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【ビデオ】アイアンを番手通り飛ばす2つの方法

2016.08.23
近藤kondou

From:近藤雅彦
ゴルフパフォーマンス神田店より、、、

おはようございます、近藤です。

台風の影響は大丈夫ですか!?

東京や千葉の一部では、
記録的な大雨が降ったようでした。

僕は、大雨のなかでしたが
ウィークリーレッスン動画のために
千葉のスタジオまで頑張って行ってきました。

ずぶ濡れの服を乾かしてから撮影しました。。。

ぜひ見てくださいね(笑)

さて、今日のレッスン動画では、
「アイアンの番手通りの飛距離が出ない」
というお悩みを解説してみました。

どの番手で打ってもあまり飛距離が変わらない・・・

その原因とは・・・

あとがき

いかがでしょうか。

番手通りのロフトで打つポイント、
ぜひ意識してみて下さい。

これだけでアイアンの精度が
グッと変わると思います。

今回けっこう気合い入れて動画を撮ったので、
「役に立った!」と思ったら
ぜひコメントを頂けると嬉しいです。

僕のレッスン動画を見てもらって
どんな感想を持たれるのかなーと、
ちょっとしたワガママです。

幼稚で申し訳有りませんが
何卒よろしくお願いしますm(__)m

では、またメールします!

<本日のオススメ>
ゴルファーが「飛距離を出す」と聞いて
頭のなかで思い浮かんだ選択肢。。。

その中でどんな「方法」を取れば、
あなたの飛距離が出るようになるのでしょうか?

しかし、そこには、多くのゴルファーがやってしまう
大きな間違いがあるというのですが。。。

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[Video] 左に踏むだけで自然な体重移動!

2016.08.22
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「左足を踏むだけで自然な体重移動を作る方法」

について、ビデオでお話ししたいと思います。

もしあなたが、体重移動を何か自分の力で
行おうとしているのなら。。。

ここでご紹介している方法は
ぜひ一度、試してみることをオススメします。

この態勢が取れれば、
ただ左に踏むだけで体重移動が自然に起きますし、
手も自然に下に落ちてきてしまいます。

(続きはビデオにて)

右足の斜めをしっかりとキープする

大きく振るスリークォーターの形で説明していますが、
ポイントは右足の斜めをしっかりとキープすることです。

ビデオでもやっているように、少しスタンスは広めの方が
この形をきちんと身に付けることができます。

ビデオの通りの態勢が取れれば
ただ左に踏むだけで、体重移動が自然に起きて
自然に手が落ちてきます。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 
 

ビデオでも説明していますが、この時の右足の動きは、
初めは、ちょっとズズッと言わせるくらいに動かします。

それと、動かす際にはしっかり3秒くらい止まって
その時の感覚を覚えるようにしましょう。

大きな鈍感な筋肉に動きを覚えこまそうとすれば
必ず負荷をかけないといけないからです。

ちょっとしんどいドリルではあるのですが、
しんどいという事は、筋肉に負荷がかかっています。

そういう練習が、ここでは理想です。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

まだ動いとりましたので

久々に、してみました!

2016-0822_1

2016-0822_2

2016-0822_3

これ、最近はご当地シリーズというのも出ているみたいです。
 
 

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。

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金メダリストの共通点。「強さ」ではなく…

2016.08.22
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

自分一人の力で
何でもやろうとするのは、強さなのでしょうか?

リオオリンピック、盛り上がっていますね。
特に女子レスリングは素晴らしい結果で
試合を見ていて胸が熱くなりました。

わたしが先日見た朝のニュースでは
女子レスリングの選手が生活している寮母さんのインタビューが放送されていました。

我が子のような思いで見ていたと涙ながらにお話しされていました。


「周りの支えがあったおかげ」
とよくスポーツ選手がインタビューに答えますが
周りに支えてもらうのも強さのひとつではないかと思います。

ある高校生ゴルファーの話

ゴルフに打ち込むある高校生に、いい大学から招待が来ました。
しかし、学費が高いところです。

ただでさえゴルフというお金のかかるスポーツをやらせてもらっているのに
彼は家族に迷惑がかかるのでは、と悩んでいました。

その時、いとこの伯母さんが学費を負担してくれると言ってきてくれました。

彼は「そんなものは人に頼ってまでやるもんじゃない」
自分の力でできる範囲でやるものだと言っていました。

高校生にしては立派な言葉のように聞こえます。

しかし、何でもかんでも
自分一人の力でやろうとするのは
決して強さではないのではないでしょうか?

私はそういう考え方は、
ちょっともったいないと思います。

何故なら、人は自分一人の力でなんて
とてもじゃないけど生きて行く事はできないし
強くなることはできないからです。

もちろん高校生の彼は
思いやりのある心優しい青年だと思います。ですが、

自分一人の力で何でもやる。

という考えは、
今までも、自分一人の力でやってきた。
という捉え方もできます。

強さと弱さ

本当の強さとは、自分の弱さを認める事です。

そして、その弱さを補ってくれる人に助けを求める力です。

そして、自分の強い部分を
頼って来た人に、助けを差し伸べる事です。

上手くいかなくなったら、
誰かに教わることは弱さではありません。

他人の意見を受け入れ、新しい視点取り入れることは強さです。

怪我をしたら、
病院にいって医者に見てもらうことは弱さでありません。

怪我を治す事、医者に助けを求める事は強さです。

負けてしまったら、
自己嫌悪に陥って落ち込むことは弱さではありません。

自分を見つめなおすこと、もう一度立ち上がろうとする事は強さです。

人は環境や、状況によって
自分の力ではどうしようもないこともあります。

でも、それを克服しなければならない。

ゴルフをしていて
あなたの支えとなっているもの
あなたを強くしてくれるものはなんですか?

それは、周りのゴルフ仲間であったり
愛用のクラブたっだり
ゴルフコーチだったり
様々だと思います。

もしスランプになったときは
一人で克服しようとするよりも、
助けを得て、克服していきましょう。

それは弱さではありません。
それこそが強さではないでしょうか。

またメールします

小原大二郎


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デシャンボーのスイングを研究…(スイング動画付き)

2016.08.21
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

こんにちは、服部コースケです。

最近、あるプロゴルファーの
スイングの研究をしていて、怪我をしてしまいました…

2週間以上、ずっと痛むので病院にも行ったのですが
どうも「TFCC損傷」というらしいです。

三角線維軟骨複合体損傷ともいうらしいです。
(むずかしい…)

手首の小指側がとても痛くなる疾患らしいです。


(http://kotoseikeigeka.life.coocan.jp/11tfc.htmlより引用)

原因は、デシャンボー

あなたは、ブライソン・デシャンボーという選手をご存知ですか?
今年になって、日本でもとても注目されているアメリカの選手です。

まだ22歳なのですが、
物理学の勉強をしている彼は

独自のスイング論を持っていて、
「長さが同じアイアンを使っている」
「非常にアップライトなフィニッシュ」
「Dプレーンという飛球理論」

など科学的なゴルファーとか、物理学ゴルファーと注目されています。
まだ、若いので今後の成長も非常に期待されています。

ちなみに、彼のスイングはこちら↓

見て頂ければわかるように
非常に面白いスイングをしています。

前傾が浅く、コックがなくアップライトなスイング。

それを可能にしているのが、
彼専用に設計された長さとライ角のアイアンです。

実践してみてわかったことは
クラブさえできていれば、そのままスイングできるということではなく
彼の練習あっての賜物だったということ。

そして、しばらく真似していたら、
手首の痛みがしてきたんですね…

ドアをあけるときや、
スイングするときも痛くて
中々レッスンにも支障が出てしまいます。

デシャンボーのスイングは
完全に私には合っていないスイングだったようです。。。

しばらく安静ですね。

でも、あなたも真剣にゴルフをしていればいるほど、
どこかが痛くなったりしたことってありますよね?

長くゴルフをするための心得

例えば、タイガー・ウッズのスイング。
一時期爆発的に注目を受けて、
誰もが真似するようになりました。

しかし、タイガー・ウッズのスイングもタイガーの体つきがあってのもの。
可動域や、筋力、柔軟性などがあった上で
コピーできるものです。

そのため、彼を真似しようとして
上手く出来なかったり、膝周りに痛みが出てしまった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

新しい練習法を試したり、
年齢や体の変化で急にどこか痛くなったりすることもあるかと思います。

もし、何か新しいことを始めたタイミングなら
即刻そのやり方は辞めるべきでしょう。

自分の体には合っていないとして
まずは安静にして
別のやり方を始めるのが懸命です。

プロもそうですが、
アマチュアとしてのゴルフも
怪我をしないことが最もゴルフが長続きする秘訣です。

そして、情熱が強ければ強いほど
怪我をしている時期はとてもつらくなります。
(先週紹介した松山英樹選手も一時期かなり落ち込んでいたそうです)

あなたもなるべく怪我の無いようご自愛下さいね。

ゴルフの練習は真剣さも非常に大事ですが、
抜くところを抜く節度も大事だと
私も今回の件で改めて痛感しました。

ー服部コースケ

<本日のオススメ>

なぜ私たちゴルファーは
脱力は大事で、力を抜いているのに
ひっかけ、チーピン、プッシュアウトに悩まされているのか?

ここぞというところでミスが出るメカニズムとは何なのか。

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脱力できない原因と理由とは?

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「技」アプローチショットでクリーンヒットの確率がアップした瞬間

2016.08.21
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・アプローチショットでクリーンヒットの確率がアップした瞬間」

というお話をさせていただきます。

私がアプローチショットを練習していてクリーンヒットの確率が
明らかに良くなった瞬間の感覚は、どんな動きが最高に効果的だったか。

それは、左肩甲骨をしなやかに使ってしならせながら
ボールヒットしようとしたときに訪れました。

他にも大切なチェックポイントはありますが、
やはり、セットアップから左肩甲骨周りをリラックスさせ

バックスイングからダウンスイングにかけで左肩甲骨が
体の正面方向へスライドすることをじゃましないことが最も効果的です。

だいぶ昔なので、動きとしては自分のなかで自動化していますが、
私は今でもこの左肩甲骨をしなやかに使うことは常にチェックしています。

そして、朝一の一発目でクリーンヒットさせる極意は、
この左肩甲骨周りをリラックスさせることに尽きます。

左肩甲骨のスライドとは

左肩甲骨が体の正面方向へスライドするとは
いったい何のことを言っているのかとお思いかもしれませんね。

私のメルマガを読んでいただいている方は、
そろそろ耳にタコができるぐらい肩甲骨のスライドは
聞いているとおっしゃっていることでしょう。

しかし、肩甲骨のスライドについて初めて聞かれる方のために、
簡単にお話しておきます。

背中を壁などの固定されたものに押し付けておいて、
左腕を体の正面方向へ真っ直ぐに伸ばしてみます。

そうすると、思った以上に腕は体の正面方向へ出てきます。

そして、左肩の体の正面の上のほうに細い骨が横に出ている鎖骨を
右手で触った状態で、左腕を体の正面方向へ伸ばしたり
引っ込めたりしてみます。

そうすると、左の鎖骨は体の前後に斜めに動くことがわかります。

これが左肩甲骨の体の前後へのスライドです。

肩甲骨は普段意識していないわりに、
かなり大きくスライドすることがわかります。

また、上半身がしなってエネルギーを
一番大きく溜めることができるところが、この左肩甲骨のスライドです。

ですから、体で打つとか、体幹でスイングするという場合には、
この左肩甲骨のスライドが大きく行われて体がしなって
それがリリースされることでボールヒットすることです。

左肩甲骨のスライドはヒンジ

手首の曲がる方向について、親指側に曲がることをコック、
右手甲側に曲がることをヒンジといいます。

また、左肩甲骨が体の正面方向へスライドするほど
右肘が体の右側へ外れなければ、ヒンジが深くなります。

ヒンジは軌道に対してヘッドの向きが変化しませんから、
ボールヒットではヒンジが最後にリリースされてくることで、
安定したホールヒットができます。

また、ヒンジのリリース、ようするに左肩甲骨のリリースが
ボールヒット直前で行われることが強いボールを打ち出すための要です。

そして、全身のパワーが最終的には
左肩甲骨のスライドとしてのヒンジに集約されます。

鞭も、平手打ちの時も、先端ほど一番最後にリリースされることで
全体のエネルギーを先端に集めることができます。

さらに、セットアップで手元がボールより振り出し方向へ出ている
ハンドファーストの形なら、ヒンジがリリースされながらの
ボールヒットとなり、下降軌道であるダウンブローでボールヒットです。

ダウンブローなら、ボールを地面に置くショットでは、
クリーンヒットできるスペースは広く、ゴルフが簡単になります。

ボールヒットでアッパー軌道になっていると、
クリーンヒットできる軌道は狭く、ダフリやトップの原因になります。

ヒンジ、ようするに左肩甲骨が一番最後にリリースされることが、
ゴルフを簡単にできて、強いボールを打ち出せるコツとなります。

私がよく行う練習

ダフリやトップに対して、厳しい状況で練習することで、
より確実にクリーンヒットできる技が自然に手に入ります。

そのためのより厳しい状況として、
私はバンカーからサンドウエッジのクリーンヒットで
5~20yキャリーさせるバンカーアプローチ練習をよく行ないます。

基本的には15yキャリーです。

ボールを拾う手間を省く意味で、バンカーからバンカー内にキャリーさせると、
またボールが溜まったところからアプローチショットできるので、楽です。

え、そんな理由で5y程度のキャリーもやるの?
と思われてしまいますが、実はもっと深い理由があります。

同じクラブでの距離調整はセットアップでのスタンス幅です。

スタンスの幅が狭いほど、下半身の可動域が自動的に小さくなり、
振り幅が小さくなります。

それによってセットアップで飛距離を確定することができます。

サンドウエッジで15yキャリーさせる時のスタンスの幅は
腰の幅程度のだいた30cmぐらいです。

しかし、腰の幅よりもスタンスの幅が狭くなると、
脚は地面を真っ直ぐに踏みにくくなり、脚を使いにくくなります。

そのため、5yキャリーでも、セットアップは
15yキャリーと同じスタンスの幅でまったく同じにします。

しかし、ボールヒットする時のヘッドスピードのイメージが違います。

15yキャリーするスタンスの幅で普通に打ったときよりも、
ヘッドスピードが遅くなるイメージを描きます。

そして、あとはそのヘッドスピードでのリズムをイメージします。

リズムをゆったりさせるということになります。

そして、バックスイングでも下半身を使いきり、
スイングの大きさは15yキャリーも5yキャリーも同じにします。

基本的にはヘッドスピードの割に振り幅が大きいと、
ゆるみやすく、手打ちになりやすいので注意が必要です。

しかし、左肩甲骨のスライドを意識して、
左肩甲骨をしっかりスライドさせるイメージがあれば、
ゆるみにもなりにくく大丈夫です。

この腰幅程度のスタンスの幅で下半身を使いきってバックスイングすると、
手が何もしなければ、とうか、肩から先をがちがちに固めていたとしたら、
トップでのヘッドの高さは腰の少し下になります。

そして、肩から先を固めないで、リラクスされると、
上半身、特に左肩甲骨まわりと右手首がしなってヒンジが深くなった分、
ヘッドは腰の少し上まであがります。

同じスタンスの幅でもバックスイングの速さを遅くすると、
トップでのしなりも小さくなり、5yキャリーぐらいだと
肩から先を固めていた場合と同じ程度のトップの高さになります。

リズムを遅くすることで、トップでのしなりが減り、
その分ボールヒットで解放されるエネルギーも自動的に減ります。

また、リズムを遅くできるということは、
手を使わないでしっかり下半身を使うからできる動きです。

時間をコントロールするという、リズムを自由自在に変えられるためには
しっかり下半身から動く必要があります。

ですから、スタンスの幅も同じで下半身の可動域を使い切り、
リズムだけゆっくりにする練習は、まさに下半身で動くためにかなり効果的です。

また、5yキャリー以下では、さすがに私も下半身主体ではなく
上半身主体のスイングに切り替えます。

バンカーアプローチショットでの悩み

昔々このバンカーアプローチ練習を始めたころ、
やっぱりクリーンヒットが難しくていろいろ悩んだことがありました。

ダフるとどうしても手先でダウンブローに入れようとして、
手で打ち込にいってしまいます。

手が先に動き始めると、リズムは速くなります。

さらに、ボールが段々右足寄りになってしまいます。

ボールが右にあるほど下半身の動きは使われにくくなり、
体をしっかり回転させなくなります。

体の回転しなければ、背骨を中心にターンした場合に
背骨の前側にある重い内臓が移動しない分体重も移動しません。

体が回転できなかった代償として、体重はボールの先に移動できずに、
さらにダフりやすくなります。

このように、ダフリを防止しようとすると多くの方が同じ悪循環にはまります。

本来は、体をしっかりターンさせて、
ヒンジをボールヒット直前の一番最後にリリースさせればそれでいいのです。

バンカーアプローチのメリット

バンカーからクリーンヒットさせるとなると、
ボールが少し砂に沈んでいてしかも砂の上ですから、
少しでもダフルとすぐに気持ちの悪い手の感触や鈍い音が聞こえます。

ですから、クリーンヒットしたかどうかが、
リアルタイムで体の感覚としてすぐに感じることができます。

そして、バンカーアプローチショットでクリーンヒットすると、
ボールにクリーンに当たった気持ちよさと、
ボールの先にターフが取れる感触が心地よいです。

砂だと重さがあるので、ヘッドを加速しながらボールヒットして
その先の砂まで打ち抜く動きができます。

また、ボールヒット前にヘッドをリリースしすぎていると、
砂に当たった後のヘッドの抜けが悪く感じます。

そのため、ヘッドがどれぐらい加速中にボールヒットしたかを、
手の感覚で感じることができます。

ちょっと感覚的なお話になりすぎましたが、いずれにしても、
砂の上のボールをクリーンヒットするということは、マットや芝とは違う、
ボールを打ちぬく本質的なことを体で理解できる素晴らしい練習です。

クリーンヒットは大切

通常の芝からのアプローチショットでも、
クリーンヒットがタッチを出すために一番大切なことになります。

特別なショットとしてロブショットなどではボールの手前にわざとバウンスを当てて
そのままボールの下を滑らせてバックスピンをかけるなどのテクニックを使います。

しかし、通常のアプローチショットで
タッチを出す第一はクリーンヒットです。

ところが、なかなか芝の上で
アプローチショットの練習はできなかったりします。

そのため、マットの上でアプローチショットを
練習することが多いですね。

しかし、マットの上にボールを置いたショットでは、
少しヒールダフリした方が、ボールに気持よく当たったような感じがします。

アプローチショットよりも、アイアンのフルショットでは特にそうです。

ヒール側がボールの手前でマットに触れると、フェースは閉じてきます。

そうすると、正しい下降軌道であるダウンプローで
ヘッドがボールに向かっていなかったとしても、
フェースが上を向きすぎないでボールに当たることになります。

ということは、ロフトが立っているわけですから強めで低めのボールが出て、
しかも、フェースが閉じながらヒットするので、捕まりが良く感じ、
少しフック方向に回転がかかりやすくなります。

まさに、良いボールを打てた感じですね。

このような理由で、どうしてもマットの上からのショットだと、
少しハンドダウン気味にして、ヒールダフリしやすいような練習をしてしまいます。

しかし、そのままでは、実際の芝の上からのショットでは、
芝はマットほどヘッドが滑らないため、本当にダフリとなったり、
ヘッドが急激に閉じてボールが左に飛び出し、
さらに左に曲がってしまうことにもなります。

練習場では調子良かったのに、ラウンドしたら散々だったという場合が、
この練習場での軽いヒールダフリだったのです。

練習場でのヒールダフリの罠にはまらないためには、次の練習が効果的です。

(1)ティーアップしてボールを打ちティーにヘッドを当てない

(2)バンカーがあればバンカーからのクリーンヒット

バンカーが使えるなら通常のボールの手前にバウンスを入れるバンカーショットではなく、
ボールをクリーンに打って15y前後キャリーさせるバンカーアプローチもやりましょう。

バンカーはラウンド以外では練習できないようでしたら、
高めのティーアップでティーにヘッドを当てないで
ボールをクリーンに打ちぬく練習でもいいです。

ゴムティーなら、ティーに当たると鈍い音がするのでわかります。

アイアン=マットの上という練習ではなく、高めのティーアップで
ティーに当たるかどうかを音で判断する練習もやるようにしましょう。

ティーアップした分つま先あがりと同じで、ロフトでフェースが左を向くので、
左に曲がりやすくなりますが、無理にストレートを打とうとしなくてもいいです。

ティーアップする高さをいろいろ変えてボールの曲がりが
ティーの高さに応じて左に曲がるようなら、スイングとしては自然です。

ボールヒットポイントの誤解

ヘッドのどこにボールを当てるのかということに関して、
勘違いというか誤解が多いので正しいヒッティングポイントをお伝えしておきます。

ドライバーはみなさん正しいイメージですので、アイアンについてお伝えします。

アイアンはフェースの溝の下から2本目あたりが適切なボールヒットポイントです。

ほとんどの方は、フェースの真ん中だと誤解されています。

下から2本目の溝にボールをヒットさせることで、
適切なバックスピンがかかります。

これより上ではバックスピンは少なくなります。

また、当然ですが、フェースの真ん中ではなく、
この下から2本めにボールを当てようとすると
フェースが地面より離れていいる分ダフリにくいですね。

このボールヒットポイントを正しくイメージするだけでも、
ダフリは少なくなります。

クリーンヒットの要

クリーンヒットの要は次の3つです。

(1)左肩甲骨がスライドされてボールヒット

(2)下半身をフルターン

(3)左脚の縦蹴り

他にもいろいろありますが、
まずは、この3つをしっかり行えばいいです。

左肩甲骨がスライドされてボールヒット

左肩甲骨がスライドされてボールヒットするなら、
ヒンジがセットアップよりも深くなった状態でヘッドがボールに当たるので、
ダウンブロー軌道であることからクリーンヒットできるスペースは広いです。

当然、クリーンヒットの確率は高くなります。

また、ヒンジが単なる右手甲側へ折れる手首の曲がりということではなく、
左肩甲骨の体の正面方向へのスライドですから、
まさに、体で打つことになり、強いボールが打ち出せましたね。

下半身をフルターン

すでに、説明させていただきましたが、下半身をフルターンすることで
重心が振り出し方向へ勝手に移動します。

背骨の前側には重い内臓があるので、背骨を中心にターンすれば
ターンしてお腹が向いた方向へ体重は自然に移動するということでした。

自ら体重移動しようとしなくても、
勝手に重心は大切に育ててきたお腹が向いた方向へ移動します。

体が左へターンするほど体重は左へ移動します。

ヘッドの最下点は重心位置になりやすいので、
体重が左に移動してボールの先にある状態でボールヒットすればするほど、
重心位置はボールの左になり、ヘッドはダウンブローでボールに向かいます。

ダウンブロー軌道ならクリーンヒットできるスペースは広くなりましたね。

左脚の縦蹴り

腰をフルターンさせるコツは、第一に左脚の縦蹴りです。

腰を回そうとすると、ほとんどの場合は水平に回そうとします。

腰を水平に回そうとすると、必ず右肘が体の正面方向へ出てきます。

これは、右膝外回りといいます。

右肘外回りでは、力の方向は水平で脚の力の出し方として出しにくい方向です。

ところが、骨盤を前傾角度に従って斜めにセットしておいて、
その骨盤の斜め回転をサポートするようにすれば、
前傾分地面を縦に踏めます。

左脚を伸ばす動きで左股関節を入れたまま
左のお尻を左後ろポケット方向へ押しこめば、
骨盤は前傾角度に従った斜め回転します。

そうすれば、前傾が深いほど左脚は地面を縦に押すことができるので、
地面に対してしっかり圧力を加えやすく、パワー伝達の効率が良くなります。

さらに、左脚を伸ばす動きなら、左サイドに大きなスペースができますから、
腕やクラブ、右脚などが振り出し方向へ滑らかに抜けていけます。

これなら、気持よく清々とスイングできて、大きなパワーも引き出せます。

ボールヒットで大切なイメージの再確認

ボールヒットでは左肩をできるだけ低くしておこうとうすることで、
自ら左肩甲骨のスライドをリリースしなくなり、自然なリリースが行えます。

左肩はリラックスさせ、ボールヒットに向かって左肩を低くして
左肩が上に浮いてこないように、左腕の重さで左肩をおとなしくしておきましょう。

この左肩の感覚が、私がいつも意識しているクリーンヒットのための要です。

では、また。

追伸

すでにご覧になった方も多いかと思いますが、
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タイトルは

 「力みを取ったら、飛んじゃった!」

です。

37分50秒の内容ですが、この日曜の時間のあるうちに、
どうぞご覧になっておいてください。

公開は8/24(水)までです。

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