From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
今回は、
「体・歩き方でスコアを作る」
ということについて、話してみたいと思います。
「一体どういうこと?」
そんなふうに思った方もいるかもしれませんね。
ですが、もしあなたが18ホールのラウンドしていて、
後半のスコアが悪くなる傾向にあるとしたら、、、
ひょっとして、こんな事が原因としてあるかもしれません。
歩く速さのと疲れの程度の関係
もしあなたが下の2つの方法で
同じ距離を歩いたとしたら、、、
どちらのほうが、より疲れを感じると思いますか?
「ゆっくりお買い物でだらだら歩く」
「一定の速さでシャキシャキ歩く」
おそらく前者よりも後者のほうが、
疲れを感じないのではないでしょうか?
あるいは、たとえばあなたが同じ距離を歩いたとしても、
疲れ方が全く違うという感る時はありませんか?
実は、歩く速度によって、エネルギー効率は異なることは
異なるのですが、それ以上に影響のある要素があるのです。
それは、、、
「筋肉を働かせる順番による、体への負担の大きさの違い」です。
しゃきしゃき歩く時と、のたのたゆっくり歩くときでは、
筋肉を使う順番が違ってくるんですね。
ま、これは私の場合なのですが、
多分、どなたにもあてはまっているのではないかと思っています。
歩きにおいて疲れにくい筋肉の使い方
「腿の内側を少し意識してから、足を地面に着地」
これだけの事を行ってみてください。
そうするとなんだか、シャキシャキ歩けます。
そして18ホール、カートに乗らないでラウンドしても、
まだシャキシャキ歩ける状態を保てます。
実際の動きでは、
「内腿を少し引き締めてから、足を地面に着地」
という動きになります。
これは、内転筋群をうまく使う歩き方ということになるのですが、
うまくできるための、コツをお伝えしたいと思います。
足を地面に着地させる時に、
「踵の少し外側から着地して、
親指と人差し指の間に体重が抜けて行く」
ようにかけてゆきます。
足の裏を少し斜めに、外から内側に体重を移動させて歩く感じです。
この動きを行おうとする事で、着地直前に、
着地する脚に、ほんの少し内転&内旋動作が入ります。
このほんのすこしの内転&内旋動作の組み合わせが、重要なんです。
ま、そんな細かいことまで考えなくても、この
「踵の少し外側から着地して、親指と人差し指の間に体重が抜けて行く」
ということを意識するだけて、うまく行きます。
やり方が悪いと、いわゆる「X-脚」になってしまいます。
しかし、この歩き方は「X-脚」とは違います。
「X-脚」では、膝が内側に倒れ込むような感じになってしまいますが、
内ももを引き締める感じというのは、膝を倒さない程度で、
内腿の筋肉群である内転筋(ないてんきん)群を使います。
で、内転筋群ってなんだということですが。
それは、脚を内側に向かって引き寄せる筋群です。
右脚だったら、左脚に向かって引き寄せる動きを行う筋肉群になります。
なぜ、内転筋群を先に働かせるといいのか?
ではなぜ、内転筋群を先に働かせるといいのでしょうか?
だらだらと力を抜いて歩いてみてください。
そうすると、膝は、外側に少し持ってゆかれてます。
そうすると、外にそれ以上持ってゆかれないように、
股関節回りの筋肉群が耐えます。
この耐えている筋肉達に、急激に大きな力が加わって、
ダメージを与えます。
それが、疲れとして、足がだるくなったりすることを誘発してしまうのです。
ところが、内転筋群を使って、着地前に腿を内側に引き締めるようにしてあげると、
足が地面に着地したとき、膝が真っ直ぐに地面を踏むことが出来るのです。
真っ直ぐ地面を踏めると、お尻の大きな筋肉である大殿筋が動いてくれます。
そして大殿筋の働きで、股関節は伸展(伸びて)
体を前に前に進める力を出してくれます。
股関節は骨盤の窪みに、大腿骨が横に曲がってはまっています。
そのため、地面が足を下から上に押し上げると、
腿は体の外側に開いてしまう方向に力を受けることになります。
それが、膝が外に逃げるという動きです。
そういった、着地時の膝の外側への逃げを防いでくれるのが、
内転筋群の締めなのです。
普段の生活で改善
ぜひ、街歩きでもいいのでやってみてください。
きっと前に進む力の強さの違いを実感していただけます。
前に進む力を効率良く使えるので、
使えれにくく、しかもリズム良く歩けます。
そのリズムが、ゴルフのリズムも作ってくれます。
疲れにくいというメリットよりも、
このリズムが良くなるという事のメリットの方が、
あなたにとって、大切な事になるかもしれません。
これが「歩き方でスコアを作る極意」です。
普段の生活の中で、この歩き方の訓練を行い、
ゴルフのプレー中は、自然に出来てしまっているといいですね。
では、また。