From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は「自分のゴルフを客観的に見る」ことについてお話しします。
「客観的に見る」なんて言うと、
なんだか難しいことに聞こえるかもしれませんが、そうでもありません。
できるだけわかりやすくお伝えしようと思います。
ゆったりとした気持ちでお読み下さい。
■クラブハウスのレストランにて
私がレッスンをしているゴルフ場でのこと。
午前中のラウンドレッスンを終えて、
レストランで食事をしていました。
すると、ちょうど午前のラウンドを終えたらしい4人組が、
レストランに入ってきたんですね。
その団体は、席につくなり
「いやあ、午前中はみんなあまり調子よくなかったなあ!」
「風もちょっと強かったからねえ・・・」
「クラブ変えて、新しいのにまだ慣れてないのかなあ・・・」
「あそこでOB2回連続で出さなければなあ・・・」
「オレなんて4パットも2回ぐらいあったし・・・」
「運がないよなあ・・・」
みたいなことを、4人で口々におっしゃっていたんですね。
■本当に運が悪かったのか?
「風が強くて」
「クラブがフィットしていなかった」
「2回連続でOB」
「4パット2回」
あるいは、、、
「雨が降ってきた」
「林に打ち込んで」
あるいは、、、、、
「トップした」
「ダフった」
「スライスした」
「フックした」
「シャンクした」
これら全て、本当に運の問題なのでしょうか?
■運は上げることができる
先ほどお話しした4人組は、それらを運だと思っていたようです。
もちろん、ゴルフはミスのスポーツですから、
こうしたことはどうしても起こります。
しかし、「運が悪かった」と言うことは、
自分の上達によって跳ね返すことができることがほとんどです。
風が強いのなら、事前に風の対処の方を知っておけばいいのです。
クラブがフィットしていなかったというのなら、
ラウンドまでに慣れておけば問題ありません。
OBが連続しているのなら、ボールの曲がりや引っ掛けをなくせば
間違いなく減るはずですよね。
パターが入らないのなら、もう一度ラインの読み方を確認しましょう。
「運がなかった」
この一言で片付けてしまうような人は、
自分のゴルフを運にゆだねてしまっている人です。
もっと厳しいことを言ってしまえば、
自分の本当の実力を認めることができない人です。
■本当は認めたくないだけ
人間というのは、「認めたくない」という事実に対して、
つじつまを合わせて、逃げる能力に長けた生き物です。
たとえば、
「自分が要領が悪いのは、親の育て方が悪かった」
「結婚できないのは、まわりにいい人がいないからだ」
「給料が低いのは、自分の能力ではなくて会社のせい」
こんな感じで、常に「人のせい」「社会のせい」にすることで、
辛いことや苦しいことから、回避することが得意です。
先ほどの4人組も「自分たちはゴルフが下手」
「練習していないから」というのは、頭では分かっているはずなのです。
でも、この辛い事実を認めて、
ゴチャゴチャいろいろと考えるぐらいであれば、
「運がなかっただけさ」
という、安心できる理由を見つけ出して(作り出して)
今までと同じことを繰り返すほうがラクだと思ってしまうのです。
もしあなたがラウンド中に、
「今のは運がなかったなあ。。。」
「ツイてないなあ。。。」
という言葉を発してしまっているのなら、、、
目の前に横たわる「辛い現実」から目をそむけていないか?
運という、実体のないものに、自分の大切なゴルフを
ゆだねてしまっていないか?
ちょっと気をつけてみてください。
おそらくこのメールマガジンをお読みのあなたなら
そんなことはないと思いましたが、、、
先ほどのラストランでのやり取りを聞いていて、
気になって書いてしまいました。
ハッキリ言って、、、
自分に都合のいいように考えているのは、実は自分だけだったりします。
どれだけ自分にとって「都合の悪いこと」を、現実的に考えられるか?
それが今後のゴルフで「差」となって現れると思います。
またメールします。
小原大二郎
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