From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はアマチュアゴルファーがやってしまいがちな間違いについて
お話ししたいと思います。
人によっては、ちょっと耳が痛い話です。
でも、これは別に上手下手にかかわらず
誰でも落ちる可能性のある落とし穴かもしれません。
そんなことを念頭に置きながら、読んでみて下さい。
■車を運転していた時のこと。。。
「なんだあれ!?」
先日、車で仕事に向かっていた時、不思議なモノを見ました。
路上で旗をふっている人がいるんです。
しかもF1みたいな旗を。。。
誰ががこんな普通の路上でレースでもやってるんだろうか?
と思ってしまうような旗の振り方でした。
もちろんF1ではなくて、、、
それはガソリンスタンドの店員さんでした。
普通のガソリンスタンドの店員さんが数名、
路上に出て、客寄せをしてるところでした。
変だなあ、と思ったのは、この店員さんのことでも、
F1の旗が珍しかったからでもありません。
私が変だなと思ったのは、彼らの横にあった、、、
「ボックスティッシュ3箱プレゼント中」
という大きな看板でした。
つまり、このガソリンスタンドで給油すれば、
ボックスティッシュが3箱もらえますよ、と宣伝していたわけですね。
そして、店員さんたちはそれをがんばって旗を振って、
ドライバーに知らせていたんですね。
■それで本当に給油するの?
もしあなたがこの店員さんたちと旗を見たら、
あなたはどう思うでしょうか?
ボックスティッシュ3箱。。。
確かに車を運転しているから、トランクに入れれば邪魔にならないし、
家族へのおみやげにもなるから、まあもらっておくか、と思うかもしれません。
車にティッシュを入れておくと、何かと便利というのもありますしね。
でも、、、でも、、、それがきっかけでガソリンを本当に入れますか?
考えて見てください。
ガソリンを入れるのはおそらく「ガソリンがなくなった時」ですよね。
もしあなたの車にガソリンがまだまだ充分あるのなら、
「お!ボックスティッシュが3箱ももらえるって。
じゃあ給油しよっかな~」
と考える人が、果たしてどれぐらいいるんだろう、と思ってしまいました。
■でも、、、その間違いをゴルフでは犯す
もちろん、その通りがガソリンスタンドの激戦地で、
ガソリンの値段もどこもあまり変わらなかったとして、
たまたまガソリンがなくなりそうなドライバーがそれを見たら、
「あ、だったらここにしよっと」
という選択をする可能性は、ゼロではないと思います。
でも私の感覚としては、給油したい人というのは
目の前にガソリンスタンドがあれば、バカみたいに高くない限りは
ティッシュがもらえてももらえなくても入るのではないでしょうか。
しかし、、、ちょっと考えてみてください。
これをゴルフに置き換えてみると。。。
もしあなたが30ヤード以内のアプローチを現状の課題にしていたとして、
アプローチにこだわって練習していたとして、
「曲がらないドライバースイングを極める」
「バンカーを極める」
「ラフからのショットを極める」
もしこんな言葉が、雑誌の表紙に踊っていたら、、、どうでしょう。
ここで、
「いや、自分はまずはアプローチだから」
「それができてから次の課題に取り組もう」
そのように思えたのなら、とてもすばらしいです。
でも、
さっきの言葉にちょっと飛びつきたくなってしまったのなら、、、
ガソリンは満タンなのに「ティッシュ3箱もらえますよ」の言葉に
飛びつこうとしているのと、同じなのかもしれません。
雑誌や出版社も商売でやっているわけですから、
必死であなたを振り向かせようとしています。
もちろん、振り向いていいことであれば振り向いてもかまいません。
でも、振り向く前にやることがあるのなら、
そちらを優先したほうが結果として近道なのではないかなと思います。
またメールします。
小原大二郎