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どうせ叶わない目標設定はやめましょう

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
私はよくレッスンをしている方に、
「自分なりの目標を設定しましょうね」とお伝えしています。
あなたもゴルフの目標を立てたことがあるかもしれません。
もしあれば、ちょっと思い出してみて下さい。

 
達成した方。おめでとうございます!
きっとあなたは7日間シングルプログラムを地道に実践した方です。
その調子でいきましょう。

 
一方達成できなかった方。残念です・・・
でも、それはきっと、あなたが悪いのではなく、
目標の立て方が悪かった可能性があります。
(たまに「目標の内容を覚えていない」という方もいますが(汗)
そういう人はこのメルマガの読者にはいないと思うので割愛します)

 
実は私も目標が達成できない性格でした。
だいたいの達成率、10~20%。
でも、目標設定の方法を変えた途端、毎回80%以上の目標は達成しています。
(100%の目標達成は確かに素晴らしいことですが、
それは目標そのものがが小さすぎる可能性が大です。
80%以上目標達成すれば良い、という基準が私には合っているようです。)
誰でもできる、ゴルフの目標達成の方法の秘訣をお伝えしましょう。
これはお仕事にも通用する話かもしれません。

 
■秘訣1 3ヶ月目標に変える
多くの人は1年間をスパンにして達成したい事を目標として設定します。
しかし! 1年後というのは、短いようで長いです。
その結果・・・
「目標達成のための行動は明日からにしよう」
を繰り返すうちに、目標を忘れるというパターンが起こってしまいます。

 
これを防ぐには、初めから目標は短期スパンで設定しましょう。
とはいえ1ヶ月とかだと短すぎるので、3ヶ月後の目標にしましょう。
「だったら1年後の目標を3ヶ月でコマ切れにすればいいじゃないか」
という意見もありそうですが、それだといつもの目標設定と変わりません。
1年後の目標は捨てる。
直近3ヶ月に集中してみましょう。
私のプロジェクトでも「3ヵ月後にベストスコア更新」と言っているのは、
このへんの理由もあるのです。

 
■秘訣2 コントロール可能な目標にする
目標といえば、「100を切る」「90を切る」「シングルになる」
みたいなことを書き出す人が多いです。
これはあまりよくありません。
なぜなら、100切り、90切り、シングルというのは
結果でしかないからです。
たまたま調子がよかっただけかもしれません。
ラウンド中、風が吹いていなかっただけかもしれません。
目標を達成できるかできないかは、
外の環境によって大きく左右されてしまいます。

 
なので、設定する目標は外部環境に左右されない、
あなたがコントロール可能な目標にしましょう。
例えば、
「100y以内のアプローチで5m以内に寄せる確率を50%まで上げる」
という場合であれば、
・練習場に行って100m、50mの看板をターゲットに50球ずつ練習する

・アプローチで低い球、高い球を打ち分ける練習を30球ずつ練習する

・実際のラウンドでの成功率をノートにつけておく
などなど。
「100y以内のアプローチ成功確率50%」
はOKとして、それを達成するためにどのような行動をするのか?
その行動そのものを目標にする、ということです。

 
■秘訣3 本当に達成したいのか?を改めて考える
目標を達成できない最大の理由は、
「その目標を本気で達成したい」と思っていないことです。
「100切り」「90切り」「シングル」
確かに達成できればいい。それは誰もが思います。
でも、本気で達成したいかと聞かれれば・・・?
実は、本音では、大して達成したいと思っていなかったりします。
実は今のままの方が居心地が良いと本音では思っています。

 
この理由はシンプルで、この目標が「借り物の目標」だからです。
雑誌やDVDで見た目標を自分のものと勘違いしているのです。

 
これは別の話ですが、サラリーマンへのアンケートで、
「欲しい年収は?」と聞くと、8割の人が「1000万円」と答えるそうです。
「欲しい月収は?」と聞くと、7割が「100万円」と答えるのだとか。
その目標がいいか悪いかは置いておいて、
7割、8割の人が全く同じ目標って、
よくよく考えてみれば、これっておかしくありませんか?
周囲の目とかそういうのは関係なく、
あなたが本当に心の底から欲しいものってなんでしょうか?
それがあなたのゴルフスコアであるなら、
実際はどれぐらいのスコアがたたき出せれば、
スコアを維持できれば十分でしょうか?
これを考えるときっと、全く違う答えが出てくるはずです。

 
どうしょうか? 以上、3つの観点で目標を作ってみてください。
そうすれば、3ヶ月後、今までとは全く違う成果が出ているはずです。

 
■一度「ダマされて」みてください・・・
で、達成したら、また3ヶ月目標を作成してください。
きっとまた、70~80%ぐらいは達成できます。
これを何度か繰り返すと・・・
目標を達成するクセがつきます。
今までは目標達成できない自分が普通ですが、
目標を達成し続けると、目標達成できる自分が普通になります。
そうすると、この3つのポイントを無視して、1年目標を立てようが、
行動に基づかない目標を立てようが、ガンガン達成できるようになります。
いわば、目標達成して当たり前になります。

 

そうなればシメタもの。
好きなように目標を立てて、好きなように叶えることが可能になります。
とりあえずお試しを。

 
「本当か?」と思われるかもしれません。
疑う気持ちはわかります。
でも、どうせ今回も「いつも通りの目標」を立てても、
叶わないか、最悪忘れることは目に見えています。
いつものとおりやれば、いつもの通りの結果しか出ないことは自明の理です。
なので、たった3ヶ月で結構です。
ダマされたと思ってやってみてください。
そして達成したら、ぜひ私にメールを下さい。
あなたの喜びの声を、お待ちしています!

 
またメールします。
小原大二郎

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本気の素振り

2012.12.04
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はちょっとレベルの高い話になるかもしれませんが、
気軽にお付き合い下さい。

あるところに、ゴルフのシングルを目指す二人の男性がいました。
WさんとTさん。

Wさんは商社にお勤めで、Tさんはメーカーで働いていました。

同じく40代後半。HCは同じく16ぐらい。
ゴルフの才能も現状のスキルもほとんど同じです。

しかし、違いがひとつありました。

 
Wさんは毎日家に帰ってから500回素振りをします。
もう一人のTさんは毎日50回素振りをします。

さて、ここで問題。
どちらが先にシングルになることができたでしょうか?

素振り500回のWさん?

・・・だとしたら、「いいからとりあえず素振りしろ!」で楽だったんですが。

しかし、往々にしてTさんのような50回の人の方が上達が早く、
先にシングルになってしまいます。
それはなぜでしょうか?

考える時間です

本当に考えてくださいね。

答えは・・・

50回のTさんは、1回1回考えながら素振りをしていたからです。

500回のWさんは漫然と、ただ500回振っているだけでした。

あなたもゴルフをやっていればわかるかもしれませんが、
1回1回しっかりとフォームをチェックして
本番を想定しながら素振りをしていると、50回でもクタクタになります。

500回なんて到底無理だということを。

 

うまくなる人、ならない人の違い

ここで質問。
あなたは一回一回の素振り、一球一球のボールを本気で打っているでしょうか?

一振りの素振り、スイングの先に、どんな目標を描いているでしょうか?

毎日500回素振りして、安心してしまっていないでしょうか?

残念ながらそれでは上達は難しいかもしれません。

うまくなっている人とうまくならない人の練習には
大きな違いがあることを、まず理解する必要があります。

 
もちろん大きな違いは練習時間です。

ツアープロであれば、過ごす時間の8~9割が練習で、
1~2割ぐらいが本番の試合でしょうか。

センスや才能に恵まれたプロですらそうなんですから、
アマチュアにとっては本気で素振りをすることの重要性は、
プロ以上ということになります。

これは当たり前のことですが、
アマチュアゴルファーは圧倒的に練習の時間が少ないのです。

 
ここまで読んでみると

「そんな、本気の素振りなんて、出来ない。無理だ」

と思ったかもしれませんね。

そもそも趣味でゴルフをやっている方がほとんどなのですから、
ゴルフ以外の時間にも、絶えずゴルフのことを考えるなんて無理でしょう。

 

本気の素振りは無理?

確かに、ゴルファーの大半の人が、本気の素振りなんてできません。

やろうと思っても、今忙しい仕事のことが頭に浮かんできたり、
家族に「もういい加減にやめたら」なんて言われながらなんですからね。

そこまで根をつめずに、ゴルフは楽しくやりたい。

あなたもそうではないでしょうか???

つまり、ほとんどの人にとって、
本番さながらの本気の練習は無理なのです。

それが本当に出来ていれば今頃、あなたはプロゴルファーです。

本番でもないのに、本番と同じ緊張感を持てる
そのこと自体が才能であり、天才の証だと思います。

 
では、私たちには本気の素振りができないのでしょうか?

そんなことはありません。
少し考え方を変えれば、本気の素振りは出来ます。

 

「アマチュアにとっての本気の素振りとは?」

それはたったひとつ。
本番のラウンドを本気の素振りの時間にすることです。

つまり、1~2割の練習の時間で勉強・練習したことを、
8~9割の本番の時間で実践してみる。

本番で得た結果を見て、それから改善していく、ということですね。

先ほどのWさんのように、考えずにいくら素振りしてもうまくなりません。

実際のラウンドでボールを打って、ボールが曲がった、ラフに入った、
バンカーから1打で出なかった、4パットしてしまった。。。

こうした結果を知って、次こそは、と思うから上達するのです。

一回のラウンドでうまくいかなかったとしても、
そこから問題点や改善点が10個以上得られたら、
それを一つひとつつぶしていく練習を普段からすればいいのです。

プロゴルファーですら100%完璧なラウンドなんて
絶対にありえないわけですから。

それだけで数倍、数十倍の収穫です。

うまくなる人は自分でゴルフノート(ゴルフログ)をつけている人も多いですね。

プロを目指す、そのための時間が限られているのなら別ですが、
ゴルフは生涯楽しめるスポーツです。

最終的にスコアがアップすればいいんですから。

 

結局は仮説と検証

「そんなあ、毎回ラウンドなんてお金も時間もないから無理だよ」
ということをおっしゃる方もいるかもしれませんね。

最近は平日でかなり安く回れるゴルフ場も増えてきましたが、
それも無理なら、練習場でもラウンドと同じようなことはできます。

たとえば、
「このショットは必ずあの50mの看板の左に寄せる」
「次に打つ球はわざと左に曲げて100mのところに落とす」
こんな小さなゲームを一球一球やりながら練習をすれば、
実践の場と限りなく近くなります。

一緒に練習に行く仲間がいれば、
こういう小さなゲームをポイント制にしてやるのです。
(お昼ご飯をかけてやったら、本気度も増しますね)

 
私たちがすべきなのは、実際のラウンド(またはそれに近い状況)で
仮説検証を繰り返していく事です。

ちなみに最近話題の公務員のマラソンランナーの川内選手は、
練習時間が圧倒的に少ないにも関わらず、非常に強い。

それは、毎週のように試合に出て、実践を練習にしているからだそうです。

練習の時間がないからこその苦肉の策です。
でも、実は、理にかなっていることがわかります。

 
あ、ここまで書くと、
血眼になってラウンドしてしまう人がいるかもしれませんが、
もちろんゴルフは楽しみながらが基本ですよ。

またメールします。

小原大二郎

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ゴルフでこんな間違いしてませんか?

2012.12.04
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

こんにちは、小原大二郎です。

先日、月に2回レッスンをしているKさんを教えていた時のことです。

Kさんは私が1年前からプライベートで教えている方で、
ハンディキャップ12。シングル目前でだいぶ上達しましたが、
忙しい仕事の中で、最近練習にも熱が入ってきています。

 『小原さん、実は先週から
  ちょっとスイングを変えてみたんですけど、どうですか・・・?』

自分がなかなかシングルになれないことに苛立ちを感じていたんでしょうか、
自分のスイングに納得がいっていなかったのでしょうか、
私のフィードバックが不足していたからなのでしょうか、不安そうに聞いてきました。

実際にPWでのスイングとショットを見せてもらいましたが、
スイングはポイントは押さえてあるので、決して悪くはありません。

でも、自分では納得がいかない。

なので、もう一度クラブを振ってもらって、
率直な感想を言いました。

やっぱり・・・

『そうですねぇー。多分、自分で自覚していると思うんですが、
 全体的にキレイに振っているんですけど、、、
 中身がないような気がするんですよね。。』

Kさんの「ガクッ!!やっぱりか」みたいな反応。

おそらくもう1年も僕から習っているわけだから、
言いたいことは伝わっているはずです。

それに多分、本人も、自分で気づいていたはずです。

キレイだけど、中身がない。これは何を意味するんでしょうか?

正直に言うと、これは世に出ていて、あなたも見ているような
雑誌やDVDに書いてあるスイングポジションばかりを意識しすぎている人
ほぼ全てに当てはまります。

これはゴルフを始めよう。うまくなろうと思った人が、
一番最初にやる間違いです。

一言で言えば、初心者にありがちなドツボですね。
ほとんどの人は、ゴルフの上達をキレイにスイングすればいいと考えています。

しかし、それは違います。

その間違いを克服すれば、あなたはゴルフで結果が出せるようになるでしょう。

しかし、その間違いを放置すれば、、、
あなたのスイングはただキレイなまま、スコアもよくならないままです。

キレイだけど中身がない

初心者に最もありがちな勘違い、
それは「キレイなスイングになりたい」です。

スイングというのは、キレイでなければならないと思っていること。
キレイに振ること、それがゴルフだと。

本当によくある間違いなんです。

さっきの「キレイだけど中身がない」というのはどういうことかというと、
雑誌とかに載っているプロのスイングをうわべだけマネして、
なんかキレイなんだけど、プロの持っているようなスゴみはない。

そのスイングを手に入れてその後どうしたいのかわからない、
という感じなんですね。(伝わってますか?)

練習場でキレイにクラブを振っている人を見てみてください。
キレイに振っているけど、練習場でキレイに振れているだけ、
という人は、素人が見てもわかります。
(そういう人に教わると、自分も上達しないので注意してくださいね)

おおまかに言えば、その決定的な原因は

 「情報不足」

なのです。

自分がそのスイングを手に入れてどうなりたいのかがわかっていないので、
形だけキレイなスイングでウマイと見せかけてしいます。

自分の目指す目標をキッチリと把握していれば、
その目標に到達するため、スコアをたたき出すための
自分のスイングを見につければいいんです。

練習場やラウンドで周りにキレイなスイングを見せ付けたいだけ
という目標を持っている人は別ですけどね。

キレイなスイングよりもずっとずっときたないスイングのほうが
シングルになれることだってあります。

要点は、「何を目指すか?」であって「どんなスイングがしたいか?」ではない。

そして、「何を目指すか?」ということを見極めるには、
自分のスイングが今どんな状態にあるのかを知って、
どんなスイングなら、目標に到達できるのかを考えることなんです。

「何を目指すか?」考えることをサボった結果が、キレイなスイングなのです。

あなたはこんな勘違いをしていませんか?

またメールします。

小原大二郎

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