From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
「グリップのしかたを変えたら一気にスコアが10縮まった」
「スイングの一部分だけを直したらスライスが止まった」
「パターのラインの読み方を変えたら3パットが減った」
アドレスを変えたら・・・
肩の位置を変えたら・・・
ゴルフクラブを変えたら・・・
ゴルフのレッスンをしていると、こういうホンのちょっとした違いが
大きな成果の違いになることによく出会います。
ですが、そのやり方が全ての人に合っているかというと、
こればっかりはやってみないことにはわかりません。
「神は細部に宿る」という言葉があります。
それはゴルフでも全く同じだと私は思います。
でも、それは些細なことも見逃すな、ということではありません。
「細かなところまで心配りできていますか?」という姿勢を示したものに過ぎません。
自分のゴルフでその成果を変える「細部」はどこなのか?
それを見つけるのは簡単ではありません。
これはプロゴルファーであればわかることですが、
アマチュアの方のスイングを見ていると、変えたほうがいい点というのは山ほど出てきます。
正直、無限といってもいいくらいです。
では、その変更をひとつずつテストしながら確かめていくのでしょうか?
もちろんそれで成果を生み出す「細部」を見つけることができれば、
これほど気持ちいいことはありません。
しかし、そういう小さなところにこだわりすぎると、
全体として得られる成果は小さくなりますし、
すぐにもとの状態に戻ってしまうことがほとんどです。
考えても見てください。
車でたった一つの小さな部品を交換しただけで、
馬力が倍になることはあるでしょうか?
ドライバーがスライスしにくくなったということなら、
ここの結果だけ見れば良好なのでしょう。
しかし、いくらスライスしなくなったといっても、
それでもまだフェアウェイキープができていなかったり、
2打目、3打目のグリーンへの精度が甘ければ、、、
あるいは、スコアに反映されていなければ、、、
その変更の効果は低いと考えるべきです。
たとえば学校のテストなら、40点を60点にするのは簡単でしょう。
ですが、同じ20点アップにも関わらず、60点を80点にするのは難しいですし、
ましてや、80点を100点にするのは本当に難しいです。
ここではドライバーの例を出しました。
ドライバーというのは飛距離のクラブなので、どうしても注目してしまいがちなクラブですが、
一回のラウンドで打つのは、OBを考えなければ、せいぜい14回だけ。
ましてやスライスに悩んでいるということは、
ひとまずはヘッドにボールは当たっているわけですから、
とりあえずは「60点」の及第点が取れていると考えていいわけです。
それならば、ショートゲームでピンに絡まない、パターが入らない、といった
今、40点のところで「60点」を取ったほうがよっぽどスコアは上がります。
ゴルフは学校のテストと違って、一つのクラブで勝負が決まるスポーツではありません。
「60点を2つ取って、合計120点!」ということができます。
今のステージを考えて、こだわりすぎて前に進んでいないことはありませんか?
もしあれば、すぐにやめて、次の行動をとりましょう。
またメールします。
小原大二郎
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