From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
今回は、
「心・トレーニングと心」
について話してみたいと思います。
暑い夏ともおさらばして、
体を動かす事が気持ちのよい秋が到来しましたね。
となると、運動会?
そうですね、体を動かす季節です。
プレーに効果が直結するトレーニングというものは、
本当のところ、難しいものがあります。
どんなトレーニングをどんなタイミングで
どれだけの強度と量をやったら、最も効率がよいか。
効率とは努力に対する成果の割合とでもいいましょうか。
心を作る
ところが、トレーニングには単に体力を向上させる意味以外にも、
重要な事があるのです。
それは「強い心を作る」こと、なのです。
プレー中にあきらめそうになっても、ふんばれる心。
どんなダメージにも、耐えて平常心を取り戻し、
最大のパフォーマンスを発揮できる心。
こんな強い心を作る目的も、体力トレーニングにはあるのです。
トレーニング強度より継続する力
ふんばれる心を作るためのトレーニングというと、
かなり辛い、厳しい物と想像しますね。
でも、そればかりではないのです。
当然、もうこれ以上できない、
というぐらいの激しい種目もあります。
でも、ここで取り上げさせていただいたということからも、
そんなキツイ事はご提案できないですね。
では、何ということで、次のようなやり方なのです。
「日々の生活の中で、体を作る。」
やる事決めて、やる時決めて、坦々とやってゆく。
日常の生活の中には、ゴルフで役に立つ体を作る、
色々なことがたくさんできてしまいます。
それを、じっくり発見して、確実に行ってゆくことなのです。
具体例。私の場合
例えば、私がいつも実際にやっている事で、
どなたにでもできそうな事として、次のような事があります。
全部で9つ、紹介してみますね。
(1)朝起きてお布団の中でお尻体操
上向きに寝て、両脚を立て、
膝は90度ぐらいまで曲げてお尻を持ち上げます。
膝の曲がりが浅いと、腿の後ろ側のハムストリングス。
90度ぐらい曲げていると、大殿筋(お尻)に効果があります。
ゴルフでは大殿筋を多く使いたいので、90度ぐらいなのです。
(実際には、GolfLive発売のDVDにあるJSNXベーシック体操)
(2)朝起きてお布団の中で柔軟体操
長座して、前屈をします。痛みを感じない範囲で1分。
うつ向きになって、両腕を伸ばしながら上体をゆっくり後ろにそらせ、
痛みを感じない範囲で1分。
(実際には、GolfLive発売のDVDにあるJSNXベーシック体操後半のストレッチング+α)
(3)トイレの中で肩のストレッチング
両肘を90度ぐらい曲げて、両肘を胸の前でくっつけるようにして、
そのまま上に上がるところまで上げます。
(次のポーズができるかたはやってみてください。
片方の腕の上にもう一方の腕を乗せて、
肘を曲げながら下側の手で上側の手の親指をつかんで
その形のまま上に上げます。)
(4)歯を磨きながらアキレス腱ストレッチング
屈伸した状態で、片方の脚は膝をついて、
もう片方の膝の上に片腕を乗せて、膝を上から押すようにして、
アキレス腱をストレッチングします。
歯磨きを4分割して、1分割目と2分割目とかで脚を入れ替え、合計2セット。
(5)信号待ちでお腹へこめる
信号待ちしているとき、お腹をぎゅっとへこめます。
息を吸いながらかるくへこませてゆき、口をすぼめて、
風船をふくらませるように頬をふくらませて息を吐きながら、
さらにおなかをギュッとへこませて、
肋骨の下側が浮き出るぐらい、おなかをへこませます。
(6)階段があれば使う
駅や会社とか、通常の移動で、階段を使えるなら極力使います。
(7)何かの待ち時間でシャドースイング
ちょとした時間があれば、クラブも持たないでいいので、
1スイング20秒ぐらいかけて、シャドースイングをやります。
鏡であなたのシャドーを見ながらできれば、いっそう効果的です。
(8)足の裏体操
歩くときに、片方の足だけ、足の外側に乗って15歩、
足の内側に乗って15歩、つま先で15歩、踵で15歩あるきます。
その後、足の裏の感覚の変化を感じます。
やった方の足が大きくなった感じとか、
べったり地面を踏みやすくなるような感覚になったりします。
その変化を感じてください。足を入れ替えて、同じことを行います。
(9)寝る前にストレッチング
朝、お布団の中でやったストレッチングと同じ事をやります。
どれもできることばかり
ここにあげさせていただいた事なら、
やろうとするだけで、あなたにもできる事ばかりです。
ほんのちょっと意識を変えて、これらの事を
普段の生活の中に取り入れていただくだけでいいのです。
ゴルフに役立つ体になるためのトレーニング
(ストレッチングも含め)ができるばかりか、
何かをやり続けるという、「強い心」を鍛える事ができます。
何かをやろうと決めることは、非常に大切なことです。
明確な目標を決める事、その事がなくては、
前にすすめません。まずは、やる事を決める。
やる事が決まったら、それを確実に実行してゆく。
なんだか、あたりまえの様に聞こえると思いますが、
これができない場合がものすごく多いのです。
ここにあげさせていただいた9項目は「できません」という理由は
見つけられないものばかりです。
言い訳が言えないものばかりですね。
また、この9項目は、ある意味で同じ事でなくてもいいのです。
単なる例です。
同じように、あなたにとって、やってみようと思うことを明確にして、
実際のあなたの生活の中の、できそうなタイミングを見つけて、
やってみるようにしましょう。
やるか、やらないか。それはあなた次第です。
簡単な事を確実に実行できる「心」を作ることで、
もっと大きな目標を達成して、人生を満喫できるための
「強い心」を作り上げることができます。
どんな大きな目標、難しそうな目標でも、
簡単な要素に分解できるものなのです。
その一つ一つの要素を、今回お話させていただいた9項目を実行するように、
一つ一つを確実に一歩一歩前に進むように積み上げてゆきましょう。
そうすれば、ものすごく大きな目標、
最初は達成できそうもないような、すごい目標に到達できるのです。
まずは、簡単な事を確実に実行できる「心」作りですね。
では、また。
追伸:
10/11(土)の私の東京セミナー、
まだ若干空き席があります。お早めに。
↓
http://g-live.info/click/ohmorinext201410/
*午前・午後、ご都合のよい日程で参加できるよう2部制です。
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「心・トレーニングの心」9っのトレーニング、とっても参考になりました。ゴルフは我流で30年近くやっています。67歳、未だ100が切れません。体に(硬すぎる)問題があるのではと考え、毎日6時に起きて、歩く事と、ラジオ体操に参加しています。
大森さんの9っのトレーニングやつてみようとおもいます。
どんな小さな事でも、積み重ねて継続することで、思った以上の成果を達成できてしまうものです。
難しい事は簡単な事に細分化して、ひとつひとつをじっくり理解してゆけばいい。
体を作る事も、少しでもできるところから、できる時間でやり続けることが、大切ですね。
当然、「強い心」をつくるためにも、明確な目標をたてて、やろうと決めたことを、できる範囲でこつこつとやってゆく、そんな地道なところから、本当に、大切なときにがんばれる「心」を育む事ができると実感しています。
大森コーチのブログは、毎週日曜の朝の私の楽しみになっております。
早起きして、子供がおきる前に考えながらゆっくり読むんでおります。
私のような子ども持ちのサラリーマンには、非常に有効な考え方ですね。
お腹へこめる動作は、通勤電車の中、車の中で(当然スイング中も)継続しています。
それだけで、アイアンが安定してきたばかりか、ウエストがスッキリしてきました。
正に一石二鳥ですね。
階段は、つい誘惑に負けてしまいますが、「強い心」を作る一歩だと思い継続するようにします。
「内転勤刺激体操」を行っているのですが、腰の高さを変えないで左右を入れ替える時は、腰の高さを変えないでジャンプするように素早く入れ替えばよろしいのでしょか。
「内転勤刺激体操」も継続する運動に取り入れてます。正確に実施したいと思います。
ご多忙の中申し訳ございませんがよろしくお願い致します。
ご質問「「内転勤刺激体操」を行っているのですが、腰の高さを変えないで左右を入れ替える時は、腰の高さを変えないでジャンプするように素早く入れ替えばよろしいのでしょか。」について。
実は、素早いよりも、ジワーっと1秒ぐらいかけて、しっかり左右の入れ替えをやったほうがいいのです。15往復1セットとして、30秒で1セットという感じです。素早くできてしまうようなら、もっと腰を落として、1秒ぐらいかけないとできないぐらい負荷を強くしてもいいのです。腰は、下に落とすほど、きつくなります。当然、左右入れ替えで腰の高さを変えてはいけません。
がんばりすぎて、次の日も股関節に違和感があるようでしたら、やり過ぎですので、注意してください。あくまでも、内転筋群を刺激して、普段の生活や、当然、ゴルフでも使い忘れる事のないようにするのがまずは大切です。