From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
こんにちは、小原大二郎です。
先日、月に2回レッスンをしているKさんを教えていた時のことです。
Kさんは私が1年前からプライベートで教えている方で、
ハンディキャップ12。シングル目前でだいぶ上達しましたが、
忙しい仕事の中で、最近練習にも熱が入ってきています。
『小原さん、実は先週から
ちょっとスイングを変えてみたんですけど、どうですか・・・?』
自分がなかなかシングルになれないことに苛立ちを感じていたんでしょうか、
自分のスイングに納得がいっていなかったのでしょうか、
私のフィードバックが不足していたからなのでしょうか、不安そうに聞いてきました。
実際にPWでのスイングとショットを見せてもらいましたが、
スイングはポイントは押さえてあるので、決して悪くはありません。
でも、自分では納得がいかない。
なので、もう一度クラブを振ってもらって、
率直な感想を言いました。
やっぱり・・・
『そうですねぇー。多分、自分で自覚していると思うんですが、
全体的にキレイに振っているんですけど、、、
中身がないような気がするんですよね。。』
Kさんの「ガクッ!!やっぱりか」みたいな反応。
おそらくもう1年も僕から習っているわけだから、
言いたいことは伝わっているはずです。
それに多分、本人も、自分で気づいていたはずです。
キレイだけど、中身がない。これは何を意味するんでしょうか?
正直に言うと、これは世に出ていて、あなたも見ているような
雑誌やDVDに書いてあるスイングポジションばかりを意識しすぎている人
ほぼ全てに当てはまります。
これはゴルフを始めよう。うまくなろうと思った人が、
一番最初にやる間違いです。
一言で言えば、初心者にありがちなドツボですね。
ほとんどの人は、ゴルフの上達をキレイにスイングすればいいと考えています。
しかし、それは違います。
その間違いを克服すれば、あなたはゴルフで結果が出せるようになるでしょう。
しかし、その間違いを放置すれば、、、
あなたのスイングはただキレイなまま、スコアもよくならないままです。
キレイだけど中身がない
初心者に最もありがちな勘違い、
それは「キレイなスイングになりたい」です。
スイングというのは、キレイでなければならないと思っていること。
キレイに振ること、それがゴルフだと。
本当によくある間違いなんです。
さっきの「キレイだけど中身がない」というのはどういうことかというと、
雑誌とかに載っているプロのスイングをうわべだけマネして、
なんかキレイなんだけど、プロの持っているようなスゴみはない。
そのスイングを手に入れてその後どうしたいのかわからない、
という感じなんですね。(伝わってますか?)
練習場でキレイにクラブを振っている人を見てみてください。
キレイに振っているけど、練習場でキレイに振れているだけ、
という人は、素人が見てもわかります。
(そういう人に教わると、自分も上達しないので注意してくださいね)
おおまかに言えば、その決定的な原因は
「情報不足」
なのです。
自分がそのスイングを手に入れてどうなりたいのかがわかっていないので、
形だけキレイなスイングでウマイと見せかけてしいます。
自分の目指す目標をキッチリと把握していれば、
その目標に到達するため、スコアをたたき出すための
自分のスイングを見につければいいんです。
練習場やラウンドで周りにキレイなスイングを見せ付けたいだけ
という目標を持っている人は別ですけどね。
キレイなスイングよりもずっとずっときたないスイングのほうが
シングルになれることだってあります。
要点は、「何を目指すか?」であって「どんなスイングがしたいか?」ではない。
そして、「何を目指すか?」ということを見極めるには、
自分のスイングが今どんな状態にあるのかを知って、
どんなスイングなら、目標に到達できるのかを考えることなんです。
「何を目指すか?」考えることをサボった結果が、キレイなスイングなのです。
あなたはこんな勘違いをしていませんか?
またメールします。
小原大二郎
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