2022.06.26
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「なぜ、SWでドライバーが飛距離UPするの?」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
私は体の動きが直接伝わるサンド・ウェッジが大好きです。
そして、サンド・ウェッジこそ
練習で使うと良いことばかりの優れものです。
どういうことか?
(続きはビデオにて)
なぜ、SWでドライバーが飛距離UPするの?
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
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練習にとっての利点
サンド・ウェッジの何が練習に良いのかというと、
その長さと重さです。
サンド・ウェッジはクラブの中でも一番短くて重いです。
短いということはヘッドが体に近いので
簡単にスイングできることは当然としても、
もうひとつ重要なのはシャフトがしなりにくいことです。
ドライバーなどの長いクラブは長くてしなやかなシャフトがしなって、
それがしなり戻ることでボールを遠くまで飛ばしてくれます。
しかし、サンド・ウェッジでの腰の高さ程度のショットでは、
シャフトはほとんど仕事をしてくれません。
ということは、サンド・ウェッジでは
体の動きがほぼ直接ヘッドに反映されることになります。
そのため、サンド・ウェッジで練習するほど
体の動きの問題もわかりやすくて修正しやすいです。
また、ロフトの小さなクラブほど、
ある程度のヘッドスピードを出さなければバックスピンでボールがあがらず
気持ち良くショットできません。
しかし、サンド・ウェッジではロフトが大きいことで
短い距離でヘッドスピードが遅くてもボールは上にあがってくれて、
小さな振り幅のショットを楽しく練習できます。
総重量が重い
そして、ゴルフのクラブは
シャフトの長さが短くなるほど総重量は重くなって、
どのクラブも同じように振れるようになっています。
サンド・ウェッジはクラブの中でも一番短いので、
その総重量は最も重くなっています。
そのため、下半身先行の動きに対してクラブが置いていかれる程度が大きくなり
体のしなりはより大きくしやすく、
ダウンスイングで上半身をしならせる動きをつくるのに最適です。
さらに、重いとトップから落ちる力が使え、
それだけ素早くインパクト面に乗れることでスイングは簡単になります。
そして、トップでシャフトが垂直になるぐらいの振り幅のショットで、
トップからグリップエンドを下に向かってクラブを落下させて振る動きは
ドライバーショットに直結します。
これらが私がサンド・ウェッジを大好きになった理由です。
そして、私の基本のショット練習では、
8割以上がサンド・ウェッジになっています。
私のサンド・ウェッジのスペック
そして、私のサンド・ウェッジは
ロフトが58度でバウンスは8度です。
結局、色々なロフトとバウンスを試した結果、
この数字のヘッドが大好きになりました。
サンド・ウェッジへの誤解
ところで、まさかサンド・ウェッジって、
バンカーとアプローチだけで使うものだと思っていませんか。
確かにクラブセットに入っているサンド・ウェッジは、
多少悪いスイングでもバウンスが砂に当たりやすいように
バウンスの角度は12度程度になっています。
しかし、正しくスイングするなら
バウンスは8度あればバンカーも問題なく出せます。
バンカーショットで12度の理由
通常のクラブセットに入っているサンド・ウェッジのバウンスは
だいたい12度で、ヘッドの下側に結構出ています。
これは、ダウンスイングで前腕を左に捻りながら
ヘッドを閉じる動きがあると、ヘッドが砂に入ってから
バウンスがドンドン出なくなることへの対処です。
左手のグリップがグリップの上で左にズレているウィークでは、
遠心力で左腕が引っ張られると内側へ捻れてヘッドは開きます。
そうなると、インパクトに向かって前腕を左に捻る
アームローテーションをしなければならなくなり、
ヘッドは砂に入ってからさらに閉じることになります。
それによって、砂に入りながらバウンスが減って
浮きにくくなります。
確かに、ラフや逆目のためにはバウンスは出ているほど、
ボールの手前から滑らせたときに
刺さりにくいなどのメリットはあります。
とはいえ、それでもバウンスは8度あれば
刺さりにくさと抜けの良さのバランスで、
上から打ち込むなどしないで正しくスイングしているなら最適です。
練習するならバウンスは8度
そして、練習するならバウンスは8度以下で、
ラウンドでも使うならまさに8度をオススメします。
正しくハンドファーストで
上半身のしなりがまだ残っている状態でインパクトするなら
バウンスは12度でも練習場のマットへの衝撃はほとんどないので大丈夫です。
しかし、リリースが早くすくい打ち傾向になっているほど
バウンスがマットに当たる衝撃は大きく、
気持ち悪いばかりか手首を痛めることにもなります。
練習用にバウンスが8度のウェッジを、
中古クラブで良いので手に入れましょう。
トップから落下できるほど良い
また、トップからできるだけ素早く落下できるほど良いです。
インパクトの面に早い段階で手元もヘッドも乗るほど、
スイングはシンプルで簡単になるからです。
インパクト近くでヘッドスピードが速くなるほど
インパクト面に乗せることは難しく、
その分ヘッドスピードをアップできなくなります。
トップからいきなり振りにいくと
手元は浮いてインパクト面に乗るタイミングは遅くなり、
がんばった割にヘッドスピードはあげられなくなります。
ダウンスイング序盤はヘッドをボールに向かって振るのではなく、
クラブを落下させながらグリップエンドを下に向かって
振るイメージにしましょう。
サンド・ウェッジをどんどん練習に使って、
理想のスイングを楽しく素早く手に入れましょう。
では、また。
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