2022.08.25
From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「ゴルフバッグ、車に置きっぱなしはダメ!」
という話をさせていただきます。
あなたのゴルフバッグ、
もしかして車に置きっぱなしではありませんか?
それ、とても危険です。
今すぐ、やめてください。
車内積みっぱなしのゴルフクラブの危険性
ちょっと前のことになりますが、
このような記事がネットニュースにあがっていました。
少し長いですが、引用させていただきます。
(掲載期間終了により、引用先のリンクが切れていましたらご容赦ください。)
|絶対やめて…車内へ積みっぱなしのゴルフクラブに潜む“危険性”理解してる?
|7/11(月) e!Golf
|
|クラブに使われている接着剤は熱に弱い
|
|35度以上の猛暑日を超える地点が続々と出てきて、
|水不足や電力不足、熱中症などが例年よりも心配されています。
|そんな猛暑となることが予想される夏に気をつけなければいけないのは、
|ゴルフクラブの管理です。
|
|「玄関やリビングに置いておくと奥さんに怒られるから……」
|「うっかり忘れていて……」などの理由から、
|車内にキャディーバッグごとゴルフクラブを
|積みっぱなしにしているゴルファーは多いかもしれません。
|
|なんとなく、車内に積みっぱなしにするのは良くないということは
|知っているものの、具体的にどのような理由からそう言われているのか、
|説明できるゴルファーは少ないでしょう。
|
|レッスンプロの関浩太郎氏は、
|ゴルフクラブを車内に積みっぱなしにしてはいけない理由について、
|以下のように話します。
|
|「クラブは大まかに、『グリップ』『シャフト』『ホーゼル』『ヘッド』の
|4つのパーツからできていて、ホーゼルとシャフト、ヘッドとシャフトは
|接着剤でくっついています。この接着剤は衝撃に対して非常に強いですが、
|熱には弱い特性があります」
|
|「また、少量で強度のある接着剤を使用しているため、
|シャフトとヘッドの部分には、28~30ミリグラムほどの接着剤しか
|使用されていません」
|
|関氏は、車内へ積みっぱなしにしたゴルフクラブの危険性について
|言及しています。
|
|「2トン以上の衝撃には余裕で耐えられる一方、
|熱に弱い特性があるので、シャフトを交換するときに
|『ヒートガン』という強力なドライヤーのようなもので、
|15~30秒ほど熱すると、シャフトとヘッドはいとも簡単に抜けます」
|
|「つまり、真夏のトランクは外気温よりも高くなるので、
|接着剤が溶けてしまう可能性があります。
|接着剤が緩くなっているゴルフクラブでボールを打つと、
|ヘッド部分だけが分離して飛んでしまい、人に当たるなど
|取り返しのつかない事故になりかねません」
|
|このように、ゴルフクラブに使用されている接着剤は強度が強い反面、
|熱に弱い特性があるそうです。
|高温になりやすい車内に積みっぱなしにしていると、
|溶けてしまってクラブとヘッドが抜けてしまう危険性があります。
|
|最適な保管場所とは?
|
|キャディーバッグの保管場所について、
|関氏は以下のように話します。
|
|「直射日光や高温の場所に置かないのはもちろんですが、
|クラブのグリップには手の脂が付着しており、
|カビにとって絶好の繁殖場所になっているので、
|湿度の低い環境に置くことも大切です」
|
|キャディーバッグは、日陰で湿度が低く、
|風通しの良い場所に置くのが最適で、
|結露しやすい北側の壁際や台所、
|浴室の近くといった場所は避けたほうが無難と言えそうです。
|
|とはいえ、キャディーバッグが置けて湿度の管理までできる場所が
|自宅にある人のほうが少数かもしれません。
|そのため、除湿剤を置いたりこまめに換気を行うのが、
|現実的な対策となりそうです。
こうした危険性について、
この記事やテレビなどでご覧になったお客様から、
「これは見過ごすことのできない問題ではないか?」
というご意見が事務局の方にも届いていたそうです。
ご指摘いただき、どうもありがとうございます。
まず、記事にある内容については、
まさしくそのとおりだと思います。
昨今、子どもの車内放置については論外として、
ペットボトルの破裂や携帯の充電器の発火事故などが
ニュースになってきていました。
そうした事故のニュースを以前から見ていて
「ゴルフクラブも車内放置は危ないよな。。。」
と、自分はずっと思っていました。
やっとゴルフクラブのこともニュースなどで
最近ようやく報じられるようになったのかと思いました。
ヘッドの接着機能は100度で無くなる
実は前々から、自分はお客様たちには
「ゴルフクラブの放置は危険ですよ」
と再三お伝えしてきていました。
ご承知の通り、日本の夏の暑さは
年々ひどくなる一方です。
ゴルフクラブのヘッドとシャフトは
接着剤でくっついています。
摂氏100度でその接着機能がなくなります。
記事にもありますように、接着剤はヒートガンで外せますが
車の車内温度は100度には届かないまでも
それに近い温度になることはあります。
車内なら軽く50度ぐらい、ダッシュボードの上であれば、
70~80度ぐらいにはなります。
しかも最近、車種としていわゆる「セダン」が少なくなっていて、
セダンであればトランクの中に直射日光が入らないのですが
リア部分にも日光が入り温度が上がりやすい構造になっています。
そうした車種のニーズの変化も、
車内放置の危険性を増大させる原因になっていると考えます。
もちろん車内温度が50度になったからといって
ヒートガンのように熱がクラブの接合部に集中するわけではないのですが、
熱によって接着剤が溶ける危険性があることには変わりありません。
万が一、接着剤がちょっとでも溶けた状態で
ヘッドがすっぽ抜けてしまったら。。。
冗談抜きで、本当に危険です。
引用した記事にもありますように
車内への放置は、絶対に避けてください。
車内放置、実はクラブ以外の「危険」も…
記事の中では、クラブのグリップについても触れられていますが
グリップもゴムや樹脂ですので、熱による変形だけではなく
劣化を早めてしまう可能性があります。
また、ゴルフボールに関しても、
材質はウレタンゴムや樹脂です。
とはいえもちろん、ドロドロに溶けたりすることは
ないわけですが、ゴム素材ですので
熱が加わることはプラスにはなりません。
そしてキャディバックについて、さらに細かいことを言えば
素材は革、合成皮革、エナメルです。
ですのでこれについても、暑いところに置いてあると
劣化を早めてしまう可能性があります。
そして、これは劣化とは別の話ですが。。。
先ほどもお伝えしたように、最近の車はセダンではないために
外からゴルフバッグが載っていることが見えてしまっています。
金目のものが外から丸見えということは
長く載せていると盗難の危険性も高まるわけです。
実際、私のお客様の中にも
車に載せていたキャディバッグが盗難にあったという話も
お聞きしたことがあります。
ゴルファー保険は通常、練習場やゴルフ場で盗難があった場合に
適用されるものですが、車の中にずっと積みっぱなしだった場合、
ゴルファー保険はおりないはずです。
(車両保険の保障が適用になる場合はあります。
詳しくはご自身の保険の規約をご確認ください)
とはいえ、よくお客様からは
「家に置いておくと、妻から邪魔だと言われる」
といった話をお聞きすることはあります。
保険のおりるおりないにかかわりなく
車上荒らしなどに遭うリスクは出てきますので、
やはり車に積みっぱなしは避けましょう。
もちろん、自分もゴルフクラブは基本
車に置きっぱなしにはしていません。
せっかくの気に入ったクラブがなくなってしまうことのほうが、
何より最大の痛手ですので。。。
それでは、また次回。
徳嵩力一
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