From:森崎 崇
ゴルフパフォーマンス新宿店より、、、
こんにちは。森崎です。
先日まで、ツアーの世界ではビッグイベントである
全英オープンが開催されていましたね!
池田プロや今平プロなど、
日本人プロも多数活躍していましたが、
僕はそんな彼らを見ていて、その昔、
ツアープロのキャディとして
活動していた時のことを思い返していました。
それまでもゴルフに携わっていたとはいえ、
当時は普段なかなか見ることの出来ない
ツアープレイヤーの内情に色々びっくりしたのですが、
その中でも特に
びっくりした出来事を思い出したので、
今日はその話をしたいと思います。
このメモは一体なんなんだ・・・
それは僕が初めてツアーに帯同した時、
プロの練習に立ち会っていた時の事。
明日に向けた調整も大体終わったので、
そろそろ休憩しようかという流れになりました。
僕にとっては初めての連続で疲れていたということもあり、
早く休憩したい・・・などと思っていたのですが
ゲストハウスに向かっている途中、
「そういえば、森崎もこれ見といてね」と、
一見パンフレットのような冊子を渡されました。
ひとまず休憩したかった僕は、
後で読もうかなと思っていたのですが、
ふとそのメモに目をやると
今まで見たことのないタイトルが書かれていました。
SIMON MEMO.com?
初めて見るそのメモには、
とにかく衝撃の内容が書かれていたのですが、
一言でその本を言い表すなら
コースの全てが記されていました。
コースの傾斜角やツアーに向けた芝の管理状態、
グリーンに至っては、1ヤード単位で
芝目の状態が事細かに書かれていました。
あまりの衝撃に、僕は見て見ぬフリが出来ずに
すぐさまそのメモを読破したのですが、
読み終わった後プロに
この本について根掘り葉掘り尋ねました。
そこで聞いた話を
簡単にまとめると、
・このメモは日本では通称サイモンメモ(現在はヤーデージブック)と呼ばれ、田中秀道プロのキャディをしていたサイモンというオーストラリア人が発行している。
・選手がツアーの出場登録をするときに購入する
・大体値段は3000円から5000円
とのことで、
正直、金取るんかい! と思いましたが、
更にプロは畳みかけるように
「実はみんなこれ読んで入念に調整してるからさ、
よくテレビでパッティングの時にしゃがんで芝目読んでる姿映るけど、
あーやって確認する前からどう打つかほとんど決まってるんだよね。
それに、練習ラウンドで一通り回ってコースの特徴も手帳に
書いてるから、ぶっつけ本番の選手なんて普通はいないよ(笑)」
・・・僕はもう何を信じていいのか分からなくなりました。
***
さて、話は戻って今に戻します。
正直に言って、この本が今手に入るならば
喉から手が出るほど欲しいですよね。
だって、自分がラウンドするコースの
全てが記されているんですから。
確かに、ネットで注文すれば、
サイモンメモは入手できます。
しかし、それはあくまでツアー開催時のコースコンディションを
記載しているので、来週あなたがラウンドする時には、
全く違うコンディションになっていると思います。
ならば、僕たちは何を頼りにゴルフを
すればいいのでしょうか?
そこで、今回は次回のラウンドから使える
2つのポイントをアドバイスしますね。
1,他人のプレイを見る
想像してみてください。
今、あなたは大事な大事な
バーディチャンスです。
しかし、一緒に回っているあなたの
友人もバーディがかかっています。
球の位置はほぼ同じ、
先に打つのは友人です。
この時、あなたがバーディを手にする
一番の近道は、
友人が打った球筋を
目を皿のようにして見ることなのです。
なぜなら、
次にあなたが打つパッティングも
ほとんど同じような球筋を描くのですから。
それが、あなたにとっての
サイモンメモになるのです。
2,自分だけのサイモンメモを作成する
以前、私がレッスンしていたシングルプレイヤーの方で、
今度ラウンドするのコースのサイモンメモを
自作している方がいらっしゃいました。
僕は、事細かに記された実物を見ているので、
さぞかし作るのは大変だろうなと思っていたのですが、
いざ作成方法を聞くと、
さほど難しくはなかったので、
あなたにもその作り方をお教えしますね。
その作り方とは、
コースガイドを印刷して書き込むだけ
それだけです。作りこむ必要はありません。
今は、どのゴルフ場もネット上に
コースガイドを公開していますよね。
初めの内は、それを印刷して、
あとは自身の知る限りの情報を
書き込んでいくだけでオッケーです。
実際のサイモンメモのようにはいきませんが、
自分専用なのだから、自分の都合に合えば良いですよね。
例えば、初めて行くコースの場合でも、
ゴルフ場に問い合わせれば、
ホール毎の詳細は意外と教えてくれますよ。
また、サイモンメモを作成するのに、
スコアは関係ありません。
生徒さんにこの話をすると、
「私はまだ100を切っていませんが、そこまで
こだわる必要があるんでしょうか?」
という質問をけっこういただくのですが、
むしろ、しっかり下調べすることで、
ショットに安心感が生まれ、
それがスコアアップにも繋がります。
更に、自身の苦手なポイントを重点的に
書き込めるので、その周辺に集中して
様々な情報を書くことが出来ます。
今以上に、ゴルフの戦略性に深みが
出ると思いますので、
近々ラウンドする予定のある方は、
是非、自分専用のサイモンメモを作成してみてくださいね。
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