From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
今回は、前回の「胴体を締める」に引き続き「ゆるみのない体」と題して、
さらに効果をプラスできる事について話をしてみたいと思います。
あ、今日は最後まで読んでくださった方に、ETGAよりプレゼントがあります。
お楽しみに!
まずはじめに、ガイドラインとして、、、
(1)お腹を凹ませる
(2)お腹と胸を締める
(3)おしりの穴をキュッと締める
(4)足の親指を上に上げる
(1)と(2)については、前回お話しした事になりますが、
今回は(3)(4)について、話をさせていただこうと思います。
おしりの穴をキュッと締める
たとえば歯磨きのチューブで、蓋を開けてギュッと握ると、
中身が飛び出しますね。
それと同じで、四方八方閉まっていないと、
どこか弱いところから中身が飛び出そうとしてしまいます。
とはいえ、体の中は歯磨き粉ほど流動的ではありませんので、
お腹をいっしょうけんめい凹め過ぎて、
お腹の中身が、おしりや口から飛び出してしまうようなことは無いのです(笑)。
とはいえ、できるだけ全体を締めて、
より強く体幹を安定化できるといいですね。そこで、、、
実はお腹と胸の他に、もう一箇所締めていただきたいところがあるんです。
それは、、、
「おしりの穴」
すなわち肛門ですね。
おしりの穴を締めるのは「骨盤底筋群」と呼ばれている筋肉達です。
ドローインなどでは腹横筋、腹斜筋、横隔膜でお腹を凹ませますが、
骨盤全体を安定化させるためには、骨盤の下側にある骨盤底筋群を収縮させると、
さらに効果的となります。
それを行う動きが、おしりの穴を締める動きなんですね。
これで、体幹となる胴体全体が四方八方引き締められて、
ゆるぎにくい最強の体幹が手にはいります。
習慣にする
またこのお尻の穴を締める動きには、追加効果があるんです。
骨盤底筋群は他の筋肉と同じように、加齢と共にその筋力は弱くなってきます。
そして、尿漏れなどの病理的症状が出てきたりしてしまうこともありますね。
そんな場合も、おしりの穴を締める動きは、症状の改善に効果があると言われています。
お尻の穴を締める動きはいつでもどこでもできますから、
思い出したらやるようにしてみてください。
電車の中でやっても、外からは見えませんので、大丈夫ですね。
ちなみにわたしは車通勤なんですが、
信号で止まると「お腹とおしりの穴を締める」というように決めてやっています。
不思議なものですが、
「いつでもできる」は、逆に「やらない」ということにもなりやすいのです。
ですから、やるタイミングを決めておいて、しっかり実行するようにしてください。
毎日の積み重ねが、健康としあわせを運んで来てくれます。
(おおげさ過ぎですかね。。。^^;)
足で地面を踏むという事
実は、ゆるみない体の使い方をするために、
是非とも頭に入れておいていただきたいことが、もう一つあるんです。それは、、、
「足で地面をしっかり踏む事」
です。
立っていれば、体重分、地面を踏めているとおっしゃる方もいます。
しかし、地面を踏むということは、もっと深い意味があるのです。
「え、深いって、でもちゃんと立っているんだからいいんじゃないか」
そんなふうに言われてしまうかもしれません。
もしそうなら、ジャンプする時をイメージしてください。
足の裏にはご自分の体重よりもより多くの力が加わります。
そこが、重要なんです。
立っている時よりも、何倍もの力がかかってくるんですね。
そうなると何が起きるのかと言いますと、ちゃんと足の裏で地面を踏めていないと、
地面からの力をうまく受け止められずに、ひどい場合だとぐらついたりしてしまいます。
そして、力が変な方向に逃げてしまったり、
短い時間に力を集中して地面に伝えることができなくなります。
その結果、高くジャンプしよとしていても、
高く上がることができなくなるという結果となります。
足指タオル引き寄せ
江連忠ゴルフアカデミーの飛ばし屋、5年連続ドラコンチャンプの
斎藤かおりの練習メニューの一つに「平均台乗りショット」があります。
これは、通常の平均台より少し幅が狭いコンクリートの台の上に乗って、
落ちないようにして、ドライバーでボールをかっ飛ばすというものです。
この練習によって、足の裏の正確な位置にパワーをかけ続けることが出来ます。
そのため、脚で発揮したエネルギーを余すところ無く地面、
この場合はコンクリートブロックの台ですが、
足の下にしっかり伝える事ができるようになります。
この練習をうまくこなせるためには、体にゆるみがないようにする必要があります。
そして、足の裏にもしっかり地面を踏みしめる安定性が必要となるんです。
足が踏めているかどうかは、外見ではわかりにくいのですが、
この平均台ショットをすれば、簡単に判定出来てしまいます。
この練習は幅5cm、高さ2cmぐらいの足幅が確保出来るぐらいの長さの板を使っても可能です。
ホームセンターでも売っていますのでやってみてください。
しかし、いくら正確に踏みつけようとしても、なかなか難しい場合もあります。
そのような時は、足の筋力が足りないかもしれません。
普段から裸足で走り回っていれば、足の筋力も発達してくれるんですが、
最近の生活では、だんだん弱体化するばかりです。
「いや、わたしは1日1万歩歩いている、だから問題ない」
そんなふうにおっしゃる方もあると思いますが、
ただ歩くだけでは、うまく鍛えられていない可能性があります。
最近は特に、性能のよい靴が横行?していて、足の裏への負担が激減しています。
そのため、たくさん歩いているつもりなのに、足はたいして鍛えられていないということがあるんです。
それでは、どうすればいいのでしようか?
ズバリ言って、これからお話するトレーニングをやってください。それは、、、
「足指タオル引き寄せ」
です。
やり方はとても単純で、タオルを敷いて、
端っこから足の指を使って引き寄せるだけです。
手ぬぐいぐらいのものでいいので、どんどん引き寄せてみてください。
床の素材によって、やりにくさは変わります。
どれぐらいの長さのタオルを何回やればいいかという数字はなかなか言えません。
敢えて言うのなら、
足の指がだるくなるぐらいまでやる、というぐらいでいいですね。
足の親指を上に上げる
しかし「なかなかトレーニングという部類のものはできなくて」
とおっしゃる方も多いかと思います。
ちょっと簡単にできる極意をお伝えしておこうと思います。
平均台ショットでは足の拇指球の少し後ろ側を中心に
台の上に乗るとやりやすくなります。
ということは、台の上でなくても、通常この拇指球の少し後ろを中心に、
地面を踏むことで、しっかり足と地面がエネルギーをやりとり出来るということになります。
ではそこで、拇指球の少し後ろに乗れるためにはどうすればいいのかと言いますと、、、
ズバリ「足の親指を上に上げる」だけでいいのです。
宮本武蔵の「五輪之書」に書いてあるのですが、
「つま先を少し受けてきびすを強く踏むべし。」とあります。
「つま先を受ける」とは、特に親指を上に曲げる動作。
「きびす」とは踵ですね。
足の指先に体重が乗らない様にすることで、拇指球でしっかり地面を踏むことができて、
踵側と合わせて足裏全体で踏みやすくなるのです。
また、能の世界では足裏三点荷重(拇指球、小指の付け根、踵)
ということが言われたりするそうです。
この場合、小指の付け根と踵は乗りやすいので、
拇指球にしっかり乗るようにすれば足裏三点荷重がうまくできるのですね。
これらのことからも言えるのですが、足の親指を上に曲げるようにして、
拇指球にしっかり乗るようにすることで、
・足裏3点ができて
・全体としてこの3点を結ぶ三角形の内側のどこにでも荷重しやすくなる
ということです。
要するに、パワーを伝える足裏の中心をコントロールできるということなのです。
荷重するポイントをコントロールしやすいということは、
狙ったところにしっかり荷重して、地面とエネルギーのやりとりが
やりやすくなるということですね。
地面をしっかり踏めると、スイング全体に締まりが出来てきます。
そうすれば、当然正確性がアップしたり、飛距離を伸ばしたりできます。
少なくとも、地面を踏めず体がぐらついていては、ボールを正確に打ちぬく事はできませんね。
今回は、次の2点についてお話させていただきました。
なんだか簡単そうですね。
でしたら、是非やってみてください(笑)。
(3)おしりの穴をキュッと締める
(4)足の親指を上に上げる
では、また。
追伸:
最後まで読んでくださった方に、ETGAよりプレゼントのお知らせです。
ETGA所属プロのサイン入りサンバイザーを、抽選で3名様にプレゼントします!
(江連忠2名様、堀奈津佳1名様限定)
下記よりご応募下さい。
https://asp.jcity.co.jp/FORM/?userid=winedge&formid=168
※応募は11/4(月)までとさせていただきます。
ご応募、お待ちしています!