From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はゴルフ上達のきっかけを作る方法についてお話しします。
このことは多くの人が知っていると思っていたのですが、
話を聞いてみると意外と多くの人が
そのことを考えていないことを知ったので、、、
「そんなこと、わかってるよ!」と言われるのを承知で書きますね。
■スロープレー
ずっと前の話なのですが、私が生徒さんとラウンドレッスンを
回っていた時のこと。
その日は生徒さんと私の2人で回っていました。
それで、私達2人の前で回っている人たちがいました。
おそらく50~60歳ぐらいでしょうか。
その人達のプレーが、とにかく遅いのですね。
ティーラウンドから見ていると、セカンドショットあたりから
ものすごく時間がかかっているようでした。
初めは「下手なのかな?」と思ったのですが、
大声を上げて騒いでいるところを見ると、それだけではないようで
かなりダラダラとゴルフをしているようでした。
歩くのもものすごく遅くて、、、
さすがに午前のラウンドが終わってから、
マスター室に軽く苦情を言いに行きました。
後半のラウンドでは、ほんのすこしだけマシになりましたが、
賑やかなのにさらに拍車がかかっているようでした。
(もしかしたら、お昼ごはんでアルコールが入ったのかもしれません。。。)
一緒にラウンドしている生徒さんとも、
「まあ、楽しくやるのはいいですけどねえ。。。」
と呆れ気味。
まあ、私たちもレッスンしながらのラウンドでしたし、
その分待ち時間にいろいろなこと説明しながら18ホールを回れたので、
逆によかったのかもしれませんが。
■スコアが悪い理由
それでラウンド中、いっしょにレッスンしていた生徒さんが一言、
こんなふうにおっしゃったんですね。
生徒さん「あの人たち、もったいないですね」
小原 「え、どういうことですか?」
生徒さん「だって、せっかくゴルフ場に来てるんでしょう?
普段は経験できない、ライの状況とか」
小原 「うん。確かにそうですよねえ。。。」
生徒さん「せっかく高いお金を払って、何も経験せずに帰るなんて、、、
よっぽど時間とお金に余裕があるんだろうなあって」
その人たちのスコアを見たわけではないので、正確にはわかりませんが
きっとスコアは相当ひどかったのではないかと思います。
でも、問題はそれではありません。
この生徒さんがおっしゃるように、
「このラウンドからは全く何の学びもない」
このことのほうがはるかに問題だと、私は思います。
どういうことかというと、、、
ゴルフというのは、ホール(カップ)と呼ばれる穴に
どれだけ少ない打数で入れられるかを競う球技です。
つまり、競技スポーツなんですね。
そして競技スポーツというのは、何より実地に一番の学びがあります。
それなのに、前の組の人たちは、そこから何も学んでいません。
それでは、うまくなるはずがないんですね。
■別にこの人たちだけの問題ではなく
でもこれは別に、仲間との楽しい時間に興じている人たちだけの
話ではないのかもしれません。
「大切なことに気付かないままラウンドをしている」
こういう人というのは、意外とたくさんいます。
たとえば、あなたがコンペに参加しているとしましょう。
コンペは一応スコアを競うので、緊張することもありますよね。
その緊張を「いやだなあ…」と思ってしまったらそこまでです。
その緊張感を味わえる時って、他にあるでしょうか?
おそらく、、、ないのではないかと思います。
これって実は、ものすごいチャンスなんですよね。
しかし、多くの人がそのチャンスに気付かないまま
ゴルフをしているのではないでしょうか?
チャンスは身の回りにあるのに、人は気づかないままでいます。
ラウンドという実地が一番の学びであるにもかかわらず、です。
もしあなたが次のラウンドを回って、
プレッシャーを感じたことがあったとしたら、
「この状況は最高の学びを得るためのものだ」
そのように思ってみてはいかがでしょうか?
あなたも大切なチャンスを見逃していませんか?
またメールします。
小原大二郎