From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
私がレッスンをしていて、多くの方から言われるのは、、、
「練習ではうまくいっているのに、本番だとイマイチ」
「本場だと他の人の目があるから、やっぱり緊張してしまって。。。」
「本番でも練習どおりにできるのって、何かコツがあるんですか?」
こんな言葉です。
こうしたことを悩んだり、考えたことのある人に、
今日のメールは読んでほしいと思っています。
ゴルフは好きだけど
私が教えていたことのある方で、本番、すなわちラウンドで
思うような結果が出せていない方がいらっしゃいました。
この方、仮にKさんとさせていただきますが、
本番では全くと言っていいほど、いい結果が出ない。
回りからも「スイングはきれいなんだけどね。。。」と言われていたそうです。
実際にスイングもキレイで、練習もちゃんとこなしていらっしゃいます。
Kさん「小原さん、私は何がいけないんでしょうか。。。?」
小原 「うーん、そうですねえ。。。(困)」
Kさん「やっぱり、ゴルフに向いてないのかもしれません」
小原 「いや、向いてる向いてないで言えば、
Kさんは明らかに向いている方だと思いますよ。
だって、そんなにいいスイングをしているんですから」
Kさん「でも、ここまで本番で結果が出ないと、
何が悪いのかがわからなくなってきました。。。」
小原 「ラウンド中はどんなことを考えて回っているんですか?」
Kさん「うーん、やっぱりミスのことばかり考えていますね。
『ここで打ち損ねたらどうしよう』とか、そんなことですね」
小原 「なるほど。ゴルフそのものは楽しめていますか?」
Kさん「ゴルフは好きですよ。でも、、、以前ほど楽しめていない気がします。
でもむしろ下手なスコアで回っている頃のほうが、
よっぽど楽しめてましたね。。。」
確かに、練習ではうまくいっているのに、
本番で満足のいく結果が出ないことって、よくありますよね。
そんなときに、どのように考えればいいのか、、、
私なりに「3つの視点」からお話をしてみたいと思います。
本番で結果の出せない人へ
ちなみに、これから申し上げることは、
すでに心がけている方もいらっしゃるかもしれませんが、、、
そういう方は、改めて確認ということでお読み下さい。
◇1.ミスは実地で学ぶまたとないチャンス!
どうしても入れたくないと思っていたバンカーに入ってしまった、
林に打ち込んだ、苦手な傾斜地に止まってしまった、、、などなど。
ミスの後の次のショットというのは、
だいたいの場合、難しいショットになることが多いですよね。
しかしながら、そうした次のショットというのは、
練習場では絶対に練習できないライではありませんか?
言ってみれば、上達をする上でこれほどおいしいチャンスはないのです。
まずは心持ちとして、ミスをしたところのライを楽しむように
心がけるようにしてみましょう。
もちろん、はじめはそのように心を入れ替えるのは難しいでしょう。
しかし、まずはそのように考えようと努めることが第一歩です。
◇2.ミスは必ず起こる。ミスしたときの引き出しを作っておく
ミスショットというのは、プロであってもしてしまうものです。
しかし、うまい人とそうでない人を分けるのは、
そうしたミスショットの後でもどうリカバリーできるかです。
たとえばもし、一打目のティショットでOBを打ってしまったとしても、
次の一打をどのように打てばいいのか、どのように心を切り替えて打てるか、、、、
ミスした後のことを打つ前に考えておけると、
「ミスしてもいいや」という気持ちになって、不思議とミスをしにくくなるものです。
もちろん、そのための練習が必要なのは言うまでもありませんが。
「100%を力を出す」の大きな間違い
◇3.そもそも本番で100%の力を出すのをあきらめる
こういうことを言うと、誤解を受けるかもしれませんが。。。
そもそも100%の力を出して戦うことを前提にしないことです。
もちろん、万全のコンディションでラウンドに望もうとする。
この姿勢はゴルファーとしてとても大切です。
しかし、誰もが常に100%の力で戦えるわけではありません。
先ほどのKさんの例で言えば、おそらくラウンドでは
30~50%ぐらいの力で回っていたのでしょう。
しかし、考え方を変えてみると、
プロですらいつでも本番で100%で戦っているわけではありません。
いや、プロはそうした悪いコンディションの中でも戦うスキルがあるから
プロとしてやっていけている、、、そういう面があります。
ですので、ここは敢えて100%の力で戦うのをあきらめましょう。そして、
「もし50%の力で戦うとしたら、どのように戦うか?」
「自分の今の実力の30%の力で戦うなら、
どんなスキルが必要になってくるのか?」
このように考え方をチェンジしてみることも大切です。
そして、この考え方でいけば、そのギャップは結局、
練習で埋めるしかない、、、ということになると思います。
「練習を本番のように、本番を練習のように」。。。
このメールが「本番で力が出せない」とお悩みの方の参考になったかどうか
わかりませんが、一つでも何かヒントになってくれたらうれしいです。
またメールします。