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なぜヘッドアップをしてしまうのか

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフのミスを誘発する大きな要因となる
“ヘッドアップ”
のについてお話ししたいと思います。

 
■ヘッドアップとは?
そもそもヘッドアップとは何でしょうか?
ヘッドアップとは、インパクトでアドレス時の状態が保たれずに
起き上がってしまうことによって、頭が上がってしまうことを言います。

 
ダフリやトップといったミスが出た時によく耳にするのが、
“ヘッドアップをした”と言う言葉です。
ゴルフのヘッドアップはミスを誘発する大きな原因となります。

 
■なぜヘッドアップしてしまうのか?
では、なぜヘッドアップをしてしまうのでしょうか?
もしかしてあなたは、
「単純にボールをしっかりと見ていないから」
そんなふうに思っていませんか?
たしかにボールの行き先が気になってのヘッドアップもありますが、
実はインパクトまでの体の動きに原因があることがほとんどなのです。

 
ヘッドアップの原因としては、
◆ 体の軸のブレ

◆ スムーズな体重移動ができない

◆ クラブの振り遅れ
これらが大きな原因となることが多いのです。

 
■ヘッドアップの3つの原因
◆ 体の軸のブレ
まず、軸のブレについてです。
アドレスでは、前傾角度を作って構えますが、
スイング中にその前傾角度が崩れると、軸のブレをおこします。
そのため、上体が伸び上がりヘッドアップとなります。

 
◆ スムーズな体重移動ができない
次に、体重移動がうまくできない点についてです。
体重移動がうまくできないほとんどの方が、
バックスイングできちんと体重が右足に乗っていないということがわかっています。
1.バックスイングでしっかりと右足に体重が乗っていない

↓ ↓ ↓

2.切り返し以降で左足に残っていた重心が右足に移ってくる

↓ ↓ ↓

3.結果として左サイドが伸び上がる

↓ ↓ ↓

4.その動きにつられてヘッドアップを起こす
このような原因で、ヘッドアップが起こっています。

 
◆ クラブの振り遅れ
最後に、クラブの振り遅れについて。
クラブが振り遅れてくると、体が開いた状態でない場合、
インパクトの位置にクラブは戻って来ません。
このことから、必然的にヘッドアップの形のインパクトに
なってしまうというわけですね。

 
ヘッドアップを直そうとする意識を持つことは悪いことではありませんが、
「頭の位置をアドレスからインパクト以降まで固定する」
というような意識だけを持つのではなく、
前傾角度や軸・体重移動について意識することで
ヘッドアップも改善されていきます。
参考にしてみて下さい。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

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短い練習時間でスコアアップをする方法

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
よく生徒さんから聞かれる質問の一つに、
「小原さん、練習時間って、どれぐらいやればいいんですか?」
というのがあります。

 
この前も、生徒さんから質問があったのですが、
たいていの場合、こんなふうに答えています。
生徒さん「小原先生、うまくなるにはどのぐらい練習すればいいんですか?」

小原  「じゃあ、逆に聞きますけど、どのぐらい練習時間が取れますか?」

生徒さん「えーと、週に1回、1時間ぐらいですかねえ…」

小原  「だったら、その時間でできることをやって下さい。
でもできれは、その週に1回の練習の他に、一日数分でいいから、
毎日やる練習メニューを作っておくといいですけどね」

 
■短時間練習で気をつける3つの注意
週に1日、1時間しかできないのであれば、
その時間でできる練習をするしかありません。
ただし、短い練習時間の場合は、以下の3点に注意するようにしましょう。
1.練習するクラブは一本だけにする。

2.一日の中で一番コンディションのいい時に練習をする。

3.一球一球を確かめながら、味わいながら打つ。
この3点です。

 
まず一点目。時間がないのですから、
とにかく一つのクラブだけで練習しましょう。
オススメはPWや9番アイアンなどのショートアイアンです。
いろいろなクラブで練習すると、
練習時間もそれだけ分散されてしまいます。

 
二点目は、自分のコンディションがいい時間帯に
練習するようにしましょう。
コンディションのいいときの練習は、
悪い時にする練習の5~10倍ぐらいの効果があります。

 
■やみくもにボールを打っても意味はない
三点目は、一球一球確かめながら、味わいながら打つことです。
ビジネスゾーンの練習をするなら、
◆今打った球はミートしているか?

◆今打った球の方向性は?

◆その前に打った球と何が違ったか?

◆打つ前にどんなことに気をつけて打ったか?

◆その結果を踏まえて、次はどんな球を打つのか?
これらのことを確かめながら打つことです。
絶対にやみくもに打ってはいけません。
そして打ち終わった後には、練習ノートのようなものを用意して、
どんなことができて、どんなことができなかったかをつけておけば完璧ですね。

 
短い練習時間しか取れないなら、練習時間を無理して増やすよりも、
その時間でなんとかする練習を考えるしかありませんからね。
参考にしてみてください。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

 

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「メンタルが弱い」って本当?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
よく生徒さんからいただく悩みの中の一つに、
「メンタルが弱い」という話を聞きます。
その「メンタルが弱い」の中身を少し詳しく聞いてみると、
「失敗を後まで引きずってしまう」

「序盤の失敗が気になってしょうがない」
こんな悩みが多いようですね。

 
■失敗は誰でもするもの
これを解決するには、
2つの考え方をもう一度確認しておく必要があります。
その2つの考え方とは、
1.誰でも失敗はする
2.トータルで勝つことを考える
この2つです。

 
まず、一つ目ですが、どんなにすごいプロゴルファーであっても、
必ず1回のラウンドで少なくとも数回は「失敗」をしています。
(もちろん失敗の大小はありますが)
そして、失敗というのは、必ずリカバリーする手段があるのです。
リカバリーのできない失敗というのは、この世にはありません。
林に打ち込んでも、一度で確実にボールを出せれば
その後グリーンに確実に乗せて、ボギーで上がれるかもしれません。
ティーショットでOBをしてしまっても、
気を取り直して次にフェアウェイに付けられれば、
ダブルボギーでしのげる可能性は十分にあります。
ダブルボギーを出しても、次のホールで確実なゴルフでパーが取れれば、
2つのホールで実質トントンに戻すことだってできます。

 
■目先で勝つか? トータルで勝つか?
そこで二つ目ですが、
ゴルフというのは18ホールで勝負を決めるものです。
プロのプレーオフのサドンデスなどは別ですが、
1ホールで勝負が決まるものではありません。
そこで求められるのは、トータルでゴルフを考える視点です。

 
トータルで考えることができる人は、目先の失敗をしても、
すでに次のことに目を向けることができます。
逆に、目先の失敗にとらわれてしまう人というのは、
その失敗が気になって、次に行くことができません。

 
つまり、目先の1打、目先の1ホールで結果を出そうとすればするほど、
気がつけばトータルで思うような結果が出ない… ということになります。
やってしまったミスショット、終わってしまったホールを考えるより、
ミスをいかにリカバリーするか、次のホールでも変わらずに攻められるか、
これが重要になってきます。
ちなみに、次のホールで無理にスコアを取り返そうとするのは逆効果です。
私の経験上、次のホールも自分のゴルフに専念するほうが、
結果としてよいほうに転ぶことが多いようです。

 
■失敗を後でつぶす技術を身につければいい
どんなことでも、視点が短期志向であると、得られる結果も小さいものになります。
ですが、視点が長期志向であれば、得られる結果は大きいものになります。
1つ2つのホールでスコアメイクをしようとするから苦しいわけですよね?
トータルでスコアメイクを考えれば、失敗したら失敗したで、
うまくいったらいったで、次の手を考えていけばいいわけです。

 
もっと言えば、自分がした失敗を、失敗の後でつぶせるような練習を
普段からしておけばいいです。
フェアウェイバンカーにつかまりやすいなら、
FWでバンカーから打つ練習をしておく。
林に打ち込むことが多いなら、目標の場所が見えなくても
距離をコントロールして打てるように練習をする。
OBを打ってしまったら、次のショットでOBを打たないような工夫をする。
(私はよく、OB時には1打目とティーの場所を変えることを提案しています)

 
18ホールをホールアウトして、どんなスコアになっていたいか、
これを考えられるかどうかが大切です。
自分の普段のスイングというのは、年齢、身体の変化とともに、
そのつど変えていく必要に迫られるかもしれません。
ですが、失敗時のリカバリーのショットというのは、
身につければほぼ「一生モノ」です。

 
ハッキリ言います。
あなたはメンタルが弱いのではありません。
失敗した時、トータルに考える視点があれば、
失敗した時に対処できるカードがあれば、あなたは強いゴルファーになれます。
またメールします。
小原大二郎

 

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スライスよりも少ない? 意外と多いフックの悩み

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
ゴルファーの多くはスライスに悩んでいるとは思いますが、
実はこれで悩んでいる人も結構多い、
“フック”
の悩みについて、今日お話ししましょう。

 
■そもそもフックとは?
※ここでは便宜上右打ちに絞って説明します
フックというのは、ボールに左回転がかかることから、
左に曲がっていくボールのことです。

 
では、左回転がかかってしまう原因とは、一体何なのでしょうか?
大きく分けて、
・インサイドからの軌道

・インパクトでクラブヘッドが被る
この2点ではないかと思います。

 
■フックを引き起こす2つの原因
まずは、スイング軌道の問題としてインサイドからの軌道についてお話します。
インサイドからの軌道では、内から外への軌道を描きますので
ボールには左回転(フック回転)がかかるスイング軌道となります。
ボールに左回転がかかると当然フックボールが出てしまいます。

 
イメージとしては、卓球でのフォアハンドのショットをイメージすると
分かりやすいかもしれません。
卓球でのフォアハンドショットでは、
ボールを下から上に擦るようにヒットすることでドライブ回転がかかるショットですね。
これが、フックボールになるとボールに向かって右から奥側に向けて
擦る動きとなることでフックが起きます。
このインパクトまでのスイング軌道がフックを生む一つの原因であることを
まずは理解しておきましょう。

 
次に、インパクトでクラブヘッドが被る場合についてです。

この場合には、当たった時のクラブヘッドが被っているわけですから、
軌道が正しくても当たった瞬間に左回転がかかります。
ですから当然フックボールが出ることになりますね。

 
■スイングの軌道とクラブヘッドの向き
そして、軌道とクラブヘッドの向きについてお話します。
実際にフックボールが出る場合では、飛び出す方向によって対処方法が異なります。
まず、飛び出す方向が右に飛び出し左に曲がる場合では、
スイング軌道がインサイドアウトの軌道となっており、
インパクトでクラブヘッドが被っていることになります。
もしそうなら、まずは正しいスタンスがとれているかどうかを確認しましょう。
アドレスでクロスに構えていると、
はじめからインサイドからの軌道を作っていることになりますからね。
アドレスが正しいならば、スイング軌道をスクエアな軌道となるように
腰の位置、肩の位置をチェックしながら軌道を修正していって下さいね。

 
次に真っすぐ飛び出しフックする場合では、
スイング軌道は正しいのでインパクトのフェースの向きが原因です。
インパクト以降のフェースの向きを何度もチェックしながら
正しいフェースの向きを覚えましょう。

 
最後に左に出てフックする場合では、スイング軌道がアウトサイドインで
フェースの向きが左を向いていることになります。
アドレスの向きチェックして、スイング軌道・フェースの向きを修正していきましょう。

 
また、フックボールがよく出る方の多くは、
下から上へのすくい打ちが多い傾向にあります。
これは、インサイドからのスイング軌道となることを考えると理解できますよね。

 
もし、フックボールでお悩みであるならば、
もう一度自分の球筋を確認してみてはいかがでしょうか?
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

 

 

 

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根性論じゃどうにもならん

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はゴルフの目標設定についてのお話です。
目標を立てるのが苦手、ゴルフがうまくなりたいという方はゆっくりお読み下さい。

 

 

私はいつもあなたに目標の大切さをお伝えしていますし、
他のところでも、アドバイスを聞いているかもしれません。たとえば、、、
◆ 目標は具体的に

◆ 計測できるように

◆ 行動できるサイズにまで落として

◆ 達成可能なように

◆ 期限を区切って

◆ 自分の本当の価値観に合うように

 
などなど、、、どれも有益なアドバイスですね。
しかし、、、これらを満たした目標を設定すれば、
本当に目標を達成することはできるのでしょうか?
あるいは、その他に必要なものはないのでしょうか?

 
「努力?」
「根性?」
「日々の計画?」

 
もちろん、それらも必要でしょう。
しかし、もっと根本的な問題があります。
それが今日、私がこのメールを書いている理由でもあります。

 
■あなたは目標を達成できない理由・・・
もしあなたに「これ」が不足していれば、
あなたは目標を達成することができません。
もしくは、一時的に目標を達成できたとしても、
それを継続したり、より高い目標を目指すことができません。

 
それは、、、

 
「目標達成能力」

 
です。

 
目標達成能力とは、文字通り、自分の目標を達成することのできる能力のことです。
もしあなたが目標にばかり目がいってしまい、
目標達成能力を高めることを怠っていれば、、、

 

それは刃のボロボロのノコギリで大きな木を切ろうとするのと同じかもしれません。
がんばれば、何とかその木を切ることができるかもしれません。
あるいは、根性で乗り切ることができるかもしれません。
ハードスケジュールを計画し、毎日その通りに行動すれば、できるかもしれません。

 
しかし、、、
逆に言えば、それらの方法でいくらがんばっても達成できない可能性も高いです。
もしくは、途中で目標までの「距離」に嫌気がさして、
当初の燃えるようなモチベーションが消えてなくなってしまうかもしれません。
あるいはできたとしても、次、それよりも大きな木を切ることができるでしょうか?
そのような目標を立てようという気になるでしょうか?
もっと言えば、このやり方を続けていたとして、
徐々に目標を高くする、つまり成長を続けることはできるでしょうか?

 
■できることしかやらなくなる
つまり、木を切るためには刃を研ぐことが必要なのです。
もし目標を設定したとしても、それに向かって努力を続けたとしても、、、
目標達成能力が足りなければ、目標達成はできません。

 
あなたがどんなに優れた練習方法を知ったとしても、
それを実行しなければ、全く意味がありません。
でも、それを実行すれば、、、一気にうまくなるかもしれません。

 
実行するかしないかは、その人の選択です。
そして、その選択は根性論ではどうにもならないのです。

 
実は、長期的な目標を立てる一つの大きな意義はここにあります。
短期的に目標設定をすると、
どうしても短期的に得られる結果にだけ意識が行ってしまいます。
つまり、自分の今の能力やリソースの範囲で達成できることしか
達成できなくなってしまいます。
そのため、毎回同じような目標しか立てられなくなってしまうし、
大きい実行がしにくくなります。

 
■種をまけ!
もちろん、短期的な結果は重要です。
たとえば、練習の結果がスグにスコアに反映されれば、やる気も出ます。
しかし、長期的な視点を持たなければ、
当然のことながら長期的に成長(ゴルフの上達を)することはできません。
短期的な上達と長期的な上達のバランスが重要です。
そのためにはまず、
◆ 長期的な目標を立て、

◆ その目標達成のために、どんな「目標達成能力」が必要なのかを考え、

◆ その達成を目標に入れましょう。

 
人間は、まいた種しか刈り取ることはできないのです。
「あなたはどんなゴルファーになるのか?」それを考えてみましょう。
目標達成能力が低ければ、どんな目標も意味がなくなってしまいます。
そして、目標達成は根性論じゃどうにもならないのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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