
From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「35オーバーからの逆転劇。メジャー優勝…」
というテーマで、お話ししたいと思います。
ご存知の通り、西郷真央選手が
アメリカ女子メジャーの「シェブロン選手権」で
見事優勝しました。
遠目に見ていても「目立つ選手」
西郷さんについては、昨年の
ダイキンオーキッドレディスの
練習場で見たことがあります。
至近距離からではなく遠くからでしたが
遠目にも目立つ選手で、その姿を見かけて
思わずビデオを撮りました。
その時に練習場で見かけた選手の中では、
岩井明愛、千怜姉妹と同じぐらいに
目立っていました。
その昨年のダイキンで見た時もそうでしたが
今回の優勝でも変わらずキッチリと良い練習が
できているのだろうなという印象があります。
「地獄」からのカムバック
あとはすでにいろいろなところでも
書かれていますが、2023年の最終戦
「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」
で、トータル35オーバーでの最下位を経験。
このどん底からの這い上がりを見ても
彼女が非常に我慢強い選手だと感じます。
ご承知の通り西郷さんは
ジャンボ尾崎さんのところで
腕を磨いてきたわけですが、
ジャンボさんのところのみなさんに
励まされたり、勇気づけられたりしたのが
大きかったのは、想像できるところです。
昨年の米国ツアーでは、小林浩美さん以来の
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を獲って
いつ勝ってもおかしくはない状態でした。
ツアー仲間の岩井姉妹も、山下美夢有さんも
竹田麗央さんもそうですが、みんなきっちりと
自分のゴルフを確立しています。
西郷さんは体幹が強くて、軸がブレないから
いいスイングをしています。
実力のある仲間たちがいる中で、
自分のやるべきことをやって、いい生活を送り
チャンスを待ち続けたのが。。。
今回のメジャー優勝という結果なのだと、
確信しています。
西郷さんの地獄を見てのカムバックは
普通のゴルファーの5~7年分の経験を
一気にしているようなイメージです。
これまでのことをバネにして、
他の日本人選手たちとともに
これからも勝利を重ねてくれることでしょう。
受け継がれるバトン
今、海外で活躍する女子選手たちは
みんなそれぞれに個性があって
見ていても楽しいですね。
竹田麗央さんは今年すでに勝っていますし
おそらく山下美夢有さんも岩井姉妹も
いつ勝ってもおかしくない感じです。
これだけ多くの選手達が海外に出ていると
お互いにいい刺激があって
上手く高め合っていけるはずです。
これもひとえに、樋口久子さん
岡本綾子さんから始まり、
小林浩美会長、福嶋晃子さん、
そして宮里藍さんがアメリカに渡り
桃子、しのぶも少しだけ行きましたが
そういうことが綿々と続いた結果と言っても
よいかと思います。
日本の選手がここまで毎週、上位に食い込んで
ついにはメジャーに勝ってしまうと、
何だかメジャーでの勝利が
簡単で近いものになりすぎているような
そんな錯覚さえ覚えてしまいます。
「メジャーに勝つ選手を育てる」
ことを目標に、以前の私はアカデミーを
立ち上げたわけですが、
松山英樹選手のマスターズ優勝も含めて
その当時とは隔世の感すらあります。
今回の西郷さんの偉業も含めて
私もそこに何らかの貢献をしていると
信じたいところですが、
今の私は私で
依頼を受けた選手をコーチしたりしながら、
新たなチャレンジを模索しているところです。
そして今月は、片山晋呉プロに帯同して
全米シニアプロ選手権に行ってきます。
私も西郷さんや他の選手たちに負けないよう
アメリカで戦ってきます。
その報告はまたの機会に。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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