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切り返しのドアスイングは本当にダメなのか?

2012.12.24
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“切り返しのドアスイングは本当にダメなのか?”
について、お話ししていきます。

■「下半身リード+ドアスイング」がベター
前回、筋力と柔軟性が十分ではないアマチュアゴルファーが
プロのような切り返しを形だけ真似したら身体を痛めてしまうだけだ、
というようなことをお話ししました。
では、一般のアマチュアゴルファーがダウンスイングで
正しい切り返しを行うにはどうすればいいのでしょうか?
私が考えるベターな選択としては、意識としては下半身リードであるけれども、
上半身と下半身が一緒に動き出しているぐらいの切り返しのタイミングです。
下半身と上半身が一緒に動き出す、
いわゆる「ドアスイング」と言われているものです。

たとえば私はレッスン時に生徒さんのスイングを撮影して、
後で一緒に確認することが多いのですが、その際にも
「意識は下半身リードで、結果としてドアスイングになってもそれで十分ですよ」
とお伝えしています。

■極端な下半身リードは身体への負荷が大きい
一般的にプロの世界では
ドアスイングはダメなスイングであると言われています。
もちろんもしあなたがアスリートゴルファーであれば、
石川プロやタイガー・ウッズがやっているような捻転差を強く意識したスイング
(身体を大きくひねったスイング)を目指すのもいいかもしれません。
しかし、もしあなたが一般的な普通の体力、筋力の持ち主であるなら、
そのような身体を大きくひねったスイングをするのは相当難しいと思います。
そうであれば、少し下半身リードを意識してみて、
カメラで確認してドアスイングになっていればそれで十分、
と思っておいてよいでしょう。
極端な下半身リードはわき腹を痛めるなど
身体にかなりの負荷がかかり故障の原因になります。
ドアスイングというのは、体にも無理なくスイングができますので、
長い目で見て体に負担をかけないスイングであると言えます。
誤解を恐れずに言えば、アマチュアゴルファーは下半身リードを意識した
ドアスイングを目指すべきだ、と言っても言い過ぎではないと私は思います。
次回もこのドアスイングについては、もう少し話を続けたいと思います。

またメールします。
小原大二郎

飛距離が伸びればスコアが良くなるって本当?

2012.12.23
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「飛距離とスコア」についてお話しします。
「飛距離を伸ばしたい!」
これは多くのゴルファーにとって大きな欲求のうちの一つなのでしょうが。。。
でも、飛ばせればそれだけでスコアがよくなるのでしょうか?

■生きがい、カッコイイとスコアアップ。。。
「飛距離が伸びればもう少しスコアもよくなるのに。。。」
こんなことを言っている人の大半は、
おそらくドライバーをかっ飛ばすことだけに生きがいを感じている人です。
あるいは、飛ばすことでカッコイイと思われたい。。。
おそらく、このいずれかではないでしょうか?
「小原先生、飛距離アップさせたいんです」

「とりあえず今より30yぐらい飛距離を伸ばしたいんですが」
実際、私が今までに教えた人の中にも、
そういう人がいらっしゃいました。
そんな人たちに、どうして飛距離を伸ばしたいんですかと質問すると、
「いや、なんかカッコイイじゃないですか。飛距離出るのって」

「若い頃は飛ばし屋と言われていたので、その頃の自分に戻りたくって」
まあたいてい、こんな声が返ってくることが多いです。
もちろんそうした気持ちはわからないでもないので、
私も自分なりに飛距離アップの方法をお伝えするのですが、、、
でも、そうした人に限って、結果として飛距離が伸びることは
ほとんどないんですよね。

■ブレないスコアアップの方法
なぜかというと、カッコイイとかスッキリしたいとかいう人というのは、
それがゴールになってしまっているために、
基礎を大切にしないからではないかと思います。
もし、100を切る、90を切るということが目的なら、
どんなにカッコよくなくても、スッキリしなくても、
その結果を出すために行動するはずですよね?
でもまあ、確かにティーショットのドライバーが飛べば、
セカンドショットの飛距離が少なくなるわけです。
そうなれば、自然とパーオンの可能性もアップすることでしょう。
しかし、どれだけ飛距離が伸びようが、
長い飛距離を出すクラブにはリスクが伴うという事実には
全く変わりがないことは事実です。
ゴルフのスコアアップの近道は、
正しいスイングを身につける → ショートゲームの練習を徹底する
おそらく、今も昔もこのプロセスが結果が出やすいです。
これが分かっていれば、変なブレを作ることなく、
スコアアップへの道をひた走ることができるはずです。

■結局はスイング作りとショートゲーム
最近では飛距離が伸びるクラブ、曲がりにくいクラブというのも発売されてきて、
昔のパーシモンのドライバーよりも打ちやすくなっているのは事実です。
しかしたとえば、新しいドライバーに買い換えてスライスがおさまっても、
アドレスやスイングに問題があるのであれば、時間が経てば元に戻ります。
そうすると、問題は何ら解決していないどころか、
むしろ悪いクセを生んでしまっているかもしれないのです。
ですから、あなたがしなければならないのは、
結局はスイング作りとショートゲームの練習だということ。
その上で、飛距離の伸びるゴルフクラブが使えるのであれば、
使ってみるというのが正しいやり方です。
あくまでゴルフクラブは道具の一つでしかありませんからね。
結局のところ、ゴルフ上達、ゴルフのスコアアップを実現している人は、
スイングの改善にまじめに取り組んでいる方ばかりです。
まずは自分のスイングがどんな状態になっているかを知る。
その上で、自分のスイングを作っていく。
ゴルフというスポーツが生まれてから、
この本質はそれほど変わっていないと私は思います。

またメールします。
小原大二郎

影響

2012.12.22
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、付き合う人で人生が変わる、という話です。
ちょっとゴルフと外れる話かもしれませんが、、、
お付き合い下さい。

■誰とつき合うか
あなたは、
「誰とつき合うかで決まる」
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
実際私も、確かにそうだよなあと思うことがあります。
「誰とつき合うかで決まる」
これはほとんどの人が受け入れたくないのですが、
実際にそうなのだと思います。
人間というのは、つき合っている人からたくさんの影響を受けます。
その人たちの言葉、あるいは行動、感情表現、、、などなど。
そのようなものが自分の考え方を作っていくのです。

■むしろこちらが学ばせていただいている
そう考えると、私が一番影響を受けている人がいます。
それは、、、私がゴルフを教えてきた生徒さんたち。
生徒さんがいたからこそ、ここまで自分はやってこれたと思います。
決しておおげさではなく、もし生徒さんがいなければ、、、
私はここまでゴルフを続けていなかったかもしれません。
私がゴルフを教えるというよりは、お付き合いさせていただく中で、
むしろこちらのほうががいろいろなことを学んでいます。
なぜか私がお会いする人たちというのは、
とても幸せそうな方が多いというのも、ありがたいですね。

■ミラーニューロン
脳にはミラーニューロンというものがあるのをご存知でしょうか。
ミラーニューロンとは、簡単に言うと見たものを
コピーする能力を持っているのだそうです。
したがって、幸せで成功している人の近くにいて、
それを毎日見ている人というのは、それを簡単にコピーできるのだとか。
これは逆もあるので、それは避けたいですね。
毎日を楽しく生きている人。
成功している人。
毎日幸せそうな顔をしている人。
いつも挑戦して成長している人。
そんな生徒さんたちが、私をここまで導いてくれた。
そんなふうにも思えるのです。
それもこれも、私がゴルフを続けていたからこそ。
出会いをくれたゴルフに感謝しつつ、
これからもこんな人たちとの時間を増やしたい。。。そう思います。
今日はちょっとうまくまとまりませんでしたね。
すみません。

またメールします。
小原大二郎

ダウンスイング(肩から肩)における切り返しの順番

2012.12.21
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
前回から、ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩における切り返しの順番”
について、お話ししていきます。

■切り返しの順番がゴルフスイングのキモ
切り返し、いわゆるトップに上がって、
クラブを下ろし始める体の順番を正しくすることはとても大事です。
ゴルフスイングの中でもかなり難しいタイミングになりますが、
この順番をしっかりと身につけておきましょう。
切り返しとしては大きく3つの形があります。
1.上半身から動き出す「上半身リード」

2.上半身と下半身が同時に動き出す「ドアスイング」

3.下半身から動き出す「下半身リード」
この3つです。
いわゆる手打ちといわれるものは、上半身から動き出して、
手から下ろしてくるもののことを言います。
そうすると下半身、肩の動きがともに止まってしまって、
手だけで打ってしまうことになります。

■下半身からの切り返しのカギはおへそ
正しい切り返しの順番としては、下半身から切り返すのがいいと、
あなたもどこかで聞いたことがあるでしょう。
しかし、それを意識的に行うのはとても難しいと感じているかもしれません。
下半身からの切り返しをするためのひとつの目安として、
私がおすすめしているのは、おへそを意識してみるということです。
ダウンスイング時におへそをターゲットに向けていくイメージで
ダウンスイングを始動するようにするのです。
手を下ろすよりも若干早くお腹をターゲットラインに向けていくイメージで
ダウンスイングを始動するとうまくいきます。
若干下半身から切り返していく意識がとても大事です。
ただ、アマチュアゴルファーが下半身リードを実践する上で、
一つポイントがあります。
たとえば、石川遼プロやタイガー・ウッズなどは、
下半身リードという意味ではその動きがとてもわかりやすいと思います。
プロゴルファーのショットを見ると、下半身から切り返すという以上に、
下半身からまるで大きくひねり戻すように打っているのを
見たことがあるかもしれません。
しかし、あのようなスイングは上半身、下半身ともに柔軟性と
筋力が強いから可能なのです。
筋力と柔軟性が十分ではないアマチュアゴルファーがプロのような
切り返しを形だけ真似したとしても、身体を痛めてしまうだけです。
とすれば、一般のアマチュアゴルファーがダウンスイングの
正しい切り返しを行うにはどうすればいいのか・・・?
それについては、次回にお話ししたいと思います。

またメールします。
小原大二郎

ビッグチャンスは目の前に

2012.12.20
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、上達のチャンスというのは意外と近くにあるという話をします。
「ゴルフが上手くなるにはどうすればいいですか?」
そんなことをよく聞かれますが、、、
実はちょっとしたことをやっていない、知らないだけ、
そんなケースが本当に多いんです。

■アイアンのティーアップ
ある初めての生徒さんにラウンドレッスンをしていた時、
パー3のショートホールでのことです。
距離が短いのでアイアンでグリーンまで届きそうなので、
その生徒さんはティーショットでアイアンを選択。
その生徒さんがショットを打つ直前、
あるマズイやり方に気づいたのですが、、、
でも、何も言わずにそのままにしました。
しかし、打ったそのボールはトップ。。。
このミス、実はティーアップの時点で事前に言っておけば
未然に防げたミスでした。
どういうことかというと、その生徒さんは
ドライバーと同じぐらい高くティーアップをしていたんですね。
これがよくありませんでした。

■知っているかいないか?
アイアンの場合は使用するクラブにもよりますが
基本的に地面よりも少しだけ高くなるぐらいのティーアップにします。
目安としては、芝の一番上の部分が
ボールにタッチしない程度にするといいと思います。
アイアンの場合は、ウッドやユーティリティと違って
フェースが上下することによるミスが多くなりますから、
ティーアップが高すぎると逆にミスが増えてしまうこともあります。
こうしたことは、スイングがどうこうという問題ではなく、
単に知っているかいないかというだけに過ぎません。
もしかしたら、アイアンで打つ時にはティーを低くするということは、
ある程度ゴルフをやっている方ならわかっていることかもしれません。
このティーの高さというのはあくまで一例でしかなく、
・左足上がり、下がりの時にどう打つ?

・つま先上がり、下がりの時はどう打つ?
たとえばあなたはこのへんについては大丈夫ですか?
あるいは、誰かにきちんと説明できるぐらいに理解しているでしょうか?

■これは何を意味するか?
もしかしたら、左足上がり、下がりなどについては、
100切りを目指している方、あるいは90台であっても、
ちゃんと理解していないかもしれません。
実は、こうしたことを知らないことのほうが普通だったりもします。
これが一体、何を意味しているのでしょうか?
実は非常に重要な意味があります。
つまり、、、知らないことを知るだけで、
スコアアップのタネはあらゆるところに転がっているということです。
おそらく、100切りを目指している人は、
こうしたティーアップのセオリーを知るだけで、、、
それだけで100を切ってしまう人もいるかもしれません。
あるいは、80台を出す足がかりになるかもしれません。
つまり、ものすごいビッグチャンスが目の前にあるのです。
それなのに、私たちはそのことを知らずに、
スコアアップのきっかけを自分から手放そうとしている。。。
そんなもったいないことをしないように気をつけましょう。

またメールします。
小原大二郎