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ダウンスイング(肩から肩)における頭の動き(前後)

2013.01.09
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩における頭の動き(前後)”
について、お話ししていきます。

■頭が前に動いたり後ろに動いたりしないように
頭部の軸と同じように、頭が前に動いたり後ろに動いたり
しないようにも気をつける必要があります。
頭の動きが前後にずれるというのは、体の重心がずれてしまっているからです。
頭が動いてしまうのは、体重がつま先にのほうに突っ込んでいっているわけですし、
後ろにつんのめっているのなら、かかと体重になりすぎている証拠でもあります。

 

特に「ボールに強く当てたい」「何とか当てたい」と思っていると、
人間の心理としては、前に体重がかかってつんのめってしまう人は多いです。
一方、体重が後ろに乗ってしまって後ろに動くと、
当然頭が起き上がってしまいます。

このように、頭の動きが前後すると、当然重心のズレがおきて
前傾角度の誤差を生むことにもなりますし、頭の動きが前後することによって、
ミスヒットを生む大きな原因にもなります。

■シャンク改善の糸口にも
特にシャンクが頻発している人で、
なぜシャンクが出ているのかわからない人がいます。
その場合、このダウンスイングの初期の段階で頭が前に動いてつんのめって、
その反動で手が押し出されて、シャンクしてしまっている人が結構いらっしゃいます。

特に最近シャンクが出ていて、原因がよくわからないという人は、
このダウンスイングの頭の動きを気をつけてみることで改善することがあります。
頭の前後の動きというのは、フェースの前後の動きに影響しています。
特に頭が前後に動くとシャンクしたり、ヒールのネックのところに当たったりしますし、
前傾角度が深くなるのでダフりやすくもなります。

また、逆に後ろに行くと、ボールから離れて、フェースの先端に当たったり、
頭も起き上がってしまったりして、トップボールが出やすくなります。
特に前傾角度が頭の動きと一緒に変わるのでトップしてしまうということです。
いずれにしても、頭の位置がぶれることによって
ボールにフェースがちゃんと当たらないということです。

この肩から肩のダウンスイングは、クラブを下ろし始める瞬間のポイント、
ダウンスイングの初期の段階です。
それは同時に、力のベクトルの向きが変わるところでもあります。
そのため、力の矢印の向きが反対になりますし、身体の力の出力が変わるところ、
力の加減が変わるところでもあります。
この段階では力みすぎず丁寧に切り返すことが大切で、
急加速はしないように気をつけましょう。

次回も、ダウンスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

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だからスイングなんだってば!

2013.01.08
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
「 だ か ら ス イ ン グ な ん だ っ て ば ! 」
今日は改めて、そのように思ったことがあったので、
ここで書こうと思います。

■あるラウンドレッスンにて
数か月前の話なのですが、、、
ある方のレッスンを見させていただいた時のこと。
その方はSさんという50代後半の男性。
ラウンドレッスンだったので、ラウンドの前に
ゴルフ場に併設されている練習場で軽く練習をしました。

この方は初めて私のレッスンを受ける方だったのですが、、、
ちょっとだけスイングにクセがあったんですね。
他のレッスンプロに定期的に習っているとのことでした。
「他のプロに習っているということもあったので、
最初からあんまりスイングを大きくいじるのはちょっとなあ。。。」

そんなことを考えながら、ラウンドレッスンへ。
他のプロに教わっているところを思いっきりいじるのは
正直はばかられるので、自分としては不完全燃焼の
控えめなレッスンになってしまいました。

■禁を破る。。。
ですが、ハーフを回って食事をして、午後のレッスンに入る時、、、
「いや、このままやっていても、むしろSさんによくない。
だったら思い切ってやるしかないかな。。。」
そんな決意をして、午後のレッスンを開始。

午前とはうってかわって、Sさんのスイングの問題点を指摘しながら
アグレッシブに指導することにしました。
その結果、なんと。。。
午前中のハーフは57だったスコアが、午後は49!
Sさんはハーフで50を切ることがほとんどないので、
ご本人もびっくりされていました。

朝にSさんのスイングを見た時点で、
「たぶん、Sさんの上達を妨げているのはこのスイングだ…」
ほぼそんな雰囲気は感じていたのですが、
午前中はなかなかそこに踏み込めずにいました。

「でもどうする?
このままじゃせっかく1日使ってもムダになる!」

そう思って、100%の確信はない状態から、思い切ってのスイング指導へ。
「やるしかない。。。」
正直、ちょっと不安な気持ちもありましたが、
Sさんとのマンツーマンだったからということもあって、
スイングを指導しながら、スコアをまとめて回ることができました。

「小原先生、ぜひまたご指導お願いします!」
帰りぎわ、Sさんは今日の結果にとても感謝してくださって、
私としても胸をなでおろしました。

■やっぱりスイングが全て
こういうふうに、自分の狙いどおりに指導がうまくいった時というのは、
なにものにも代えがたい安堵感があります。
「 だ か ら ス イ ン グ な ん だ っ て ば ! 」
私がいじったのは、スイングのほんの一部分だけです。
しかし、それを見過ごすことは指導者としてできなかった。
だから、他の人に習っているとは知りながら、
あえて手を加えてしまいました。

他の人に教わっているからなあ、、、というような言い訳をして、
教わりに来ている人を結果のないまま帰すのは、、、
ここで言いたいのは、私の指導がいいとか悪いとか、
そういうことではありません(笑)。

私が言いたいのは、

「その人に合ったスイングが実現すれば、結果は自ずとついてくる」
ということです。

もしあなたが、
「うーん、しょせん自分はこの程度の実力なのだろうな」

「うーん、まあ、この程度でいいか」
そんなふうに思っているのなら、、、
やっぱりスイングから見直すのがいいのではないでしょうか。

「 だ か ら ス イ ン グ な ん だ っ て ば ! 」
この言葉、私も新たに心に刻みたいと思います。
またメールします。
小原大二郎

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スイングが崩れた理由

2013.01.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
先日、レッスンをしていた時のこと。
ちょっと「どうしようかなあ」ということがあったので、、、
シェアさせて下さい。

■崩れたスイングの理由
それは私のところに最近来始めた生徒さんの話なのですが、、、
スコアとしてはもうすぐで100を切れそうというぐらい、
40代前半の男性の方です。
だいたいスコアで103ぐらいまでは行くのですが、
その先になかなか行けないということで、
レッスンを希望されていらっしゃいました。
2ヶ月ぐらい、不定期でレッスンをさせていただき、
レッスンでそれなりの手応えもあったので、
そろそろいけるんじゃないかな、と思っていたのですが。。。
この前のレッスンにいらしたとき、
なぜかレッスンで身につけてきたスイングを、
なぜか大きく崩されていらしたんですね。
その方、仮にAさんとさせていただきますが、
小原 「Aさん、スイングを大きく崩れちゃってますけど、
何かあったんですか?」

Aさん「え、そうですか。
実はこの前、シングルの友達とラウンドした時に、
『そのスイング、もうちょっとこうしたほうがいいいんじゃないの?』
って言われて、ちょっとだけ直されたんですけど。。。

小原 「ああ、そうなんですか。。。」

Aさん「そんなにおかしくなっちゃってます?」

小原 「ええ、むしろ元のスイングよりも悪くなっちゃってますね。。。」

Aさん「そうなんですか。。。すみません」

■責任が持てないのなら
Aさんはゴルフのお仲間としょっちゅうラウンドしていらっしゃるらしくて、
その人たちからいろいろなことを教えてもらうことが多いようなんですね。
ここでは別に、Aさんを責めるつもりもありません。
また、そのシングルの友達が悪いとか、
そういうことを頭ごなしに言うつもりもありません。

でも、、、やっぱり人って、ある程度自分がうまくなったと思うと、
教えたくなっちゃうんだなあと、改めて思いました。
あなたの周りにもいませんか?
誰に対してもゴルフを教えたがるお友達が。。。
もちろん、アドバイスを求められていて、
それに対して答えるというのならいいかもしれません。

でも、別にアドバイスを求められていないのに教えるのは、、、
その人のゴルフに責任を持てない以上、避けたほうがいいと思います。
ただでさえ、ゴルフというのはちょっとしたことだけで
スイングがズレてしまうような、比較的デリケートなスポーツです。
教える側は悪気はなかったとしても、
ちょっとしたことでも、大きな変化になってしまうのですね。

■教えることがゴールではない
実際、プロが練習ラウンドを行うときなども、
お互いにアドバイスが欲しけれは
「ここどう思う?」みたいなことは少しだけ聞くこともあります。
でも、何も言われなければ、ちょっと気になることがあっても
それを自分から言うことはありません。

たしかに、ゴルフに慣れてくるといろいろなことがわかってきて、
言いたくなることができてきます。気持ちはわかります。
もちろん、他人に教えられるぐらいにゴルフのスキルを
しっかり身につけることはとても大切なことです。
しかし、アマチュアゴルファーにとって、
教える能力を身につけることがゴールではないはずです。

もし自分が「教えたい」という衝動に必要以上に駆られているのなら、、、
まずは自分のゴルフに焦点を当ててみるようにしましょう。
他人のことよりも、まずは自分のことを見つめるのが先決ですから。
またメールします。
小原大二郎

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ダウンスイング(肩から肩)における頭部の軸(左右)

2013.01.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩における頭部の軸(左右)”
について、お話ししていきます。

■顔の軸を変化させないように
バックスイングの時と同様、ダウンスイングにおいても、
初期の段階で顔の軸を変化させずにダウンスイングを始動することが
大事になってきます。
ここで頭部の軸を右や左に傾けてしまうと、
インパクトに入るときの入射角に大きく影響が出てきます。
ここで言う入射角とは、地面にクラブが下りていくとき、
地面に入っていくときの角度のことを言います。
頭部の軸が右に傾いていると、入射角の角度が適正な角度よりも
鈍角に下りていくことになります。
そうするといわゆるトップやダフリが多くなります。
その逆に、頭部の軸が左に傾いていくと、クラブの入射角が鋭角になってきます。
そうすることでやはりこれもトップしたりする原因になります。
■スイングプレーンによるボールの弾道の変化
また、頭部の軸が右にずれると、クラブのダウンスイングが寝た状態、
いわゆるスイングプレーンがフラットな軌道になってしまいます。
そうすることで、軌道がずれてしまい、9ボールルールの
右方向にボールが行きやすくなります。
いわゆる9ボールルールでは右方向にボールが飛び出して、
ドロー

プッシュアウト

プッシュスライス
これらの弾道のいずれかになります。
一方、頭部の軸が左にずれると、クラブのダウンスイングが立った、
いわゆるスティープなダウンスイングの軌道になります。
そのため、9ボールルールの左方向にボールが飛び出しやすくなって、
プルフック

プル(引っ掛け)

フェード
これらのいずれかになります。
■「ビハインド・ザ・ボール」でのインパクトを迎えるために
いずれにしても、ダウンスイングの初期の段階で頭部の軸、
体の軸がずれる大きな原因の一つとして
「飛ばしたい」

「意識的にボールを高く打ちたい」
などの無駄な感情が入ってしまうことがあげられます。
そうしたことで不必要な力みから間違った動き、
いわゆるデスムーブを起こしやすくなります。
そのような不必要な動きを避けるためには、おしりの左のほっぺに壁を感じて、
壁があるようにクラブを下ろしてくることで、頭の軸がずれにくくなります。
いわゆる「ビハインド・ザ・ボール」の状態でインパクトを迎えるために、
この壁を感じることで頭部の軸が動かなくなります。
特にこの頭部の軸を動かしてしまうことはミスヒットや
曲がりにつながりやすいところです。
とにかく変えないように気をつけましょう。
次回も、ダウンスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

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ゴールからの逆算

2013.01.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「選択する」ということについてお伝えしたいと思います。
「人生とは選択の連続である」
なんだか固い話で始まってしまいましたが、
リラックスしてお読みください。

■どうしても選べない・・・
「人生とは選択の連続である」
人生や仕事だけではなく、ゴルフにもこれは当てはまります。
・どんなスイングを選ぶのか?

・どんな練習を続けるのか?

・どんな人とラウンドするのか?
こうしたことも全て選択です。
そして、今のスイングやスコアを作っているのも、
これまでの選択の連続から生まれたものです。
このことに異論はないと思います。
 
 
実際にゴルフの上達を考えてみると、
どれも選択しきれない、、、ということが結構あるのではないかと思います。
たとえば、多くのアマチュアゴルファーが迷うのが、
「どのゴルフ理論を信じればいいのか?」という点です。
ゴルフがうまくなりたいと思って、うまくなる方法を探していると、
本当に数多くのレッスン書、教材があることに気づきます。
あるいは、ゴルフの雑誌などを読んでいると、
たくさんのゴルフコーチがいることにも気づくでしょう。
どの書籍も、コーチも、いかにも
「苦労なく上達する」というような言葉を並べてきます。
その結果、こっちで上達しそうな話があれば、それに飛びつき。
あっちにうまくなりそうな話があれば、首を突っ込み。。。
■基準がなくても選択できる方法
あっちこっちと取り組んで、全部が身になればいいのですが、
そうなる可能性は限りなく低いですし、結局全部完了せず、中途半端なまま。
身を入れてやっていないために、結局上達には結びつかない。。。
こんな状態になってしまう可能性が高いです。
じゃあ、どれかを選択して集中すればいいのですが、
先ほども言ったように、何を信じればいいのか、
何を選ぶのかとなると、なかなか迷ってしまいますよね。
もし何らかの決定基準を持ってさえいれば、
それを使えばすぐに決められるかもしれません。
そういうときにオススメする方法が、
「カップの直前から順番に考えていって、
悔しい思いをしたものを優先して練習していく」
というものです。
どういうことかというと、、、
失敗したのがショートパットで、そこて悔しい思いをしたなら、
ショートパットの対策を徹底してやる。
ロングパットをワンパット圏内に全く寄せられなかったら、
ラインの読み方をもう一度確認して、ロングパットの精度を上げる。
グリーン周りのアプローチで「寄せワン」ができなかったら、
基本となる3つのアプローチをおさらいする。
・・・などなど。
この先であれば、たとえば50yのアプローチ、
100y前後のショット、ロングアイアン、フェアウェイウッド、、、
とうような順番で、優先順位をつけて選択していくのです。
■あえてそれ以外には手を付けない
大切なのは、カップの近くから振り返ること。
そして、ひとまずそれ以外のことには手を付けないでおくことです。
たったこれだけのことなんですが、
これをやるだけで、ゴルフの選択が相当うまくなります。
なぜなら、無理のない選択になるからです。
つまり、はじめから「ドライバー!」を優先にすえてしまうと、
スイングが乱れる可能性が高いです。
そうすると、他のクラブにも大きな影響を与えてしまいます。
しかし、カップの近くから選択していけば、
スイングの小さいものからになるので、
「やってみたけど余計悪くなった」
という最悪の事態を避けることができます。
そして、小さいスイングから作っていくことになりますので、
ビジネスゾーンの形成という点でもいいですね。
「エイヤっ!」で一つに絞るのは現実的に難しいのなら、
ビジネスゾーンの順序で決めていく。
実際、こうしたゴールからの逆算という考え方と、
ビジネスゾーンの考え方はとてもよく似ています。
もしあなたが何から始めればいいのかで迷っているのなら、
この選択方法を試して見ることをオススメします。

またメールします。
小原大二郎

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