From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はあなたに、ちょっと恥ずかしい私の過去についてお話ししようと思います。
これは私がプロゴルファーとしてゴルフを教え始めた頃のこと。
とあるゴルフ練習場で、教えていた生徒さんと別れて、
トイレに行ったのですが。。。
トイレでの会話
その日のレッスンは、1対3ぐらいで行うグループレッスンでした。
ですのでまあ、全体に説明する時間があったり、
個別に見る時間があったりという感じだったんですね。
その中で私なりに、その人に合ったレッスン方法を模索しながら、
「こんなことをしてみたらいいですよ」
「こんな練習が役に立ちますよ」
ということをお伝えしていました。ですが、、、
練習場のトイレに行って、いわゆる私は「大」のほうに入ったんです(笑)。
そうしたら、先ほど教えた生徒さんに違いない人たちが入ってきました。
「あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」
「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」
「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」
そんなことをトイレで口々に言っている声を、、、聞いてしまったんです。
怒りから無力感に。。。
内容としては、教えている練習方法からして、
私のレッスン内容のことを言っているのは明白でした。
その声を聞いて、はじめはその生徒さんたちに対して、
怒りの気持ちを抱きました。
「何にもわかっていないくせに!」
しかしその一方で、同時に浮かんできたのは、
自分に対する無力感のようなものでした。
「自分はアマチュア一人もうまくすることができないのか。。。?」
実際、自分が信頼されていないからこそ、
そのように思われてしまうのであって、そのことに無力感を感じていました。
そんなことがあって、私は何がいけなかったのか、
今までの何がいけないのかを考えるようになりました。
何が、悪かったのか? 答えは意外とすぐに出ました。
不満ではなく不安
その生徒さんたちは私のレッスンに不満を感じていたのは事実です。
しかしながら、それ以上にあったのは「不満」ではなく
「不安」のほうが大きかったのではないかと気づきました。
おそらく、私がレッスンで伝えた方法に、
「本当にそれでいいのか?」と不安になっていたのだと思います。
だからそれが
「あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」
「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」
「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」
という、生徒さんの言葉に集約されていたのだと思います。
人間という生き物は、自分が分からないものに対しては
不安や恐怖を抱くようになっているようです。
・これをやったら、次に何が起こるのか?
・これをやったら、何がどうなるのか?
・この先に目指すゴールがあるのか?
こうしたことが見えないと不安になります。
そして、、、不安になると、人は行動しなくなるのです。
そしてこれは別に、私が教えるうんぬんのことだけに限りません。
教わる側、上達を望む側からすれば、次に何が起こるのかがわかると、
上達への行動がしやすくなるということです。
あなたももし、自分が行動できないと悩んでいるのなら、、、
自分が何に不満を感じているかではなく、何が不安なのか?
そしてその不安はどうすれば取り去ることができるのか?
そのことにフォーカスしてみると、何かが変わるかもしれません。
またメールします。