50人のゴルファーを「覗き見」しました…

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2014.09.15
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日は敬老の日ですね。

お孫さんがおうちにいらして、
ゆっくりお過ごしの方も多いのではないでしょうか。

さて、今日のメールのタイトル、
なんだか変な誤解を与えてしまいそうですね。。。(笑)

こんなことを言うと変な目で見られてしまいそうですが、
実は本当にやってみたことがあるんです。

「ゴルファー50人の覗き見」を。。。

とある練習場での「覗き見」

私が別の練習場に所属していたときのことです。

その練習場は比較的大きめなところで、
1階だけで50打席もあるところでした。

で、そこでやりました。「覗き見」を。。。

何を覗き見したかと言うと、

 「ゴルファーのグリップ」

です。

その50打席ある1階が満員だったとき、
面白半分で全てのグリップを「覗き見」してみたんです。

その結果。。。「いいグリップ」ができていたゴルファーは、
50人中何人だったと思いますか?

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(考える時間です)

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(答え出ましたか?)

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(もう少し!)

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はい、その答えは、、、

 「良いグリップできていたのは、50人中たった2人だけ」

だったんです。

文句なくグリップが「ゴルフで最も退屈で賞」

ゴルフのグリップというのは、簡単で運動神経も要求されない
単なる「準備」でしかありません。

あなたがゴルフを始めたばかりの頃、
最初に誰かから「グリップ」を習ったことと思います。

でもそれはあたかも、たとえば歯医者さんから
基本的な歯ブラシの使い方を説明された時と変わらないぐらい、
つまらないものだったのではないでしょうか?

ボールを打つときのように
グリップするだけで興奮することもないでしょうから。

そしておそらく、インストラクターについたことのある
100万人のゴルファーからアンケートをとったら、、、

文句なくグリップが

 「ゴルフで最も退屈で賞」

を獲得するでしょう(笑)。

ですが、そのグリップがゴルフにとって重要だということ。
そのことに異議を唱えるプロは、おそらく絶対にいません。

実際、私たちティーチングプロはもちろん、
トーナメントプロフェッショナルはこぞって
グリップの重要性を言います。

優れた指導者であり、プロフェッショナルプレーヤーでもあった
スコットランド出身のトミー・アーマー(Tommy Armour)は、
何千ものスイングを見てきた経験から、このように言っています。

 「もし私が耐えられさえすれば(同じく生徒も)
  ゴルフ指導の少なくとも2週間はグリップだけに費やすだろう」

これはちょっと大げさに言っているのかもしれませんが、、、

でも、良いゴルフをするためにはグリップが重要だということを
アーマーがいかに真剣で考えているかを表していると思います。

では、そもそも良いグリップとは何か?

たとえ身体能力が人より劣っていたとしても、
ゴルフの上達を生む手のポジションを学習することはできます。

しかし、先ほどの「50人中2人」の例でもお話ししたように、
ゴルファーのクラブの握り方を調べて見ると
多くのゴルファーに誤ったグリップがまん延しているわけです。

ではそもそも、良いグリップとはどんなものなのでしょうか?

「どんなスタイルのグリップを選ぶべきなのか?」
レッスン書や雑誌、そして教材からはいろいろなアドバイスやヒントが
今でも取り上げられていますよね。

そんな中「良いグリップ」を本気で探しているゴルファーだからこそ
迷ってしまうのではないでしょうか?

私はティーチングプロですから、
生徒さんにどんなグリップをすすめるべきか日々考えています。

・インターロッキングなのか? オーバーラッピングなのか?

・強いグリップがいいか? ゆるいグリップがいいか?

・ナックル(指関節)が3つ見えるようにするか? 2つにするか?

・指のつけ根で握るフィンガーグリップにするか?
 あるいは手のひらで握るパームグリップにするか?

・手をたくさん使うか? あまり使わないか?

・手の圧力は一定に保つか? 変えるか?

などなど。。。それこそ組み合わせは無限に存在するわけです。
それでもあえて問うわけです。

 「良いグリップとは何か?」

結論から言ってしまえば、

 「そのプレーヤーがナイスショットを
  最も多く打てるのが良いグリップである」

となるわけですが、
「良いグリップ」をもっと具体的に言うのであれば、

 「距離そして方向の基準に見合うショット数を最大にするもの」

と定義することができます。

距離、そして方向の問題を解決することこそ、
ゴルフの究極かつ絶対的な課題ですよね?

ですからどんなものであれ、その目的を達成するために
プレーヤーが用いる選択の組み合わせこそ、
まさに「良いグリップ」の根本であると、私は考えています。

今日はちょっと長くなりました。
次週は少し短めにしたいと思います。

コメントなどもお待ちしています。

それでは、今日はこのへんで。

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*本日9/15(月)までです。

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古賀公治
レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。
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古賀公治

古賀公治 について

レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。

 

50人のゴルファーを「覗き見」しました…」への15件のフィードバック

  1. 坂野 岑生

    お聞きしたいことがあり、メ-ルしました。
     質問;古賀プロのメ-ルに50名うち正しいグリップをしているのが2名とか
        そこで質問古賀プロと同門のゴルフライブの小原プロの「飛距離アッププログラム」を購入しました。
        DVD4枚の最後のDVDに疑問のグリップを見てしまったので、あえて古賀プロにお聞きしたく
        メ-ルしました。DVDの中で小原プロの右手親指がシャフトの真上においてスイングしていました。
        フイニッシュでは親指はシャフトの左側に見えました。真上に親指を置くなと教えられてきましたので
        質問させていただきます。

    返信
  2. 保﨑秀夫

    おはようございます。グリップの重要性についてありがとうございます。このごろ、やっとそのことにきずきました。ある程度、ストロングにしたらスライスが減り真っすぐに(自分なり)行くようになりました。右手のグリップとの関連をもう少し具体的に教えてください。少し開いてしまいます。かぶせるように握るのがつらくつい開き気味になります。それと、親指と人差し指が緩む感じになります。解決方法はどうしたらよいですか?よろしくお願いします。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      保﨑さん、どうもありがとうございます。

      グリップで大切なのは両手のひらが対面して同じ向きになっているかどうかです。
      ですから左手をかぶせれば、当然右は開く感じになります。

      両手のひらがそろっているかどうかの、チェックポイントは右手人差し指の第2関節と左さん薬指、中指の第2関節がラインアップ(一直線)しているかです。

      返信
  3. MINO

    私も長年自分のグリップは正しいと信じてスイングしていました。が、小原プロのレッスンを受けそれが誤解であり、そのせいで球が思い通り飛んで行かなかったのだという事を気づかせて頂きました。古賀プロが50人のグリップを覗き見(失礼)された時も様々な握りがあったと思いますが、その人のスイングにあった握りをした人が2人しかいなかったとの事で他の48人はどのような傾向にあったのか、参考までに伺いたいものです。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      MINOさん、どうもありがとうございます。

      現在の最新のスイング理論ではアドレスした際両手の長さがピタと揃うことが大前提です。それがほとんどの方が右手が長くアドレスされています。

      ちなみに40年以上前は右肘を脇につけるように右手を短くアドレスするとレッスンされていました。

      返信
  4. 安藤基留(あんどう・もとる)

    私はもうじき70歳、ゴルフ歴30年、ゴルフライブ暦2年になります。古賀プロをはじめドリルを一生懸命実行していますが・・・なかなか思うように成果が出ません。ラウンドのスコアはともかく何故か?ここ三週間ほど、グリップがしっくりすることが多くなったような気がします。人に話して判ってもらえるかどうか判りませんが、左右の親指の位置関係・方向性と左右の手の平の一体感を感じるようになりました。古賀プロが今日仰っていた良いショットを一番多く打てるグリップのような気が自分なりにしています。変な話ですがこのグリップを維持できれば自分なりの良いショットをたくさん打てると言う気持ちの高ぶりと予感を感じています。今日の古賀プロの記事本当にありがとうございます。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      安藤さん、どうもありがとうございます。

      ドリルは花を咲かせる肥料です。花を咲かせるために誰も茎をひっぱたり、つぼみをこじ開けたりしませんよね。DVDを太陽光線として是非頑張ってください。

      返信
  5. 芝刈り名人

    古賀プロへ

     おはようございます。
    見境もなくのめり込んでしまう私のようなゴルファーに
    気付きのチャンスを与えて下さるアドバイスに感謝しつつ
    日々練習に励んでいます。

    特にグリップについて、今まではリーディングエッジを
    目標に直角にした状態で、左手親指をシャフトの右側に
    ずらしVの字が右肩の内側を指すように握っていましたが
    この握り方ではどうしても右腕が左より上になってしまい
    アウトサイドから振りおろすことで左に引っ掛かるボールが
    出やすくなっていました。

    プロのDVDを拝見し、リーディングエッジを11時に合わせ
    親指をシャフトの真上にセットしてからエッジが目標に直角に
    なるようにすることで左右の腕の長さが同じになり、アドレスの
    悪さでの引っ掛けボールは少なくなってきました。

    グリップの握り方一つでアドレスが良くなるのに気付いた事で、
    ゴルフが色々な要素で良くも悪くも連動している事も解りました。

    DVDは既に5回目を見るリサイクルに入っていますが、少しづつ
    あっちこっちのアドバイスが繋がりつつあります。
    私の中で少なくとも80歳代まではゴルフを続けようとする
    エネルギーが溜まってきていることもふつふつと実感しています。

    気付きノートも半分以上メモが書き込まれています。

    これからもいろんな視点からアドバイスをよろしくお願いします。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      芝刈り名人さん、どうもありがとうございます。

      もう5回ですか、すごいですね。私自身見直して忘れていたことがあり現在のイメージと繋げることによって新たな発見があります。

      是非何度もご覧いただき、実践してください!!

      返信
  6. 金谷 泰三郎

    古賀先生のゴルフ上達プログラムをしっかり学んでおります。そこで質問というか疑問がありますので、ご指導いただけますか。イメージトレーニング編で、古賀先生はグリップを握るにあたって、手を頂戴の状態にして、クラブフェースを11時に向け、左手の親指を真上に握り、右手は左手の甲と並行対面する握りが基本とおっしゃっております。そして11時のクラブフェースを12時移動すると理想的に両腕の長さが一緒になって良いグリップができるとのお話です。一か月ほど練習場(週二回)に行き、このグリップの練習をしたのですが、右手が極端にフックグリップの状態になっているように感じ、少し右手だけ左へずらしたほうが握りやすいのですが宜しいでしょうか。ボールのつかまりもよく感じます。
    それとアドレスをする際、両手を頂戴の形にしてグリップを握ると、ショートアイアンがシャンクしだしたのです。今までショートアイアンがシャンクしたことはまれだったのですが、最近頻繁になってきてしまいました。手を頂戴の形にすると自然に腕に力が入ってしまいシャンクが出だしたと思います。何かいいご助言をお願いできたらと思います。
    先生の上達プログラムは内容が解りやすく、今改めて手本に勉強しております。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      金谷さん、ご質問ありがとうございます。

      スイング中、肘は常に下を向いています。そしてDVDでも述べていますように両肘の間隔はカパカパ出来るように常に間隔が変わらないよう向き合っていないといけません。

      これで体の動きと腕の動きがシンクロします。

      そのためのアドレスが頂戴の形なのです。

      新しいことにチャレンジすれば当然痛みは伴います。それで「やーめた」では何も生まれません。

      本当にシャンクでしょうか。ただフェースが開いて入っているのではないでしょうか?

      まずはハーフウェイダウンからインパクトのクラブヘッドの動きをボールを打たず超スローモーションスイングで確認してみてください。

      返信
  7. 千葉のミーさん

    いつも、楽しく拝読さえていただいています。
    「良いグレップ」について、なかなか難解な解説に感じましたのでもう少しご教授願います。
     ・「距離そして方向の基準に見合うショット数を最大にするもの」とは、スイングとの相関性においてはんだんされるのでしょうか?

    どうぞよろしくお願いします。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      千葉のミーさん、どうもありがとうございます。

      私のスイング理論はただ右向いて下を向きそして左を向く。
      つまり手は何もせず左太ももに引き下ろさせるという感覚です。
      その時スクエアにフェースが戻るグリップを最良と考えます。

      返信
  8. ちばちゃん

    最近、練習していて、改めて、グリップの重要性を認識しているところです。
    ストロンググリップだと、フックしやすいし、ウイークグリップだと、スライスしやすいし、個人で、握り方の違いはあるものの、
    クラブと、体の接点なので、言うまでもなく、大切だと思います。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      ちばちゃんさん、ありがとうございます。

      上記の返答と関連するのですが、クラブを持たずアドレスの形を取り手をだらっとすると左手は少しかぶるはずです。当然ここには個人差(猿腕など)があります。

      私がレッスンで教える形はニュートラルで、個人差、使用クラブ、打ちたい打球によってグリップを変えるのはオプションです。

      まずは両腕の長さが揃っているかが大切です。

      返信

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