From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「4パット…外して、外して、外して、入れた」
というテーマで、お話ししたいと思います。
月曜日の朝。あなたもご存知の通り
今年のマスターズはジョン・ラームの優勝で
幕を閉じました。
4パットのダボからの優勝
ジョン・ラームは大会初日、
最初のラウンドの1番ホールで、いきなりの4パット。
ダブルボギーでのスタートとなりました。
ですがその時ラームは、
1988年の16番で4パットをした
セベ・バレステロスの言葉
「外して、外して、外して、入れた」
を思い出したと言います。
「セベでも4パットをしたんだ」と自分に言い聞かせて
気を取り直したのだそうです。
その後はご承知のとおり、
2番ホールから1イーグル・7バーディ。。。
見事に首位タイで初日を終えて、
最終日には優勝の栄冠に輝きました。
充実したラームの勝利
出だしで4パットを打って勝つというのは
本当にすごいことです。
ですがなんというか、
今回は世界ランキング上位選手のラームが勝って
よかったなと思います。
ご覧になったかたはわかると思いますが
今回は途中の大荒れの天気も含めて、本当にタフでした。
ご承知の通り、ゴルフというのは
スタート時間からの天候の変化という
「不平等な平等」が存在します。
もちろん、それを含めてのゴルフなわけですが
そういう意味では一番我慢強くて、
体力が充実したラームが勝って、よかったなと。
もちろん、3日目まで首位を守っていた
ブルックス・ケプカにも勝ってほしかったですが。。。
とにかく今回のラームは、
全ショットに気合が入っていました。
全ショット、最初から最後まで
集中して打てていました。
ラーム自身も言っていましたが、
今回勝利を決めた最終日は、冒頭の話で出てきた
セベ・バレステロスの誕生日。
セベが二度目のマスターズ勝利(1980年と1983年)
を決めてから、ちょうど今年が40年目。。。
セベの後に続いたスペイン人は、
1994年と1999年。
ホセ・マリア・オラサバルが勝利。
2017年には、セルヒオ・ガルシアが制覇。
そして今年のジョン・ラーム。。。
ラームはマスターズを制した、
4人目のスペイン人選手となりました。
日本選手にも受け継がれてほしいバトン
セベ・バレステロスの
「外して、外して、外して、入れた」の言葉が
ジョン・ラームに力を与えたように。。。
一昨年の松山英樹プロのマスターズ優勝も
かつてマスターズに出場した日本人選手たちからの
バトンが受け継がれていると感じます。
ジャンボ(尾崎将司)さんの
1973年に8位の日本人初のトップ10入り。
中嶋常幸さんの1986年には、ジャンボさんと同じ8位。
伊沢利光さんが初出場の2001年は、
優勝したタイガー・ウッズと6打差の4位。
片山晋呉が8度目の挑戦となった2009年には、
通算10アンダーで首位に2打差の4位。。。
そうした日本人選手が優勝に近づいた瞬間の
積み重ね、そして悔しさが。。。
2021年の松山選手の優勝に結びついていると
思わずにはいられないわけです。
一昨年に松山選手が勝った際には、
解説をしていた中島さんと実況アナウンサーは
涙を流していましたが。。。
まさにそうした積み重ねから生まれた涙だったと思います。
スペインの4人のマスターズチャンピオンのように
日本もそうしたバトンを受け継いで、
二人目、三人目の優勝者が出てきてほしい。
そんなふうに感じた、今年のマスターズでした。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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