From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日のこと。
レッスンで生徒さんにこんなことを言われました。
「小原さん、実はこの前バーディが2連続で続いて。
その日、すっごく調子が良かったんですよー。
ただ、同組の友人が絶不調で。
なんだか申し訳ない気持ちになってきて
そのせいか次のホールは大叩きしてしまいました。」
こんな話を聞いたのは
実は初めてのことではありません。
もしかしてあなたもこんな経験はありませんか?
他人の成功、あなたの成功
あなたは今まで自分より
スコアのいい人を妬んだことはありますか?
あなたは今まで自分より
飛ばせる人を妬んだことはありますか?
あなたは今まで自分より
パッティングが上手な人を妬んだことはありますか?
あなたは今まで他人の成功を
妬んだことはありますか?
あなたは今まで他人の幸せを
妬んだことはありますか?
もし自分に正直になって
この質問に答えるとすれば
誰だってこんな経験をしていると思います。
もちろん私もあります。
プロを目指していたころ、
仲間に負けることが続いていた時、
湧いてくる感情は「妬み」でした。
そんな風に感じている時に
胸にとても嫌な感情が沸き起こります。
誰だってそんな感情は持ってしまうもの。
あなたなら当然ご存知だと思いますが
こんな時に大切なのはそれを認識して乗り越えることですよね。
今日のお話はこういった感情を
持たないようにしましょう、という話ではありません。
もっと大事なことがあります・・・。
当時の私の仲間には
Nというやつがいました。
Nは本当にゴルフが上手くて
いつも仲間より一歩二歩先にいました。
当時良くお世話になっていたゴルフ場では
プロに最も近い男と言われ、
仲間内でとても注目を集めていました。
プロの先輩にも顔が広く
よく憧れのプロの方とつるんでいました。
ですがNは少し変わっていました。
ゴルフがうまくてプロ連中にも顔が広く
当然高飛車・・・になりそうですよね。
ところがNからは
自慢とか一切話が出てこない。
ザックリとお話しすると
Nは自分が人より上手いことに
いい気持ちが持てないそうなのです。
というのもスポーツ選手には
少し人より気が強い人が
多いのは実際のところ。。。^^
思いっきり縦社会なので
自分より年下のNが上手いのが
先輩たちは気に食わなかったみたいで。
所属のゴルフ場では
けっこう風当たりが強いかったんですね。
その結果、自分が上手いという現実に
なんだか抵抗を覚えるようになったそうです。
一歩外から見ると
それはただの嫉妬のようですが、
その真っただ中にいると
それが分からなくなるものです。
そしてNは調子を崩し始めました。
あと一歩でツアーデビューか!?
とまで言われていたのに、
私の方が先にプロデビュー・・・。
5年経ち、10年経ってもプロになれず、
今ではある地方の練習場で
レッスンをしているようなのですが、
久しぶりに会ったNを見て
少し寂しいような気持ちになりました。
成功体験が嫌な感情で
塗りつぶされてしまっているのです。
Nは本当に良いやつなんですが
これはとてももったいないことですよね。
まわりがいくら嫉妬したからと言って
自分がその経験を悪く考える必要はないと思っています。
大切なのは自分が成功体験をどう考えるか。
最初にお話した生徒さんもそう。
うまくいったのがたまたまでも
まわりを気にして自分のせいのように
考える必要はないわけです。
難しいところもありますが、
私はこの考えは無理矢理にでも捨てるべきだと思います。
ゴルフ人生の宝物
上手くいっている人がいれば
「嫉妬」が起きるのは当然ですよね。
この先あなたにも成功体験が
どんどん生まれることだと思います。
その体験を起こすきっかけが
私の使命だと思っています^^
なのでこれから先、
もし成功体験が起きたら。
それをとても大事に、誇って、大切に扱ってください。
それはあなたのゴルフ人生における
宝物になっていきます。
これも上達するためには
とても大事なポイントです。
またメールします。