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ダウンスイング(肩から肩)におけるフェースの向き

2013.01.18
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩におけるフェースの向き”
について、お話ししていきます。

■グリップの強さが左右均等かがポイント
最後にフェースの向きについて説明します。
ここまで紹介した項目が全て理想の位置に来ているという前提として考えます。
フェースの向きは大きく
クローズ

スクエア

オープン
の3つに分類されます。

当然フェースの向きがクローズになっている場合、
左に曲がりやすいダウンスイングになりますし、
オープンになっていれば右に曲がりやすいダウンスイングになります。
クローズとオープンになっている原因としてチェックしたほうがいいのが、
ダウンスイング時にグリップの強さが左右均等になっているかどうかです。

グリップの強さが左右均等になっていないと、手首の形を変えてしまう場合があります。
特にダウンスイングの瞬間というのは力の入れ方が変わってしまい、
フェースの面を開いたり閉じたりする可能性のあるところです。
せっかくバックスイングまで正しく作ってきたフェースの向きを
正しくそのまま下ろしていきたいところなので、
グリッププレッシャーを同じにするように心がけましょう。

もちろんその他にも、頭部の軸がずれることによって、
フェースの向きも変わってくることがあります。

■フェースの向きの「上流」を確認
一見、フェースの向きが変わっているように見えているのに、
実際は頭部のずれによって変わっていることもあります。
「フェースの向きが違うな」と思ったら、
頭部の軸が左右にずれていないかもあわせて確認しましょう。

さらには切り返しの順番、ダウンスイングの前傾角度によっても
フェースの向きが変わってくることがあります。
それらを全て確認して間違っていないことを確認した上で、
手首の甲を意識して正しく下ろしていく練習をするようにしましょう。
そうしないと、いくらフェースの向きを正しくしても、
間違ったものにしてしまいます。気をつけましょう。
特にフェースの向きというのはインパクト時のボールの曲がりに直接影響を与えますし、
曲がりだけではなくミスヒット(ダフリやトップ)にもつながるものです。
クローズになるとどう、オープンになるとどうというのは
レベルによって違うので一概には言えません。
しかし、クローズになったりオープンになったりすると、
トップやダフリが多くなります。
どちらにしても、このフェースの向きがミスヒットにつながりますので、
正しいフェースの向きでクラブを下ろしてくることを大切にしましょう

■ダウンスイング(肩から肩)のまとめ
このダウンスイングの初期の段階というのは、
スイングのベクトルの向きが反対に変わるところです。
そのため、体の出力が変わり、力の加減が変わるところでもあります。
したがって力みには特に注意して、力み過ぎないように
丁寧に下ろしていくことが大切になってきます。

 

そしてここでも大事になるのは、、、
ここで提示した順番どおりに追って確認、練習をしていくことです。
特にここであげた前半の4つの体の動かし方「前傾角度」「切り返しの順番」
「頭部の軸(左右)」「頭の動き(前後)」はとても大事です。

どうしても目に見えやすいクラブ自体の動きのことに目が行きがちですが、
最初の4つの「前傾角度」「切り返しの順番」「頭部の軸(左右)」「頭の動き(前後)」
にずれがあると、見た目上よくなっても、結果が出ないことがあります。
順番通りに練習してください。
そしてそれでもダウンスイングがうまくいかないのなら、トップに戻る、
さらにはバックスイングに戻る、といった具合に確認をしていきましょう。
そうすることで、正しいスイングで先に進めることができるはずです。

次回からは、「ダウンスイング・肩から肩」の次の段階、
「腰から腰」についてお話したいと思います。
またメールします。
小原大二郎

ゴルフで成功するための3つの要素

2013.01.17
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は“ゴルフで成功するための3つの要素”についてお話しします。
これのどれか一つでも欠けてはいけませんし、
この3つがうまくミックスしてはじめて、ゴルフの結果を出すことができます。

■ゴルフスコアアップの70~80%を占めるもの
では、順を追って話を進めていきますね。
まず一つ目の要素。それは、、、

◇1.正しいスイングを手に入れる
ゴルフが上達するための第一の要素は、
正しいスイングを手に入れることです。
何度もお伝えしているように、ゴルフでのスコアアップを達成するためのカギは、
正しいスイングを手に入れることにあるのです。

おそらくプロゴルファーやコーチは、このスイングの習得が
ゴルフ成功の70~80%を占めると思っているのではないでしょうか?
ここで大切なのは、あなたはスイングを手に入れたらそれで終わりではなく、
そのスイングをずっとメンテナンスしていく必要があります。
このメンテナンスを繰り返すことで、スコアを維持することもできますし、
新たなステージに向かうための足がかりにもできるのです。

■あらゆるものとマッチするように
そして次の二つ目の要素。それは、、、
◇2.スイングが自分の身体とマッチしていること
あなたのスイングは、あなたの年齢、そして性別、
筋力、柔軟性、達成したい目標などとできるだけマッチするように、
慎重に選択する必要があります。
原則として、スイングとあなたの身体的特徴がマッチしていればしているほど、
あなたのゴルフでよりよい結果を得ることができます。

 

この考えを理解しやすいように、2つのシンプルな例を紹介します。
(例1)ゴルファーのAさん
Aさんは、スコアアップのためには飛距離アップが重要だと考えて、
まずは筋力トレーニングに力を入れようと考えました。
週に4回も5回もジムに通い、スイングスピードを上げるための
トレーニングを精力的にこなしました。
しかし結果は、スイング時にクラブを必要以上に振り回すために、
身体を壊してしまいました。
その結果、ドクターストップがかかってしまい、
今ではフルスイングをするのが怖くなってしまっています。

 

(例2)ゴルファーのBさん
Bさんは、スコアアップのためには18ホールを通して
安定したスイングができることがカギだと考えて、
自分の身体に負担の少ないスイングをしようと考えました。
ビジネスゾーンが安定するような練習でスイングを固めていき、
そのおかげで身体に力みのないスイングが出来るようになりました。
身体に無理がないので、18ホール回ってもスイングも安定しています。
おかげで大きくスコアを崩すこともなくなりました。
しかも、自分の身体に合ったスイングをしていたのがよかったのか、
以前よりも飛距離もほんの少しだけ伸びたと感じています。
あなたが目指すのは、Aさんでしょうか、それともBさんですか?

 

■あなたの練習のムダを減らす方法
そして、最後の三つ目の要素は、、、
◇3.練習の方法が確立されていること
自分で練習ができる仕組みを確立されている人は、
時間の違いはあるかもしれませんが、確実にうまくなります。

ここで知っておいてほしいことがあります。
自分に合ったスイング、自分に合った練習法が確立できていれば、
ゴルフクラブなどにたくさんのお金をかける必要もないのです。
このことはよく言われることかもしれませんが、わかっていてもつい、
調子が悪い時にドライバーやパターを買い換えてしまう、、、
そんなことはありませんか?

 

もちろん、道具もゴルフの要素の一つですので、
ちゃんとしたスイング、ちゃんとした練習をしている上でなら、
別に悪くはありません。
しかし、まだ自分なりのスイングや練習法が確立できていないのなら、、、
順番を逆にするだけで、劇的な成果を得られるかもしれませんよ。
以上“ゴルフで成功するための3つの要素”でした。
おそらく「そんなことは知っているよ」と思った方も多いと思います。
確かに当たり前のことなのですが、そう思ったあなたはもう一度、
それが実践できているか、一度確かめてみることをオススメします。
またメールします。
小原大二郎

ゴルフで言ってはいけない言葉とは?

2013.01.16
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフで言ってはいけない言葉についてお話しします。
その言葉とは、、、何だと思いますか?

■無意識に誰もが使ってしまっている。。。
その言葉とは、
「カッコいい」
です。

「カッコいいスイング」

「カッコいいショット」

「カッコいいゴルフクラブ」
ゴルファーだったら、こんなものに憧れてしまいますよね?
実際、プロゴルファーのスイングというのはキレイで、
誰にもカッコいいと思わせてしまうものがあります。

しかし、そうした「カッコいい」というのは結果でしかありません。
ゴルフで結果を出そうとして、そうなっているだけ。
自分にはこれしかない、と突き詰めることで、そうなっただけなのです。
そのゴルファー個人から自然と出てきたものですから、
言ってしまえば、それを目指したところで
あなたに合っているかどうかは全くの別問題なのです。

■100人が同じスイングなんてあり得ない
一人ひとり、年齢、身長や体重も違えば、
筋肉や身体の柔軟性、全てにおいて違っています。

よくよく考えてみればわかることなのですが、100人のゴルファーがいたとして、
「その100人全員が同じスイング」

「その100人全員が同じ弾道」

「その100人全員が同じゴルフクラブ、クラブセッティング」
そんなのは、ちょっと不自然だとは思いませんか?

ゴルフというのは基本。一人で戦うものです。
もちろん、仲の良いゴルフ仲間と4人で回ることもあるでしょうし、
友達と一緒に練習するとか、そういうことはあるかもしれませんが、
ゴルフは、練習もラウンドも、基本的に一人で戦っています。
みんなが同じスイング、同じスタイルで戦うとか、
チームで共通認識を持ってやるとか、そういうスポーツではありません。

それなのに、誰かと同じスタイルで戦おうとするのは、
場合によっては、ちょっと気持ち悪くも感じます。

■「だって、カッコいいもんはカッコいいから。。。」
こんなふうに言うと、そんな声も聞こえてきそうですね。
確かに突き詰めたものというのは、どんなスポーツでもそうかもしれませんが、
見ていて美しくて、それが不恰好ということはあまりありません。

でも、あくまで突き詰めてきたからこそ、そこにたどり着いているのであって、
なんというか、自然の法則にしたがっていくことで、
自然とそこにたどりつくような、そんな感じがします。
でも、プロのスイング、キレイなスイング、カッコいいスイングというのは、
どうしても気になってしまいますよね。

私も他のプロのスイングを見ていて、
「ああ、やるなあ」「キレイだなあ」と思ってしまうことはありますから。
であるならば、そう思ったときには、こうやって考えてみて下さい。
「そのスイングが出てくる元は何なのか?」

「プロはなぜ、そのようなショットを選んだのか?」

「どうしてそのようなクラブセッティングなのか?」
これはちょっと難しいかもしれませんが、
そうしたことにもちょっと目を向けてみることです。

上級者であればあるほど、こうした考えを自然としているものです。
たとえば、ある選手は身体が小さいのを補うために、
そのようなスイングを選んでいるのかもしれません。
あるいは、攻める上で方向性を重視したいがために、
あえてそのような持ち玉を選んでいるのかもしれません、
そうした細かい意図をくみながらスイングを見ることで、
違った考えが生まれてきます。

そして「だったら自分はこうしてみよう」という考えが出てきます。
100人が100人違うスイングだからといって、
何も参考にしなければ、何もできないからです。
そのための第一歩として、
「なぜこのようなゴルフをしているのか?」

「なぜこうしたスイングを選択しているのか?」

ものすごい細かいことかもしれませんが、こうした考え方一つで、
あなたのゴルフは変わってくるはずです。
無意識にカッコいいと思って終わりにせずに、
カッコいいと感じたら、まずはその「源泉」を探ってみることをオススメします。
またメールします。
小原大二郎

ダウンスイング(肩から肩)におけるシャフトの位置

2013.01.15
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩におけるシャフトの位置”
について、お話ししていきます。

■ダウンスイングでの急激な変化に注意
シャフトの位置というのは、当然ダウンスイングの前のトップが
どのようになっていたかに大きく影響を受けます。
◇フラット(手の位置が右肩よりも下にある)

◇ノーマル(手の位置が右肩にある)

◇アップライト(手の位置が右肩よりも上にある)

シャフトの位置がたとえば正しく上がっているのに、
降りてくるときに手元が前に出てきてしまったり、
後ろにいってしまったりする人というのが実際にいます。
トップまでが正しくできているにもかかわらず、
ダウンスイングで急激にフラットになったり、
ダウンスイングで急激にアップライトになったりするのです。

その場合は、今まで見てきたダウンスイングのチェック項目が
うまくいっていない場合がほとんどです。
ですので、ここまでのチェック項目であった「前傾角度」
「切り返しの順番」「頭部の軸(左右)」「頭の動き(前後)」
「シャフトの位置」に問題がある可能性が高いです。
急にこのシャフトの位置がフラット、アップライトになる場合は、
今までの項目をもう一度チェックする必要があります。

■盲点はグリップの強さ
シャフトの位置が急に前に出てくる、後ろに行ってしまう一番の原因として
考えられるのがクラブを握るグリップの強さです。
グリップで急激に右手に力が入ったり、手を下ろしてくるときに
左右の手の握る強さのバランスが崩れたりといったことが起こると、
手もとの位置がずれてきます。

急激にダウンスイングで右手に急に力が入ったりして、
左右のグリップの強さが変わることによって手元の位置が崩れて、
シャフトの位置もずれてしまう、ということです。
そうならないためには、左右の力加減を変えないようにすることが
大切になってきますが、ここで重要になるのも確認の順番です。

左右の手の力加減を変えないように、切り返しの順番、
頭の位置などを確認しましょう。
右利きの人は急に右に力が入ってクラブの動かし方が変わることがあります。
また、シャフトの位置を前に押し出して、フラットになったり、
アップライトになってしまう人もけっこういらっしゃます。
これらの動作はシャフトの向き、シャフトの位置と連動しているのです。

どちらかというと、フラットよりはアップライトに
クラブが降りてくる人が多いと思います。
特に右手に力が入った状態で降りてくると、
アウトサイドインになってスライスになりがちです。
スライスに悩んでいる人はバックスイングも当然順番どおりに
見ていくのが大事ですが、このダウンスイングでも
正しいポジションを作ることが、正しいインパクトを迎えることにつながります。

次回も、ダウンスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

ゴルフクラブを握らずに上達!?

2013.01.14
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフクラブを握らなくてもゴルフが上達してしまうという
なんとも不思議な方法についてお話したいと思います。
こんなことを書くと
「小原さん、本当にそんなことできるんですか?」
と言われそうですが、、、
まあ、実際にとても効果のある方法なので、お試し下さい。

■あのサッカーの本田選手も。。。
その方法は何かというと、、、
「ノート」
これです。
ノートを書くか書かないかで、
あなたのゴルフ上達の成果は全く変わってきます。

あなたもご存知かもしれませんが、
最近の例では、サッカー日本代表の本田圭佑(ほんだけいすけ)選手が
小学6年生のころからノートを100冊以上も書いていることが話題になりました。

なんでも本田選手の家はスポーツマンの家系だそうで、
・本田選手のおじいさんの弟さんにあたるのが本田大三郎さん
(東京オリンピックのカヌー代表)
・その本田大三郎さんの息子さんが本田多聞さん
(プロレスラー。レスリングで3度のオリンピックに出場)
このお二人が本田選手にスポーツ選手としての基本を教えてくれたそうです。

その指導の一つとして、サッカーの本田選手が小学生の時、
「どうすればプロの選手になれるのか?」
と聞かれて、本田大三郎さんは
「練習日誌をつけたら上手くなるスピードが倍になる」
と言って、練習日誌の書き方を教えたのだそうです。

それからの本田選手のサッカーでの活躍は、
あなたがサッカーをあまり知らなかったとしても
テレビやニュースなどでもご存知なのではないかと思います。

■書く内容は基本は自由に
本田選手の大叔父である大三郎さんは、その日記には食事・体重のほか、
トイレの回数まで書くように指示したそうです。
また、ノートに感情的なことを書くと自分の失敗を他人のせいにしてしまうので
書かないようにも教えたそうです。

私もこれまでにたくさんのアマチュアゴルファーを指導してきましたが、
大なり小なり、ノートやメモを書いている人というのは、
間違いなくゴルフの上達が早いです。

ノートに書く内容については、いろいろ考え方はあるでしょうが、
・自分の目標とその進捗

・ゴルフの練習内容

・最近のゴルフでの悩み

・ラウンドの結果

・ラウンドの反省点
などなど、基本的に私は何を書いてもいいと思います。

自分の心の動きなどを書いて、あとで見返してみると、
自分のゴルフを客観的に振り返ることができます。

■「自分がどうなっているのかを客観的に知る」のが目的
なぜこのようにノートを書くことが効果的かというと、
私がいつもあなたにお伝えしている、
「自分のゴルフがどうなっているか」
をハッキリと意識することができるからです。

自分が普段何気なく無意識にやっていることを
「書く」という作業で整理して、意識することができます。
これを書くという作業をなしにしてしまうと、
自分の目標と今の現状の把握もうまくできないでしょう。
あるいは、自分がどんな練習を日々行っているのかを
きちんと意識することも難しいでしょう。

さらには、一回一回のラウンドでの振り返りを書いておかないと、
よかったこと、悪かったこと、その反省点などもいつか忘れてしまいます。
ハッキリ言って、人間というのは
書かずに覚えておけるほどに頭はよくできていません。
ゴルフで成果の出せない人というのは、
何となく「うーん、どうしよっかな~」と考えるか、
あるいは何も考えていないから、上達も遅れてしまうのです。

でも、ちゃんと日々書くことをしていれば、
「明日は今日よりも、どうすればうまくできるか?」
ということをイヤでも考えるようになります。
このノート術、できれば手で書いたほうがベターです。
しかも、書くノートは安いメモ帳ではなく、少し値段の高いものを選ぶと、
それだけで書くモチベーションが上がるのでオススメです。

たかがノートとお思いかもしれませんが、
うまくなる人は必ず何かを書き残しています。
だまされたと思って、やってみてください。
またメールします。
小原大二郎