From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
さて今日は、あなたもおそらく知っているであろう
童話の「アリとキリギリス」についてお話したいと思います。
個人的にはこの話、ゴルフにも通じる話です。
「アリとキリギリス」は、イソップ童話のひとつで、
もともとは「アリとセミ」だったんだそうです。
ですがセミというのはヨーロッパの北のほうには
あまりなじみがない昆虫で、北に伝わるうちに
セミがキリギリスになったのだとか。
アリとキリギリスのお話については、
あなたもよく知っていると思いますが、、、
本当の原作は残酷な話だって、あなたは知ってましたか?
「アリとキリギリス」のあらすじ
この話はほとんどの人が知っていると思いますが、
一応おさらいをしておきましょう。。。
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夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、
キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごしました。
やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、
最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとしました。
しかしアリは
「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」
と食べ物を分けることを拒否して、
キリギリスは飢え死んでしまいました。
—–
もしかしたらあなたは
「アリはかわいそうに思って食べ物を分けてあげました。
その後のキリギリスは改心してよく働くようになりました」
という結末のほうをご存知かもしれませんが、
これは後の世代に改変されたものなんだとか。
キリギリスが死んでしまうのはあまりに残酷すぎる結末で、
後の人が話をソフトに変えたのかもしれませんね。
ゴルフの「アリ」「キリギリス」あなたはどっち?
この話を来て、あなたはゴルフでは
「アリ」「キリギリス」のどちらですか?
歩みは小さかったとしても、
一人でコツコツと練習を続けて上達をする「アリ」。
素質だけにモノを言わせて練習をしない「キリギリス」。
もちろん「アリ」のほうが後々いいのはもちろんなんですが。。。
実は素質がある人にとっては、
コツコツ練習が苦痛だったりするんですね。
よいゴルファーの中には、生まれつき大変優れた
身体能力を兼ね備えている人も、もちろんいます。
ですが運動センスを持って生まれた人いうのはむしろ、
思ったよりもゴルフにフラストレーションを感じてしまうんです。
なぜかというと、すぐにいい結果が出ないからです。
そしてゴルフを止めてしまって、
他のことをしようとする傾向があります。
一方、あまり才能がない人というのは、
自分がそうだということを自認しているので、謙虚です。
キリギリスさんのように即効性を期待せずに
忍耐強く練習することができます。
アリでもクラチャンになれる!
こんなことをいうとあまり信じてもらえないのですが、、、
あまり才能のない人であっても、
いいゴルファーになることは後の努力で可能です。
そんな忍耐強い練習によって、少しづつでも上達でき、
いつかクラブチャンピオンになる可能性だって十分にあるのです。
私は常々思っているのですが、
ゴルフは練習好きの人にとっては最高のゲームです。
PGA選手権の優勝者であり、ライダーカップの選手でもあった
ジェリー・バーバーはまちがいなく「アリ」のほうです。
バーバーは才能が特にあっただけではなく、
何時間も熱心に練習した人の代表的な例と言えます。
そのおかげもあってバーバーは1994年になんと77歳10カ月で
アメリカPGAツアーに出場し、その記録は最年長出場となっています。
そのバーバーは、いつか誰かに
「ラッキーだね」
と言われたのだそうです。その時に返した言葉が。
「その通りだ。私は練習すればするほどラッキーになる」
アリであることは、ゴルフにツキを呼びこむ。
私は常々そう思っています。
それでは、今日はこのへんで。