行うと筋肉が回復できずに
むしろ硬くなってしまいますから、行うタイミングが大切となります。

ま、ゴルフの動きではそんな辛いことまでやって
可動域を広げることはまず必要ありません。

正常な範囲での可動域が確保できるならそれで十分です。

痛みを感じない範囲でのストレッチングでも時間をかけてゆっくり
1年とか2年継続していけば、だんだん可動域は広がってきます。

まさに真向法などのやり方がそうですね。

真向法では痛くない範囲で軽い動的ストレッチングを朝晩など回数を多く行い、
年単位の長い時間はかかることもありますが、
比較的早い時間に劇的に可動域が広がる人もいます。

2セット以上行う

ストレッチングは必ず2セット以上行うようにしましょう。

1セット目よりは2セット目のほうがリラックスして伸ばせます。

そして1セット目はかなり適当というか、
ほとんどサボっているぐらい軽く行うことが大切です。

まさに、2セット目が本番で、
1セット目は動きを確かめるぐらいの気持ちがいいです。

本当はさらに3セット目が一番よく伸ばせます。

4セット以上ではそれほど変化がなくなりますから、
時間さえあるなら3セットがおすすめです。

セットの組み方は、何種類かのストレッチングを行うなら、
一通り1セットやって同じことをもういいちど行うと良いです。

理由は同じ部分を伸ばす時間が空くことと、
体全体が伸びやすい状態になっているので、2セット目のほうが伸びやすくなります。

ただし、行う種類によってはストレッチングの種目が多すぎると、
逆に2セット目までの時間が空きすぎて
2セット目に伸びやすくなる効果がなくなることもありますから、
状況を見ながら判断する必要があります。

動的と静的を明確に使い分ける

動的と静的を明確に使い分けるようにします。

動的ストレチングと静的ストレチングの違いは
同じ部分を連続して伸ばす時間と考えていただければいいです。

筋肉によって時間の違いはありますが、筋肉を30秒以上連続して伸ばすと、
筋肉を伸ばす速さに反応して脊髄反射で伸ばされた筋肉を自動的に縮める機能が低下します。

そうすると、実際に体を動かそうとした場合のパフォーマンスが落ちます。

そして、筋肉を自動的に縮める働きは運動中に体の外から急激に力が加わった場合などに、
それに対抗して持ちこたえるための反応として体に備わっています。

そのため、自動的に筋肉を縮める反応を弱めてしまうと、
怪我を起こしやすくなってしまいます。

また、長い時間伸ばすことで自動的に筋肉を縮める反応が低下したら、
その後2時間ぐらいは低下したままとなります。

ですから、パフォーマンスを出すためにも、怪我をしないためにも、
運動前に同じ部分を連続して30秒以上は伸ばさないようにします。

そして、30秒以上連続して伸ばす場合は静的ストレッチングと呼びます。

静的ストレッチングは運動が終わってから行うと
筋肉を素早く正常な状態に戻すことができます。

動的ストレッチング

動的ストレッチングは、連続して伸ばす時間は10秒以下程度で、
動かしながら伸ばすストレッチングです。

ラジオ体操の大部分は動的ストレッチングです。

また、練功十八法など中国古来の健康運動にも動的ストレッチングが含まれます。

練功十八法では、非常にゆっくりですが動き続けることで関節を動かして
その関節周りの筋肉を伸ばしていく動的ストレッチングと、
筋肉を積極的にゆっくり収縮させる運動がうまく組み合わされています。

筋肉は収縮と伸展を繰り返すことで、血流をアップさせたり、
リンパを筋肉運動で積極的に流してくれます。

動的ストレッチングでは寝ていて滞っていた血液やリンパ液を流れやすくしてくれますから、
素早く活動状態に持っていくことができます。

よくイチロー選手が外野で待っているときにやっている肩入れなどは、
ゴルフにとって効率が良い動的ストレッチングです。

肩入れは、両脚を広げて立って、両股関節と膝を曲げてきて、
左右それぞれの膝の上に手を乗せます。

そこから、右肩を体の正面方向に押し出し左肩を背中側に押し込み、
それを入れ替えて左肩を体の正面方向に押し出し右肩を背中側に押し込むことを
2セットぐらいやればいいです。

それぞれのサイドで5回ぐらいあおるように動かすといいです。

顔は正面に向けたままにしておくと、首も同時にストレッチできます。

肩入れは一種類の動きでゴルフで使うほとんどすべての部分を動かすことができ、
非常に便利なストレッチですから是非やってみてください。

動的に動かすときの注意点がひとつあります。

筋肉は伸ばされてくると脊髄反射で自動的に筋肉は縮もうとします。

要するに、素早く伸ばすと脊髄反射が激しく発生して、
筋肉を急激に収縮させようとします。

ですから、動的にストレチングしようとして、
あまり早く動かしすぎても逆効果で、筋肉は伸びにくくなります。

ですから同じ姿勢で5秒程度少しあおるように動かすようにするといいです。

そうすれば筋肉は少し伸ばされた状態で小さく収縮と伸展を行うので、
筋肉が伸ばされる速さがそれほど早くない状態で動くことができ、
自動的に筋肉を縮める脊髄反射は弱くできます。

静的ストレッチング

運動が終わって、あとは休むだけというときには
静的ストレッチングが効果的です。

特に運動後は激しく使った筋肉は少し収縮が残っていて
本来の長さよりも短くなって少し硬くなります。

若ければ数時間もすれば自動的に元に戻りますが、
その回復時間は年齢とともに増加してしまいます。

ですから、使った筋肉は運動後できるだけ早い段階で軽く伸ばして、
元の長さに戻してあげたいです。

そのために一番効果的なことが静的ストレッチングです。

同じ部分を30秒以上など連続して伸ばしていくと、
体は新たな反応を示します。

30秒以上のストレッチングによって、
自動的に筋肉を縮める脊髄反射による筋肉の反応は弱まってきて、
動的ストレッチもよりしっかり筋肉を伸ばすことができるようになります。

それが30秒以上連続して伸ばす静的ストレッチングの特徴です。

先ほど動的のところでお伝えしたように、筋肉は伸ばされてくると
脊髄反射で自動的に筋肉を縮める反応で縮もうとします。

伸ばす速さが速いほど、自動的に筋肉を縮める反応での
筋肉の収縮しようとする力は大きくなりました。

ですから、静的ストレッチングでは、できるだけゆっくり伸ばしはじめて、
筋肉に少し張りを感じた辺りでその張りを維持する程度をキープします。

そして、しばらくすると体に明らかに面白い反応が起きてきます。

それは、伸ばす筋肉の太さなどにも依存しますが、
10秒~30秒程度伸ばしていると、
急に筋肉がす~~~と伸びてくる感じがします。

これは、自動的に筋肉を縮める反応が弱まった証拠です。

この時間を待っていたのです。

この、筋肉が急にゆるんでくることを感じることが一番大切です。

そして、筋肉が自動的にゆるんでくることに合わせて、
筋肉の張りを一定に保つような感じで、
さらに深く曲げてターゲットの筋肉を伸ばします。

また、静的ストレッチングでは呼吸をしっかり意識してください。

おすすめな呼吸は、鼻から2秒で息を吸って、
口からゆっくり8秒かけて息を吐いていく呼吸です。

口から息を吐くときは口をすぼめて肺の中の空気の圧力を高めるようなイメージで、
口の先から細く長く吐くようにすると副交感神経が活発になり、
筋肉はゆるみやすくなります。

口を細めて空気の圧力あげて息を吐くことは、
ついでに頬のストレッチングにもなるので美容効果にもなるという話もあります。

ヨガなどでは鼻と口で吸うときと吐くことがあべこべだったりしますが、
ストレッチングでは基本は鼻で吸って口から吐きます。

腹式呼吸は副交感神経を活発にし、胸式呼吸は交感神経を刺激しますので、
できるだけリラックスしたいストレッチングでは副交感神経を有利にしたいので、
腹式呼吸です。

口を細めて息を長く吐こうとすると、
肺の中の空気の圧力があがり横隔膜が刺激されるので、自動的に腹式呼吸となり、
結果としてリラックスしやすくなります。

また、本当は動的ストレッチングでもそうなのですが、
静的ストレッチングでは特に伸ばす筋肉などを意識するようにしましょう。

しっかりどこを伸ばしているか意識することで
ストレッチング効果は大きくアップします。

簡単なストレッチングから始めましょう

ストレッチングはいろいろ難しいことを考えなくても、
まずはできることからやってみることです。

そして、普段の生活の中に溶け込ませてしまえばいいです。

私がトイレてやっているストレッチングを
以前のメルマガでご紹介していますので、ぜひやってみてください。

「体」毎日トイレで13秒。これで飛距離UP!?

http://g-live.info/click/150628_nikkan/

今回ご紹介した簡単なストレッチングを図にしました。
図を見ながらやってみてください。

図・簡単ストレッチング集
 
2016-1120_1
 

追伸

週明けの岐阜でのワンデーレッスン会、
11/22(火)に若干空きがあります。

まだ間に合いますので、本日いっぱいまでに
下記よりお申し込み下さい。

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※定員に達し次第、終了となります
 

では、また。
 

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プッシュアウトと引っかけが交互に出る…

2016.11.19
mongo

From:モンゴ
千葉の自宅より、、、

お楽しみ様です、モンゴです!

ゴルフ、楽しんでますか~?^^

さて、今日は

 「プッシュアウトと引っかけが交互に出る…」

についてお話しようと思います。

おそらく今回の話は、こうした症状も含めて
いわゆる逆球が出てしまう人なんかにも役に立つ内容です。

はい、ではここでちょっと考えてみてください。

もしあなたにこうした症状が出ているとしたら、
何が原因だと考えますか?

おそらく…手でクラブを上げている

これは、モンゴがこのメールマガジンで
よく取り上げる話ですが、この悩みを抱える方の多くは

 「手でクラブを上げている」

モンゴの経験上、結局あげる時に手からあげている、
いわゆる「手打ち」になっているパターンが多いです。

以前もどこかでお話ししましたが、

 「自分のバックスイングで、
  一番最初に動かしているところはどこ?」

これを改めて、確認してみてください。
バックスイング、どこから動かしていますか?

でも、こうした質問をすると、
意外と多くの方が「へ?」という顔をします。

生徒さんに聞くと、

 「ココから動いて、次にコッチが動いて。。。」(;´Д`)

という感じの、的を得ない回答をいただきます。^^;

でも、やっぱり自分のスイングですから、
そのへんをあいまいにしておくのは避けたいですね。

「まず左肩から」がチーム小原セオリー

ズバリ、私たちが指導をさせていただいている生徒さんには

 ・左肩から始動

 ・その次は(大まかに言うと)手元、腕

 ・そして、クラブヘッドが動く

ぐらいのつもりで、とお伝えしています。

ただ、手と身体が同調して動くというのがゴールなので、
絶対に左肩じゃないといけないというような
通りいっぺんな指導はしていません。

一応、私たちの考える基準としてはこうですよ、
というニュアンスの話です。^^;

手と身体が同調しているのであれば、
逆の右肩から上げていてだいてもいいですし、
胸でもいいし、背中でもかまわないと思っています。

なぜかというと、このへんは人によって個人差があるんです!

なので、同調して動かせているなら、
それが正解と思ってOKです。

何より、その人が手と身体を同調して動かせるポイントを
見つけることがまずは大事ということです。

同じカレー。でも感じ方は人それぞれ

モンゴは別に生理学とかに詳しいわけではないのですが。。。

そもそも身体の感じ方というのは
人によって千差万別で、全く違うわけですよね?

地面に咲いている花を見て「キレイだな」と思うか
「可愛いな」と思うかは、人によって違います。

食べ物でも、とある味付けのカレーを
「辛い」と感じる人もいるでしょうし、
「甘い」と感じる人もいるでしょう。

あるいは「これでちょうどいい」なんていう人もいるわけです。

こうした感覚は、人によって違うわけです。
100人中100人が全く同じ、ということはありません。

それで、感じ方はいろいろだけれど
「そのカレーがカレーである」という事実は
変わらないわけですよね?

手と体の同調も、それと同じです。

同調ができているのなら、状態としては同じなわけです。

ココ、うまく伝わってるかな~ (;´Д`A
ちょっと哲学的な話になっちゃてるかもしれませんが。。。
 

最初の話に戻りますが、その同調が出来る動きで

 「最初の感覚の始点はどこなのか?」

ということは、やっぱり自分自身でちゃーんと
知っておかないといけない、ということです。

ところで、あなたの始動はどこからですか?
(あ、よろしければコメントください!)
 

以上、少しでも参考になればうれしいです!

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それでは、今日も楽しいゴルフを!

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