From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
私は仕事柄、ゴルフの雑誌を読むことが多いのですが、
この前、お昼ごろに本屋の雑誌コーナーに行ったところ、
一人のサラリーマンが雑誌をずーっと読んでいました。
その後、私は他のコーナーに行って、30分ぐらいして雑誌コーナーに戻ったら、、、
さっきとは違う雑誌をまだ読んでいました。
また私は別のコーナーに行って、30分ぐらいたって、
「もしや・・・」と思ってまたゴルフコーナーに戻ったら、、、
また違う雑誌(笑)。
もうお昼休みは終わっていると思う時間です。
(営業の方なのかもしれませんが)
その男性のスコアがどれぐらいなのかはわかりませんが、
それにしても、それだけ一心不乱にいろいろな雑誌を読んで、
どうするのかなあと思いました。
『全てを知る必要はない』
この言葉は、私がプロゴルファーとして生きていく中で得た結論です。
どういう意味でしょうか?
言葉自体を聞いただけでは全く意味不明ですが、説明を聞いたら、
きっとあなたにとっても重要な意味をもつようになるはずです。
このメールを読んでいるような意識の高いあなたなら、
今、ゴルフについての情報がいかに溢れているかということを
痛いほど知っているはずです。
毎週、ゴルフ雑誌は出版されていますし、
ネットを検索すれば、多くの情報を得ることができます。
でも、それらの情報全てに追いつくのは不可能です。
『全てを知る必要はない』
何かスコアアップの方法を試してみようとするときに、ほとんどの人は、
それに関するありとあらゆることを知っておきたいと思いがちです。
たとえば、ドライバーでスライスしないようにしたいと思ったとき、
ドライバーに関するありとあらゆる情報を取って、本や雑誌を買って読んで、
そして、絶対に失敗しないような状態になってからスタートしたい、、、
そんなふうに思ってしまいがちです。
でも安心して下さい。そう思うのは、あなただけではありません。
みんな同じです。
これだけネットの情報が溢れている情報化社会では、
情報はあまりにも簡単に手に入ってしまうので、
「失敗したくない」という感情が、情報収集へと走らせてしまいます。
しかし、何かを実行するのに、それに関する『全てを知る必要はない』のです。
ゴルフ上達において、結果、成果が生まれるのは「実行」からであって、
情報収集からではありません。
「実行」こそが唯一、成果を生む方法なのです。
だから、「実行」にどれだけ時間を費やしているか?
ということが非常に重要な要素になります。
「全てを知りたい」
「できるだけ情報をたくさん持っていたい」という思い、、、
いや衝動は、あなたの行動力をそいでしまうかもしれません。
なぜなら、情報を集めれば集めるほど、情報が足りないことに気づくからです。
これは一見、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、真実です。
ある事柄に関して、知れば知る程、自分は無知であることに気づきます。
そして、情報を集めている間に新しい情報がガンガン出てくる・・・
おぉ、最悪だ、またその情報を吟味しないと・・・
『全てを知る必要はない』
だから、知らない人の方がむしろ簡単に動けたりします。
あなたはもしかしたら、スライスを止めるための方法を
それこそ何十種類も知っているかもしれません。
「最近また新しいゴルフ理論ができた!」みたいなプロモーションを見かけても、
今までの何十種類の方法のうち、2~3種類知っていれば、
実際にスライスを止めることはできるはずなのです。
『全てを知る必要はない』
あなたはもしかしたら、スコア100を切る方法を
10種類も20種類も知っているかもしれません。
しかし、そのうちの2~3種類に集中すれば、
100を切ることはできるはずです。
『全てを知る必要はない』
情報を集めて分析ばかりして、行動がマヒしている状態。
でも、いろいろな情報は持っている。いろいろなノウハウも知っている。
ゴルフ業界でどんなことがおきているのかは雑誌記者並みかそれ以上に詳しい、、、
しかし、実行がなされていない。なので、結果が出ない。
まさにこれは「情報マヒ」です。
もしあなたが自分自身のことを振り返って、
自分が情報マヒになっているな、、、と感じたら、、、この言葉を思い出してほしい。
『全てを知る必要はない』
「分かんないから調べる」ではなくて「分かんないからやってみる」です。
またメールします。
小原大二郎
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