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『ウマにニンジン』練習法

2013.04.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

はじめから変なタイトルで恐縮ですが。。。(笑)
今日は「自分の練習のペースメーカーを作ろう」という話です。

私の知っている方に「ちょっと変わった練習法」をしている人がいるので、
まずはその話からスタートしたいと思います。

還暦を迎えたHさん

その人は、私がレッスンを不定期でやっているHさんという方です。

この前60歳の還暦を迎えられて、今でも元気にゴルフをなさっています。

スコアはだいたいいつも90前後で回られるのですが、
ちょっとスイングの具合が悪くなるとご本人が感じたとき連絡をくださって、
ラウンドレッスンなんかをしたりしています。

こうやって書くと、何かの治療院に通ってくる患者さんみたいですが(笑)。

このHさんですが、もちろん日々の維持のために、
毎日ゴルフの練習をご自宅でなさっているのですが、、、

この前聞いた練習の取り組み方が、ちょっとユニークだったので、
その時の話をシェアしたいと思います。

小原 「Hさんは毎日練習をしていると思うんですけど、
    できない日とかもありますよね?」

Hさん「確かにありますけど、基本毎日やってますよ。時間は短いですけど」

小原 「へえー、さすがですね。
    でも毎日続けるのって、やっぱり大変じゃないですか?」

Hさん「そうですね。。。でも、実はそんなに大変じゃないんですよ。
    何しろ『ウマにニンジン』なので・・・」

「ウマにニンジン」の意味

小原 「え、どういうことですか?」

Hさん「いやあ、私の場合家に帰って、晩メシの前に必ずやるって、
    そう決めているんです。

    だから、練習をしないと、晩メシが食べられないんですよ。
    もちろん、体調の悪い時とかは別ですけどね(笑)」

小原 「へえ、そうなんですね」

Hさん「ええ、他の人はわからないですけど、これが私には合っているみたいで。
    だから『ウマにニンジン』なんですよ」

Hさんはこうやって、毎日食事の前にビジネスゾーンの確認の練習をして、
自分のスイングを維持しているそうです。

もちろん自宅での練習だけではなく、週末や時間のあるときは
練習場などでボールを打つ練習もしているとのことでした。

それにしても毎日の練習をするために、
「練習をしたらご飯が食べられる」と決めるというのは、
アイディアとしてはスゴイとは思いませんか?

還暦を迎えても、もっとうまくなりたいという向上心、そして
人間的にもすばらしいHさんには、私も毎回学ばせていただいています。

行動をセットにする

でも、この話を聞いて「なるほどなあ」と私は思いました。

どういうことかというと、、、人間は多くの場合

 「練習を毎日夜の9時にやろう」

 「練習を月、水、金にやろう」

というふうに考えてしまいがちです。

しかし究極的には、時間や曜日というのは単なるスケジュールの基準であって、
必ずそうでなければいけない理由はどこにもありません。

別に、「毎日夜の9時」は「夜10時」でも何ら問題ありませんし、
「月、水、金の練習」は「火、木、土」でも問題ありませんよね?

しかも、そのスケジュールは、もしたとえばあなたがお仕事が忙しくて
その時間や曜日に練習できなかったとしたら、

 「ああ、今日は忙しくてできなかったな。。。」

 「今日は無理だから、明日やればいいや」

というふうに、そのスケジュールを流してしまうことができてしまいます。

しかしながら、Hさんは違います。

ご飯は基本、毎日誰でも食べます。
(朝食を抜いたりする人はいるかもしれませんが。。。)

その、毎日必ず行う行動とセットにして、練習を組んでいるのです。
だから、忘れたりやらなかったりすることが少ないのです。

しかも、それをやらないと、ご飯が食べられない(笑)。
Hさんがおっしゃっている『ウマにニンジン』ですね。

そうすると、さっきの「毎日夜9時」「月、水、金」よりも、
やらない理由がだんだんと少なくなってきます。

そのようなわけで、Hさんのように

 「毎日自分が必ずすること」

すなわち「行動」とリンクさせて練習のスケジュールを組んでしまうというのは、
やり方としてはとてもユニークですし、とても理にかなっているんですね。

もしあなたが毎日の練習が続かないと悩んでいるのなら、、、

 ・時間やカレンダーを練習のペースメーカーにしない

 ・自分の行動をペースメーカーにする

このHさんのやり方には大きなヒントが含まれているかもしれません。

毎日必ずすることにセットで練習をからめる。
そういう行動の決め方をする。

うまくなっている人というのは
それなりに何らかの工夫や理由があるんですね。

あなたにも何かの参考になれば幸いです。

またメールします。

小原大二郎

追伸:

ちなみにこのセット、Hさんのように毎日自宅で練習するのに最適かもしれませんよ。

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ゴルフの神様に頼るな

2013.04.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は、

 「ゴルフの神様に頼るな」

ということについてお伝えします。

このメールを書こうと思ったきっかけがあったので、
その話を始めにご紹介しますね。

ゴルフの神様がボールを入れてくれた?

生徒さんのMさんは40代の会社員の方ですが、
最近ラウンドでホールインワンを達成したことをとても喜んでおられました。

Mさん「小原さん! 最近、ホールインワンをやってしまったんですよ!」

小原 「え!? それはおめでとうございます! どんな感じで入ったんですか?」

Mさん「打ち下ろしのホールだったんですが、その時いつものクセが出て
    ミスショットになったかと思ったんです。

    でも、強い風が吹いていて、押し戻される形でカップに吸い込まれていったんです。
    あれは、ゴルフの神様が入れてくれたんじゃないかなあって思います」

小原 「へぇ。。。それはすごいですね!
    Mさんは風を読んだわけではなかったんですか?」

Mさん「天候は読めないじゃないですか。僕は真っ直ぐ打つだけですから」

Mさんの打球がご自身のクセと風の流れがマッチして、
うまい具合にホールインワンに繋がったことは本当に素晴らしいと思います。

こういったラッキーがいつも続けばいいのですが、
そうも行かないのがゴルフのようで。。。

Mさんはホールインワンを出したホールは良かったものの、
ラウンド全体で見ればいつもよりもスコアは振るわなかったようです。

ゴルフの神様はいない

あなたは、ゴルフをする時、スイングするときは、絶対に一人ですよね。
スイングの構えに入ったあなたを助けてくれる人はいません。

ゴルフの神様がスイングを助けて、
ホールインワンにしてくれるなんてことはありません。

 「そんな夢のないこと、言うなよ」

 「そんなこと、誰でも分かってるんだから。。。」

そんなふうに言われそうですが、本当にそうでしょうか?

 「ゴルフの神様は現実にはいない」

そのことを本当に分かっているでしょうか。

 ・適当に打てばなんとかなる、、、

 ・何か新しいスイング理論を知れば、、、

 ・コーチがいれば上達する、、、

とか、そんなふうに思っていませんか?
そういった考えがよぎらないでしょうか?

それでは、ゴルフの神様を信じている人と同じです。

ゴルフのラウンド中に、どこかからゴルフの神様が出てきて、
あなたのゴルフを手伝うために、風を吹かせたり、、、

そして、それが有利に働く、、、
そんなことを過剰に期待してはいけません。

すべての状況をマネージメントできないために、
「ゴルフの神様」という表現を使う方がいますが、、、

私に言わせれば、その時の風の流れに関しては
しっかり読んでからショットするのが基本です。

ゴルフの神様任せにしない

私たちは、現実の世界に住んでいます。
現実の世界でゴルフをやっています。

現実の世界で、ボールは毎度のこと思い通りには動きません。

 ・どれだけガンバってもダメな時だってある。

 ・天候がひどくてスコアが伸びないときもある。

 ・絶対に入ると思っていたパットを外す時だってある…

それでも、現実の状況をしっかりと捉えて、
一打一打を打っていかなければいけない。

ゴルフの神様なんて存在しません。
誰かに頼ることはできないのです。

全ては自分のショットの結果です。
その中で、できるだけ、自分のボールをなるべくカップに近づけなればいけない。

ありがたいことに私の教材をご覧になっている生徒さんにお会いして、

 「おかげさまでスコアが上がりました」

というお話をいただきますが、、、
しかし、それを達成したのも生徒さんご自身ですよね。

自分が自分自身のゴルフの神様になると決めて、
ボールに対しての責任は自分で負う、、、

厳しい言い方かもしれませんが、
そういった考えを持つことも大事だと思います。

またメールします。

小原大二郎

追伸:

筒さん監修のドライバー、10名の枠は埋まってしまったそうですが、
あと5名だけ追加でクラブフィッティング付きで受け付けているそうですよ。

http://obara-daijiro.com/product/masamune/

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フォロー(腰から腰)におけるシャフトの向き

2013.04.04

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

前回から、腰から腰のフォローについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、

 “腰から腰におけるシャフトの向き”

について、お話ししていきます。

地面とクラブシャフトが平行になったときにチェック

フォローの腰から腰、フェースの正しい向きについては、
フォローでシャフトが腰の高さに来て、地面とクラブシャフトが平行になったときに
どういうフェースの向きになっているかをチェックしなければなりません。

フォローのところで、ヘッドが腰の高さのところに来た時の正しいフェースの向きは、
時計の短針でたとえると「12~2時の間」に納まっているのが正しい範囲です。

理想としては「12時」を指しているのが理想です。

これが1時、2時になっていくと、ボールがだんだん捕まりづらくなり、
いわゆるボールが右に曲がるということを覚えておくといいと思います。

12時に近づくほどにフックしやすくなりますし、
逆に2時に近づくほどにスライスしやすくなります。

アマチュアゴルファーの傾向として、アマチュアのほとんどは
スライスに悩む傾向があります。

ですので、なるべくならばフォローでフック系ぎりぎりの12時を目標に
していったほうがいいかと思います。

スイング全体のスキルが高い人は。。。

しかしながら、上級者など、スイング全体のスキルが高くなってくると、
フェースの向きを12時にすると少しドローがきつくなる人もいます。

そういう人は半分の1時を目標にしましょう。

または中上級者で球筋をスライスボール、いわゆる目標が
フェードボールの球筋の人は、2時を目標にしてもかまいません。

アスリートゴルファーや筋力の強い人の場合は、12時にすると
ボールが左に曲がってしまうので、2時寄りにしたほうがいい場合もあります。

1時、2時というように段階的にそれを試して様子を見るようにしましょう。

しかし、2時を超えて3時とかにすることはありませんし、
逆にスライスしやすいからといって、12時を超えることはありません。

フックとスライスの上限というのがだいたいこの12~2時の範囲の中にあります。

ですので、その傾向を踏まえて、必ずこの12~2時の範囲の中で
自分のフェースづくりをしていきましょう。

次回も、腰から腰のフォローについてお話しします。

またメールします。

小原大二郎

追伸:

私も以前ジョイントさせていただいた筒さん監修のドライバーの紹介が
このビデオでやっているらしいです。

http://obara-daijiro.com/product/movie/130402/

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【ビデオ】アプローチが安定しない、トップする、ダフる

2013.04.03
obara

FROM:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は質問に答えてみようと思います!

頂いた質問は、
「アイアンショットでトップする、ダフる。安定しない。」

という内容です。

きっとダフリトップで悩んでいる人というのは
とても多いと思うんですね。

100切りで悩んでいる人には
特に多い悩みだと思います。

逆にダフリトップを攻略できれば
100切りまで一気に近づけるようになります。

ではどのように改善していけばいいのか?

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スイングを真似るということ

2013.04.02
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

4月に入り、関東はまだ寒い日もありますが、暖かくなってきました。
新たな気分でゴルフに向き合いたい季節ですね。

さて、今日は「スイングを真似る」ということについてお話しします。

真似る、、、それは自分で意識的にせよ、無意識にせよ、
必ずやっている方法だと思いますが、それにはいい点、悪い点があるのです。

盗むことで身につけられるもの

あなたは毎日、私のメールをお読みいただいているわけですから、
ゴルフに関しての情報収集をとてもがんばっていらっしゃるのだと思います。

私がお伝えするゴルフスイング、ゴルフの考え方以外にも
たくさんの理論が世の中にはあふれていますし、
それを目にする機会もおおいですよね。

もちろん、私があなたにお伝えするスイングの考え方というのは、
実際のところ完全なオリジナルということはありません。

今までに多くのスター選手や先輩方のやり方を見て盗んで、
身につけてきたものも、もちろんあります。

私たちプロも、素晴らしいゴルファーの方々を参考にする過程で、
色々な方のスイングを盗むことで、
意識的に自分自身のスイングを作っているわけですね。

そうした中で身につけたものの中で、あなたにお役に立つものは、
できるかぎりあなたにもお伝えしようと思っています。

でも・・・ストレートに真似をしていけない理由

そんなわけで、

 「あなたも他のゴルファーのいいところを真似しましょう!」

という話になりそうなものですが、、、
実際、それはあまりオススメしません。

どうしてか? それは。。。

 「人間は悪いところや悪いクセを真似しやすい」

という性質があるようなのです。

これは書道の世界でよく言われることなのだそうですが、

 「師匠のいいところではなく、悪いところばかりを真似してしまう」

という現象が、書道ではよくあるようなのですね。

これと同じような現象で、お子さんをお持ちの方であれば、
お子さんが「いい言葉」よりも「悪い言葉」のほうをはるかに早く覚えてしまう
という体験を必ずしているのではないでしょうか?

人間というのは不思議なもので、いいことよりも悪いこと、
欠けているところにフォーカスするようにできているようです。

それはきっと、人間の防御本能(マイナスや危険なものをいち早く察知する)
とも深い関係があるようにも思いますが。。。

単純な真似の「もう一つの落とし穴」とは?

もちろん、見たものを見たまま真似ができる人というのも
ある一定数は存在する、、、これも事実です。

そういう器用な人というのは、あまり教えなかったとしても、
「見よう見まねで何となくできてしまう」ということは、確かにあります。

よく言う「センスがいい人」というのは、この部類に入るのかもしれませんね。

実際私も、いろいろなゴルファーを見て、
自分もああいうゴルフができるようになりたいと思って、
マネをしていた時期もあります。

しかし、真似をすることには、先ほどもお伝えした
「悪いところを真似しやすい」ということの他にもう一つ、
大きな「落とし穴」があると思っています。

それは何かというと、、、

 「真似したものがあなたに合っているかはわからない」

ということです。

あなたが「これいいな」と思ったスイング。
それはきっと、あなたがいいと思ったのですから、
何かしらの共感があったのでしょう。

しかし、、、だからといって、それがあなたに合っているかというと、
それは全く別の話です。

 ・自分の体格には合っていないかもしれません

 ・身体に負担がかかりすぎるかもしれません

 ・一度身につけると変なクセがつくかもしれません

いいと思っても、そうしたリスクを知らず知らずのうちに
背負うことになるとしたら、、、

せっかくやったことなのに、逆の結果を生むことにもなりかねません。

そうした中で、一番いいのはやはり、
できるだけ人を選ばない、本質的なスイングを身につけること。

その際には、ゴルフのことをよくわかっているコーチが
ついていたほうがいいのは、言うまでもありません。

またメールします。

小原大二郎

追伸:

一昨日の女子プロオープン、堀奈津佳プロが初優勝しましたね。
優勝の裏側では、この練習がかなり貢献していたのだとか。。。

http://obara-daijiro.com/product/e-putt_cam/

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