From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は練習時間とゴルフの上達は比例するかというお話です。
もちろん、ゴルフを上達させるためにはある程度の練習量は必要です。
でも、必ずしも比例しない場合もあるということを覚えておくと、
練習の効率を上げることも出来るようになります。
■時間がない!
「え?締切って今日でしたっけ??」
「しまった、午前中にやらないと!」
すっかり忘れていた仕事の締切が今日だったことに朝気づいた。。。
そんな経験、あなたもありませんか?
実は私も先日、そんな状態でした。
お願いされていた原稿の校正をするのをすっかり忘れていました。
担当者からのメールで、そのことに気づいたのが朝の6時。
7時には車で家を出なければなりません。
いつもどおり普通に校正をしたら、2時間ぐらいかかります。
でも、今日の夕方までに校正を送らないといけません。
終日のレッスンで、帰ってくるのは夜遅く。
ということは、昼間の時間は使えません。。。
「しまった! でも、やるしかない!」
そういうわけで、私は残りの1時間で校正を無理矢理ねじ込みました。
「急がないと!!」
当然校正のスピードを相当早くならないといけません。
とにかく集中して原稿を読んでいきます。
■パーキンソンの法則
・・・それで結果は???
そして無事、校正をどうにか1時間で終えることができ、
7時には家をでることができました。
つまり、2時間の時間を1時間で終わらせたことになります。
ところであなたは
「パーキンソンの法則」
というのをご存知でしょうか?
英国の学者、パーキンソンが提唱しているもので、
『仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する』
という法則です。
たとえばその仕事を1時間でやれと言われれば1時間かかりますし、
30分でやれ、と言われれば30分でできるし、
あるいは、1週間後に提出しろと言われれば1週間かかる、、、
という仕事時間の法則です。
もし仕事の締切が1週間後となっていた場合、
少しずつは手を付けるけれど、結局追い込んでやるのは提出の1日前、、、
こんな経験、あなたもありますよね?
ということは、裏を返せば、
その仕事は本当は1日でできたはずの仕事だ、ということです。
この話は、私の今回の失敗のように、
本当は2時間かかると思っていた仕事を、
無理やり1時間で終わらせるように締切を作ってしまえば、、、
できてしまう、ということなのです。
■ゴルフの練習も同じ
もちろん、絶対的に無理な仕事もあるでしょうが、結局言えるのは、
「かけた時間とクオリティーは必ずしも比例しない」
ということです。
これはゴルフの練習にも言えるかもしれません。
毎日30分の練習と毎日15分の練習、どちらが結果が出るかというと、
必ずしも30分のほうが結果が出る、とは言い切れません。
毎日30分だと、長すぎて少しだらけてしまったり、
逆に15分だと時間が短いので、毎日やる練習としては、
かえって集中した練習ができるかもしれません。
ましてや、週に1回だけ、だらだらと数時間打ちっぱなしに
行ったからといって、それで上達できるかというと、、、
なかなか難しいのではないかと思います。
仕事と同じで、かけた時間の短さとクオリティが最大化できるように
練習時間を工夫してみましょう。
そして、そこで決めた自分との約束を守りましょう。
これがゴルフの上達の支えていくはずです。
またメールします。
小原大二郎
追伸
ただし、注意しなければならないことがあります。
ある一定のレベルになるまでは、やった量が質に転換します。
ですのでその分野の経験が未熟なときは、
質より量を重要視することも重要です。