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[ビデオ]30yくらいのアプローチでは、、、

2015.04.08
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

皆さん、桜見ましたか?
関東では先週、桜がピークでしたね。

悲しいことに先週末の雨と風で
散ってしまったかもしれませんが、、、

ゴルファーとしては、
最近の暖かさは嬉しいところですが、

もうコースには出たでしょうか?

コースに出た方は、
芝生のコンディションが
イマイチなことに気づきましたか?

冬が終わったばかりのこの時期は、
芝生が生えているところ、
生えていないところがあって、

あまり良い状態じゃなかったりします。

それの何が困るかというと、
アプローチですよね。

繊細なコントロールを要求されるアプローチ、
特に30yくらいのアプローチとなると、
芝生の状態は影響してきます。

芝生の良し悪しはもう仕方のないものなので、
そんな中で、あなたがどう安定して良いアプローチが打てるかが
スコアアップのカギになります。

この30yくらいのアプローチで、
ダフリやトップの出てしまう方、動画で、
私が行う悪い例と同じ打ち方をしていると思います。

安定したアプローチのために、
左足の使い方をお伝えします。

あ、アプローチ限定の秘訣ですので、
ドライバーでは使わないようにしてください。

ぜひ動画を見て、次の練習で試してみてくださいね。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

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スイング、生みの苦しみ

2015.04.07
2009100816315916780

From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、

皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!

気付かれましたか?
そうです、僕の登録名が変わりました!

というより、以前使っていた登録名に戻しました。

なぜ、また登録名を変えたかというと
この「梶川武志」の方が勝負の世界には向いていると
信頼している方から言われたからです。

心機一転、初心を忘れず、
ゴルフ界を盛り上げていくことに尽力していこうと思います!

初心を忘れず、と言えば、
最近ある人からお便りをもらったんですよ。

信じて続けること

3月1日に、
シャドースウィングレッスンイベントがあったんですが、
そこで生徒さんたちはそれぞれの課題を克服すべく、

真剣にシャドースィングを行っていました。

そこにIさんという方がいらっしゃったのですが、
つい先日、そのIさんからこんな嬉しいお便りを頂きました。

3/1のレッスン会に参加させていただきました。
自分の体の動きの欠点がよくわかり宿題のシャドーに取り組みながら
翌々日練習場にいったらスイングが全くまとまらずに少し焦りました。

それでも正しいスイングへの生みの苦しみとシャドーを続けていました。

その結果、今年になりダボペースのラウンドがつづいていたのですが、
3/6のラウンドでなんといきなり自己ベストにあと1打にせまる90がでました。

これも梶川プロのおかげと感謝するとともに、
これをまぐれとせず次回もよい結果が出せるようシャドー練習を続けていきます。

また、次回のレッスン会もぜひ参加したいと思います。

とても嬉しかったです。

Iさんのスコアが上がったことにではなく
(それも嬉しかったのですが)

効果がすぐに現れなくても
シャドースィングを続けてくれたことが。

このIさんの素晴らしいところは、
うまくいかない時期でも
諦めずに続けたことです。

結果が出ない、
でも続ける。

これはゴルフの練習の中で一番難しいことです。
ものすごい根気が必要です。

「うまくいかない。もうこの方法はダメだ。
 今までのものに戻そう」

だいたいの方はそうしてしまうんですね。
私も気持ちはわかります。

スイング、生みの苦しみ

しかし、ゴルフは一瞬のスィングに
ほぼ全てがかかっていますよね?

その間に

右膝は固定、
腰を回して、
体重は右と左で7対3で、、、

と、世に多く出回っている
スィング理論を全て意識するのは無理なわけです。

だから、体の全ての部分が
正しいスィングでの動きを覚えている
必要があります。

体が覚えるということは、
知識を脳がすぐ覚えてくれるのとは違い、
時間が必要になるわけです。

場合によっては、Iさんみたいに
一度自分のスィングが崩れて、
ヘタになったように感じることもあるかもしれません。

しかし、すぐに
「合わない」と切り捨ててしまうと
体が何も覚えない、ということになりかねません。

Iさんは「生みの苦しみ」と表現してくれましたが、
踏ん張る時期は誰にだってあるんですね。

Iさんからのお便りを見て、
改めて僕も初心を思い出しました。

気を引き締めて、精進したいと思います。

追伸

私の『梶川剛奨プロ監修 バンカーショットを極める』の
キャンペーンが行われているようです。

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この「バンカーショットを極める」では
大森さんに大変協力してもらいました。

DVD制作にあたっては、アマチュアの皆様に
どのように分かりやすく伝えることが出来るのかということで
大森さんともいろいろ話し合いました。

そして僕も普通に自分でやっていることを言葉にする難しさを感じて、
自分では感覚的にアドレスしているものを距離ごとに測ってみたりもしました。

僕にとってもいろいろな発見や再確認が出来たという意味で
思い出深い教材となっています。

バンカーが全く出ない方、ホームランばかりする方、
スコアが120以上の方などでもできる有効な打ち方も紹介しています。

ぜひお手にとって、見ていただけるとうれしいです。
期間限定の価格で買えるそうです。

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トヨタに学ぶゴルフ上達法

2015.04.07
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

先日、知人に勧められて、
トヨタ(あの車の会社です)の仕事術について
書かれた本を購入しました。

働くうえでとても大切なことが書かれていて、
レッスンやスタジオ運営においても
とても役に立つ内容でした。

で、その本の中に、
「PDCAサイクル」という言葉が出てきました。

恥ずかしながら私はこの言葉、
まったく知らなかったのですが(汗)

仕事の生産性をアップさせ、
さらに業務改善にも役立つ、
素晴らしい考え方だと思いました。

仕事はもちろんなのですが、
ゴルフを上達するうえでも非常に役立ちます。

今日はPDCAサイクルを
ゴルフ上達に役立てる方法について
お話ししてみたいと思います。

PDCAサイクルって何?

お仕事をされている方にとっては
当たり前の考え方なのかもしれませんが、
改めて少しまとめてみたいと思います。

PDCAサイクルとは、仕事をする上で、
業務を円滑に進めるための手法だそうです。

4つの段階があって、
その4段階を繰り返すことで、
今までの業務が改善され、仕事がスムーズになるといいます。

その4つとは、
PLAN:計画
DO:実行
CHECK:確認
ACTION:改善

この4つの段階の頭文字をとって
「PDCAサイクル」と呼ぶそうです。

このPDCAサイクルには、
根底となる大事なある考え方があります。

それは、「5S」という考え方。

整理、整頓、清掃、清潔、しつけ。

整理とは、不要なものを捨てること。
整頓とは、必要な物がどこにあるのかを把握しておくこと。
清掃とは、掃除をしていつでも綺麗に保つこと。
清潔とは、上記の3つを維持すること。
しつけとは、決めたルールや手順をルーチン化すること。

この5つのSがあってこそ、
気持ちよく、効率的な仕事が出来る、といいます。

実はこれってゴルフに当てはめると、
全部そのまま使えるんですよね。

必要のない情報ややり方は、どんどん捨てる。
そして何が大事なのかを把握しておく。
それをしっかりと習慣化する。

たったこれだけで、
練習効率というものは格段にアップすると思いました。

そして、この土台が大事だと頭に入れた上で、
PDCAサイクルをゴルフに当てはめてみましょう。

ゴルフ版!PDCAサイクル

まずは、PLAN。
上達計画を作成しましょう。

大事なのは「計画の視える化」です。

今自分が何をやっているのか?
何が出来るようになりたいのか?
これをきちんと把握することから始めましょう。

例えばその日練習したことを
毎回紙に書き出し、ノートに溜めていく。

練習したことや感じたことって、
3日もたてば忘れてしまいますよね。
それを全部メモしましょう。

それが上達計画の作成に役立ちます。

なんとなく練習場に行って、
100球打つよりも、
毎回、何をやるかを計画に沿って
50球打つ方がはるかに効率的です。

かつ、非常識な目標をたてましょう。

自分には無理そうな目標を掲げて、
自分の能力を最大限に引き上げましょう。

今100が切れていない人が
まずは100を切ろうという計画をたてるのではなく、

絶対シングルになってやる!という意気込みが
あなたの底力をぐっと引き揚げます。

私は以前、
グループ、マンツーマン合せて
月に100人以上レッスンする
という高い目標をたてました。

100人レッスンするのって
集客も難しいですし、
なにより体力がきついです(^^;)

でもその目標を立てて、
やってみたら達成できてしまったんです。

それからというもの、
月100人レッスンというのが当たり前になり、
ブレイクスルーをした経験があります。

なので非常識な目標というのは
自分の壁を突き抜けるという意味においても、
とても効果が高いと思います。

DO!上達計画の実行

上達計画をたてたら、
それを実行していくわけですが、
その際、「ムリ、ムダ、ムラ」を意識しましょう。

一度たてた計画でも、
もちろん正しいかどうかはやってみないとわかりません。

やってみて、
ムリな練習をしていないか?
無駄なことをやっていないか?
日によってムラがないか?
などを考え、見直し、なくしていきましょう。

CHECK!上達計画がしっかり実行できているかどうか?

「ベンチマーキング」という言葉があります。

自分のことばかり見るのでなく、
友人やプロが言っていることに目を向けて、
良い部分を積極的に取り入れましょう。

やはり伸びる生徒さんというのは
私たちがお伝えすることで良いと思ったことは
素直に実行してくれると感じます。

そして大事なのは、
「なぜ」を5回考えてみること。

なんで上手くいったのか?
なんで上手くいかないのか?

「なぜ」を掘り下げていくことで、
問題の根本や上達の道筋が見えてきます。

少し難しいかもしれませんが、
練習をやってるだけになっていないかどうか?
振り返って、改善を行っていきましょう。

自分だけで分からない時は
プロや友人に積極的に聞いて、
良いものはどんどん取り入れる素直さも大事ですね。

ACTION!上手くいっていない上達計画を改善

振り返りを積極的に行って、
問題点があれば改善していきましょう。

「何で上手くいかないんだ?」ではなく、
「どうすれば上手くいくんだ?」と考えるクセは大事ですね。

前向きに、どんどん計画をいじってみましょう。

このACTIONが上手くできれば、
上手くPDCAサイクルを回すことが出来ると言います。

とにかく上手くなるために必要なのは、
たくさん失敗して、経験から学ぶこと。

そしてPDCAサイクルを速く回していくことだと思いました。

そんな風に思っていたら、
ブログで評論家の勝間和代さんが
ゴルフにこの考え方を当てはめていて、
すごく感動しました。笑

彼女は、
1. ラウンドで失敗したものをメモして、
2. それをコーチにやり方を聞いて、
3. 練習場でやり直して
4. 再度、ラウンドでチャレンジ

というPDCAサイクルを回して、
上達を目指しているそうです。

さすがだなと思ったのは、
勝間さんがコンサルタント時代に、
「課題が見えた時点で、問題の8割は解決している」
と散々習ってきたそうです。

本当にその通りだと思います。

その課題を見つけていくためにも
このサイクルをゴルフに応用することは
とても有効な方法だと思いました。

あなたの上達計画に少しでも役立てばうれしいです。

また、メールします。

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ゴルフにイメージは大事。でも、どう描く?

2015.04.06
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日、あなたにお話ししたいのは、

 「ゴルフのスイングイメージのつけ方」

についてお話ししようと思います。

よく、ゴルフのスイングを身につける上で
「イメージが大事」というのを耳にします。

ですが、いざイメージをしようにも、
具体的にどうイメージするのかということについて
語られることは皆無ではないでしょうか?

そこで今日は、具体的なイメージの描き方、
そしてどんなイメージを描くと効果的なのかということについて
手短に、あなたにお伝えしようと思います。

適切なイメージトレーニングを実行するには?

適切なイメージトレーニングを実行するために
ズバリ、私は「4つの条件」があるとお話ししています。

1.自分の技能を漠然としたフィーリングに基づいて
  行っているのではなく、その動きを言葉で表現できること

2.自分のセルフ・トークでイメージされた技能の調整を行えること。
  (腰の回転をもっとキレを良く等、心の中のつぶやきによって、
   運動のイメージを変化させ調整することが出来ること)

3.技能のどのポイントが大切かが分かり、
  そこに意識を集中させることができること。

4.その重要なポイントについて適切で明確なイメージが描けること

いきなりこんなことを言われて難しく感じるかもしれませんね。

では、ちょっと難しく感じるという人のために、
これらの前提としてお話ししておきますが。。。

私はDVDやレッスンで多くのドリルを紹介しています。

そしてドリルによって自分の体が正しく動いたとき筋肉の感覚が
どのように感じるかを具体的にイメージします。

これを「内的イメージ」と言うのですが、
たとえば、これらのことをイメージします。

・トップで手首にどんな感じがあるか?

・どこで重さを感じているか?

・胴体のねじれの緊張感がどのようになっているか

これらを思い浮かべるのです。

また、身体各部の動きの順番や
スピードを思い浮かべることも大切です。

これも「内的イメージ」の中に含まれます。

人間が運動をコントロールすることは、
この「内的イメージ」を通して行われるからです。

イメージは打つ前に描く? 打ったあとに描く?

このイメージ付けには2つのアプローチがあります。

「先に行うイメージトレーニング」

「後に行うイメージトレーニング」

この2つです。

ドリル等によって良いスイングのイメージを思い浮かべ、
頭の中でその動きを繰り返し感じが出たところで
ボールを打ってみる。

これは「先に行うイメージトレーニング」ですね。

逆に、練習中に良い感じでスイングができて
ナイスショットができたとしましょう。

その後でいったんボールを打つのを止めて、
今できた良いショットの記憶をイメージして、
その感覚を忘れないようにする。

これは「後に行うイメージトレーニング」です。

どちらも有効だけれど…

これは両方とも有効で大切なイメージ練習で、
どちらが重要というのはありません。

ですが、初心者や新しい技術を練習し始めた人にとっては
「先に行うイメージトレーニング」に重点を置くべきでしょう。

また、ある程度の技術習得段階に達した人にとっては
「後に行うイメージトレーニング」が有効であると考えられています。

その理由は、初心者では定着させて行くべき
良いスイングのイメージを自分で作り出すチャンスが少ないですね。

ですが上級者では、初心者に比べていい感じのスイングが多く出ますから、
後に行うイメージトレーニングの題材が、必然的に多くなります。

ちなみに、アメリカの大学ゴルフ部で
1シーズンに渡って、こんな現場での研究がされました。

どのような方法かというと、
ラウンド後に良いショットを思い出す習慣をつけた選手たちと、
そうでない選手たちで平均ストロークの伸びを比較したそうです。

そうすると、ラウンド後に良いショットを思い出す習慣を
つけた選手たちのほうが、そうでない選手たちよりも、
平均ストロークで1.5打も向上したのだそうです。

たかが1.5打と思うかもしれませんが、
たとえば4日間の競であれば6ストロークの向上です。

やはり、イメージをつけるのは大切、ということです。
それは別にアマチュアのあなたも同じことです。

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。

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「技」歩ければゴルフはできる

2015.04.05
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From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・歩ければゴルフはできる」

についてお話します。

普通に歩ける可動域と筋力があれば、ゴルフはできます。
少なくとも、シングルプレーヤーまでは大丈夫です。ゴルフというのは、そんなすばらしいスポーツなのです。

また、レッスンしていて、トップが浅いとか、きついという方に、ゆっくりシャドースイングをやってもらうと、
普通にいいトップまで楽にあがる場合がほとんどなのです。

普段、いかに、無駄な力を使って、スイングしているのかがわかります。

一般的な感覚として、あなたもお感じのことなのですが、
無駄な動きが多いほど、本来は必要のない筋力が要求されます。

悪い動きをカバーするために、とりあえず筋力を鍛えて対応という状況は多いですね。

無いよりはあった方がいいに決まっていますが

また、可動域が大きいことのメリットは、疲れにくい、怪我をしにくい、飛距離を出しやすい(250ヤード以上)。。。等々いろいろあります。
実際に可動域は、おろそかにはできませんが、ゴルフでは、絶対的なものではありません。(ただし、怪我に関しては、可動域がありすぎて故障する場合もあります)

特に、可動域や筋力は、無いよりは有った方が、上達は早くなります。
また、18ホールまわった時の疲れ方や、傾斜地での処理も楽になります。

とはいえ、可動域や筋力がある人に、楽々スコアで勝つこともできるというのが、ゴルフの本質かもしれません。

また、関節を安定化させる筋肉は、筋肉の強さそのものはそれほど強くはなく、そんなに太いわけではないのです。
でも、しっかり使われていないと、関節の動きが不安定となり、無駄な動きが増えてしまいます。

でも、普段の生活で正しく使えていればいいのです。
関節を安定化させる筋肉は、普段から正しく使えるようにしておくことが、そのままゴルフにも役立ちます。(そのための体操をゴルフライブから発売のDVD「JSNX」でご紹介しています)

少なくとも、バリバリにウエイトトレーニングで最大筋力をアップする前に、関節を安定させて、普段の生活で正しい動きができるようにすることが大切です。

動きを見て盗む

スイングそのものについて、トッププレーヤーの動きに、体を優しく使ってあげるための、いろいろなヒントがあります。

トッププレーヤーであっても、みんながみんな、特別に広い可動域を使ってスイングしたり、べらぼうな筋力を付けているわけではありません。

あなたも、彼らのスイングをYouTubeなどで探して、よく観察して、盗めるところは盗んでください。

といいうことで、あなたも、彼らの良い点を盗みやすいように、ちょいと解説を付けさせていただきます。

トッププレーヤーの動きの例

私は、サム・スニードのスイングが大好きです。
彼はPGAツアー通算82勝で1位(2位がタイガーで79勝)、メジャー7勝、その他のツアーも含めると165勝、ツアー最年長記録52歳10ケ月と8日という、驚きの記録を残しています。

しかも、70歳を過ぎても、かなりリズムよくスイングしていますから、驚きです。

そして、これがすごいのですが、80歳になっても、毎日楽しくラウンドしたという話もある様です。

サム・スニードのスイング映像で、私が好きな映像はこれです。
特に、正面から見たスイングが大好きです。

トップがすごくリラックスできていて、ゆったり大きなトップです。
オーバースイングだという方もみえますが、サム・スニードはトップでゆるんでいるわけではないので、まったく問題ありません。

そして、ダウンスイング開始が、下半身からはっきりと行われて、しっかり両足で地面をとらえるように、両膝の間が広がっています。

まさに、トップからいきなり上半身から振るのではなく、下半身からゆったり動かしています。
両足で地面をつかんで、下半身を目いっぱい使って、そのエネルギーを無駄なく上半身、腕、シャフト、ヘッドへと伝えている様子を感じることができます。

そして、もう一人ご紹介しておきたい人がいます。
マスターズチャンピオンのルイ・ウーストハイゼンは、ちょっとまじめなスイングです。
彼の動きは正確で、私がイメージしている動きを、かなりばっちりやってくれています。(当然、誰でも必ず問題は抱えているものですが)

ルイ・ウーストハイゼンは、時々左サイドでしっかり地面を踏めなかったり、セットアップで膝がからだの正面方向に出過ぎて、膝を使いすぎたりする問題があって、そえほど安定した成績は出せていませんが、かなり惜しいです。

でも、調子のいいときの彼の左サイドは、最高にいいんです。
それがコンスタントにできていないのが、本当に残念です。
是非、サム・スニードの左サイドの使い方をまねたらと思います。

また、ボールヒットで、 時々左ひじを少し抜いて、フェースの向きを安定させようとするテクニックを使う事もあります。
杉原プロも同じ様な使い方で安定したボールを打ち出していました。

また、トップで、左肘が少し曲がる時もあります。

しかし、スイング全体の流れとして、体に無理がなく、非常に素直な体の使い方で、すばらしいショットを放っています。

この二人のスイングを見ているだけで、私はこれ以上何も言わなくても、今回お伝えしたいことが、あなたにも伝わる気がします。

共通していい点は、下半身から動いてテークバックして、常に下半身が先に動いて、それに上半身が連動している点です。

しかも、テークバックでの下半身の使い方としては、右後ろポケット方向へ、右のお尻を押し込むようにしながら、右脚をしっかり伸ばして、下半身の動きを目いっぱい使っている事です。
この動きによって、上半身に無理なストレスがかからないトップができています。

歩ける体でスイングするための要点

今ある体で、彼らの動きに少しでも近づける、そのために、心得ておきたいいくつかのことがあります。
その中でも、すぐにでもやってみるといいことをまとめてみました。

(1) スパイクレスシューズ

(2) 下半身から始動のテークバック

(3) ヒールアップ

スパイクレスシューズ

練習場では、スパイクレスか、特にいいのはバレーボールシューズとかがいいです。
なぜかというと、左足を地面(マットなど)に対して、適度にターンさせやすいからです。
本当は、コースでもお勧めです。

実は、左サイドをしっかい使いたい場合に、一番問題となるのが、左股関節の内旋可動域なのです。

しかし、それは、可動域を改善しなくても、ほとんど問題なくうまくできる方法があるのです。
ちょっとした事だけなのですが、それをやるかやらないかだけで、スイングとしては、まったく別のものになってしまうといっても過言ではありません。

それは、左足の母指球の少し後ろあたりで、地面を踏むことです。

ちょっと話がそれます。
走る時は当然ですが、歩く時も、踵で地面を蹴る人はいません。
必ず、母指球あたりを使って地面を踏みつけて脚を伸ばして地面にパワーを伝えます。

ゴルフでも、脚をしっかり使って地面にパワーを伝えたいので、歩いたり走ったりする時と同じように、母指球のあたりで地面を踏むといいのです。

でも、踵にドスンと乗っかって、ボールヒットを迎える方も多いんですね。
それは、もったいない、それでは、持っている体力を使いきれません。

踵が付いたまま歩いたり走ったりしているようなものです。
試しに踵に乗ったまま歩いてみてください。こんな状態でゴルフをしていたら、体力なんて使い切れませんね。

さて、話を戻します。
母指球近辺で地面を押すと、もう一つの御利益があるのです。

それは、足が地面に対して楽々ターンしてくれる事です。

母指球あたりで地面を踏むと、設置面積は小さくなります。
そうすると、足が地面に対して、抵抗が少なくターンできます。

この足がターンに対して固まらないで、回転するように滑る動きによって、左股関節の内旋可動域が、歩く程度あれば、十分体を使い切ったスイングができるのです。

そこで、この動きが行いやすいために、左足はスパイクレスの方が、わたしはお勧めです。

これには、賛否両論があるとは思います。

確かに、スパイクを履くことで、飛距離は5~10ヤードは伸びるとも言われます。
でも、それは、正しくスイングした場合、理想的に左股関節もしっかり捻転させて地面を踏めた場合です。

しかし、体が硬くなって、左股関節の可動域が足りない場合は、左足を固定するためのスパイクは、逆効果となります。

また、スパイクじゃないと横に滑ってしまうという方。
それは、踏み方が悪いからなのです。
一旦地面をまっすぐに踏んでから操作すれば、横滑りはしにくいのです。

また、傾斜地ではスパイクがあった方が確かに有利です。
斜面がきついほど、下半身をより固定して、飛距離を落とし、上半身だけでスイングするからです。
そして、次に打ちやすいフェアウエイにちょこんと出すなどの選択となります。でも、そんな状況は多くはありません。

下半身から始動のテークバック

テークバック開始を、腕の動きで行うと、どうしても腕が自然な位置で収まったトップとならず、ほぼ確実に右肘が体の正面からはずれる動きが出てしまいます。

右肘が体の正面からはずれる程度が大きいほど、手首のコックの動きが素直に使えず、クラブは上に上がりにくくなります。
それを、カバーするために、腕の力とか、上半身の捻じれを使って、トップまであげなければならなくなってしまいます。

試しに、真っ直ぐに立って、上半身だけトップの形を作ってみます。
その時、右肘を外側にはみ出すようにしてあげてみてください。
体の外に大きく外れるほど、腕が上にあがった割には、クラブ、特にヘッドは上にあがってきてくれません。

右肘が、セットアップの時から右方向である体の外側にずれないで、まっすぐ上にあがってくれれば、手首のコックが有効に使えて、ヘッドが簡単に上にあがってくれます。

このテークバック開始で、腕が余計な動きをしないためにも、テークバックの始動は、下半身です。
特に、右股関節を右後ろポケット方向へ押し込む動きをすることで、十分にクラブは右に振られます。

ヘッドが動き出せたら、後はそのヘッドの重さにつられて、右ひじや手首のコックができてくれば、クラブは良いトップに収まります。
そうすれば、腕でクラブを動かそうとしなくてもいいのです。

ヒールアップ

ヒールアップについては、いままで何回かご説明させていただいていますので、その時の文章を引用させていただきます。

—– 引用  「技・力みにつながる大きな勘違い」 —–

ヒールアップとは、テークバックする時に、左の踵が上に浮いて、トップを迎える形になる事です。

本来のヒールアップは、トップに向かって、腰が右にターンしてきて、それにつられれ、左脚が右方向に引っ張られ、左踵が浮きます。左サイド全体、左肩から左腰、そして、左膝、左踵のラインがテークバックで張りを保ち、そこに緩みが無い様になっていればOKです。

そうすれば、ダウンスイングの時に、左踵を落とす事で、左サイド全体が、左踵に引っ張られるようにして、左足から順番に左に動いて、腰が左にターンします。そして、腰から左肩にかけて引っ張られるようにして、上半身が自然に捻じられる様になります。

—– 引用 ここまで —–

このヒールアップによって、トップが楽になり、大きなトップを、可動域にあまり関係なく作れます。

あまり関係ないと言ったのは、ちょっとは関係するからです。

トップに向かって腰を右にターンさせてゆくと、右股関節が詰まって、滑らかにターンできないと感じられる方もみえます。

この場合は、左サイドの様に、足を滑らせてターンすることはやってはいけません。
右足は固定です。
ただし、右股関節がきついとお感じの方のほとんどは、右後ろポケット方向へ右のお尻をしっかり押し込んでいません。

サム・スニードや、ルイ・ウーストハイゼンの様に、右脚を伸ばしながら、しっかり右後ろポケット方向へ右のお尻を押し込めると、意外と可動域はいらないことがわかります。

それでも、まだ右の股関節が詰まるようでしたら、右足を少し踵寄りに引いた、足元だけクローズ、腰と肩のラインは打ち出し方向という構えにします。
この構えをするだけで、右へのターンは楽になります。

ゴルフで稼動域があるとありがたい部分

一応、ご参考までに、ゴルフスイングの理想を追ったときに、稼動域があるといい部分は次のところです。

(1) 肩甲骨

(2) 左手親指

(3) 股関節伸展(後ろに蹴る方向)

(4) 右股関節内旋

(5) 左股関節内旋

(6) 首の廻旋

肩甲骨は、本来はかなりスライドする構造で、それを取り巻く筋肉群もかなり強力なものが多いので、この肩甲骨の可動域が大きいほど、楽に飛ばせる体となります。

左手親指は深いコックを楽に作れるから有利です。

股関節伸展(後ろに蹴る方向)は大きく蹴ることができるほど、パワーは出しやすくなります。
そのためには、腸腰筋(腿と骨盤や腰の上を結ぶ筋群)をしなやかにします。
特に年齢とともに腸腰筋は硬くなりやすいので、体を後ろに反らせる体操などは、無理の無い範囲でやるといいです。

左右股関節の内旋は、あればあるほど、下半身のターンは滑らかで、理想的な動きとなります。
しかし、今回ご説明させていただいたように、硬い股関節を回避する作戦がありますので、まあまあ大丈夫です。

首は滑らかに回った方が、テークバックでボールを両目でとらえやすいので、有利です。
ボールは凝視するのではなく、ぼんやりと見ていたいのですが、ヒットするまでは、見失いたくはないのです。

ま、アニカ・ソレンスタムのようにルックアップで、ボールヒットの時はすでに打ち出し方向を向いているという打ち方もありますが。
それなりに難しい技術です。

という感じで、筋力はもちろん、柔軟性などもあればあったなりに有利に使う事ができます。
とはいえ、なければないなりになんとかなるのもゴルフの醍醐味かもしれません。

では、また。

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