カテゴリー別アーカイブ: テクニック

スイングへの影響大! ハンドファーストとハンドレート

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、前傾角度と同様、打つボールに大きな影響を与える
“ハンドファーストとハンドレート”
についてお話ししたいと思います。

 
■ノーマルの状態とはどんな状態か?
まず、手元の位置には、
・ ハンドファースト ⇒ 手元が目標方向側

・ ノーマル ⇒ 手元が左太ももの内側

・ ハンドレート ⇒ 手元が目標方向反対側
の3つの状態があります。
前傾角度と同様、アドレス時の手元に位置は
打つボールに与える影響度が大きいので重要です。

 
まず、ノーマルの状態というのは
目標方向にほんの少しクラブが傾いている状態です。
その傾きはドライバーからピッチングウェッジ、サンドウェッジまで、
クラブによって変わってきます。
クラブによって違うのですが、それぞれのクラブで手元の位置が
どのクラブでも「左太ももの内側に左手が来る」のが
正しい位置だと考えておいて下さい。

 
■ハンドファースト、ハンドレートの影響
ボールの位置はクラブによって変化しますが、
ノーマルで手元が「左太ももの内側」の位置に来るのは一定です。
この左太ももの位置よりも目標方向側に傾いている状態が
ハンドファーストと言われる状態です。
一方、手元の位置が左太ももよりも目標と反対側になっているのを
ハンドレートと言います。

 
以下、二つの手元の位置の一般的な傾向です。
◇(手元の位置)ハンドファースト

⇒ ロフトが立った状態になりやすい

⇒ 出球が低い弾道になりやすい

⇒ 飛距離は出るがフックしやすくなる(影響)

 

◇(手元の位置)ハンドレート

⇒ ロフトが寝た状態になりやすい

⇒ 出球が高い弾道になりやすい

⇒ 飛距離は出にくくスライスしやすい(影響)

 
ハンドファーストの場合、飛距離は出ますがフックしやすくなり、
ハンドレートだと飛距離が出ずにスライスしやすくなる傾向があります。
これは必ずそうなるというわけではありません。
他にも様々な要因がありますので、あくまで傾向として覚えておいて下さい。

 
■手元の位置の大元はグリップ
このハンドファーストかハンドレートかという話は、
実は元をたどればグリップが一定の影響を与えています。
正しくグリップをして、正しく前傾角度をしていれば
必然的に正しい手元に位置に来るのが普通です。
ハンドファーストだからグリップが自然とストロンググリップになってしまう、
という考え方もありますが、敢えて言うならグリップは原因で、
手元の位置が結果と言ったほうが正確です。

 
以前から私はグリップの重要性について細かくお伝えしていますが、
グリップのしかたがこうしたアドレス、スイングのパーツに
影響を与えるからです。
ストロンググリップの場合は自然とハンドファースト気味になり、
ウィークグリップの場合は自然とハンドレート気味になります。

 
ストロングに構えているのにハンドレートになる場合も
ないわけではありませんが少数派です。
ハンドレートな構えをしている場合、そもそも高く球が上がりやすいので、
力のないスライス系の球が弱々しく上に上がっていくような弾道を描くはずです。

 
以上、参考にしてみて下さい。
次回は、ハンドアップとハンドダウンについてお話ししたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

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アドレスの前傾角度に敏感ですか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回からアドレスについてお話をしていますが、
今日は多くのアマチュアが問題として抱えている
“前傾しすぎによるアドレスの悪い影響”
についてお話ししたいと思います。

 
■前傾しすぎ=フラットなスイング軌道に
前回、背中のラインとシャフトが直角ではなく、
身体が起きた状態(いわゆる「棒立ち」)になっていると、、、
◆背中とシャフトが作る角度が鈍角(棒立ち)

⇒ アップライトになりやすい(縦振り)

⇒ クラブがアウトサイドインの軌道を描きやすい

⇒ トップが出やすい / スライスしやすい
このような傾向が出るということをお話ししました。
アップライトなアドレスはアップライトなスイング起動を作り、
スライスボールを打つのに適したアドレスになるわけですね。

 
その逆に、前にかがみすぎ、
すなわち地面とクラブの作る角度が鋭角になっていると、、、
いわゆるシャフトが寝た状態の横振りになって
インサイドアウトのスイング軌道を描き、結果としてフックが出やすくなります。
また、数は少ないですが、適切な角度よりも傾けすぎるていることで、
ダフリやすくもなります。
◆背中とシャフトが作る角度が鋭角(前傾しすぎ)

⇒ フラットになりやすい(横振り)

⇒ クラブがインサイドアウトの軌道を描きやすい

⇒ ダフリが出やすい / フックしやすい
フラットなアドレスはフラットなスイング起動を作り、
フックボールを打つのに適したアドレスになると覚えておいてください。

 
■鏡で自分のアドレスをチェック
前傾角度が90度になっているかを確認するには、
鏡を確認しながら、自分でチェックをするのが一番よい方法です。
ボールを打つ方向とは逆側に鏡を置いて、
背中とシャフトが作る角度が90度になっているかを確認しましょう。
練習場で鏡のある打席で確認できればベストですが、
家にある姿見でもかまいません。

 
また、この前傾角度は必ず90度でなければならないということはありません。
実は私のスイングも意図的に90度よりも身体を少し起こした
前傾角度にしていますが、それはスライスボールを武器に
フェードヒッターとして戦っているからです。

 

 

プロゴルファーの中でもいろいろな打ち方をしている方はいますが、
90度を基準にして直角から大きく外れてしまうのはNGです。
好不調にかかわらず、私も常に前傾角度のアドレスのチェックは
極端に普段と違った前傾角度になっていないかのチェックを
日々行うようにしています。
完全に教科書通りにはならないとしても、
そこから大きく外れていないかどうかだけはチェックするようにしましょう。

 
■スイング中の前傾角度にも常に注意
この前傾角度は、スイング中にブレがないようにショットするのが原則です。
これについては多くの指導書にも書かれていますし、
知っている人も多いかもしれませんが、
ガイドラインとしてもう一度確認しておいて下さい。

 
アドレスの前傾角度をきちんと日々チェックしているかどうかは、
これから上達していく上でも、後々大きな差になってあわられてきます。
逆に言えば、スイング中に前傾角度を変えないようにと考えなくても
安定したスイングができるようになるのが理想ということです。
そのためにも、アドレス時の前傾角度の作り方がしっかりしていることが
その第一歩です。

 
90度の前傾角度を保つことで、体の感覚的には
「なんか変だな」
と感じることもあるかもしれません。
でもまずは、鏡に映った姿を信じてみるところから始めてみましょう。
そのうち、感覚のほうが後からついてくるはずです。

 
以上、参考にしてみて下さい。
次回は、ハンドファーストとハンドレートについてお話ししたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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理想の前傾角度とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日からアドレスについて、何回かにわたってお話ししていきます。
まずは、アドレスの中でも最も大切な要素である
“前傾角度”
についてお話ししたいと思います。

 
■正しいアドレス=正しい前傾角度が不可欠
正しいアドレスを作るには、正しい前傾角度を作ることが重要なポイントです。
前傾角度の基本として、股関節から前傾させます。
いわゆる骨盤から上半身を倒していくわけですが、
股関節から身体を前に傾けるようにして、
背中は姿勢良くそのままにしておくことが大切です。

 
教科書的に言えば、体の背骨とクラブのシャフトが直角に交わっているのが
理想の前傾角度の目安です。
背中のラインに対して、シャフトのラインが90度(直角)になるのが、
ノーマルの目安です。
別の言い方をすれば、ティーの後ろ側から見て、
腰のベルトのラインとシャフトのラインが一直線上になっていればよいとも言えます。
多少の誤差はありますが、これも目安となる見方の一つです。

 
以下、簡単に前傾角度の3つのタイプをまとめます。
◆背中のラインとシャフトが鈍角(いわゆる「棒立ち」状態)
⇒アップライトなスイング

◆背中のラインとシャフトが直角(理想の前傾角度)
⇒オンプレーンスイング

◆背中のラインとシャフトが鋭角(前傾しすぎ)
⇒フラットなスイング
ただし、その人によって身体の柔軟性が違いますので注意してください。
身体の硬い人が無理をした前傾姿勢を取ると、
ロボットのような苦しいアドレスになってしまいます。

 
■正しい前傾角度がキープできていないと・・・
90度の前傾姿勢からほんの少し外れてしまっても、
常にその前傾角度にブレがないようにして、
自分にとっての「いい姿勢」を保つことが大切です。
では、この前傾角度がキープできていない場合、
どのような問題があるのでしょうか?

 
一番大きな問題は、スイングの軌道、
すなわち「スイングプレーン」がゆがむという点です。
スイング中にクラブヘッドが描いてできる面のことを
「スイングプレーン」と言います。
スイングプレーンがゆがんでいると、
ボールの飛び出し方向や球筋に大きく影響を及ぼします。
アドレスで前傾姿勢をとった時点で、
すでに基準となるスイングプレーンが決まってしまうのです。

 
■棒立ちアドレスの悪影響
背中のラインとシャフトが直角ではなく、
身体が起きた状態(いわゆる「棒立ち」)になっていると、
背中とシャフトが作る角度が鈍角(90度以上)になります。
そうすると以下のような傾向が出てきます。
◆背中とシャフトが作る角度が鈍角(棒立ち)

⇒ アップライトになりやすい(縦振り)

⇒ クラブがアウトサイドインの軌道を描きやすい

⇒ トップが出やすい / スライスしやすい
棒立ちのアドレスになっていると、
縦振りになってアウトサイドインのスイング軌道を描き、
結果としてスライスが出やすくなります。

 
もちろん、どの人にも必ずこのような傾向が出るとは限りません。
ですが、アップライトなアドレスはアップライトなスイング起動を作り、
スライスボールを打つのに適したアドレスになる。
このように覚えておきましょう。

 
以上、参考にしてみて下さい。
次回は、前傾しすぎのアドレスの悪い影響についてお話ししたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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スクエアじゃないんですけど…

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はグリップについて、
“スクエアでなければいけないのか?”
についてお話ししたいと思います。

 
今までグリップのことを書いてきましたが、
よくお客様から質問でいただくのが、
「グリップはスクエアじゃないといけないんですか?」
というものなんですが。。。

 
■グリップがヘンテコで100切り、90切りは無理
今までさんざんこのメールでグリップのことを書いてきたので、
グリップというものがいかに大切かということがわかったと思います。
ストロング、ウィーク、スクエア・・・
この三つのグリップを、自分の身体を考慮してどこに持っていくか、
どういうスタイル、意識で練習していくかを考える必要があります。

 
繰り返しになりますが、100切りを目指す初心者のゴルファーにとって、
グリップはとても大事です。
極端なことを言うと、グリップがあまりにヘンテコだったとしたら、
スコア80台に行くことはまずできないと思っていただいて結構です。
初めから正しい位置で持てていない人、我流でやってきた人、
あまりに極端な持ち方をしている人は、
やはり1からグリップを作り直したほうがいいでしょう。

 
また、スコア80台ぐらいの人で、
「スイングはいいけど何かうまくいっていない・・・」
というのでしたら、それはたいていの場合、
グリップを多少見直すことで改善することが少なくありません。
今までお伝えしたことをヒントに、
自分なりのグリップのポジションを確認してみることをオススメします。

 
■グリップはすでに形作られている
グリップというものは、
あなたがゴルフクラブを握り始めた時から形作られていきます。
ですので、極端な言い方をすれば、もう気づいた時には
始めた頃の完全な「ゼロ」の状態には戻ることはできないのです。

 
でももし、あなたが極端なグリップの持ち方をしていたとしても、、、
大丈夫です。安心してください。
グリップにはストロング、スクエア、ウィークという体系はありますが、
教科書的な「スクエア」というのは他の人と比較してのものでしかありません。

 
あくまで大切なのは、自分に合った「自分なりのスクエア」を身につけること。
女性の方、肩周り、身体が硬い人にとって、
教科書的なノーマルなスクエアが最適とは言えないかもしれません。

 
あくまでも教科書的に書くと、
スクエアが正統派であるかのようにお伝えしてしまうのですが、、、
あくまでも「あなたなりのスクエア」がゴールです。
それを決めるのは、あなたの柔軟性と筋力、そして求める球筋です。
必ずしも形にこだわる必要はありません。

 
■最終的には「あなたなりのスクエア」が目標
あなたの身体に合ったグリップが、あなたのとってのスクエアと言えるのです。
ストロング、スクエア、ウィークの体系の中に、
今のあなたに合ったベストポジションが必ずあるということを信じてください。

 
そして、その最適なグリップポジションは
すぐにパッと見つけられるものではありません。
少なくともそのグリップの位置を1~2ヶ月は試してみて、
自分のフィット感を確かめた上で判断をしましょう。
その場合、スイングのことが分かっているプロのアドバイスを
受けるようにするとやはり万全です。

 
またメールします。
小原大二郎

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スライスとグリップの関係とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はグリップに関連して、
“ボールが曲がることとグリップの関係”
についてお話しします。

 
ここまで読んでいただいても分かるように、
極端に左や右に曲がる人は、もともとグリップに問題あることが多いのです。
そのことについて、お話ししたいと思います。

 
■そのグリップ、本当にスクエアですか?
私がグリップについてレッスンでアドバイスさせていただくと、
「最初に練習するサンドウェッジやピッチングウェッジで
いつもどおりのグリップで握れているかどうかを確認しましょう」
とアドバイスしています。

 
特にスライスに悩んでいる人は、本人は「スクエア」で
握っているつもりでも、その人の身体的特徴によって、
結果として「ウィーク」に持ってしまっている可能性があるのです。
そういう人はストロング気味に持ったほうがいいですし、
逆に左に行く人は今よりもほんの少しだけウィーク気味に持つだけで、
スライスが止まることもあります。
こうしたちょっとした手当てのほうが
曲がりを止めようとするより継続性がある場合もあります。

 
グリップというのは、身体が自分の慣れた一番初めになれた形に
戻ろうとするので、そのつと確認したほうがよいでしょう。
グリップを確認するクラブはドライバーでもかまいませんが、
その日最初に練習するクラブ、具体的にはサンドウェッジや
ピッチングウェッジで確認するのがスムーズだと思います。

 
ラウンドの前であれば、
ますは朝の練習場で打つときにグリップをチェックします。
この時に鏡があれば理想ですが、なければ左手のこぶしを見て、
こぶしが何個見えているかを確認します。
そして、その日の出球がいつもと違うということはないかを確かめましょう。

 
■親指と人差し指が作るラインの確認も忘れずに
もう一つ、大切なグリップのチェックポイントとして、
どのグリップを選択したとしても、左右のラインを平行になっているかどうかを
確認する必要があります。
この確認には、親指と人差し指が作るしわを見るとわかります。
たとえば、左手の親指と人差し指のしわがちゃんと右肩の方向を向いているのに、
右手が自分のあごを向いているなど、左右のラインが崩れていると、
結果的にスイングのフェースの向きを狂わせる原因になります。
このようになってしまう原因としては、
どちらかの手に力が入りすぎていることが考えられます。

 
具体例としては、右に力が入りすぎると右肩が上に上がって、
左右の平行が崩れますし、左に力が入りすぎると、
左手だけが自然とストロンググリップに近い形になってきます。
右に力が入りすぎていると右に曲がりやすいスライスのグリップになりますし、
左に力が入っているとフックが出やすくなります。
ですから、どのグリップを選択したとしても、
親指と人差し指が作るしわを確認して、左右並行に持つことを忘れないでください。

 
■力が入っていないかどうかも確認
まずはご自身で確認して、平行になっていないときは、
どちらかの手に力が入っていないかを確かめてみることをオススメします。
また、昔のレッスン指導書には「雑巾を絞るようにグリップをする」
とよく書いてあったものですが、この言い方を真に受けて、
左右のラインがクロスしたような形になっていることがあります。

 
スクエアグリップであれ、ストロンググリップであれ、
左右が並行になっていることが基本です。
プロにも「癖のあるグリップ」をしている人は多々いますが、
左右のラインが平行になっていない人はいないと思います。
プロの真似はできないとしても、
プロでもやらないようなことをやらないほうが無難です。

 
左右の腕のラインを平行になっているかどうかを確認してはじめて、
ボールを打つ準備ができたと言えます。
簡単にできるので、練習の前やラウンドの前に必ず確認するようにしましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

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左手のグリッププレッシャーを整える方法

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は前回に引き続き、グリップの強さについてです。
両手の握りの強さを整えるには、左手を強化したほうがいいことは
この前のメールでお話ししました。
今日は
“左手のグリッププレッシャーを整える方法”
についてお伝えしたいと思います。

 

■握る強さを整える「片手打ち」
前回グリップについてお話しした時、左手を強化して
握る力を右手に近づけていくのが理想だとお話ししました。

 
そのための練習として一番適しているのが
「片手打ち」
の練習です。

 
この片手打ちトレーニングによって
左右の握力のバランスが取れてくることはもちろんなのですが、、、
それに加えて、クラブをコントロールしやすい打ち方を
片手打ちによって身体で感じることができるようになるのです。
そういった意味でも、片手打ちの練習はとても重要です。

 
理想は右手左手で50球ずつ練習してみて欲しいですが、
まずは一日に10~20球ぐらいの片手打ちやってみることをオススメします。
本気でスコア80台やシングルを目指すような方なら、
ハードですが片手ごとに100球ずつ、
30yぐらいの飛距離を目指してやってもおかしくないです。
また、この片手打ちの練習は、飛ばないボールを使って
室内にマットを敷いて練習をするだけでも効果があります。
これなら冬場や真夏にも室内でできるので、
ぜひ実践してみてください。
※なお、片手打ちはやりすぎると腱鞘炎になる恐れがあります。
ご自身のペースに合わせて注意しながらやってくださいね。

 

 

■若い身体を維持して楽しくゴルフを
年齢を重ねると握力がなくなってくるというのはある程度仕方のないことです。
しかし、あくまでご自身の身体と相談ですが、
筋力は鉄アレイなどを使って鍛えることができますし、
野球のバットで素振りをするだけでも握力や腹筋、背筋が鍛えられます。
あまり腰の悪い人にはムリを言うことはできませんが、
自分の身体を壊さない程度に鍛えることは大切です。

 
どんなスポーツでもそうですが、
ストイックに自分を追い込むことで上達できるというのは真実です。
最近ではゴルフ用の素振り用バットなども販売しています。
余裕があれば、こうしたバットぐらいは買ってもいいと思います。
最初は10~20回ぐらいの素振りから始めて、
最終的には20回×5セットぐらいを目標にやってみましょう。
※もちろん、この素振りもやりすぎると身体を壊すことがあります。
ご自身の身体とご相談の上、注意しながらやってくださいね。

 
■ゴルフの継続が健康のきっかけに
少し厳しいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、
こうした努力も、要は自分がどのレベルになりたいのかという
「覚悟」
の問題になります。
60代以上のアマチュアゴルファーで、そこまで自分を追い込める人は
そうそういないと思いますが、上達を目指すのなら
そうしたことも頭に入れて練習をしてみてください。

 
指導する立場としては、生徒さんにはうまくなりたいという
向上心を常に持っていて欲しいと同時に、
ゴルフという素晴らしいスポーツを生涯楽しんで欲しいと思います。
一日数分、ちょっとしたストレッチを続けるだけでも、
ゴルフだけではなくあなたの若い身体を維持することにもつながります。

 
ゴルフは他のスポーツと違って一生涯楽しめるスポーツです。
向上心を持って取り組むことで健康を維持し、
楽しいゴルフライフを送っていただきたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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適切なグリッププレッシャーとは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は前回のグリップに関連して、
“適切なグリッププレッシャー”
についてお話ししたいと思います。
ここまでウィーク、スクエア、ストロングの各グリップについて
お話ししてきましたが、そのグリップを握る強さ、力の入れ加減は
どうすればよいのでしょうか?

 
■理想は左右10本の指を同じ強さに
結論から簡単に先に言ってしまうと、、、
どの指が強い、どの指が弱いではなく、
グリップの左右の手10本の指を同じ強さに握るのが理想です。
特に左手をしっかり持つ意識をするとスイングのバランスはよくなります。
特に左の中指、薬指、小指の力が弱くなりがちなので、
この3本の指についてはしっかり持つ、その3本を力入れなさい、
という指導をすることがあります。

 
左手、左手とよく言われるのは、右利きの場合は左手の握力が弱いからです。
10本すべての指をバランスよく握ることで、
スイング中のフェース面が安定してきます。
全ての指の力が安定しない、右と左の強さのバランスが崩れると
ボールが曲がりやすくなります。
具体的には、主に右手に力が入りすぎるとフェースの向きが崩れて、
ボールが左に曲がりやすくなります。
逆に左手が強くなりすぎると、右に曲がる原因を作りやすくなります。

 
これは全ての場合において言えることではありませんが、
そのような球筋になる可能性を作りやすいということです。
全体的な握りの強さとしては、
よくフルパワーの握力の10 分の4ぐらいで握れと言われます。
ですが感覚として、男性なら握力の10 分の3ぐらい、
女性なら10 分の5ぐらいにするのが理想でしょう。

 
■握る強さを整える「片手打ち」
「インパクトの瞬間にグリップを強く握る」
といったことをプロゴルファーが言っているのを
もしかしたらあなたも聞いたことがあるかもしれません。
ですが、グリップはスイングの初めから終わりまで、
同じ握力で握る意識でいいと思います。

 
もちろん、筋電計などで計れば、
インパクトの瞬間により強く握っていたりすることもあるかもしれません。
ですがそれはどちらかというと「主観的な感覚」に近いもので、
フィニッシュまでは変わらないグリップの強さで
握っておいがほうがいいようです。
それよりもグリップを強く握りすぎることによる
弊害のほうが大きいので、気をつけましょう。

 
逆に「右手の力を入れない」ということを言うレッスンプロもいますが、
むしろ左手を強化して、握る力を右手に近づけていくのが理想です。

 
左手を強化するための練習方法については、
また次回にお話ししたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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スイングとグリップの関係を考えたことはありますか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は前回に引き続き
“スイングとグリップの関係”
について、より突っ込んでお話しします。
聞いたことのある話も、聞いたことのない話もあるでしょうが、
このことを知っているのとそうでないのとでは、
今後のゴルフに対する考え方に大きな差を生むと思います。
知っている方は、復習するつもりで、
今まで気にしたことがない人は、注意深く読んでみて下さいね。

 
■人間の身体は初めに身につけたことを記憶している
グリップとスイングの関係については、
知っている人は知っているけれども、知らない人は全く知らない…
というような内容だと思います。
たとえば、まだ100を切ったことのないゴルファーであれば、
グリップのことをここまでは考えずに
ただ何となくクラブを振っているかもしれません。

 
ですが、何度も申し上げているように、
グリップはスイングを作り上げていく上でも最重要ポイントです。
常に自分のグリップをチェックし、試行錯誤していく必要があります。

 
ちなみに、私がスクエアグリップを薦めているのは、
のちのちドロー系、フェード系のどちらにもいける、
という利点があるからです。
私自身の話で恐縮ですが、私の今のグリップはスクエアグリップです。
少し細かく言うと、少しストロングよりのスクエア、
と言ったほうがいいかもしれませんが。

 
しかし、放っておくと知らない間に
ストロング寄りのグリップになっていることがあります。
そうした時には、左に少しひっかけ気味の球が出たりしますが、
調子が悪いときはストロング気味になっていることがほとんどです。
「あれ、おかしいな」と思って確かめてみると、
実際にストロング気味になっています。
ここでは「知らない間に」とは言いましたが、
いつものことなので本人も薄々気づいているのですが・・・

 
今ではこうした微妙な変化にもすぐに気づけるようになりましたが、
これはきっと、初めの頃にストロンググリップで
練習していたからで、知らない間になってしまうのです。
もちろん、日々の練習でそうならないようにしているのですが、
人間の体というのは、始めに覚えたことをよく覚えているようです。

 
■基本はスクエア。あとは身体の腕力や柔軟性を考慮
私もストロングからスクエアにグリップを変えた人間なので、
あなたにもきちんとお伝えしたいのですが、、、
自分のグリップを変える時に一番気を付けなければいけないのは、
身体の特徴や身体能力を加味してスタイルを決めるということです。

 
ただ、一般的なアマチュアというのは肩周り、肩甲骨周りの柔軟性、
腕の力、体幹の力がプロほどには備わっていません。
そうするとやはり、腕力がないゴルファーに適している
ストロンググリップで持ったほうがゴルフを覚えやすい。
確かにそれは事実です。

 
しかし、先ほども述べたように、ストロンググリップで
クラブを持つことによるデメリットもあります。
では、プロにしろアマチュアにしろ、上手くいっているゴルファーは
どのようなスイングを身につけているのでしょうか?

 
■自分の身体特徴や能力を加味して
実は、上手くいっているゴルファーというのは
自分の身体能力を考慮しつつグリップを選択し、
そのグリップのウィークポイントを補うスイングをしているのです。

 
たとえば、ウィークグリップのプロゴルファーというのは、
インサイドアウトでフェースのターンを使う打ち方で、
フックしやすい打ち方をしています。
その反対にストロンググリップのプロというのは、
左に引っ掛けやすいストロンググリップですが、
少しアウトサイドインに振って、同時に手を返さないように打っています。
そのため、フックになりません。
繰り返しになりますが、アマチュアはなるべく複雑に考えずに、
スクエアに真っ直ぐ持って真っ直ぐ打つほうがいいと思います。

 
ですが、体の小さいプロゴルファーたちがそうしているように、
身体能力を考慮しつつグリップを選択するという道があることも事実です。
もしあなたが、、、
「アマチュアで、かつ100切り、90切りを目指している」

「柔軟性が人並み、筋力が人並み」
のであれば、スクエアグリップを選択したほうが無難です。

 
一方、
「ちょっと柔軟性にも筋力にも自信がない」
そんな人は、ストロンググリップを選択することも可能です。

 
先にも述べたように、基本的にアマチュアでウィークグリップが
合う人ような人はほとんどいません。
ウィークグリップに慣れてしまったまま、スコア90を切るようになって、
他の打ち方ができないのならともかく、
初めからウィークグリップを目指すのはあまりオススメできません。
特に100を切れていないぐらいの人は、
ウィークグリップを選択することはしないで下さい。

 
グリップとスイングの関係。
知っている人は知っているけれども、知らない人は全く知らない…
ただ、知っておけば何かの助けになるので、
心にとめておいてくださいね。

 
またメールします。
小原大二郎

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ストロンググリップ・ウィークグリップの誤解

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
先日、グリップについて少しお話しましたが、
今日は意外と多くの人が勘違いしている
“グリップに対する誤解”
についてお話ししたいと思います。

 
■ストロング=ドロー、ウィーク=フェード?
まず、もしあなたがスクエアグリップではなく
ストロンググリップやウィークグリップを選択するなら、
それは今後目指していく球筋が変わることを意味します。
そこで大切なのは、
今後自分が打ちたい球筋がどんなものかという点です。

 
アマチュアゴルファーの方の中には
「ストロンググリップはフックが出やすい=ドロー系のボールが打ちやすい」

「ウィークグリップはスライスが出やすい=フェード系のボールが打ちやすい」
と思っている人がいらっしゃいます。

 
しかし、これは大きな誤解です。

 
むしろ全く逆で、
・ストロンググリップはフェード系のボールが打ちやすい

・ウィークグリップはドロー系のボールが打ちやすい
というのが正しいです。

 
■カギは手首のローテーション
どういうことか、簡単に説明しますね。
ストロンググリップの場合、左手の影響でもともとフェースが
左に向きやすい状態になっています。
そのため、それ以上左に行かないように、
自然に手首のローテーションを使わない打ち方になっていきます。

 
もしストロンググリップで腕をつかうスイングをすると、
とんでもないフックになってしまいます。
そのため、必然的に腕を使わない、ローテーションを使わない動きになります。
その打ち方が結果的にフェードボールの身体の動きになり、
フェードボールが持ち球になるというわけです。

 
ウィークグリップの場合は、その逆です。
フェースが右に向きやすい状態ですから、
右に行かないように手首のローテーションを使って、
少し左に行かせるボールの捕らえ方をするようになります。
そのことで必然的にドローが打ちやすくなるのです。

 
要するに、どちらのグリップもプラスマイナスゼロの打ち方をすることで、
フェードボール、ドローボールの打ち方になり、
それがゴルファーの持ち球になるというわけです。

 
■持ち球をドローにするか? フェードにするか?
このように、ストロングやウィークを選択した場合、
どちらもまっすぐなボールが打ちにくくなるので、
意図的に曲げたボールがその人の「持ち球」になります。
◆ ストレートボール : スクエアグリップ

◆ フェードボール : ストロンググリップ

◆ ドローボール : ウィークグリップ
したがって、まずは自分がどういう球を打ちたいのかを決めましょう。

 
たいていの場合、球筋がウィークの人はドローボール、
ストロングの人はフェードボールを持ち球にしています。
ドロー系、フェード系のどちらのボールを打ちたいか、
ということですが、これについては好みでかまいません。

 
ただし、一度選んだらその方針をしばらく変えないようにしましょう。
一番良くないのは、確固たる方針のないまま、あっちにこっちにと
グリップのマイナーチェンジをくり返してしまうことです。

 
■グリップとスイングは一体
球筋は好みで決めてもいいのですが、
その後でボールを曲げる練習をする必要があります。
練習をしていくうちに「右曲がりの方が打ちやすいな」
「左曲がりの方がいいな」というのが出てくるはずなので、
それをあなたの持ち球として練習をしていきましょう。

 
ストロンググリップであれば、フェードボールのほうが
ボールコントロールしやすくなります
そのため
「スコアの安定を考えてフェードを持ち球にしよう」
ということになります。

 
一方、ドローボールを目指している人がストロンググリップに
変えたりすると、球が暴れ出します。
これはスイングを変えないでグリップだけを変えると
大変なことになるという例です。
もし自分が目指す球筋を考えてスイングをするのなら、
グリップチェンジをする必要もあります。

 
かといって、たとえばウィークの人が
いきなり真逆のストロングに変えるのは大変な作業です。
そのような場合は、スクエアに近づけていくような
小さいグリップチェンジの中で、自分の理想の出球を探ることになります。

 
今日の話もとても地味だったかもしれませんが、
自分のゴルフを決定付けるとても重要な要素なので、
頭に入れておいて損はないと思います。
またメールします。
小原大二郎

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ゴルファー人生を決定する3つのグリップ

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、ちょっと原点に帰って、
“グリップ”
についてお話ししたいと思います。

 
■ゴルファー人生を決定する3つのグリップ
ご存知の通り、グリップには
・ストロンググリップ

・スクエアグリップ、

・ウィークグリップ
の3つがあります。

 
いつもお伝えしていることですが、グリップはクラブと自分との
「接点」であり、ゴルフで最も重要なものです。
大げさな言い方かもしれませんが、
自分に合ったグリップを正しく握れるようになるだけで、
10年はかかると言っても言い過ぎではないかもしれません。
それぐらい、グリップというのは奥深いものです。

 
自己流である程度やっている人、あるいはコーチによっては
ストロングやウィークを勧める人がいますが、
グリップの選択によって、その後のゴルフ人生が大きく変わってしまいます。

 
■どのグリップを選択するべきか?
賛否両論はあるかもしれませんが、
基本、私がアマチュアのみなさんにオススメしているのは
「スクエアグリップ」です。
しかし、このように言うと、
「えっ、だって、あの●●プロはストロンググリップじゃないですか…」

「でも、ウィークグリップの▲▲プロみたいに打ちたいんです!」
と言う人がいらっしゃいます。

 
基本的に、ゴルフグリップには
「必ずこのグリップでなければならない」
というものはありません。
ストロング(フック)グリップにはストロングのよさがありますし、
ウィーク(スライス)グリップにもそのよさがあります。

 
■ウィークグリップがフィットする人はまれ
この3つのグリップについてはいろいろ言われていますが、
私の考えでは、アマチュアの方でウィークグリップが適している方
というのは基本的にいないと思っていただいて結構です。

 
ですが中には、
「ずっと自己流でやってきて、ウィークグリップに慣れてしまっている…」
という人も、まれにですがいらっしゃいます。
そのような場合には、ウィークグリップをベースにして
グリップを作っていく指導をすることはあります。
ただし、そうしたケースはごくごくまれです。
先ほども申し上げたように、初心者ゴルファー、
たとえばスコアで言えば100を切れていないようなゴルファーの方で、
ウィークグリップにしたほうがいい方はほとんどいないと思います。

 
■各グリップのメリットとデメリット
私は究極的にはオールスクエアなスイングを目指すのが
やはり理想だと思っているので、スクエアグリップをオススメしています。
しかし、ストロンググリップ、ウィークグリップにも
それなりに利点があるのは確かです。
人によってはウィークグリップやストロンググリップの長所を
生かしていくほうが合っているという人もいます。

 

 

以下に、ストロンググリップとウィークグリップ、
2つのグリップのメリットとデメリットについて簡単に記しておきますね。
◆ストロンググリップのメリット
・スライスしにくい
・フェード系のボールが打ちやすい
・腕力や柔軟性がない人に適している
◆ウィークグリップのメリット
・スライスしにくい
・ドロー系のボールが打ちやすい
・手首を積極的に使うことができる
◆ストロンググリップのデメリット
・フックしやすい
・左の引っ掛け、チーピンが出やすい
・ダフリやすい
◆ウィークグリップのデメリット
・スライスしやすい
・トップしやすい
・腕力がないとうまく打てない

 
メリットとデメリットは大体このような感じです。
もしあなたがスクエアではなくストロングかウィークを選択するなら、
それは今後目指していく球筋が変わることを意味します。

 
グリップはゴルフの中ではとても地味なトピックなので
軽視されがちなのですが、それぐらい重要な選択であるということを
覚えておいていただきたいと思います。
またメールします。
小原大二郎

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風に負けないゴルファーになる方法

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、自然の中でも特に影響を受けやすい
“風による影響”
についてお話ししたいと思います。

 
■ゴルフで無風の日は少ない
テニスや野球では、ドームなどの設備された室内の中で
プレーすることもあるかもしれません。
ですが、ゴルフは自然の中にあるコースでプレーしますので、
必ず屋外で行います。
そのため、当たり前のことですが、
ゴルフは「自然との戦い」でもあるわけです。

 
したがって、雨の日や雪の日・風の強い日もあるでしょう。
そして、必ず天候に左右されるということになります。
天気の良い日には良いスコアが出たりしますが、
大荒れの天気ではそうはいきませんよね。
しかし、かといって天気が良くてもまったく風が吹かない
無風の日というのは、少ないのではないでしょうか。
つまり、常に風の影響を受けるスポーツだと言えます。
この風をうまく読むことができる人ほど、
良いスコアに結び付けられるということにもなります。

 
■ショット前に風の強さを感じること
あなたはティーショットではどのようなことを考えていますか?
まずは、フェアウェイにボールをキープしたいものですよね?

 
でも、無風の日というのはほとんどありませんので、
基本的には風の向きを考えてショットしなければいけません。
風向きによって狙っていく方向も変わってきます。
アゲンストや横風の時は、特に難しくなってきます。

 
そして、風にあわせて距離感を考えることが大事。
「このくらいの風なら何番手あげようか?」

「何番手さげようか、、、?」
などです。

 
まずは、ショットの前に風の強さを感じましょう。
ちぎった芝の飛ぶ方向や周りの木の揺れ具合を
確認することを習慣付けて下さいね。

 
■ショートアイアンほど難しい
実際のショットでの風の影響というのは
どの程度のものでしょうか?
もちろん、風の強さにもよりますが
フォローの時はそれほど曲がりのことは意識しなくても大丈夫です。
しかし、アゲンストの時はやっかいです。
少しでもボールが曲がったら、普段よりさらに曲がってしまうからです。

 
また、球の高さによっても風の影響が大きく変ります。
球が高く上がるクラブの方が風の影響を受けやすくなります。
ですから、ショートアイアンほど風の影響を考えて
使うクラブを選択しなければいけません。
意図的に風の影響の受けにくい低いボールを打つことができれば、
風の日でも安定したスコアを出すことができるでしょう。
あるいは、低いボールを打てなくても
風の影響を冷静に計算することができれば、安定したスコアに繋がります。

 
先ほども書いたように、コースでは常に風を感じながら
プレーする習慣をつけるようにしましょう。
そして、コースのレイアウトもイメージしながら
全体的な風の向きをつかんでおくことも大切です。

 
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

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やっぱり苦手? 長いクラブのショット

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
私がよく質問を受ける中で多いのが、
「アイアンショットは大分良くなってきたけど
1Wなどの長いクラブがうまく打てないんですけど・・・」
という内容です。

 
そこで今日は、
“長いクラブのショット”
についてお話ししたいと思います。

 
■大きい動きのほうが難しい
長いクラブというのは、クラブヘッドがボールに当たるまでの
移動距離が短いクラブに比べて長くなります。
大きく動くようになったものが元の位置に戻ってくる、
小さい動きで元に戻ってくる・・・
やはり、大きい動きのほうが難しいですよね?

 
では、
・長いクラブを使用する時

・短いクラブを使用する時
この2つの体の動きはどうなっているでしょうか?

 
■目的によって動きが異なる
アプローチやショートアイアンでのショットでは、
基本的にはスタンスは狭い目にします。
そして、体の動きや手のローテーションなどを抑えて
ボールをコントロールさせようとします。
これらはより正確なショットを求めようとするための動きです。

 
一方、1WやFWなどの長いクラブの場合はどうでしょうか?
スタンスは広い目にして体重移動もしっかりと行い、
そのクラブ毎の距離をきちんと出すことを目的としてショットされると思います。
使用するクラブの目的が違ってくることで、体の動きも大きくなります。

 
ですから、正しい動きが身についてくると
ショートアイアンのようにできるだけ余分な動きをさせないクラブから
ショットというものはよくなってくるものです。

 
■打ち方の基本は同じ
基本的には、短いクラブから長いクラブまでスイングは同じです。
体の上下・左右のブレがなくなってくれば、
長いクラブでも安定して打てるようになってきます。

 
長いクラブで当たりにくいときは、
腰から腰のスイングなどを長いクラブを使用しながら、
小さい動きから行っていきましょう。
小さい動きでしっかり捕まるようになれば、徐々に大きい動きにしていく。
その順番で進めていってくださいね。

 
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

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朝イチのショットで不安にならない方法

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ラウンド中にゴルファーが一番緊張する
“朝イチのショット”
についてお話ししたいと思います。

 

どうすればいつも通りのショットができるのか、
そのことについてお話したいと思います。

 
■朝ゴルフ場に入る時からが大事
朝イチのティショットは、誰でも緊張してしまいますよね。
皆さんはどのような心境で朝イチのショットを行っていますか?
・うまく打てるだろうか?

・OBしたら嫌だなあ?

・まっすぐ飛ぶかなあ?
緊張や不安は誰しも持っていますよね?
では、どのようにすれば不安をなくすことができるのでしょうか?
あるいは、緊張を取ることができるのでしょうか?

 
まず、あなたにお聞きしたいのですが、
毎回どのようにゴルフ場に入場されていますか?
「え、朝の入場と朝イチのショットって関係あるの?」
と思われた方もいるかもしれません。
ですが、朝の入場も大事な部分になってきます。

 
■早くゴルフ場に着くだけでも効果あり
プロのトーナメント会場では、
スタートの2時間前には入場しスタートに向けて準備していきます。
朝というのは、ゴルファーの誰でも体が固まってしまっていて
柔軟性に欠けている状態です。
そのため、ゆっくりストレッチなど行いながら
体をほぐすことはとても重要なことになります。

 
そして実は、余裕を持って当日の朝に入場することも大切です。
そのことで、心にもゆとりができ、朝イチのショットの時には
落ち着いた精神状態で挑むことができるのですね。
アマチュアの皆さんには、朝の入場を少し早めて準備をすることだけでも
朝イチのショットに良い影響をもたらすことになると思います。

 
■結果はどうあれ悔いのないショットを
では、ストレッチも十分に行い体もほぐれ準備ができたとしましょう。
ティグランドに立ち、いざティショットの順番がきました。
人それぞれ様々な思いを持ちながらショットされると思いますが、
マイナスのイメージを持ってショットに入るのは控えましょう。

 
いくつか朝イチのショットの際のポイントをあげるとしたら
・どうしても迷いがあるなら、ドライバー以外の選択肢もある

・使用するクラブが決まったら、いつも通りのルーティンでショットに入る

・狙いはアバウトな物ではなく明確なものを目標にする

・不安や迷いをなくしてスイングする

・アドレスに入ったら、固まらずリズム良く

 
また、仮に朝一のショットが悪かったとしても、
悔いのないショットをしたのであれば、
次からのショットの際には切り替えも早いと思います。
ですのでまずは、
「朝イチのショットで悔いのない納得のいくショットを目指す」
これを目標にしましょう。

 
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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これでもう悩まない! 体重移動(2)

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は前回に引き続き、多くのゴルファーが悩んでいる
“体重移動”
についてお話ししたいと思います。

 
今日は体重移動について、アマチュアの方で
「体重がうまく乗らない」

「打った後に右足に体重が残ってしまう」
という声をよく聞きますが、その悩みのことをお話しします。

 
■バックスイングと下半身の動き
体重を移動をきちんと行いショットするためには、
まず、バックスイングできちんと右足に体重が乗らなければいけません。
下半身の動きとしては、積極的に下半身を動かそうとしてはいけません。
「上半身の動きにつられて下半身が動く」
という形が理想です。

 
積極的に下半身を使うと、結局体が回っているだけで
体の捻転を作る動きになっていないことが多いです。
そうなると、足も回ろうするため、
しっかりと右足に体重を乗せることができなくなってしまいます。
まずは、上半身の力を抜いて、
連続振りをきちんと両足のかかとをつけて行ってみましょう。

 
■体重移動を感じるステップ打ち
そして大切なのは、ゆっくりのリズムでいいので
体重の移動も感じながら続けて見て下さい。
もう一つの練習としては、左足を地面から離して
バックスイングをして打つ「ステップ打ち」を行いましょう。
この練習では、体重移動を意識しなくても
左足を上げることでしっかりと右足に体重が乗ります。

 
特に注意していただきたい事は、
バックスイングでしっかり左足を地面から上げて下さい。
重心を右足に乗せることと、ダウンスイングで左足を踏み込む際に
なるべく肩の開きを抑える(トップの形をキープする)ことです。

 
そしてこのスイングを練習していれば実際のスイング時には
体重移動のことは意識しなくてもよいです。
バランスの良いフィニッシュが取れているかを特に意識してください。
そうすることによって、スムーズな体重移動もできてくると思います。

 
ゴルフスイングの体重移動というのは、飛距離に関係するだけではなく、
ショットの質を上げるためにとても大切です。
参考にしてみて下さい。

 
またメールします。
小原大二郎

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これでもう悩まない! 体重移動(1)

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、多くのゴルファーが悩んでいる
“体重移動”
についてお話ししたいと思います。

 
今日は体重移動の基本編。
おそらくあなたもゴルフ雑誌などで体重移動について
いろいろ言われていて混乱しているかもしれません。
ここでひとまず整理してみて下さいね。

 
■他のスポーツでも同じこと
ゴルフでボールに力を伝えようとした時、
体重移動を行わなければ力は伝わりませんよね。
しかし、これはゴルフに限ったことではありません。
野球、テニスなど、他のスポーツでも同じです。

 
では、うまく体重移動をするにはどのようにすればいいのでしょうか?

 

ヒントは、
「普段の何気ない動作」

「自然に体重移動が行われている動作」
ここにあります。何でしょうか?

 
それは、、、
「歩く」
という動作です。

 
■歩く=体重移動の連続
当たり前ですが、人が歩く動きをしている時にも
体重移動が行われています。

 
右足を上げて前に出す、、、

次に左足を上げ前に出す、、、

 
この動きこそが、体重移動なのです。

 
右足を上げることで、左足に重心が移り、、、

左足を上げることで、右足に重心が移る。。。

 
この右から左への体重移動。
ゴルフのスイングでも行えるようにすることが必要になります。

 
■ゴルフスイングと体重移動
テークバックの始動が始まれば、
すぐに重心は右(右打ち)に移動します。
そして、トップの位置に来る直前、もしくはトップの位置にクラブがきた時、
左に重心を移動させることが力をボールに伝える体重移動となります。

 
注意点としては、右に体重移動を行った時に、
十分に体重が乗らずに左に残ってしまうことです。
左に体重が残ってしまうと、左に残った体重がダウンスイングで右に移って、
リバースピボット(よく言われるギッコンバッタン)のスイングとなります。

 

体重が左に乗ったリバースピボットはミスショットにつながりやすい上に、
飛距離を大きくロスしてしまうので要注意です。

 
もしリバースピボットが起こっているようであれば、
いったん腰から腰のビジネスゾーンの練習に戻って、
正しい腰の動きに注意して練習したほうがよいでしょう。
そうすることで、右から左への自然な体重移動のスイングを身につけましょう。

 
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

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