From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は雑誌の特集を鵜呑みにしちゃいけませんよ、というお話です。
「小原さん、またその話ですか」
「でも、雑誌にだっていいこと書いてありますよ」
ええ、そうですね。私もそう思っています。
私も仕事柄、ゴルフ雑誌は読みますし、
そこに書いてある内容を否定するわけではありません。
問題は「書いてある量」のことなんです。
ちょっと込み入った話になるかもしれませんけれど、
肩肘を張らず、ゆったりとした気分でお読みいただけるとうれしいです。
■ゴルフのスコアを決める要素
さて、ゴルフのスコアメイクに関係するところといえば、
・ティーショット(ドライバー)
・セカンドショット(アイアン&フェアウェイウッド)
・アプローチ(ショートアイアン&ウェッジ)
・パター
この4つが、大きなところだと思います。
あとはまあ、バンカーショットなどのトラブル対処法などもありますが、
おそらくゴルフ雑誌などを読んでいると、
この4つがほぼまんべんなく特集されているんじゃないでしょうか。
つまり、
「ドライバーが飛距離も申し分なくまっすぐに飛んで」
「セカンドショットが距離、方向ともに狙い通りに打てて」
「アプローチでピンの近くに寄せることが出来て」
「2パット以内にカップに入れば」
もうそれだけで、シングルやスクラッチになってしまいますよね。
そんなわけで雑誌には、
「ドライバー飛距離アップ」
「アイアンショットをダウンブローで打つ」
「30yのアプローチでシングルに」
「ロングパットを2つで上がる方法」
こんな言葉が「平均的に」紙面を飾っている気がします。
だから、それを読んだゴルファーは張り切って、
「ドライバーの練習をして」
「アイアンもFWも練習をして」
「ウェッジも練習して」
「自宅でパターマットで練習して」
となるわけですね。
■全てをやらないといけないのか?
でも、、、ですよ。
実際にこの4つを全てまんべんなくやって、
スコアが縮まった人って、一体どれぐらいいるのでしょうか?
おそらく、全てをやったとしても、
その全てがよくなってスコアがよくなったという人は、
本当は少ないんじゃないか?
いや、そんな人、いないんじゃないか?
そんなふうに、最近思い始めたんですね。
もちろん、中にはこういう貴重な成功経験をされている人が
いるのかもしれません。
ただ、そういう人に詳しく話を聞いてみても、
「気がついたら、スコアが縮まっていた」
というのが現実であって、
おそらくこの4つを全てやったから、じゃないんですね。
むしろ、
「パターを集中練習したら3パットが減って、スコアが縮まった」
「アプローチしか練習していないのに、なぜかドライバーも調子がよくなった」
こういうことほうが、よっぽど多いんじゃないでしょうか。
とくにアプローチの練習、ビジネスゾーンの練習をしていて、
スイング軌道がよくなったことで他のクラブも調子が良くなったという例は
私の周りではよくあることです。
分散して練習するよりも、何か一つに集中して練習したほうが、
特にアマチュアゴルファーの場合は、結果が出やすいです。
でも、雑誌の特集はそうなっていないんですね。
まあ、言ってしまえば、ドライバーを広告で売らないといけないし、
アイアン、ウェッジも、パターもまんべんなく特集して売らないといけない、、、
なんていう「大人の事情」もきっとあるんだと思います。
でも、その不自然な「まんべんなさ」に惑わされて、
今自分が集中すべき練習に集中できなくなってしまう。。。
そのことについて、私は
「鵜呑みにしちゃいけませんよ」と言いたいのです。
ちょっと回りくどい言い方だったかもしれませんが、
雑誌も本当に魅力的なタイトルを用意しているので、、、
(さすが、雑誌の編集さんもプロですからね)
あなたが雑誌の情報を取る時には、特に気をつけてほしいと思っています。
またメールします。
小原大二郎